夏目友人帳

夏目友人帳

夏目貴志が用心棒の妖怪斑(ニャンコ先生)と共に、祖母のレイコが遺した友人帳をめぐる事件に振り回されていく物語。友人帳に関わった妖怪たちの思いが時に叙情的に、時に人間ドラマとして語られるのも魅力となっている。2003年に白泉社「LaLaDX」にて読み切りとして掲載され、2005年にシリーズ化。同社「LaLa」2007年9月号から連載を開始。

正式名称
夏目友人帳
ふりがな
なつめゆうじんちょう
作者
ジャンル
ファンタジー
 
怪談・伝奇
レーベル
花とゆめコミックス(白泉社)
巻数
既刊31巻
関連商品
Amazon 楽天

世界観

夏目友人帳』の世界では、数多くの妖怪達が人間界で暮らしている。妖怪達は人の目から隠れて暮らしており、その姿は主人公の夏目貴志のような妖力を持った者にしか見る事ができない。当然妖怪が見える人間の行動は他人の目には奇妙なものに写り、貴志もその事でつらい目に遭ってきた。そのため、妖怪が見える事は周囲の人間には秘密にしている。

タイトルにもなっている友人帳は、貴志の祖母の夏目レイコがその強力な妖力を使って負かした妖怪達と交わした契約書。彼女の子分になった証として、負けた妖怪達の名前が書かれている。彼女の死後は、貴志が引き継ぐ事になった。

友人帳に名前を書いた妖怪は、友人帳を持つ者に名前を呼ばれ、命令されると逆らう事ができない。また、名前が書かれた紙を破ったり燃やしたりすると、その妖怪は消滅してしまう。そのため、多くの妖怪が名前を取り戻したいと考えている。また、友人帳の存在は妖怪の間では広く知られているらしく、「手に入れれば多くの妖怪を統べる事ができる」と考え、友人帳を狙ってくる者も多い。自称「用心棒」のニャンコ先生も、「自分が死んだら友人帳を譲る」という約束を貴志と交わしている。

友人帳に名前を書いた妖怪にその名を返すには、まず相手をイメージしながら友人帳を開き念じる。すると友人帳が相手の名前を割り出すので、あとは名が書かれた紙をくわえながら手を強く打ち合わせ、息を吐けばよい。なお、この儀式には友人帳を作った夏目レイコの血と唾液が必要。貴志は彼女の血を引いているため、この問題はクリアできている。

妖怪の中には人間に悪さをする者もおり、そのような妖怪退治を専門にする者達もいる。彼らは祓い屋と呼ばれ、依頼を受けて人に仇なす妖怪を退治封印する。ときには妖怪と契約し、自分の式として使役する事もある。なお、祓い屋の家に生まれたからといって必ず妖怪が見えるわけではないので、多くの家が後継者問題に悩まされている。貴志の友人、名取周一の名取家も長い間後継者が見つからず、一時は廃業にまで追い込まれた。

祓い屋にも派閥があり、多くの祓い屋を傘下に抱える的場一門は業界でも一目置かれている。しかし、祓い屋の中には、力尽くで妖怪を従わせる的場家を「祓い屋の面汚し」と嫌う者も多い。

作品が描かれた背景

連載が始まった2003年、漫画界では囲碁ブームを起こした『ヒカルの碁』(「週刊少年ジャンプ」)が連載終了。またドラマ化もされた大ヒット漫画『花より男子』(「マーガレット」)もこの年に完結を迎えている。その他のニュースとしては、この年の4月に日本郵政公社が営業を開始、12月には地上デジタル放送テレビがスタートしている。また、映画監督宮崎駿が『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した。

作品構成

主人公夏目貴志が妖怪達と知り合い、彼らに関わる事件を解決していくというのがひとつのパターンとなっている。友人帳が妖怪達と知り合うきっかけになる事が多いが、それ以外にも妖怪が貴志に依頼を持ち込んだり、貴志の周囲の人間が妖怪がらみの事件に巻き込まれる事もある。

もともとは隔月雑誌向きの完全読み切り用の設定として考えられたためか、連載当初は1話読み切りが中心だったが、物語が進むにつれ、複数話完結のエピソードが多くなった。

あらすじ

第1巻

生まれて間もなく両親を亡くし、親戚の家を転々としていた夏目貴志は、昔から人には見えないモノを見てしまい、苦労をしていた。そんなある日、妖怪から「レイコ」「返せ」と言われ、なんの事かわからず逃げ惑っているうちに、貴志はある祠を封印していた注連縄を誤って断ってしまう。そこに封印されていたのは招き猫の姿をした妖怪「ニャンコ先生」ことだった。斑は貴志に、彼の祖母の夏目レイコがかつて集めた友人帳の詳細を教えると共に、周囲の妖怪から貴志を守る用心棒になってやろうと申し出る。(エピソード「ニャンコ先生登場!」。ほか、3エピソード収録)

第2巻

夏目貴志はクラスメイトから、取り壊される予定の旧校舎で行われる肝試しに誘われた。自ら妖怪達の出そうな場所へ赴く事に不安を覚えながらも、初めてクラスメイトから行事に誘われた嬉しさに参加を決めた貴志は、かつてその場所に幽閉され、人を恨んだ事で神から妖怪になってしまった時雨と出会う。(エピソード「旧校舎の怪」。ほか、3エピソード収録)

第3巻

友人帳を狙う妖怪に襲われた夏目貴志は、逃走中にとある注連縄を誤って断ってしまう。現れた妖怪はなんとか撃退したものの、家に帰るとがなかなか帰宅して来ない。そのうち帰って来るだろうと楽観視していた貴志のもとに、その晩、斑が化けている猫の姿そっくりの黒猫がやって来る。これを斑が汚れた姿だと勘違いした貴志は、風呂に入れたりと世話を焼くが、やがて斑が帰宅した事で、まったく別の妖怪だという事が判明する。さらにこの黒猫は、友人帳を口にくわえて逃走してしまう。(エピソード「先生、黒色になる?」。ほか、3エピソード収録)

第4巻

足を滑らせて腰を強打してしまったのため、薬草を採ろうと「しばの原」と呼ばれる場所に入った夏目貴志は、そこで守り神として崇められている獅子の像に憑いた妖怪、玄と出会う。玄は貴志の体に強引に憑依しようとして誤って雪兎に憑依してしまった結果、魔封じの木に封じられていた悪霊が解き放たれた事を語り、悪霊を封じるために貴志に協力してほしいと求める。(エピソード「春に溶ける」。ほか、5エピソード収録)

第5巻

友人達と共に宿題合宿のため訪れた民宿の近くで、夏目貴志は人魚の姿を目撃する。そこで貴志は人魚の笹舟から友人帳を渡せと脅されるが、民宿の経営者である千津に意図せず救われた。そして貴志は千津が、かつて人魚から不老不死になる血をもらったという話を聞く。千津はかつてあこがれた男性が危篤状態に陥った際にその血を飲ませており、その事を今でも悔いていた。話を聞いた貴志は、笹舟からその時の詳細な状況と、不老不死をもとに戻す方法があるか話を聞こうと考える。(エピソード「不老の想い」。ほか、4エピソード収録)

第6巻

招き猫姿のを散歩させていた夏目貴志は、ある廃屋の中から悲鳴を聞き、思わず助けに中へ飛び込んでいく。棺のような物に閉じ込められていた小学生の男児、石尾カイを助けた貴志だが、カイは数日前から怪しい男につけ回されていたらしく、貴志がその犯人ではないかと誤解されてしまう。なんとか誤解を解き、カイと友人になった貴志は、カイが自分と同じく妖怪を見る事ができ、そのせいで妖怪に命を狙われている事を知る。(エピソード「タカシの友人・1」。ほか、5エピソード収録)

