SF・ファンタジー漫画オススメ５選！転生しない超王道ファンタジーが読みたいあなたへ0 Pt.

本作の舞台となるのは、ユートピアとされている空中都市・ザレムと、荒廃した地上のスラム街であるクズ鉄町。そこで暮らす人間たちはスクラップを再利用して失った体の一部を機械化するようになっていた。上半身だけの姿で仮死状態になっていたガリィは恩人であるダイスケと同じハンター・ウォリアーとなり、強靭な体とパワーを手に入れ、宿敵や強敵を相手に戦いを繰り広げることになる。ザレムに行くことを目標に罪を重ねてきた少年・ユーゴと出会い、恋心を抱くが、自分がサイボーグであるがゆえに苦悩することになる。本作では人間と機械の定義や命の重みなどについて触れられ、医学の発展が著しい現代において、様々なことを考えさせられる内容になっている。

本作は武士たちが鬼退治を行い、バイクに似た鬼鉄騎など近代的な乗り物も登場する新感覚の戦国ファンタジーだ。鬼退治をするため最強の武士団を作ることを目指して旅に出た二人は、途中で服部つぐみと出会い、旅の仲間が増えた。武蔵には名字がないため、小次郎を団長とし、鐘巻武士団を名乗るようになる。鬼は普通の刀では倒せず、とどめを刺せる唯一の武器である鬼鉄刀が必要だという。鬼鉄刀を得ることが武士の証であることを知り、鬼鉄刀を手に入れるための儀式「刀の試し」を受けるが、武蔵は儀式の最中に己の中に鬼鉄刀の支配者「黒曜の女神」を宿していることを知る。一方、小次郎は一人前の父親の自斎が五傑将の上杉武士団の一員であったことを知り、そのルーツを探り始める。

吸血鬼殲滅部隊「月鬼ノ組」総隊長・一瀬グレンに拾われた優一郎は月鬼ノ組に入隊し、柊シノアなど新たな仲間たちと出会う。鬼の力を利用した鬼呪装備で力をつけていく中で、優一郎の身体の中には得体の知れない「何か」があることが判明する。一方、殺されたはずのミカエラは、吸血鬼の女王のクルル・ツェペシによって吸血鬼化されていた。秘密裏に進行している「終わりのセラフ」の実験対象として優一郎が日本帝鬼軍に利用されていることを知ったミカエラは、彼を救い出すことを決意する。ウイルスや実験の真実、グレンの裏切り、吸血鬼サイドの確執、優一郎を巡る友情など、様々な要素が複雑に絡み合いながら進んでいく予想がつかない展開に引き込まれることだろう。

寧々が通うかもめ学園には、「七不思議」と呼ばれる怪異が存在する。寧々が最初に出会った怪異の花子くんは7番目の怪異で、人の願いを叶える代償に大切なものを貰い受けるという。学園七不思議のリーダーである花子くんの役目は、学園内の全ての怪異を把握し、怪異と人間との関係を良好に保つこと。そんな彼の助手となった寧々は、様々な怪異絡みの事件解決に関わるようになっていく。寧々は何度も窮地に陥るが、その都度花子くんに助けられ、彼の過去についても知る内に、大切な存在となっていく。学園の放送室から流されている噂によって怪異は変化するが、花子くんの双子の弟で怪異でもあるつかさが裏で手を引いており、やがて花子くんとつかさは対立するようになる。

草摩一族は異性に抱きつかれると十二支の動物の姿に変身してしまう一族。紫呉はイヌ、由希はネズミに変身する。由希をライバル視する草摩夾（きょう）は草摩一族の中で仲間外れのネコの物の怪憑きで、身体に秘密を抱えている。透は紅葉や杞紗（きさ）など他の草摩一族の者にも慕われるようになり、由希と夾は透の純粋さに惹かれていく。物の怪憑きたちは特殊な存在であるがゆえに、複雑な家庭環境に悩む者も多い。また、草摩一族を束ねる慊人（あきと）が「絆」と呼ぶ「呪い」や束縛にも苦しめられており、透は彼らの心を救うために動き出す。透、夾、由希、の三角関係や草摩家を縛る「呪い」の秘密のみならず、様々な恋愛模様や家族愛など、数多くの要素が織り込まれている壮大なファンタジーだ。