ベルサイユ宮殿を舞台にした漫画150 Pt.

華麗なるベルサイユ宮殿で繰り広げられる歴史ロマン

作成日時:2018-12-02 10:00 執筆者:マンガペディア公式

ベルサイユ宮殿を舞台にした漫画

出典:小学館

フランスが絶対王政であった時代。ブルボン王朝は栄華を極め、太陽王と呼ばれたルイ14世のもと、現在のベルサイユ宮殿が完成した。今回はそんな絢爛豪華なベルサイユ宮殿を舞台にした5タイトルを紹介する。


『第3のギデオン』

出典:小学館

『医龍』『幽麗塔』で知られる作者・乃木坂太郎の描く歴史ドラマ。ルイ16世の治世、フランス全土は貧困と腐敗にまみれていた。娘と共に暮らす三文文士のギデオンは、政治の大切さを説いていたが、誰も耳を貸さない。そんな中、ギデオンは、かつて共に暮らした貴族・ジョルジュと再会。ギデオンは、ジョルジュの後ろ盾を得て、平民議員として政治の世界へ足を踏み入れる。それは、フランス革命の始まりであった。

フランス革命前後の時代が、平民と貴族、両者の視点で描かれる。主人公・ギデオンは平民である。貴族であるジョルジュと、兄弟のように育てられた。しかしギデオンは、とある事がきっかけで、ジョルジュの家から飛び出した。後にジョルジュと再会し、ギデオンは、平民議員として政治の世界へ入る。そして、ベルサイユ宮殿でルイ16世一家と出会い、親交を深める。そのことで、ギデオンは平民から裏切り者と罵られ、貴族からは平民のスパイと疑われてしまう。ギデオンとジョルジュは、それぞれフランスの立て直しを目指しているが、2人の思想には大きな乖離があった。圧倒的な迫力で描かれる歴史ロマンに、最後まで目が離せない名作だ。


『ベルサイユオブザデッド』

出典:小学館

ベルサイユを舞台にしたダークファンタジー異色作。オーストリアからフランスに嫁ぐことになったマリー・アントワネットは、いざという時の「身代わり」として、双子の弟・アルベールを伴っていた。ベルサイユ宮殿に向かう途中、彼女たちを乗せた馬車は、「不死者(モルビバン)」の群れに襲われる。そこで、マリー・アントワネットは落命。アルベールは姉に代わり、王太子妃となるのだった。

本作の世界では、「蘇り病」という奇病が流行している。この奇病に罹った者は、「不死者(モルビバン)」となってしまう。モルビバンの体は、腐臭をまき散らす死体そのもの。モルビバンになった者は、生者を容赦なく襲う。そのモルビバンに殺されてしまった、マリー・アントワネット。そして、モルビバンに襲われながらも、唯一生還した彼女の双子の弟・アルベールが、姉に成り代わりルイ16世に嫁ぐ。だがアルベールは悪魔のような心を持っていた。彼はマリー・アントワネットとしてベルサイユ宮殿をほしいままに牛耳る。彼の悪魔のような本性に気付いた者には、残酷な死が訪れるのだった。


社会現象まで起こした歴史系少女漫画の金字塔。フランス王家に代々軍人として仕える貴族・ジャルジェ家。しかし、ジャルジェ家には娘ばかりが生まれる。跡取り息子を欲していた当主は、末娘を男として育てると決意する。その末娘・オスカルは、軍服に身を包み、オーストリアより嫁いできたマリー・アントワネットに仕えることになる。だが、民衆が貧困にあえぐフランスは、やがて革命の時代を迎えるのだった。

連載から40年以上を経て、現在も多くのファンに愛され続けている。本作は、実在の人物や歴史にフィクションを加えた歴史ロマンだ。主人公は男装の麗人・オスカル、悲劇の王妃・マリー・アントワネット、スウェーデンの貴公子・フェルゼンの3人。それぞれの視点から、ベルサイユ宮殿での愛憎劇や、フランス革命が描かれている。特にドラマチックな生涯を送るオスカルは、読者から圧倒的な人気を集めた。オスカルは名門貴族の一員だ。しかし、貧しい平民の暮らしを知り、また愛した者が平民であったことから、平民側の軍人として、フランス革命に身を投じる。


『かの名はポンパドール』

出典:集英社

佐藤賢一の同名小説を原作としたコミカライズ作品。ルイ15世の治世、1人の女がフランスの宮廷を変えた。彼女の名はポンパドール公爵夫人。フランス国王の寵姫でありながら、政治、文学に通じ、事実上の宰相であった。しかし、ポンパドール公爵夫人は平民出身。貴族主義者の悪意、国王の寵姫の座を狙う数多の女たちの嫉妬に晒される。ベルサイユ宮殿を舞台に、1人の女が愛と叡智で生き抜く歴史ロマン。

列強国のひしめく近世の西欧。フランス国王・ルイ15世も、戦争に明け暮れていた。そんなルイ15世の慰めは寵姫。後に「ポンパドール侯爵夫人」の位を与えられた女性・ジャンヌ・アントワネット・ポワソンだ。彼女は、幼い頃より「王妃」とあだ名されたほどの美貌の持ち主。ブルジョア出身の平民で、実父は国賊の汚名を着せられていた。だが、鹿狩りで近くを訪れたルイ15世に、見目麗しい衣装と馬車で印象付け、国王の心を虜にする。寵姫となったポンパドール侯爵夫人の目的は、戦争で弱ったフランスを立て直すこと。そのために学者たちのパトロンとなり、貴族たちには演劇を通じて道徳心を広めていく。ポンパドール公爵夫人は、独自の政治的手腕を振るうのだった。


『マリー・アントワネット』

出典:講談社

21世紀に発表された事実をもとに、新しいマリー・アントワネット像を描いたヒューマンドラマ。14歳の少女・アントーニアは、故郷のオーストリアを離れ、フランスに嫁いできた。彼女は、後のフランス革命で命を落とすことになる王妃マリー・アントワネット。これは彼女が、夫・オーギュストや家族と共に暮らした幸せな時の物語である。

本作は、ベルサイユ宮殿の離宮「プチ・トリアノン」で、家族だけで幸せに暮らすマリー・アントワネット一家の様子から始まる。その幸せは、フランス王家に嫁いできた、幼き日の孤独と不安を乗り越えてつかんだものだった。アントーニア(マリー・アントワネット)は、オーギュスト(後のルイ16世)と結婚したばかりの頃、しきたりの多いフランス宮廷に、いつも疑問と不満を抱いていた。自分で物を拾うことも許されず、国王・ルイ15世の愛人が、堂々と宮廷内で暮らしている。無邪気で素直なアントワネットが投げかける疑問や言葉は、そんな宮廷を諦観していたオーギュストの心を動かすのだった。


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