マンガ家の出身地はこちら!!【九州・沖縄地方編その2】57 Pt.

マンガ作品にはその作者の出身地、土地柄が現れるものも数多い。出身地別にマンガ家を紹介する。

作成日時:2017-11-04 16:00 執筆者:マンガペディア公式

マンガ家の出身地はこちら!!【九州・沖縄地方編その2】

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概要

今回は7県からなる「九州地方」そして「沖縄県」から、「大分県」「熊本県」「宮崎県」「鹿児島県」「沖縄県」出身のマンガ家をご紹介しよう。

「若杉公徳」

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九州地方東部に位置する「大分県」。別府温泉や由布院温泉など有名な温泉があり、その数、湧出量ともに日本一である。その豊かな温熱を利用した地熱発電も日本一で、「日本一のおんせん県おおいた」がキャッチフレーズ。その「大分県」出身のマンガ家からまず紹介するのが「若杉公徳」である。大分県大野郡犬飼町(現豊後大野市)出身。幼い頃からマンガを描き始め、大学生の頃に本格的にマンガ家を志すようになった。デビューは2006年で、代表作に『デトロイト・メタル・シティ』などがある。彼の作品の中で「大分県」が舞台となっている作品が、ドラマ・映画化もされた『みんな! エスパーだよ!』だ。大分県野津町に住む高校2年生「鴨川嘉郎」は、内気で平凡な少年。そんな彼がある日、突如テレパシー能力を身につけた!! しかもこの町には他にも超能力者たちが住んでいたのだが、その超能力者たちは「残念な変態」ばかり。せっかくの超能力を「自分の欲望のため」に行使していたのだった。そんな中、超能力者「高浜」とその協力者たちが、社会を破滅させるために暗躍し始める。 この作品の舞台は作者の出身地「大分県」。そして野津町も実在の町名であるが、2005年に臼杵市と合併された。超能力者たちが色々な騒ぎを巻き起こすコメディマンガ、そして超能力の危険性を描くSFマンガとしての側面も持っている作品。

「安永航一郎」

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名所・旧跡も数多い「大分県」。その中で宇佐神宮は全国に4万社以上ある八幡宮の総本宮であり、石清水八幡宮・鶴岡八幡宮と共に日本三大八幡宮の1つとされている。その歴史は非常に古く、本殿3棟は国宝に、境内は国の史跡に指定されている大変貴重な建立物である。その「大分県」から次に紹介するマンガ家は「安永航一郎」だ。1980年、大学生時代にマンガ家デビュー。初の連載作品は、「大分県」を舞台にしたマンガ『県立地球防衛軍』である。老舗の材木問屋という表の顔を持ちながら、裏では九州のとある県で破壊活動をする悪の秘密結社「電柱組」。これに対抗するため白羽の矢が立ったのが、「県立今津留高校野球部」だった。彼らは「県立地球防衛軍」として「電柱組」と相対することになるのだが、その戦いは毎回くだらないことにしかならない。この「県立今津留高校」は作者自身の出身高校「大分県立大分舞鶴高等学校」がモデルではないかと言われているが、実際は似て非なるものなのでご安心を。「県立地球防衛軍」と「電柱組」のどうでもいい戦いは、果たしてどういった結末を迎えるのか……!?

「夜宵草」

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「とり天」「城下かれい」「中津からあげ」「日田やきそば」など数々の名物料理が名前を連ねる「大分県」。全国的に有名な焼酎「いいちこ」も「大分県」の酒造メーカー「三和酒類」が昭和54年から発売している麦焼酎だ。日本ではもちろん、国外でも30の国と地域で販売され幅広く愛されている。その「大分県」出身マンガ家3人目は「夜宵草」だ。大分県大分市出身で、幼い頃は父親の仕事の都合で離れていたそうだが、中学半ばに帰郷。大学卒業後に紆余曲折を経てインターネットにマンガを掲載し、2013年、コミックアプリ「comico」立ち上げ時にスカウトされてデビューした。その当時から現在も連載中で、アニメ化もされた作品が『ReLIFE』である。3ヶ月で早々に辞職した主人公「海崎新太」は、27歳という年齢がネックとなり就職活動が中々成功しない。そんな彼の前に現れた、「リライフ研究所」勤務の「夜明了」。彼は「新太」に当面の生活費と就職先斡旋を約束する代わり、社会復帰のため「1年間の高校生活を送る実験」に参加するよう持ち掛けてきた。それを受け入れた「新太」だったが、そう簡単に高校生活は上手くいかない。それでも個性的な級友たちと過ごす日常は、彼に少しずつ変化をもたらしていくのだった。「新太」の出身地が大分県佐伯市なことを始め、登場人物の苗字は大分県内の駅名が多く使われている。そしてこの作品には作者自身の経験が反映されているため、学生も社会人も共に楽しめるはず。