第7巻

夏祭りが近づく神社の境内で、夏目貴志はべったりと血をつけた女とすれ違う。嫌な予感を覚えた貴志が、女がやって来た方向へと足を進めると、そこで見たのは血まみれで倒れ、死んでいる多くの妖怪と、その中に立つ的場静司だった。妖怪と間違われて的場に襲われた貴志だが、その場に居合わせた女の妖怪に助けられて事なきを得る。血を奪われる妖怪が続出しているため、犯人捜しに協力して欲しいと地域の妖怪達から頼まれる貴志だが、周囲の人間を巻き込む可能性を考え、返答に躊躇してしまう。(エピソード「人ならぬもの・1」。ほか、5エピソード収録)

第8巻

的場静司から受けた矢傷の影響で力が弱ったは、眠る事が多くなっていた。そのあいだに、夏目貴志の周囲には低級な妖怪が入り込むようになる。ヒノエからもしばらくは注意するように言われた矢先、貴志の通う学校で文化祭が行われる事になった。そんな中で貴志は、数日前に服の中から転がり出て来た石に悪い妖怪が封じられており、それが貴志の力を吸って大きくなってしまっている事を知る。(エピソード「夏目、文化祭に参加する」。ほか、5エピソード収録)

第9巻

友人帳に名のある妖怪のアマナに名前を返した日の夕方、夏目貴志はカラスの群れに襲われている毛玉のような妖怪、カルを見つけて保護する。カルにヒノエから渡された妖怪用の薬を塗って放してやった翌日、学校から戻った貴志は部屋が荒らされている事に気づく。怖気(おじけ)のする気配に振り向くと、そこにはアマナが立っており、大切な指輪を盗んだのはお前かと、貴志の言い分にも聞く耳を持たず襲い掛かって来る。(エピソード「小さきもの・1」。ほか、5エピソード収録)

第10巻

夏目貴志のもとに、かつてクラスメイトだった事があるという柴田 克己が現れる。過去の噂を言いふらしかねない、脅迫するような物言いをする克己に案内されるまま、とある公園に連れ出された貴志は、そこで一人の少女を木陰から見せられ、本当に人間かどうか確かめてほしいと懇願される。その時はただの人間だと断言したものの、その夜、貴志は件の少女の村崎が克己を捕食している姿を夢に見る。(エピソード「偽りの友人・1」。ほか、4エピソード収録)

第11巻

外出中に雨に降られてしまった夏目貴志田沼要が雨宿りした場所は、偶然にも多軌透の家の門だった。二人は休憩させてもらった礼に、透が一人でしていたという蔵の掃除を手伝う事にする。蔵の中には、妖怪を見たいと願っていたという透の祖父が残した魔除けの道具などが大量に眠っており、三人は不気味に思いつつ、何とか掃除を終わらせる。しかし貴志は蔵を出る前に、魔除けの道具と説明されたはずの着物が1着なくなっているのに気づき、多軌家をあとにする事に不安を覚える。(エピソード「封じてあるもの・1」。ほか、4エピソード収録)

第12巻

一人で留守番をしていた夏目貴志は、藤原塔子の声に呼ばれて玄関を開ける。しかしそこに塔子の姿はなく、貴志は友人帳を奪おうとする妖怪のヨビコに襲われる。一撃でヨビコを黙らせる事に成功した貴志だったが、ヨビコはそこで引かず、せめて友人帳を貸してくれないかと頼み込む。その姿になんらかの事情があると察した貴志は、そこまでして友人帳を求める理由をヨビコに尋ねる。(エピソード「代答」。ほか、4エピソード収録)

第13巻

ある日、夏目貴志のもとに差出人が「的場」とだけ書かれた封書が届いた。的場静司からのものかと焦った貴志は即座にを探しに行くが、その先で新米の祓い人による、中途半端な妖怪封じを目撃してしまう。このままでは近日中に封じた妖怪が怒り狂って飛び出して来ると斑から忠告を受け、貴志は相談しようと名取周一の家を訪れる。その後、周一の助力を得て改めて妖怪を封印する事には成功するが、貴志が帰宅すると、そこには静司が待っていた。(エピソード「連鎖の陰・1」。ほか、4エピソード収録)

第14巻

藤原塔子からお使いを頼まれた帰り道で、夏目貴志は2匹の小物妖怪に囚われ、声を出せなくなる呪いをかけられてしまう。だが、あわや食べられてしまうかという時に、貴志を夏目レイコと見間違った、大きな鳥に似た姿の妖怪に助けられる。声が出せないため、レイコではないと弁明できないまま貴志は仕方なく、嬉しそうなその妖怪から接待を受ける事となる。(エピソード「音無しの谷」。ほか、5エピソード収録)

第15巻

名取周一主演の映画を鑑賞した帰り道で、夏目貴志は周一が飛ばした式神を拾った。雨で字が滲んでいたが、書かれていた住所を手がかりに、貴志は後継者の途絶えた元祓い人の家に行き着く。たびたび起こる怪事に、これまで祓った妖怪達が仕返しにやって来たのかと怯える元祓い人の家族を見た貴志は、あとから姿を現した周一と共に原因の追及を始める。(エピソード「違える瞳・1」。ほか、4エピソード収録)

第16巻

名取周一が言っていた禁術の一つに友人帳が該当する事を知り、夏目貴志は悩んでいた。さらに多軌透の使う、妖怪が見えるようになる陣もまた禁術だという事を知り、貴志はその事実を透に知らせるべきかと悩む。そんな中、貴志は数日前に家の中に迷い込んで出られなくなってしまった妖怪を、陣を使って助けたという話を透から聞かされる。無事に助けられたならいいが、その妖怪がまだ出て行っていない可能性もあると危惧した貴志は、透の家に赴く事にする。(エピソード「結んではいけない・1」。ほか、4エピソード収録)

第17巻

参考書の買い出しとお使いを済ませた帰り道、夏目貴志は、葵と名乗る少年の姿をした妖怪に出会う。妖怪を見る事ができる園川香という少女を探しているという葵に協力する事を決めた貴志は、その後、クラスメイトの西村悟から同じ塾に香が通っているという話を聞き出す。下調べのため一人で香に会いにいった貴志は、そこで香からある企てを聞く事になる。(エピソード「いつかくる日」。ほか、4エピソード収録)

第18巻

にせがまれて新作の大福を買いに出た夏目貴志は、その帰路がボロボロに荒らされている事に気づく。周囲を探したところヤギのような姿の妖怪、シロを発見した貴志は、シロから「ミカタケ様の後継者を決める勝負の審判を頼みたい」と打診される。一度は断るものの、懸命に食い下がるシロの姿に、貴志は勝負する事になった経緯だけでも聞く事にする。(エピソード「出来ること」。ほか、3エピソード収録)

第19巻

ある日、夏目貴志の家に、かつてクラスメイトだった柴田 克己から電話がかかって来た。久しぶりに会って話したいという克己に強引に押し切られ、貴志は田沼要を伴って会いに行く。最初は和気藹々と話していた三人だったが、要もまた妖怪を感じ取る事ができる体質だと知った克己は、最近知り合った女児が悩まされている「外木の人形屋敷」について話し始める。(エピソード「二体さま」。ほか、3エピソード収録)

第20巻

買い物に出かけた夏目貴志は、その途中、頭が壺にハマって取れなくなってしまった妖怪のつきひぐいと出会う。壺を取ってやった貴志は、つきひぐいから返礼として、体を幼児にまで若返らされてしまう。これにより、記憶にも混乱をきたしてしまった貴志に困惑したは、偶然その場を通りかかった田沼要多軌透に貴志を預け、つきひぐいを探しに出かける。(エピソード「つきひぐい」。ほか、3エピソード収録)

