胸が熱くなる!スポーツアニメ10選40 Pt.

つい胸が熱くなってしまう臨場感あるスポーツアニメを10作品紹介。

作成日時:2018-05-18 19:00 執筆者:マンガペディア公式

胸が熱くなる!スポーツアニメ10選

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概要

スポーツアニメはいつの時代も胸を熱くさせてくれる。題材は多岐に渡り、メジャーなバスケットやサッカーから、少しマイナーなものまで様々だ。しかしどの作品も胸が熱くなる試合展開が用意されており、人気なジャンルの1つ。今回はそんなスポーツアニメから10作品紹介する。

『SLAM DUNK』

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国民的大人気作品『SLAM DUNK』。1990年から「週刊少年ジャンプ」にて連載、驚くほどの人気を集め、1993年からは全101話に渡りアニメが放送された。赤い髪をした不良少年「桜木花道」がひょんなことをきっかけにバスケットボール部に入部、彼の成長と仲間の勇姿、全国の強豪校たちとの熱い試合が展開されていく。本作はインターハイ第2試合にて王者と戦い、見事勝利を修めたが、そこで終了してしまっている。続きを熱望するファンは未だ多く、本作登場から20年以上経過している今尚、多くの熱烈な支持を集めている。原作者の「井上雄彦」曰く、「山王戦以上に面白い試合は書けない」としているが、「いつかは続きを書きたい」とのコメントを残している。当時としては珍しい本格的にバスケットボールを描いた作品であり、その人気はとてつもないものであった。また、スポーツ漫画界に与えた影響は大きく、少年誌でバスケットを題材にした作品を取り上げるとなると、必ず本作と比較されるようになってしまった。本作が何故ここまでに評価されているかというと、バスケットボールの中では比較的地味な役割とされるリバウンドに軸を置き、そこを全ての起点として物語を展開、さらにはリバウンドを格好良く描き上げたためである。そして他の個性豊かな面々に劣らない主人公の絶対的ポジションを確立させ、しかし他のメンバーも決して引けをとらない魅力を表現しきった。完成され尽くした原作を余すところなくアニメとして再現し、多くの人の心を掴んだ作品なのである。

『ちはやふる』

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「末次由紀」による少女漫画のアニメ化作品。本作はアニメ化のみならず実写映画化もされ、実際の競技かるたにまで多大な影響をもたらした大人気作品となっている。「綾瀬千早」は小学生の頃、転入生の「綿谷新」から競技かるたを教えてもらった。それをきっかけに競技かるたに没頭、将来はクイーンになることを目指す。高校生となった「綾瀬千早」はかつてのチームメイト「真島太一」と再会し、競技かるた部を設立させた。仲間を集め大会に出場、クイーンを目指す中で、かつてのもう1人のチームメイト「綿谷新」との再会を願い、切磋琢磨していく、恋愛や友情も同時に描いたスポコン作品である。競技かるたという、一見大人しいスポーツかと思いきや、とても熱くなれるスポーツを題材にしている作品で、こんな競技があったのかと新しい発見をさせてくれるような本作。かるたの持つ、詩に込められた思いも色鮮やかに描かれ、かるたのイメージを覆してくれる。色彩豊かに表現された詩の情緒は美しいの1言。流れるような詩の語りも吸い込まれるように美しい。また、1つのスポーツとして、奥の深さを体験させてくれるような仕上がりのため、胸の高ぶりが衰えることなく物語を楽しみ続けられるのだ。競技かるたにかける思いだけでなく、登場人物たちの恋愛や友情も大事なスパイスとして本作の魅力を引き立てている。しかし全ての要素が最終的に競技かるたへの思いに集約され、1度見たら引き込まれる、そんな作品である。

