概要・あらすじ
エルド山にある曽祖父ヒールドが建てた館に住む魔術師サイベルは、祖父ミクや父オガムが集めた伝説上の獣たちと共に暮らしていた。ある日、伝説の白い鳥ライラレンを呼び寄せようと呼びかけを行ったところ、サールの騎士コーレンが赤ん坊を連れて館を訪れる。その赤ん坊は、サイベルの母の妹リアンナとエルドウォルドの領主ドリードの子であった。
登場人物・キャラクター
サイベル
エルド山にある館に住む女性の魔術師。曽祖父ヒールド、祖父ミクや父オガムから続く四代目の魔術師で、代々伝説上の獣を集めている。彼女もまた魔術師としての力は非常に強い。伝説上の白い鳥ライラレンを手に入れることを望んでいる。
コーレン
サール一族の七人兄弟の一人。騎士。エルドウォルドの王ドリードに戦で殺された兄ノレルの仇を討つことを望む。サイベルの元に赤ん坊であったタムローンを連れて、保護を頼んだことをきっかけに彼女と心を通わすようになる。
ドリード
エルドウォルドの王。妻リアンナがサール一族のノレルと不倫の関係に陥ったと思い込み、戦を起こしてノレルを殺害した。後にリアンナの産んだ男子が自分の子であったことを知り、手元に取り戻そうとする。リアンナの姪にあたるサイベルのことを知ってから、彼女を手に入れたいと欲するようになる。
タムローン
エルドウォルドの王ドリードと妻リアンナの息子。戦の最中に生まれ、コーレンの手によってサイベルに預けられる。サイベルと彼女の館に暮らす伝説上の獣たちによって育てられるが、ある日館を再訪したコーレンによって自分の出自を知ることになる。
クレジット
- 原作
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パトリシア・A・マキリップ