第21巻

が数日帰って来ない事に不安を覚えた夏目貴志は、森の中へ探しに出かけた。その先で貴志は、蜘蛛の巣にかかっている不思議な紙と、妖怪達に追われている小さな妖怪、ミツミを発見する。師匠にあたる妖怪の岩鉄を睡眠から起こす「石起こし」の役を任されたミツミは、その役を横取りしようとする妖怪達に追われながらも、必死に役目をまっとうしようとしているのだという。その気持ちに感銘を受けた貴志は、ミツミを手助けする事にする。(エピソード「石起こし」。ほか、3エピソード収録)

第22巻

夏目貴志田沼要多軌透の三人は隣接市の古い旅館で行われている、お化けや妖怪に関する文献や蒔絵の展示に訪れた。だが、突然の落雷と豪雨によって帰れなくなってしまい、旅館の主人の計らいで宿泊させてもらう事になる。によれば、この旅館は危険な妖怪が出入りできない造りになっているというが、要はその夜、不気味な物を目撃する。(エピソード「表のれん」。ほか、6エピソード収録)

第23巻

西村悟は、脳震盪を起こして検査入院する事になった北本篤史の見舞い品を見繕っているところで、郷土の歴史を調べているという氷室に声を掛けられた。「テンジョウさん」という絵を探しているという氷室の話を聞いた西村は、手助けになればと夏目貴志田沼要にも声を掛け、その絵を探す事にする。(エピソード「テンジョウさん」。ほか、4エピソード収録)

特殊設定

作中には様々な妖怪が登場するが、河童など一部のものを除き、ほとんどは作者の創作によるオリジナル妖怪。妖怪以外にも虫の精や土地神なども登場する。

モデルになった町

熊本県の人吉市がアニメ版『夏目友人帳』の舞台のモデルとされており、この地を訪れるファンも多い。2011年には第3期となる『夏目友人帳 参』と人吉市のタイアップも実現した。こちらはアニメ終了後もくま川鉄道で『夏目友人帳』の記念乗車券が発売されるなど、様々なタイアップが行われている。

メディアミックス

スピンオフ

夏目友人帳』のキャラクター達が登場するギャグ4コマ漫画『ニャンコ先生が行く!』がWebサイト『花LaLa online』で連載。作者はカネチクヂュンコ。藤原夫妻をはじめとするサブキャラクター達も登場する。

TVアニメ

2008年にTV東京系列でアニメ化。監督は『地獄少女』や『デュラララ!!』などを手がけた大森貴弘。その後シリーズ化され、2009年に第2期となる『続 夏目友人帳』、2011年に第3期『夏目友人帳 参』、2012年に第4期『夏目友人帳 肆』が放送された。オリジナルストーリーのOVAも作られ、『ニャンコ先生とはじめてのおつかい』『夏目友人帳 いつかゆきのひに』の2作が制作された。

小説

アニメ『夏目友人帳 参・肆』のシリーズ構成を務めた脚本家の村井さだゆきにより、『小説・夏目友人帳』のタイトルで小説化。完全オジナルストーリーで、『ランプ堂奇譚』『妖の音』『妖の夢路』の3編を収録。2013年には、原作にも登場した子狐を主人公とした『小説・夏目友人帳 子狐のたび』(原作:緑川ゆき、小説:村井さだゆき)が『Web白泉社ノベルズ』で連載を開始した。

ゲーム

アットザラウンドからニャンコ先生をモチーフにしたスマートフォン用アプリ『夏目友人帳 ニャンコ先生と遊ぼう』が配信。ニャンコ先生とのミニゲームが楽しめ、ゲーム内で貯めたポイントでオリジナル壁紙素材がもらえた。

登場人物・キャラクター

夏目 貴志 (なつめ たかし)

髪は真ん中分けで、貧弱だが見栄えはよい。世分にある高校の1年2組。常人には見えない「妖」が見え、関わることができる妖力を持つ。エノキ、モヤシなどと言われる体格ながら、妖を一発で殴り倒す強大な妖力を持つ。祖母の夏目レイコも同様の力を持っていたと言われる。レイコの形見で、多くの妖を従えることさえ可能にする友人帳を大事にしている。 自身は基本的に友人帳を妖に名前を返す時以外で使うことを良しとしていない。レイコの境遇に共感している。親類にも疎んじられてきた自分を引き取ってくれた遠縁の藤原夫妻には迷惑をかけたくないという思いから、日常生活ではなにかと遠慮がち。強力な妖の斑をニャンコ先生と呼び、ただの猫として家に置いてもらっている。 妖と関係を持ちやすい体質なので、ニャンコ先生の結界があっても多くの妖を家に引き寄せてしまう。ようやく同級生の友人もできたことで、この町を離れたくないと思っている。妖祓い人にはなりたくないが、大切な人たちを守るために祓う方法などは知りたいという思いもあって揺れている。 雷が苦手。

(まだら)

夏目貴志の「自称」用心棒である妖。身長・体重はドッジボール2個分(招き猫の姿時)。「招き猫」を依代に長い間封印されていたが、夏目が結界を破ったために解放された。ただ長い間封印されたため、体が慣れてしまい招き猫のままでいる。夏目レイコとは知り合いだったが、勝負はしなかったため、友人帳に名はない。 夏目が死んだら友人帳をもらう代わりに用心棒をする約束で付き添っている。本体は巨大な猫のような姿をした大妖。強力な光を放つ技がある。夏目が暮らす藤原家に結界を張っているが、ふらふらと酒を飲みに行ったり、家で酔いつぶれていたりする上に、夏目の妖を引き寄せる力が強いため、この結界はかなりザルとなっている。 「ニャンニャン先生」「ポン太」「ニャンゴロー」などと、その場のノリで勝手な呼び方をする人が多い。猫として暮らしているが、酒とつまみ、饅頭やケーキ、エビフライなど食に貪欲。

夏目 レイコ (なつめ)

夏目貴志の母方の祖母で故人。回想シーンでのみ登場し、ほとんどはセーラー服姿。友人帳の作成者。妖たちにも評判となるほどの美人だったが、一方で強力な妖力の持ち主で傍若無人な乱暴者として現在も恐れられている。その妖力の強さは祓い屋の間にも広く知れ渡っていたらしい。父親が不明のまま夏目の母を産んだ後、若くして他界しているが、死因を含め一切の詳細は不明。 どこかの木の下で死んだという。妖と名前を賭けた勝負を挑み、名前を集めた友人帳は数少ない宝物だったと思われる。

名取 周一 (なとり しゅういち)

伊達メガネをしていて、怪しいオーラを自在に出す。人気俳優で妖祓い人。夏目貴志の理解者であり、同じく妖を見ることが出来る数少ない人物。隣の榊市に住んでいる。もともと祓い屋の一族だが、しばらく後継者が出ず断絶していた。高校2年の頃から祓い屋の集会に参加。表の仕事である俳優としては売り出し中で人気もある。 式として笹後、瓜姫、柊を使役する。力のある人にしか見えない、体中を動き回る黒いヤモリ形の痣がある。夏目を気に入り、最初は仲間にしようとしていたが、今は友人関係を優先させている。

藤原 塔子 (ふじわら とうこ)

夏目貴志を引き取った遠縁の親戚。専業主婦で少女のような無邪気な感性を持ち、夏目を「貴志君」と呼んで小さな子どものように接する。ちょっと過保護。

田沼 要 (たぬま かなめ)

1組。妖の気配を感じるものの、姿は影のようなものにしか見えない。父は僧侶。夏目貴志と親密になりたいと思っているが、双方ともに人づきあいが苦手なので打ち解けるのに時間がかかった。夏目と同様に貧弱。妖の気に当てられて寝込むことも多い。