『ユーリ!!! on ICE』

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「久保ミツロウ」と「山本沙代」が手がけるフィギュアスケートを題材にした作品。作中に登場する演技の振り付けは、元フィギュアスケート選手の「宮本賢二」が担当。制作は「MAPPA」が担った。主人公の「勝生勇利」はフィギュアスケートの特別強化選手。実力はあるのだがメンタルの弱さから大敗をし、自身のシーズンが終わりを迎える。引退も含めて自分の今後を考えるため、故郷に帰ることに。気持ちを切り替えるためにトップ選手「ヴィクトル・ニキフォロフ」の演技を踊るが、その動画がネットに配信されてしまい、その動画を見た「ヴィクトル・ニキフォロフ」本人が「勝生勇利」のコーチをしたいと彼の元を訪れてきた。そうして「勝生勇利」と「ヴィクトル・ニキフォロフ」の二人三脚で歩む、彼の第2のフィギュアスケート人生が始まったのである。本作は非常に拘り作られた作品で、作中の演技20曲分は、キャラクターのイメージを考えた上で全て振り付けられ、実際に滑って撮影した映像を元にシーンが構成された。また、楽曲も全て本作のために書き下ろされ、それぞれのキャラクターを象徴するような幅広い豊かな曲が用意された。見所は演技シーンもそうだが、2人の「ユーリ」の熱い戦いにも目が奪われる。「ヴィクトル・ニキフォロフ」から「愛」というテーマを提示され、それぞれ違った「愛」を表現していく2人の「ユーリ」。2人のフィギュアにかける思いと、師と弟子の関係など、どんどん世界に引きずり込まれるような胸が熱くなる要素が詰った一作である。

『ボールルームへようこそ』

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「月刊少年マガジン」にて連載されている社交ダンスをテーマにした作品。日々楽しいこともなく過ごしていた「富士田多々良」。あるとき不運にもカツアゲに遭遇。窮地を救ってくれたのは「仙石要」というプロダンサーであった。その出会いをきっかけに競技ダンスに出会った「富士田多々良」は、今の自分を変えたいと競技ダンスの世界に足を踏み入れたのであった。競技ダンス仲間、ライバルとの熱い戦い、ダンスに対する思い、全てが胸を熱くする展開運びのスポコン作品である。本作の見所、ダンスシーンは正に迫力満点である。制作の「Production I.G」が持つ、繊細でリアリティのある表現力が本作の魅力を増幅させている。細かく滑らかな動きの中に人間の心理描写を取り入れ、その再現を巧みな手法で完璧に表現しているのだ。「富士田多々良」に対抗心を燃やす「赤城賀寿」の闘争心。同じく「富士田多々良」に影響され、より高みを望んだ「兵藤清春」と「花岡雫」。自分を変えたいと切望した「赤城真子」。相手の意図を上手く汲み取れず葛藤しながらも挑戦を続ける「緋山千夏」。これらメインキャラクター全ての熱い思いに手に汗握る作品でありながら、さらに勢いのある映像が重なり、見る者をどこまでも釘付けにする。主要キャラクターたちの成長と、互いの向上心に感化されていくさまを楽しめる、人間味に溢れた作品。

『ハイキュー!!』

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「週間少年ジャンプ」にて連載されている「排球」、つまりバレーボールを題材にしたスポコン作品。アニメは現在第3期まで放送され、様々な試合風景を映像化。アクション作品などで定評のある「Production I.G」が制作を行い、その躍動感ある試合シーンに多くのファンが定着した。「宮城県立烏野高校排球部」にはかつて「小さな巨人」と称された1人の選手が存在した。「日向翔陽」は彼の存在に憧れバレーボールを始める。小柄な体系、優れた跳躍力、類稀なる運動神経を武器に「烏野高校排球部」のレギュラーとして戦う。友情、バレーに対する思い、他校の選手との関わりなど多くのことを描いた作品である。本作は「日向翔陽」がまだ1人でバレーボールを始めるところから始まり、チームメイトができ、強豪校と対峙し、新たな成長を遂げるという一連の流れで進んでいくため、内容を非常に把握しやすい。また、合間に挟まれるメンバー個人に焦点を当てた話がいくつもあるため、登場人物全員に対して熱を持って作品を楽しめる。ときにはチームを超えた交流も描かれ、選手たち全員の魅力が映し出されることも特徴。そして試合シーンは熱気が本当に伝わってくるかのような気迫溢れる演出の宝庫であり、熱中して見てしまうこと間違いなし。敵味方関係なく描かれるバレーに対する思いと背景、そのぶつかり合いは、王道でありながらも、やはり楽しめる要素だ。滑らかでリアルさが追及された試合映像が目白押しの本作は、胸が熱くなること必至である。

