【特集】「It's magic」 魔法使いの世界15 Pt.

魔法使いが住人のほとんどを占める「魔法使いの世界」と、そこと繋がった「ホール」という街での、種族間対立を描いた作品。主人公のカイマンはホールに住む記憶喪失で、魔法使いによって頭がトカゲのようになったと思われる青年。ホールに来る魔法使いを狩りながら自分の姿を変えた者を探しているが、自分自身も魔法使いなのでは、という疑念に悩む。そんなカイマンの相棒・ニカイドウは、魔法使いであることを捨てホールで一般人のように生きようとしている女性。だが貴重な「時を操る魔法使い」であることが知れ、狙われることになる。

悪霊や妖怪などを退治するゴーストスイーパー・美神令子と、助手の少年・横島忠夫を中心とした、コメディ色の強いオカルトアクション漫画。霊現象や妖怪の存在が認められ、除霊を生業とするゴーストスイーパーが国家資格となる世界だけに、魔法やそれに類する術を使いこなす人物は多数登場する。一例として主人公の美神は、特殊警棒状の神通棍やお札など攻撃アイテムを主として用いる。同時に、徹底した守銭奴ぶりや高慢な態度、卑怯な手段も嬉々として行う人格が印象的。

海外小説を原作とするファンタジー。山の中で不思議な力を持つ獣たちと心を通わせて暮らしていた魔女・サイベルは、コーレンと名乗る騎士から、サイベルにとっては甥にあたる赤子を預けられる。赤子は国王の子であり、サイベルはそれまで知らなかった人間たちの様々な感情に翻弄されていく。

中世ヨーロッパ風の世界を舞台としたファンタジー。タイトルのグラン・ローヴァは「放浪の賢者」を名乗る老人で、見た目に反し自由奔放で無垢な人物。本作品のキーアイテムとなる「銀晶球」は強大な魔力を持つが、力が大きすぎるため災いを招くことが多く、グラン・ローヴァのような無垢なる者が管理しなければならない、とされている。

表向きは普通の巨大学園都市だが、裏には魔法による数々の秘密を抱える麻帆良学園を舞台とした、ファンタジー学園漫画。主人公のネギは10歳の少年ながら優れた魔法使いであり、麻帆良学園へ英語教師として赴任し、31名の女生徒たちの担任となる。魔法使いであることは一般人には秘密であり、バレたら本国へ強制送還される上、オコジョにされてしまう。しかし、生徒たちの面倒を見るうち一人また一人と魔法使いであることを知られてしまう。