多軌 透 (たき とおる)

1年5組の女子。無口でおしとやかと評判。祖父が遺した陣で、とある妖怪を見たために祟られ、期日までに妖を捕まえないと、自身の他に、名前を呼んだ相手を遡って13人喰われてしまうため、人との接触を避けていた。先祖は陰陽師で、祖父の慎一郎が妖に興味があって、いろいろと集めていた。 そのひとつの陣で、いつもは見えない妖を観ることができる。おじいちゃん子だったため、その陣を使って妖を見て遊んでいたが、実は禁術であった。可愛いものには目がなく、ニャンコ先生を見つけるとすぐに全力で抱きしめてしまう。

藤原 滋 (ふじわら しげる)

メガネをかけた柔和な人物。夏目貴志を引き取った。小学生の頃、夏目レイコと親しくしていたらしいが、なぜかレイコの名前を思い出せない。

笹後 (ささご)

『夏目友人帳』の登場妖。名取周一が使役する失せ物探し。ちりちり髪に羊のような角があり、目隠しをしている。夏目貴志のことを快く思っていない。

瓜姫 (うりひめ)

『夏目友人帳』の登場妖。名取周一が使役する祟りもの。額に文字が書かれた、黒髪の女性の姿をしている。夏目貴志のことを快く思っていない。

(ひいらぎ)

『夏目友人帳』の登場妖。名取周一が使役する魔除け蔵護り。二本の角がある一つ目の面をした、背の高い女の子の姿をしている。元々は山守りの妖だったが、ちょっと前に祈祷師に捕まって蔵を守るように命じられた。その頃、幼い名取周一と出会い、ケガをしていた手に包帯を巻いてもらったことがある。そのため、名取に祓われるならよいと考えていたが、夏目貴志に妨げられた。 そのときに呪縛から解かれ、名取に柊の名前をもらって式となった。夏目とも話が合う。

ヒノエ

『夏目友人帳』の登場妖。呪詛使い。遊女のような姿をしている。カラスに奪われた簪を夏目レイコが取り戻し、それと引き換えに言うことを聞いて以来のレイコファン。夏目貴志がレイコでないのを残念がりながらも、なにかと絡んでくる。犬の会のメンバー。

三篠 (みすず)

『夏目友人帳』の登場妖。角のある馬の頭に右前足は馬、左前足は人間の巨大な妖。左耳に二つ、右耳に一つ鈴をつけている。蛙使いの沼護り。ニャンコ先生に匹敵する強力な妖で、夏目貴志から名前を返してもらおうとしていたが、タイミングが合わずにいるうち夏目が気に入ってそのままでよいと言い出した。 夏目からの呼び出しを待っている。

紅峰 (べにお)

『夏目友人帳』の登場妖。ニャンコ先生を慕う妖。右目が蝶になっている女性の姿をしている。斑本来の姿を美しいと思っているがニャンコ先生姿はちんちくりんで好きではない。

七瀬 (ななせ)

メガネをかけた初老の婦人。独特の威圧感がある的場静司の秘書。

的場 静司 (まとば せいじ)

眼帯、長髪、番傘の祓い屋。祓い屋の名家、的場の頭首。人間世界では当主の文字を使うが、妖関連の場合は頭首を使う。的場の頭首は何代も前から右目を妖に狙われているので眼帯で隠している。番傘も目を狙われたときに開いて攪乱するための道具。妖に対する憎しみが感じられる人物。 名取周一とは高校生くらいからの知り合い。

西村 悟 (にしむら さとる)

夏目貴志のクラスメイト。額を出した真ん中分けの髪。少し反りが合わない受験生の兄がいる。転校してきた夏目に最初に声をかけた。親のない夏目に無神経なことを言ったと気にしていたこともあったが和解。気の合う友人となった。自分の気持ちに正直なタイプ。好奇心が強く、頼られると頑張ってしまうお人好し。

北本 篤史 (きたもと あつし)

夏目貴志の友人。もともとは西村の友人で、隣の1組の生徒。短い髪。妹に真奈がいて、弁当を作ってくれる。父が大病をしたため、家庭を背負うことを考えて悩んでいる。飾りたてたりすることに興味がない。思慮深く夏目を気づかっている。

拓磨 洋介 (たくま ようすけ)

名取周一に祓い屋稼業のあれこれを指導した先輩。妖力がなくなって廃業した。娘の月子との二人暮らし。使役していた3匹の式のうち銀露は家に残り、主を見守るという。残りの2匹は解約した。

子狐 (こぎつね)

『夏目友人帳』の登場妖。山奥に住む狐の妖。母親を亡くして泣き暮らし、ほかの妖にいじめられていたところを夏目貴志に助けられた。恩義に感じて、自分の名前を葉に書いて納めてもらおうとしたが、主従関係は結びたくないと断られた。夏目は合宿で近くに来ていただけなので、家に帰ってしまったが、人間に化けて会いに行くなど健気。

柴田 克己 (しばた かつみ)

榊西高に通う男子高校生。夏目貴志が親戚の家をたらい回しにされていた頃、小学校で同じクラスだった事があるが、貴志を変人と見なしていじめていた。恋をした村崎に「自分は人ではない」と告げられ、偶然再会した貴志に村崎の正体を教えてほしいと頼み込む。この一件以来、貴志の体質を理解し、友人として接するようになる。非常に怖がりな一面がある。

箱崎 紅子 (はこざき べにこ)

妖祓いの研究をしていた老人の孫娘。祖父の死後、相続した箱崎邸を処分しようとしているが、豪邸の上に祖父の研究してきた妖関連のものが多く、時間がかかっている。妖を見る力はない。

中級 (ちゅうきゅう)

『夏目友人帳』の登場妖。八ツ原に住む中級妖怪。一つ目のハゲ頭、通称つるつると牛の頭をした、通称牛の2匹。夏目貴志の力で八ツ原を守ってもらおうとやってきた。なにかと夏目を胴上げする。犬の会の発起人。

ちょび

『夏目友人帳』の登場妖。大きな顔にちょび髭の妖怪。「孤高で高貴」と自称していて、実際それなりに高位の妖らしい。おっとりとしていて、「~であります」という口調で、妖のことをいろいろ教えてくれる。多軌透に陣を描かないように言ってくれと夏目貴志に頼むためにやってきた。犬の会のメンバー。

カッパ

『夏目友人帳』の登場妖。身長175cm。一般的な伝承の通りのカッパ。なぜか昼日中に出歩いて干からびていることが多い。夏目貴志が通り掛かり、水をかけて復活させたことが何回かある。妖たちの噂に詳しく、夏目には貴重な情報源の一つ。犬の会のメンバー。

犬の会

夏目貴志に縁のある妖たちの集い。「夏目様のしょうもない悩みやお節介に付き合って、呼び出しあらば犬のごとく馳せ参じよう」という妖が集まった会ということで命名された。月がきれいなどの理由で酒宴を催す。夏目組とも称するが、そのときそのときで夏目様に恩を売る会など適当な会の名前がつけられたりする。

友人帳 (ゆうじんちょう)

夏目貴志の祖母夏目レイコが妖怪たちに負けたら子分にするという約束で勝負を挑み、集めた名前を束ねた一種の契約書。本名で縛る行為は、たいへんな妖力が必要。これに名前がある妖は、持ち主のいかなる命令にも逆らえない。また、破けたり、燃えたりした場合、そのページの妖には同じことが起きる。 妖の命を縛る非道な禁術でもあった。掲載された名前を返すには、その姿をイメージして友人帳を開いてその1枚を示させ、その紙を銜えて手を打ち合わせ、集中して息を吐く。このとき血縁の唾液と息が必要。これで名前が返されるが、レイコの記憶が甦って夏目が追体験することが多い。