『弱虫ペダル』

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本作は自転車競技をテーマにした本格的なスポーツ作品である。アニメは第3期まで放送され、その他舞台やテレビドラマなど様々なメディア展開が行われている大人気作品。「総北高等学校」に入学した「小野田坂道」は、同じく新入生の「今泉俊輔」に自転車レースを挑まれる。そこで自転車競技の才能を開花、「鳴子章吉」からもその才能を認められ、「自転車競技部」に入部することになった。自転車競技に青春を掲げ、努力を重ねながらインターハイ優勝を目指した高校生たちを描いた作品である。本作はテレビアニメだけでなく、2012年には舞台化、2015年には劇場版アニメも放送され、2016年にはテレビドラマ化も成されている。その人気の秘訣は、本格的なロードレースを映し出した映像、登場人物たちの友情やチームのあり方など、多角的に自転車競技を描いていることが要因となっている。試合展開は1つ1つが丁寧に描かれ、それぞれの試合にかける熱い思いが描写されているのだ。また、第2期以降は世代交代がされ、従来のメンバーはさらなる成長と飛躍を、新メンバーは新たな色を加えてくれた。自転車競技としてのチームのあり方も繊細に描かれており、チームによっての個性も、世代によっても、特徴とメンバーの立ち居地が変わる。その変化も本作の楽しさに拍車をかけているのである。敵も味方もインターハイ優勝への強い思いを見せてくれる、迫力ある作品。

『黒子のバスケ』

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「週間少年ジャンプ」にて連載されている漫画を原作とした、バスケットボールをテーマにした作品である。「帝光中学校バスケットボール部」は超強豪校。その中でも特に注目されたのが、10年に1人の天才が5人同時に存在した世代「キセキの世代」である。しかし「キセキの世代」には、その天才たちすらもが一目置いていた「6人目の選手」が存在していた。試合記録もない、誰も知らない、その存在の正体は「黒子テツヤ」であった。「誠凛高校バスケットボール部」に入部した「黒子テツヤ」は、存在感のなさを如何なく発揮したプレーで敵を圧倒、「火神大我」と共に「キセキの世代」を倒すことを目標にするのであった。本作の評価は高く、東京国際アニメフェア2013や第12回東京アニメアワードテレビ部門で賞を受賞している。一見すると何の特徴もないような登場人物たちだが、実は個々の才能はどれも秀でたものであり、それらにクローズアップしていることが特徴。その特異的ともいえるプレーを、頭脳戦も交えた上で、どのように攻略していくかが見所である。「キセキの世代」を中心とした登場人物たちの技術は目を見張るものであり、臨場感溢れる映像と合わさり目が釘付けになる。さらに、他作品では脇役となるようなマネージャーや他校の生徒にも視点を合わせている。彼らの日常風景もふんだんに盛り込まれ、バスケットも普段の姿も楽しめる一作だ。

