前作の子世代が主人公!「BORUTO」のような漫画を5作オススメ11 Pt.

人気漫画の世界観を引き継いだスピンオフ作品や外伝、続編はファンにとって嬉しい新作だ。今回は、続編の主人公が前作の主人公の子どもである作品をピックアップ。前作からのストーリーの流れも含め、5タイトルを紹介していく。

前作の子世代が主人公!「BORUTO」のような漫画を5作オススメ

出典:小学館


『MAJOR 2nd』

『MAJOR 2nd』

出典:小学館

プロ野球選手の父を尊敬する息子が、挫折を味わいながらも野球に向かい合っていくスポーツ漫画。幼い頃、尊敬する父親と同じ野球選手を目指していた少年、茂野大吾。周囲は期待をかけるが、父のようなプレーはできずに挫折。野球を諦めていた大吾だったが、ひとりの転校生の存在によって再び野球に向かい合う。2018年TVアニメ化。

本作は『MAJOR』の続編であり、前作の主人公、茂野吾郎の息子である大吾が主人公である。大吾の父である吾郎は幼い頃から野球に情熱を捧げ、プロ野球選手としてメジャーリーグや日本代表で活躍した経緯を持つ。そんな父に憧れて大吾もリトルリーグに所属し野球をするが、父と比べて落胆する周囲の声に潰され辞めてしまった。勉強にもスポーツにも打ち込めない大吾。そんなある日、彼の前に転校生、佐藤光が現れる。光は父の親友でありライバルである佐藤寿也の息子だった。光との出会いによって、紆余曲折ありながらも大吾は再び野球の道へと進んでいく。また本作1巻の表紙は『MAJOR』1巻の表紙と同じ構図で、それぞれ吾郎と大吾が描かれている。


『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』

『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』

出典:集英社

偉大な父を持つ忍者の少年の、成長と闘いを描いたバトルアクション漫画。七代目火影となったうずまきナルトを父に持つボルト。ボルトは多忙な父に自分や家族を顧みてほしいと躍起になっていた。だが真面目な修行や地道な鍛錬を嫌い、高い素質を持てあましていた。だが中忍試験の最中に起きたとある事件をきっかけに、父と子の関係は変わっていくことになる。2017年TVアニメ化。

本作は漫画『NARUTO -ナルト-』のその後を描いたスピンオフ作品。本作は前作の主人公であるうずまきナルトとヒナタの間に産まれた息子、ボルトが主人公で、劇場版アニメ『BORUTO』を元に漫画に再構成された作品である。忍者大戦の終結後、ナルトは七代目火影として里をまとめる多忙な日々を送っていた。息子のボルトはあまり父にかまってもらえないことから反発心を抱いていた。ボルトは父のライバルで親友でもあるうちはサスケの娘、うちはサラダにも自分は火影にならないと発言。それに対しサラダは自分が火影になると返した。そんなボルトはある日、サスケに出会い、中忍試験で父を見返すために弟子入りする。そして中忍試験の最中に起きた事件を通じ、ボルトは自分を見つめ直していく。


『キン肉マンII世』

『キン肉マンII世』

出典:集英社

『キン肉マン』の続編でキン肉マンの息子世代が戦う超人バトル漫画。キン肉マンことキン肉スグルが第58代キン肉星大王となって28年。スグルの息子である万太郎は過保護に育てられたためか、ワガママな性格になっていた。その頃、キン肉マンたち正義超人が倒したはずの悪魔超人、完璧超人、残虐超人などの悪行超人たちは密かに次世代を育成。やがて復活した悪行超人たちが世界を揺るがす。2002年TVアニメ化。

本作の主人公、キン肉万太郎は前作『キン肉マン』の主人公、キン肉スグルの息子。キン肉マンは超人パワーでライバルや敵たちと激しいバトルを繰り広げ、悪行超人たちを退けた。しかし悪行超人たちは密かに後進を育成。機を見て戦いを仕掛けてきたのである。この戦いでキン肉マンたち伝説の超人たちは加齢から若い悪行超人たちに歯が立たず、一蹴されてしまう。そこでキン肉マンたちも次世代を育成すべく、正義超人の育成用学校ヘラクレス・ファクトリーを復活。彼の息子である万太郎やテリーマンの息子テリー・ザ・キッドを送り込んだ。甘ったれな万太郎であったが、父親と同じく正義のために戦う心と、まだ使いこなせていないが超人パワー「火事場のクソ力」を有していた。悪行超人たちの魔の手に脅かされる地球の平和は、彼ら次世代の超人たちに託されることになる。


『ボクを包む月の光』

『ボクを包む月の光』

出典:amazon

大ヒットSF少女漫画『ぼくの地球を守って』の続編。7歳の少年、小林蓮(こばやしれん)は声楽家の母、亜梨子(ありす)と作曲家の父、輪(りん)の間に産まれた。ある日、蓮は自分を護る不思議な存在、紫苑(しおん)と木蓮(もくれん)に出会い、超能力に目覚める。蓮は彼らを自分の「守護天使」だと思い、その力に磨きをかけていく。やがて蓮は前世の記憶を持つ両親の苦悩を知ることになる。

本作の主人公である蓮は、前作『ぼくの地球を守って』の主人公である亜梨子と輪の間に産まれた子。亜梨子は前世で木蓮という異星人の女性で、聖歌(キサナド)を歌うことによって植物の成長を促進させる力を持った存在「キチェ・サージャリアン」。父の輪は前世で紫苑という異星人の男性で、予知や念動力などさまざまな力を発揮する超能力「サーチェス」を有していた。木蓮と紫苑は伝染病で死に、地球に転生して亜梨子と輪として出会う。さまざまな問題や苦しみを乗り越え、現世で夫婦となった亜梨子と輪。そんな両親の事情を知らない蓮は、自分を護ってくれた木蓮と紫苑を守護天使だと信じていた。蓮は母と同じく聖歌を歌うと額にキチェの印が現れ、父譲りのサーチェスを有しているが能力は異なっている。蓮はさまざまな事件に巻き込まれながらも、両親をはじめ周囲の人々の助けを借りて成長していく。


『ときめきトゥナイト』

『ときめきトゥナイト』

出典:集英社

魔界から来たヒロインが人間の男の子に恋して巻き起こるファンタジーラブコメ漫画。本作は3部構成になっており、第1部は吸血鬼と狼女のハーフであるヒロイン、江藤蘭世(えとうらんぜ)の恋。第2部は蘭世の弟、鈴世(りんぜ)の恋人で人間の少女、市橋なるみが主人公。第3部は蘭世と真壁俊(まかべしゅん)の間に産まれた娘、愛良(あいら)の物語になっている。第1部は1982年にTVアニメ化された。

本作は厳密には続編ではなく、主人公や世代を交代した3部とも『ときめきトゥナイト』のタイトルで刊行されている。今回の特集である「前作主人公の子」は、第1部の主人公である蘭世の娘、愛良で、第3部の主人公を努めている。母の蘭世は魔界人であるが、人間の男の子、俊に恋をした。そのため人間界、魔界を含めさまざまなトラブルが彼女にふりかかった。人間と思われていた俊は、実は魔界から追放された王子であった。紆余曲折の末に結ばれた蘭世と俊の間に産まれた娘である愛良は、生まれながらにして魔界の大魔女になると予言された。そこで愛良は魔女メヴィウスの元で修業することに。だが愛良は「魔女は恋愛禁止」という掟に納得できず、師メヴィウスと闘うことになる。


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