アサギ

まぼろしの郷、磯月の森で壬生神様に仕えていた青琴弾きの妖怪。本来は青い長髪と青い瞳を持った美しい女性の姿だったが、体が乾いた土のようになって崩れていく奇病にかかったため、壬生神の近くに侍る事を忌避し、自ら出奔した。現在はアカガネが所持しているひょうたんに精神を移し、療養している。アカガネによって一時的に、夏目貴志の肉体に憑依させられた。壬生神様のためではなく、一度でいいからアカガネのために青琴を弾きたいと考えていた。

センキ

ゴモチの住む森で一番力が強いといわれていた妖怪の一匹。恰幅のいい牛頭の妖怪で、どちらがキブネの夫としてふさわしいかを賭け、ヒャッコとケンカを繰り返していた。キブネの気持ちを無視した勝負に呆れた夏目レイコによって柿取りの勝負を仕掛けられ、敗北した。

笹舟 (ささふね)

友人帳に名前が記されていた妖怪。血肉を接種すれば不老不死になれるという伝説を持つ人魚の女性。夏目貴志が友人たちと行った宿題合宿の舞台となった、旅館の近くにある池に住んでいる。民宿を営んでいる千津という名の老齢女性が幼かった際、鮒の姿でよくいっしょに遊んでいた。千津となら友人になれるかもしれないと考えて人魚の姿を見せた際、血を請われたため、千津に失望し、嫌がらせのためにブドウの汁を小瓶に詰めて渡した事がある。

ソラノメ

友人帳に名前が記されていた妖怪。長毛に覆われた体に、鳥に似た足、長い舌を持っている。時々、一瞬だが他者の心が伝わってくるという能力がある。友人帳の最初に名前を書いた妖怪で、夏目レイコが友人帳を作り始めるようになった出来事を夏目貴志に話して聞かせた。

オミバシラ

夏目貴志たちが通う学校の裏山に封じられていた妖怪。頭部のない、痩せた体をしており、胸に大きな一つ目がある。鬼猿の面をつけた下級の妖怪を多数従えている。裏山が工事され、封印されていた大きな石が割れて復活した。貢ぎ物を持ってくれば手下に加えると吹聴して下級妖怪を集め、集まった妖怪たちを食っていた。

ヒャッコ

ゴモチの住む森で一番力が強いといわれていた妖怪の一匹。恰幅(かっぷく)のいい羊頭の妖怪で、どちらがキブネの夫としてふさわしいかを賭け、センキとケンカを繰り返していた。キブネの気持ちを無視した勝負に呆れた夏目レイコに勝負を持ちかけられ、イガの中に三つの実がある栗を集める勝負を仕掛けた。ゴモチら、森の妖怪たちがレイコに手を貸したため、敗北した。

カクラ

多軌透の家に封じられていた強力な妖怪。古い人形の妖怪で、透の祖父が遊び感覚で厄封じの術を行った際、偶然封じられてしまった。その際、弾みで体がバラバラになって、透の家中に飛び散ってしまった。蔵の中で衣紋に掛けられた着物と同じ状態で胴体が封じられており、夏目貴志たちが蔵掃除を行った際に、動かして封印を解いてしまった。

村崎 (むらさき)

柴田カツミが恋をした妖怪。ウェーブがかった長い髪に、セーラー服を着た少女の姿をしている。大きな山藤の精。山藤が倒れて朽ちるのを待つばかりとなったが、ただ消えていくよりはと、残り少ない力を使って人間の姿に化け、人間を食べる事で少しでも生き永らえようと考えていた。しかし、柴田に出会って恋をし、力が衰える一方だと知りながらも人間の姿で逢瀬を重ねていた。

カリメ

かつて夏目レイコが追い払った妖怪。背の高い人影のような姿をしているが、腹部に巨大な目と口がある。気に入った家を見つけると、家の者に災いをもたらして追い出し、自分が住み着く特性がある。幼少期の藤原滋の家を気に入り、家人に災いをもたらしていたが、レイコが滋を気に入ってよく接していた事から一度は追い払われていた。しかし、偶然に夏目貴志を目撃してレイコだとカンちがいした事で、復讐のために再度、藤原家に災いをもたらそうとしていた。

銀露 (ぎんろ)

拓磨洋介が従えていた式神。うなじで髪をシニヨンに結った女性の姿をしている。タクマが妖怪を見る事ができなくなったあとも、家政婦のような格好で家の中を守っている。タクマの娘に誤って締め出されてしまったジンベや紅紐が、タクマの家系に災いをもたらそうとしているのではないかと疑い、警戒していた。

巳弥 (みや)

夏目貴志がフリーマーケットで購入した、森の絵に執着していた妖怪。能面の「小面」をつけた女性の姿をしている。八坂という名の男性に思いを寄せて、毎年春になると桜並木で落ち合い、友人として言葉を交わしていた。しかしある年、八坂が現れず何年も探し回った結果、小さく八坂の後ろ姿が描き込まれた森の絵を見つけ、八坂は人の世を疎んで絵の中に逃げ込んだのだと思い込み、持ち歩いていた。

アケ

ミカタケという妖怪の後継者として、シロからライバル視されている妖怪。額から一本の角を生やし、長い髪を持ったヤギに似た姿をしている。気力の衰えたミカタケのために薬草を探し回っていたが、シロにいっしょに探そうと言い出す事ができず、心を決めてシロからの勝負を受けた。

イナナギ

カミ仮宿とも呼ばれる、旅館を常連として利用している妖怪。わし鼻で、額が禿げ上がっているが後頭部には豊かな髪をボサボサと伸ばしている、老齢男性の姿をしている。旅館に愛着を持っており、旅館に災いをもたらす悪い妖怪を追い出すために夏目貴志に協力を求めた。

アマナ

友人帳に名前が記されていた妖怪。平面的な面をつけている女性の姿をしている。夏目貴志に名を返してもらったあと、赤い宝珠のついた大切な指輪を紛失し、貴志を盗人と決めつけて脅迫した。貴志に3日間の猶予を与えて、それでも指輪が見つからない場合は、貴志の家がある一帯を焼き払うと断言した。

石尾 カイ (いしお かい)

東小学校の5年3組に在籍する小学生の男児。もともとは八白岳の山頂で、水源を守る水神として崇められていた妖怪だった。しかし人に忘れ去られ、寂しい思いをしていた際に同じ水脈を持つ古井戸から小鬼たちの解放を求める声を聞き、人里へ下りてきた。斑でも石尾カイが妖怪だと気づかないほど力が強い。小学校に通うなどしているため、ほかの妖怪たちからもふつうの人間として扱われており、何度も命を狙われているが、その過程で夏目貴志と友人関係になった。依頼を受けた名取周一がカイを祓おうとしている事から、周一の事は平穏な日々を乱す悪者と考えて嫌っている。しかし周一と貴志もまた知人である事を知り、貴志は周一と結託し、自分を祓うために騙して近づいたと誤解して激昂した。

二体さま (にたいさま)

二体の人形の妖怪。柴田カツミが知り合った女児が住んでいる家の、現在は空き家となっている隣家で、まじない人形として作られた。毒虫を集めて作る蠱毒のように、ある一定の条件をそろえた人形を大量に集めて一つの部屋に閉じ込め、数日後に見た時に無傷だった二体の人形とされている。落雷によって閉じ込められていた部屋が損壊し、家の中をうろついていたところ、カツミの話を聞いて様子を見にやって来た夏目貴志を目にし、食おうとしていた。