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テニスの名門校「青春学園中等部」のテニス部に所属している男子中学生たちの、部活をテーマにしたスポコンアニメ。テニス部のレギュラー争いから始まり、地区予選や都大会など、次々に競合校と試合をしていく。初期は普通のテニスをしていたが、次第に実際ではあり得ないような技が次々に披露され、もはやテニスとは言い難い試合展開になってしまっている。それが要因かは不明だが、熱狂的なファンを多く持ち、長い間支持を得ている作品である。主人公の「越前リョーマ」をはじめ、「青春学園テニス部」の面々は個性的な得意技を持っている。実際にある技から、実際には再現し難いような技までよりどりみどりだ。バラエティに富んだ技が惜しみなく展開される試合は、思わず胸をワクワクさせられる。また、他校の生徒も人間離れした得意技を持っており、どの試合でも意表を突かれること間違いなし。物語が進むに連れてインパクトは格段に強くなっていき、ファンを飽きさせない展開が本作の大きな特徴。また、本作はイケメンが実に多く登場する。個性も全く違い選びたい放題である。そのために女性ファンが多く、長年愛され続けている秘訣にもなっているのだ。他にも個人の葛藤や強くなりたいという思い、チームメイトの絆も描かれており、王道のスポコン作品といえるだろう。一味違ったテニス作品を見たいのなら本作をお勧めする。

『Free!』

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水泳をテーマにしたアニメ。2013年に第1期が、2014年には第2期が放送され、2018年には第3期の放送が決定している人気アニメである。「京都アニメーション」がついに男子だらけのアニメを手がけたと、当時話題になった。これまで可愛い女の子を数多く排出してきた中での新たな一作である。「七瀬遙」「橘真琴」「葉月渚」の3人は幼少期に同じスイミングスクールに通っていたが、大会優勝以後水泳から遠ざかっていた。高校生になった彼らは再び水泳に打ち込むこととなり、新たに「竜ヶ崎怜」を仲間に加え、過去の仲間「松岡凛」と戦うことを決意する。スポーツアニメも男子だらけのアニメも前例がない中で、どのような出来栄えを披露してくれるのだろうと注目となったが、その期待を裏切らない素晴らしい青春アニメとなった。そして登場する男子高校生たちの人気は熱烈なものとなり多くのファンが生まれた。水の躍動感の表現はさすがと言わざるを得ないクオリティである。また、過去の仲間との対決や、新たな仲間との連携など、胸が熱くなる要素が盛り込まれている。4人で繋ぐ1つの試合に、彼らの絆が映し出されたような作品だ。ときには喧嘩しながらも懸命に繋ぐメンバーの思いは、映像美に後押しされるように心に響く。爽やかながらも情熱が駆け抜ける、青春を思い出させてくれる本作は「京都アニメーション」の代表作となった。

『ピンポン』

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「松本大洋」による漫画を原作とした作品。「湯浅政明」監督で2014年にテレビアニメ化された。「ペコ」こと「星野裕」と「スマイル」こと「月本誠」は「片瀬高校卓球部」に所属する幼馴染。「星野裕」は卓球の腕は確かだが、自身の才能に自惚れている節がある。あるとき、かつての強豪校だった「辻堂学園高校卓球部」に中国人留学生がやってくるという噂を耳にし、2人は偵察に行くことに。留学生の「孔文革」と対面した「星野裕」は試合をすることになるが、1点も獲れずに敗北。一方で強豪校の「海王学園高校卓球部」からは、「風間竜一」が「月本誠」を偵察にやってきていた。「風間竜一」は「片瀬高校卓球部」の顧問に宣戦布告をし、そうして彼らの熱いインターハイが幕を開けたのだった。「湯浅政明」が監督でテレビアニメ化された本作は、特徴のある絵柄と相まって独特の作品として仕上がった。作中では原作連載時に着想していたが、描かれずに終わったエピソードが多数映像化されている。そのため、漫画版とは違った1つの作品として仕上がり、新しい『ピンポン』の世界を楽しめる。原作に忠実に作られながらも、これまでとは違った楽しみ方を提供してくれたため、従来からのファンの評価も高い。細かく繊細で迫力のある試合シーンや、鬼気迫るような登場人物たちの心理描写をアニメ版でも楽しんでほしい一作。

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