「緑川ゆき」

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九州の中心部に位置する「熊本県」。大人気ゆるキャラ「くまモン」、「加藤清正」が築いた「熊本城」、トマト、スイカなどの生産量が全国1位で、「辛子蓮根」「馬刺し」など美味しいものもたくさんある県である。この「熊本県」出身のマンガ家が「緑川ゆき」である。中学時代からマンガ家を志し始め、1998年にマンガ家デビューを果たす。ちなみに彼女のペンネーム「緑川」は、「熊本県」にある川の名前が由来。そんな彼女の作品で「熊本県」をモデルにした作品が、彼女の代表作『夏目友人帳』だ。幼くして両親と死に別れた主人公「夏目貴志」は、妖怪を見ることができる体質が原因で、不遇の幼少期を過ごしていた。そんな彼も後に「藤原夫婦」に引き取られ高校にも入学。ようやく平穏な日々が訪れたに思われたのだが、彼はある日、ひょんなことから妖怪「斑」の封印を解いてしまう。それから「貴志」は「斑」を用心棒として、祖母「夏目レイコ」が遺した「友人帳」に記された妖怪の「名」を返すために奮闘していく。物語の舞台となる自然の多い田舎町は、明記こそされていないが作者の出身地であり在住地の「熊本県人吉市」がモデルとされている。そのため実際の風景を彷彿とさせる場所が数多く登場する。現地ではコラボ企画なども盛んに開催され、ファンにとってはたまらない「聖地」となっている。

「東村アキコ」

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九州地方の南東部に位置する、南国情緒溢れる「宮崎県」。この気候を利用し、スポーツチームのキャンプやゴルフ客などが多数訪れる土地である。また日本屈指の農業県でもあり、特にスイートピー、切干大根、日向夏などの生産量は日本一を誇る。他にもマンゴーが有名で、「太陽のたまご」というブランドマンゴーの名は、聞いたことがある人も多いはず。この「宮崎県」出身のマンガ家が「東村アキコ」である。宮崎県内の高校を卒業後、「金沢美術工芸大学美術科油絵専攻」に進学。大学卒業後は会社員として二足のわらじを履きながら、1999年にマンガ家デビュー。アニメ化、ドラマ化された作品も多い中、地元「宮崎県」を舞台とした作品の1つが自伝エッセイマンガの『かくかくしかじか』である。自分は絵の天才だと信じる「林明子」の夢は少女マンガ家。彼女は大学在学中にマンガ家デビューすることを目標に掲げ、とある絵画教室の美大進学コースに入る。しかしそこで彼女を待っていたのは、プライドを木っ端微塵に粉砕される現実だった。それから「明子」は厳しい先生の指導の元、夢に向かって奮闘する。舞台はもちろん作者「東村アキコ」の出身地「宮崎県」。そこで繰り広げられる1人の高校生と、スパルタ講師との物語だ。笑いあり、しんみりありのこの作品。自分の若かりし頃と重ね合わせて読んでみるのも一興だろう。

「川原泉」

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九州地方の南に位置する「鹿児島県」は世界遺産の屋久島や、種子島、奄美大島など数々の離島があり、桜島などの火山、そして温泉数は「大分県」に続く全国2位。また「種子島宇宙センター」には、3つのロケット発射施設がある。そんな魅力たっぷりな「鹿児島県」から紹介するマンガ家は「川原泉」である。「鹿児島県指宿市」出身で、1983年にマンガ家デビュー。数々の魅力的な作品を発表し、ほんわかした絵柄と独特な世界観から今も根強い人気を持つ。そんな彼女の作品で「鹿児島県」が舞台になっている作品が傑作集『美貌の果実』に収録されている『愚者の楽園-8月はとぼけてる』である。舞台は九州南部の架空の地。「桃島」という活火山近辺に転居してきた「姫野家」の次女「麻子」は、姉と妹とは違い地味めな高校生。彼女は通学途中にある農園を見る度ついつい笑ってしまうのだが、ある日もいつものように笑っていた彼女の頭に椰子の実が直撃。それがきっかけで農園主「安楽史郎」と顔見知りになり、そのまま農園でアルバイトをする事になった。舞台となる架空の市は作者の出身地「鹿児島県指宿市」がモデルとなっており、作中には「指宿市役所」や農園のモデルとなった「田原迫ヤシ園」などがある。そして「桃島」は桜島をモデルにしていると思われる。鹿児島愛に溢れるこの作品で「川原ワールド」にはまってみるのはいかがだろうか!?

「八木教広」

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47都道府県最後のご紹介となる「沖縄県」。美しい海、豊かな自然、本島を中心に300以上の島々から形成されている。独特な方言があり、三線などを使った琉球音楽、エイサーなどの伝統芸能、そして「ゴーヤチャンプルー」「沖縄そば」「泡盛」など数々の地域料理もあり、魅力あふれる土地である。また日本では唯一となる熱帯・亜熱帯性気候を活用したトロピカルフルーツや農作物の栽培も盛んだ。この「沖縄県」出身のマンガ家が「八木教広」である。「沖縄県那覇市」出身で、1990年にマンガ家デビュー。彼の著作の中で「沖縄県」を舞台にした作品が『エンジェル伝説』である。高校1年生の主人公「北野誠一郎」は、清廉潔白な心とは裏腹に、顔が恐ろしく強面であった。そのため転校先では勝手に「番長」に祭り上げられ、なし崩しに数々の「伝説」が誕生していく。基本的には大人しく暴力にも縁のない「誠一郎」だが、些細な言動が誤解を受けて本人の意図とは全く関係のないところで大げさな噂を流されてしまう。以前の学校では彼の性格が理解されていたのでいざこざはなく、本人は自分の容姿についての自覚がない。舞台設定は明らかにされていないが、作中に「那覇交通」と記された定期券が出てきたことから、作者の出身地「沖縄県」が舞台だとされている。気の毒な「誠一郎」のこれからが、色々な面で気になる作品だ。

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