ジンベ

拓磨洋介が従えていた式神。大きな丸い面をつけ、豊かな黒髪を振り乱した女性の姿をしている。タクマが妖怪を見る事ができなくなったあとも家系を守っていこうと銀露、紅紐と共に約束していたが、タクマの娘が張った結界によって、タクマの家には入れなくなってしまった事に怒り狂っていた。

遊蔓 (ゆうづる)

回遊亭という屋敷を持つ妖怪。手足に細かい傷のある、みすぼらしい男性の姿をしている。酔狂者で、三隅岳近くの谷の覇権を賭けて、長期間ゲームを行う事で知られている。回遊亭に迷い込んだ夏目貴志が傷を労るまなざしをしたのを見て、開催中だったかくれんぼに引き入れた。

ナナマキ

不浄を取り込みすぎた石や山などを浄化する、「石洗い」と呼ばれる仙人のような妖怪。目元に黒い点を書いた布の面をつけており、頭からすっぽりとローブを着た老人の姿をしている。桃源郷のように美しい藤間の郷の住人だが、人里に出た弟子のアズマからの連絡が途絶えたのを心配して人里に現れ、夏目貴志にアズマ捜しの助力を求めた。

時雨 (しぐれ)

友人帳に名前が記されていた妖怪。夏目貴志が通う高校の裏山にある、旧校舎に住み着いている妖怪の頭目。頭から破れ傘をかぶった、一本足の男性の姿をしている。強い力を持っているため、人間の姿に化ける事ができるが、その際には破損したバケツをかぶった男子高校生の姿になる。かつては「若神様」と呼ばれる神の一柱だったが、ある日強欲な商人に捕えられたために人を恨み、妖怪になった。貴志のクラスメートだった笹田にだけは少し心を開いていた。旧校舎に住んでいるほかの妖怪たちからは「若神様」「若様」と呼ばれている。

カヤツボ

夏目レイコに宝物の人形を盗まれたと言って、夏目貴志のもとに押しかけた妖怪。中身は美しい女性の姿をしているが、ふだんは人が入れるほど大きな壺に入っており、転がって移動する。癇癪(かんしゃく)持ちで気まぐれな性格のため、周囲の妖怪たちからも恐れられている。日が暮れるとどこにいても眠たくなって、壺の中で眠る習性がある。

リオウ

友人帳に名前が記されていた妖怪。周辺の妖怪たちの主として崇められており、「主様」と呼ばれている。色素の薄い巻き毛の男性で、背中に大きな鳥の翼を持っている。斑が封印されていた白い招き猫と色違いの、黒い招き猫に入れて封印されていた。封印されていた祠のしめ縄を、夏目貴志が誤って断った事で復活する事ができた。人間を友人として愛している。封印が解けて仲間の妖怪たちのもとへ戻った際、仲間たちが人間を襲う算段をしているのを目の当たりにしたが、力を取り戻していない状態では止める事もできないと考えて、貴志に助けを求めるために友人帳を持ち出した。リオウがいるあいだは、仲間たちに人間を襲わせないと約束した。

ツユカミ

友人帳に名前が記されていた妖怪。「翁」の能面をかぶった手の平ほどの大きさの老人の姿をしている。「露神(つゆかみ)」と書かれた祠に住み着いたため、土着の神としての信仰を得て、身なりが立派になったと語っている。夏目貴志に名を返してもらおうとしたが、ツユカミの名が書かれた帳面とススギの名が書かれた帳面がピッタリ接着されてしまっていたため、ススギの捜索に協力した。ツユカミを信仰している最後の一人であるハナという老齢女性にほのかな恋心を抱いており、ハナが亡くなると同時に存在が消える事を喜んでいた。

園川 香 (そのかわ かおる)

高校2年生の少女。西村悟と同じ塾に通っている。妖怪を感じる事ができる体質で、特に葵の事だけははっきりと見る事ができていた。幼なじみのようにして育った葵に好意を持って告白したが、それ以来葵と会う事はなかった。姿を消してしまった葵を忘れられず、偽の結婚式の招待状で葵を呼び出す。

アズマ

ナナマキの弟子として「石洗い」になった妖怪。ボロボロの衣をまとい、痩せ細った少年の姿をしている。一人前の石洗いになったため、住居である藤間の郷から人里に出て、不浄を取り込みすぎた石や山を浄化していたが、新米の祓い人に悪い妖怪と思われ、大岩で封じられてしまった。

依島 (よりしま)

かつて祓い人として活躍していた男性。的場静司率いる的場一門と張り合うほど強い祓い人の一族の一員だったが、能力は保持したまま現在は廃業し、森の中に引きこもっている。夏目貴志と名取周一の訪問を受けて以来、周一とは交流が復活した。今は空き家同然になっているが、旧邸宅にはビワが大量になっている。

ジョウザンソウホウ

夏目貴志が粘土で作った、斑こと「ニャンコ先生」の小さな置物に宿った妖怪。もともとは仏像のカケラだったが、土と混ざって鳥の形をした焼き物となり、さらにそれが割れてしまったため、ニャンコ先生を象った置物に入り込んだ。自分で動く事もできるニャンコ先生の姿を気に入っている。貴志からは「ミニ」と呼ばれている。

でい

北本篤史の家の近くにある、滅多に開かない古書店にあった本に封じられていた悪鬼。古書店に陳列されている古書に呪詛を書いた紙を挟んでまわり、その紙を見た相手に呪いをかける事でじわじわと力を取り戻そうとしていた。

影茶碗 (かげぢゃわん)

夏目貴志の家の床下に住み着いた妖怪。名工に焼かれた茶碗で、欠けて捨てられたあとに地の力を吸って妖怪になった。ひび割れて欠けた茶碗に、大きな一つ目と二本の足が生えている。家人に災いが近づくと、家の中を走り回って危険を知らせたり、身代わりとなって災厄を受けてくれたりする。貴志が悪霊に肩を噛み砕かれた際、身代わりになって割れ、貴志を無事に帰した。

ヨビコ

借紙を呼び出すため、友人帳を奪おうとした妖怪。牛の面をつけた男性の姿をしている。知らないあいだに恋人に捨てられた女性を慰めるという名目で、その恋人の声まねをして女性と話すうちに恋心を抱いてしまった。しかし、女性に正体をバラしたあとは顔を見る事もできずに逃走し、数十年経ってから元のすみかに戻っている。その際に、既に崩れそうなほど劣化していた女性からの手紙を発見し、借紙の力を借りて中身を読もうとした。夏目貴志に事情を話し、借紙探しに協力してほしいと申し出た。

(すい)

魔封じの木に、悪霊として封印されていた妖怪。本来はしばの原という場所にある、二体で一対の守り神とされていた獅子の像に憑いており、邪気を祓う神として近隣住民から崇められていた。もう一方には玄が憑いている。村の土が痩せてしまい、困窮した村人たちの願いを叶えられなかった事で、役立たずの神として像を破壊されて憤怒し、悪霊になってしまった。

(あおい)

男子高校生の姿をした妖怪。籠目岳で杜守りの修行をしている。駅のホームで夏目貴志と出会い、幼なじみのように育った園川香を探すために、貴志の通う高校までやって来た。香に好意を持っているが、妖怪と人間がいっしょに生きられるわけがないと考えており、香に告白されたその日から、香の前から姿を消した。昔から香が葵あての手紙を入れていたポストに入っていた偽の結婚式の招待状を見て、祝福する事で香の事を忘れようとしていた。

垂猿 (たるさる)

友人帳に名前が記されていた妖怪。ダム底に沈んだ二葉村に住んでおり、ダムが水を張っているあいだは眠っているが、干上がった際に夏目貴志から名前を返してもらうべく押しかけてきた。馬、もしくは猪のようにも見える面相で、全身を濃い色のローブで覆っている。二葉村で妖怪たちが催す「ふたば祭」に貴志を招待し、食らってしまおうと考えていた。

