アニメ作品の感慨深いキャッチコピー!!251 Pt.

出典：Amazon.co.jp

『コードギアス 反逆のルルーシュ』
「神聖ブリタニア帝国」に支配された日本（エリア11）。エリア11に住む「ルルーシュ」は、ある1人の少女を助けたことをきっかけに、“ギアス”と呼ばれる能力を得る。過去の復讐と妹への未来のために、「ルルーシュ」は世界に戦争を巻き起こす――。名作として知られる『コードギアス 反逆のルルーシュ』のキャッチコピーもちゃんとチェックしていただろうか? このキャッチコピーからも、復讐の為だけに行動しているわけではないのが良くわかる。作中では“悪”として扱われることが多いが、「ルルーシュ」の内面と外面が良くわかる良いキャッチコピーである。

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『キノの旅 the Beautiful World』
旅人である10代の少女「キノ」と相棒で言葉を話せる二輪車「モトラド」の「エルメス」。“訪れた町には3日間だけ滞在する”というルールを作り、「優しい国」、「大人の国」、「人の痛みが分かる国」などそれぞれに全く異なっている文化、風習、人柄の国々を訪れることで、「キノ」は様々な経験を経て、また次を目指して旅立っていく――。様々な国、そこに住む人々を見てきた「キノ」にとって、キレイなものが美しいわけではなく、いびつなものが醜いものではない。寓話的に進むストーリーに対し、ぴったりで魅力的なキャッチコピーだ。

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『ストライクウィッチーズ』、『ストライクウィッチーズ2』
突如として出現した異形の敵「ネウロイ」によって大陸侵略が進んでいた。人類は、魔道エンジンによって動く飛行機械「ストライカーユニット」を駆使し、「魔女（ウィッチ）」による「機械化航空歩兵（ストライクウィッチーズ）」を結成。人類反攻作戦の為、各国のエースを集めた連合軍第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」に人類存亡の望みを託した――。こちらは販促キャンペーンのために使用されたキャッチコピーである。このキャッチコピーの由来は、作中でパンツ丸出しで空を滑空する少女たちに対し、「パンツ丸出しで恥ずかしくないの?」と言った視聴者からの疑問に対する製作者サイドの回答でもある。正しくはパンツではなく“ズボン”であり、スカートに見えるものは“ベルト”の一種である。中々に面白い「キャッチコピー」に対し、ネット上でも大いに盛り上がった。

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『ちはやふる』
姉が日本一のモデルになることを夢見ていた小学6年生の「綾瀬千早」は、転校生の「綿谷新」に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭された。「綿谷新」の大好きな競技カルタで対戦したことをきっかけに、日本一のカルタの選手「クイーン」になることを夢見る。競技カルタで対戦して、たった一枚だけ「綿谷」から札を取ることに成功する。その札「ちはやふる」がきっかけとなって、競技カルタへのめり込んでいく「千早」。キャッチコピーの「その札は、君がくれた情熱。」は、『ちはやふる』の始まりを表現したものであることが感じられる。内から溢れる闘志が垣間見える良いキャッチコピーだ。

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『紅の豚』
世界恐慌に揺れるイタリアのアドリア海で、深紅の飛行艇を操る豚の「ポルコ」は賞金稼ぎを生業としていた。ミラノへと向かっていた「ポルコ」は、アメリカ人の「カーチス」と遭遇し、撃墜されてしまう。「ポルコ」は、飛行艇の修理のために寄った「ピッコロ社」で17歳の天才少女「フィオ」と出会った。飛行艇を直した「ポルコ」は、「フィオ」の提案により「カーチス」と対戦することとなり、「フィオ」と飛行艇の修理代金を賭け、再びドッグファイトが始まる――!! ジブリ作品のキャッチコピーには秀逸なものが多く、『もののけ姫』であれば「生きろ。」、『火垂ると墓』であれば「4歳と14歳で、生きようと思った」。『紅の豚』では、見た目が豚の主人公であり、お世辞にもイケメンとは言えないのだが、確かにこの豚はカッコイイ。見た目ではなく、ロマンで魅せる。それが“カッコイイ”ということなのであろう。

出典：TVアニメ「進撃の巨人」公式サイト

『進撃の巨人』
人類は突如出現した人を食す「巨人」により絶滅の危機に立たされていた。生き残った人類は、「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」と呼ばれる3つの巨大な壁の中でかろうじて生存していた。城壁を立ててから100年、静かな時を過ごしていた人類だったが、50メートルもの壁より巨大な「巨人」が出現したことで、その平和はあっさりと崩れ落ちてしまった……。キャッチコピーからして熱い! これは、2013年のTVアニメ化を記念して、「綾小路翔」、「梶裕貴」、「吉木りさ」などから挙げられたキャッチコピーに対し、「Twitter」で投票することで決められた。「行こうぜ、食物連鎖の向こうへ」を考案したのは、「綾小路翔」。流石「氣志團」、熱くてノリのあるキャッチコピーとなっている。

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『時をかける少女』
高校2年生の「紺野真琴」は、春に転校してきた「間宮千昭」、医学部志望の「津田功介」の男子クラスメイト2人と野球をするのが大好きであった。ある事がきっかけで、時間を遡る「タイムリープ」をする能力を得た「紺野真琴」は、その能力を使い楽しい夏休みを堪能していた。そんな中、友達だと思っていた「間宮千昭」から告白されてしまい、恥ずかしさのあまり、「タイムリープ」をして無かったことにしてしまう……。本作に登場する「芳山和子」は、原作である小説のヒロインであり、大切な人を待ち続ける「芳山和子」と、待ちきれずに迎えに行く本作のヒロイン「紺野真琴」が対比の存在として登場する。このキャッチコピーは、未来に対して駆け出す「紺野真琴」を表現したものである。見終わった後であれば、中々叙情的でとてもいいキャッチコピーだ。