ゴモチ

かつて夏目レイコに恩を受けた妖怪。のっぺりとした、角のないヤギに似た顔をしている。住んでいる森にレイコが頻繁に訪れていた際、センキとヒャッコのケンカに困り果て、レイコに仲裁を頼んだ。レイコの代わりに夏目貴志へかつての恩の礼と、キブネと祝言を挙げるという報告をしにやって来た。

つきひぐい

頭が壺にハマってしまい、取れなくなっていた妖怪。年輪を重ねた木の洞のような顔をしている。旅をしながら古民家や蔵に泊まり、出て行く時にはその家の古くなっている物を一つだけ新しくして去っていくとされる。人や獣も若返らせる力があるため、一部の人間は血眼で探し回っている。夏目貴志に壺を取ってもらった礼に、貴志を幼児の姿にまで若返らせた。

(つばめ)

ダム底に沈んだ二葉村で死んだ、ツバメの雛だった妖怪。「鳥」と書かれた布の面をつけており、少女の姿をしている。生前に巣から落ちてしまい、人間によって巣に戻されたが、その事が原因で親鳥が巣を放棄してしまったため、それを悔いて妖怪になってしまった。自力ではダムから出られないが、谷尾崎という名前の男性に優しくされた事を覚えており、一目会いたいと願って近くを通りかかった夏目貴志に取り憑き、村から出た。貴志から一晩だけ人間の姿になれる浴衣をもらい、谷尾崎と再会する事ができた。

ススギ

友人帳に名前が記されていた妖怪。ミイラのような姿で男性用の着物を着ているが、腹部には「参」の字が書かれている。ツユカミが描いた似顔絵が『オバケのQ太郎』に登場するキャラクターに酷似していたため、夏目貴志からは「キュウ太郎」と呼ばれている。ツユカミの情報をもとに捜索に来た貴志に襲い掛かった。本来は木陰を伝って人里へ下り、「まいりました」と言って残飯をもらう代わりにその家の皿を洗って帰るという妖怪だった。

ホタル

蛍がたくさんいた沼の近辺に住んでいる、蛍の妖怪。「蛍」の字が書かれた面をかぶった女性の姿をしており、つねに淡く光っている。かつて妖怪を見る事ができた章史という男性に恋をしており、もう章史からホタルが見えていない事を理解していても、章史のそばにずっと寄り添っていた。章史がかつてホタルを愛していた事、そして近々結婚する事を知って、妖怪からただの蛍の姿に戻ってでも、もう一度章史の目に映りたいと願った。章史に「好きよ」と囁いていた記憶を断片的に見た夏目貴志からは、「キヨ」と呼ばれていた。

アオクチナシ

友人帳に名前が記されていた妖怪。かつては社を持っていた神格の妖怪で、杖を持った盲目の老女の姿をしている。愛でていた樹に悪霊が憑いた際、祓おうとして夏目レイコから鏡を借り受けた。小物の妖怪たちの噂話からレイコの事を妖怪だと思い込んでおり、友人になれそうだったと語っている。夏目貴志からは「おばば」と呼ばれている。

不月 (ふづき)

三隅地方の山に住んでいる、豊作の神。黒衣衆という、頭からかぶった黒いマントに白い面、大鎌を持ったお付きの者たちを従えている。10年に一度行われる月分祭で、人間が豊月と不月に扮して豊作を祈って勝負事をするのを面白がり、自主的に月分祭を行っていた。豊月が封じられてしまった事を知らされていなかった。

キブネ

センキとヒャッコから求婚され、檻の中に閉じ込められていた、美しい女性の姿をした妖怪。センキともヒャッコとも結婚する気がなく、困り果てているところを、センキとヒャッコに勝利した夏目レイコによって救出された。その後はレイコの再訪を待っていたが、共にレイコを待っていたゴモチと思い合うようになり、祝言を挙げる事になった。

借紙 (かりかみ)

友人帳に名前が記されていた妖怪。ぬっぺりとした霊魂のような体をしており、豊かな髪の毛から考えると少し下の方に平たい人面を付けている。「ヨキカミカナ、ヨキカミカナ」と唱えて古紙を打つ事で、どんなに劣化した紙でも新品のように修正する事ができる。夏目貴志から名前を返してもらった礼に、ヨビコの持っていた手紙を修正した。

アカガネ

まぼろしの郷、磯月の森で壬生神様に仕えていた傘持ちの妖怪。全体的に包帯でグルグル巻きになっている男性で、袈裟(けさ)をまとい、大きな唐傘を持っている。アサギに恋心を抱いており、アサギの体が病気で崩れてしまってからも、出奔したアサギを追いかけて依代を用意したり、アサギの気力が回復するように、そして青琴を弾かせてやれるように画策したりと、世話を焼いている。夏目貴志が妖怪を見る事ができると知り、夏目にアサギを憑依させて、もう一度壬生神様の前で青琴を弾かせてやろうと考えていた。傘の姿になって空を飛びながら移動する点がメリー・ポピンズを彷彿させるとして、貴志からは「メリーさん」と呼ばれている。

タマ

辰未と呼ばれる、鳥と龍に近い姿の妖怪。藤原滋の自宅にある黐(もち)の木にあった鳥の巣に取り残されていた卵から孵った。孵って最初に見た生き物に似せて形を変える特性があり、夏目貴志を最初に見たタマは手の平大の幼い少女の姿をしており、側頭部に枝分かれした角を持っている。卵から孵った事から斑によって「タマ」と名付けられた。成獣になると、全身を鱗と羽毛で覆われた、角と嘴を持つ姿になる。

ムシクイ

夏目貴志の実家に一番近い親戚の家に住み着いている妖怪。大きな平面の顔に目だけがあり、住み着いた家の中に入ってくる虫の力を吸い取って力を増していく。力を増すと、住人たちの心の闇を育ててそれを食べるようになる。貴志が妖怪を見る事ができると知って、人間を食べるための口を描いてほしいとせまっていた。

(げん)

しばの原という場所にある、森の守り神とされていた獅子の像に宿っていた妖怪。邪気を祓う神として近隣住民から崇められていた。夏目貴志が妖怪を見る事ができると知り、憑依しようとしたが誤って雪兎に憑依してしまった。本来は二体で一対の守り神像で、もう一方には翠が憑いていた。魔封じの木に悪霊として封じられていた翠が解き放たれたのを知って、せめて玄自身の手で封印したいと願い、貴志に協力を求めた。

カル

渡り鳥のように旅をして回るために遭遇率の低い、幻の妖怪。全身が長い毛で覆われており、基本的にふわふわしているが威嚇の際には毛を針のように逆立て、敵を刺す。弱くて臆病だがとても食い意地が張っており、群れで移動するために移動した先で妖怪を食い荒らして回っているという噂がある。

紅紐 (べにひも)

拓磨洋介が従えていた式神。長い黒髪を前に垂らした女性の姿をしている。タクマが妖怪を見る事ができなくなったあとも家系を守っていこうと銀露、ジンベと共に約束していたが、タクマの娘が張った結界によって、タクマの家には入れなくなってしまった事を怒り狂っていた。

影人形 (かげにんぎょう)

的場静司率いる的場一門の者が作った妖怪。キリリリという音を立てて駆動する、髪の長い無表情な女性の人形。贄(にえ)に集まってきた小物の妖怪たちを人形に宿らせ、強制的に強力な一匹にする禁術を用いて作られた。しかし製作者に制御する事ができず、箱崎紅子の故人である祖父の家に逃げ込んだ。

三ツ皿 (みつざら)

三度笠をかぶった、小さな妖怪。笠の下は、外に跳ねた前髪を真ん中で分けた、埴輪のような顔をしている。かつて朱遠という神格のある妖怪に命を助けられた。朱遠が修験の道に出る事を知った際について行こうとしたが別れを告げられ、友人として接した日々を忘れられず、どうにか同行できないかと画策し続けていた。

旅兎 (たびうさぎ)

多軌透の家に迷い込んでしまった妖怪。一見羽織を着たネズミのようにしか見えないが、尻尾は兎らしくふわふわとした毛玉になっている。「タケミツ」と「アワユキ」という二匹で旅をしていたが、透の家の中ではぐれてしまい、お互いに捜し回っていた。

ひしがき

友人帳に名前が記されていた妖怪。平面的で首のない頭部に大きな丸い一つ目を持ち、ウェーブがかった長い髪をしている。夏目貴志を夏目レイコと見まちがえ、かりかげと共に襲い掛かった。名前を呼んでもらえない事を悲しんでおり、呼んでくれないくらいなら名前を返してほしいと考えていた。貴志が名前を返した際には、貴志の事をレイコとカンちがいしたまま、もう一人で大丈夫なのかと心配しつつ、安堵もしていた。

豊月 (ほうづき)

三隅地方の山に住んでいる、豊作の神。白笠衆という、白い着物に白い三度笠をかぶったお付きの者たちを従えている。10年に一度行われる月分祭で、人間が豊月と不月に扮して豊作を賭けて勝負事をするのを面白がり、自主的に月分祭を行っていた。しかし3年前に訪れた初心者の妖怪祓いが、神と知らずに豊月を小石に封じてしまった。

シロ

ミカタケという妖怪の後継者として、アケをライバル視している妖怪。ヤギのような姿をしている。アケとの勝負を夏目貴志に審判してほしいと頼み込んだ。ミカタケの後継者はアケになるだろうと考えていながら、シロ自身にあきらめをつかせるため、勝負を挑もうとしていた。

凶面 (まがつめん)

有力な術士を襲っていた妖怪。面のように人の顔に貼り付いて、あやつる事ができる。「親」の凶面が人に取り憑いたあと、「子」である分身の面を飛ばして都合のいい人間を動かすため、「親」を封じなければ意味がない。また「親」の凶面に取り憑かれた者は、凶面が祓われたあとでもしばらく体力が回復しない。的場静司率いる的場一門に恨みを持つ祓い人が、リスクを承知で自らに取り憑かせていた。

ミツミ

てるてる坊主を顔の左半分にくっつけたような、小鳥の顔をした妖怪。岩鉄という岩場を守る神格を持った妖怪の、89番目の子分。岩鉄が深く眠っている際、起こしてやる「石起こし」という役を担っている。ミツミから石起こし役を横取りしようとする妖怪たちに追われているところを夏目貴志と出会った。

かりかげ

友人帳に名前が記されていた妖怪。長い黒髪を下ろしたままにした和服の女性の姿をしており、側頭部から垂れた耳のようなものが生えている。夏目貴志を夏目レイコと見まちがえ、ひしがきと共に襲い掛かった。名前を呼んでもらえない事を悲しんでおり、呼んでくれないくらいなら名前を返してほしいと考えていた。貴志が名前を返した際には、貴志の事をレイコとカンちがいしたまま、もう一人で大丈夫なのかと心配しつつ、安堵もしていた。

カエダ

北本篤史の家の近くにある、滅多に開かない古書店を守っている妖怪。エプロンを着けた女子高校生の姿をしている。店主が眠っているあいだだけ姿を現し、店を守っている。でいの封印が解けてしまった事を知り、来客に危険が及ばないよう、客を追い払っていた。

イト

水凪神社に仕えている神使。しかし、田沼要の親戚が経営している民宿の近くに住んでいる老齢女性のイトとして、地域を守っている。神社の祭りで使う祭具である、白い女の面が盗まれたため捜していた。人の心を読む事ができる。要を小さい頃から見守っており、友人がたくさんできた事を喜んでいる。

氷室 (ひむろ)

三隅高校に通う3年生の男子。郷土研究部に所属しており、卒業記念として三隅高校と夏目貴志たちが通っている世分高校、廃校になった二葉高校の歴史を調べている。「テンジョウさん」という悪い妖怪をバラバラにして封じた絵を探していた。

場所

八ツ原 (やつはら)

『夏目友人帳』の舞台のひとつ。バスも通っていない辺鄙な場所。廃寺があったが、そこに田沼一家が越してきた。森や沼があって、中級たちを始めとする多くの妖が住んでいる。

アニメ

夏目友人帳 肆

祖母・夏目レイコが残した「友人帳」を手にしたことが切っ掛けで、様々な妖怪と関わる事になった夏目貴志。かつて両親と共に暮らした家が売却されると知らされ、心のケジメをつけるべく懐かしい生家とかつて暮らした... 関連ページ:夏目友人帳 肆

夏目友人帳

幼くして両親を亡くし、妖怪が見える力のために周囲の人達から気味悪がられたため、人との関わりを避けるようになった高校生・夏目貴志。遠縁の親戚である藤原夫妻の下に落ち着いた夏目は、祖母・夏目レイコの遺品か... 関連ページ:夏目友人帳

続 夏目友人帳

祖母・夏目レイコが残した「友人帳」を手にしたことが切っ掛けで、様々な妖怪と関わる事になった夏目貴志。だが、現れる妖怪達は必ずしも害がないものばかりではなかった。人に祟りや害をなす妖怪と出会ってしまい、... 関連ページ:続 夏目友人帳

夏目友人帳 参

祖母・夏目レイコが残した「友人帳」を手にしたことが切っ掛けで、様々な妖怪と関わる事になった夏目貴志。友人や大切な人が増え、妖怪との関わりにもすっかり馴染みだした彼にとって、その力ゆえに周囲から理解され... 関連ページ:夏目友人帳 参

書誌情報

夏目友人帳 31巻 白泉社〈花とゆめコミックス〉

第1巻

(2005-10-05発行、 978-4592171584)

第2巻

(2006-08-05発行、 978-4592171591)

第3巻

(2007-02-05発行、 978-4592184461)

第4巻

(2007-08-04発行、 978-4592184478)

第5巻

(2008-03-05発行、 978-4592184485)

第6巻

(2008-07-05発行、 978-4592184492)

第7巻

(2009-01-05発行、 978-4592186670)

第8巻

(2009-07-03発行、 978-4592186687)

第9巻

(2010-01-04発行、 978-4592186694)

第10巻

(2010-07-05発行、 978-4592186700)

第11巻

(2011-03-04発行、 978-4592193616)

第13巻

(2012-01-04発行、 978-4592193630)

第14巻

(2012-07-05発行、 978-4592193647)

第15巻

(2013-01-04発行、 978-4592193654)

第16巻

(2013-07-05発行、 978-4592193661)

第17巻

(2014-01-04発行、 978-4592193678)

第18巻

(2014-09-05発行、 978-4592193685)

第19巻

(2015-05-01発行、 978-4592193692)

第20巻

(2016-04-05発行、 978-4592193708)

第21巻

(2016-10-05発行、 978-4592193715)

第22巻

(2017-09-05発行、 978-4592193722)

第23巻

(2018-09-05発行、 978-4592193739)

第24巻

(2019-05-02発行、 978-4592193746)

第25巻

(2020-06-05発行、 978-4592193753)

第26巻

(2021-01-04発行、 978-4592193760)

第27巻

(2021-09-03発行、 978-4592193777)

第28巻

(2022-05-02発行、 978-4592193784)

第29巻

(2023-01-04発行、 978-4592193791)

第30巻

(2023-09-05発行、 978-4592193807)

第31巻

(2024-09-05発行、 978-4592222019)

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