「東京アニメアワード アニメーション・オブ・ザ・イヤー音楽賞」を何度も受賞し、様々なジャンルの音楽を作り出す「菅野よう子」。作品の世界観を形成する、クオリティの高いサウンドの数々を生み出す彼女が音楽を担当したアニメを厳選し、7作品を紹介する。
アニメ作品の世界観の構成に音楽は欠かせない。名作と言われるアニメは総じて音楽のクオリティが高いと言われるが、「菅野よう子」がアニメ界に果たした役割は大きい。そんな「菅野よう子」が音楽を担当する名作アニメを紹介しよう。
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「東京アニメアワード アニメーション・オブ・ザ・イヤー音楽賞」を何度も受賞し、様々なジャンルの音楽を作り出す「菅野よう子」。作品の世界観を形成する、クオリティの高いサウンドの数々を生み出す彼女が音楽を担当したアニメを厳選し、7作品を紹介する。
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「第一次星間大戦」の終結から30年後の2040年。惑星「エデン」で次期主力戦闘機の最終選定試験が行われていた。競合二社のテストパイロットである「イサム・ダイソン」と「ガルド・ゴア・ボーマン」は幼馴染であったが、7年前のある事件が原因で袂を分かっておりいがみ合う関係となっていた。二人は偶然、同じく7年前の事件の当事者である幼馴染の「ミュン」と再会し、彼女を巡る三角関係でも火花を散らすことになる。果たして3人の間で7年前に一体何があったのか――。
1994年に発売されたOVAおよび劇場アニメで、総監督「河森正治」の『超時空要塞マクロス』の直近の「マクロス」シリーズ作品。「渡辺信一郎」の初監督作品であり、脚本「信本敬子」、音楽「菅野よう子」のスタッフ構成は、後の『カウボーイビバップ』と同じである。本作の戦闘機によるドッグファイトは戦闘機のパイロットのリアルな感覚が再現されており、またアニメーター「板野一郎」によるスピーディーな映像表現が素晴らしく、アニメファン必見の名シーンとなっている。「菅野よう子」の初アニメ音楽担当作であるが、様々なジャンルの音楽を取り入れながらひとつひとつのサウンドのクオリティが非常に高く、初音楽担当とは思えないほど聴きごたえがある曲ばかりだ。
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陸上部に所属する高校一年生の「神崎ひとみ」は、海外に行ってしまう片思いの「天野」先輩に、「100mで自己ベストがでたらファーストキスをお願いします。」と告白する。ところがゴール直前、突如光の柱から現れた少年と竜の戦いに巻きこまれ、異世界「ガイア」に飛ばされてしまう。
1996年に放送されたファンタジーロボットアニメ。放映当時、恋愛、占い、天使などの少女漫画のモチーフとロボットアクションを融合させた、斬新な設定のアニメだった。「菅野よう子」が「溝口肇」と共作し、ワルシャワフィルハーモニー楽団やローマ歌劇場といった楽団が参加した、豪華フルオーケストラの楽曲が話題を集めた。また、当時16歳だった「ひとみ」役の声優「坂本真綾」が歌うOP『約束はいらない』は、「坂本真綾」のみずみずしい歌声と「菅野よう子」の壮大かつ繊細なメロディラインが一体化した名曲である。
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2071年、太陽系に進出した人類の間で、惑星間にはびこる犯罪者を捕まえる為に賞金稼ぎの制度が導入されていた。賞金稼ぎの「スパイク・スピーゲル」は「ビバップ」号の一癖も二癖もあるクルー「ジェット」、「フェイ」、「エド」らと共に今日も賞金首を追いかける。
1998年に放送されたTVアニメ作品。『マクロスプラス』と同じ、監督「渡辺信一郎」、脚本「信本敬子」、音楽「菅野よう子」のスタッフ構成。基本的に一話完結の形式をとっており、話によってアクション、ドタバタギャグコメディ、ハードボイルド、サスペンス、ホラーなどテイストが異なる。全体的にクオリティが高い傑作だが、音楽にも非常に力を入れており、その話の作風に合わせてジャズを基本にロック、ブルースなど様々なジャンルの音楽が取り入れられ、「菅野よう子」が作りだす多彩なジャンルの音楽が楽しめる。第一弾のサントラアルバムは、第13回日本ゴールドディスク大賞を受賞した。
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正暦2343年、地球潜行員に選ばれた「月の民」の「ロラン・セアック」は、仲間たちと共に地球に降り立つが、川で溺れた所を「ハイム姉妹」に助けられる。月の女王「ディアナ」に瓜二つの姉「キエル」と、その妹「ソシエ」の計らいで「ハイム家」の運転手として「ロラン」は2年の時を過ごすが、突如として月の軍隊「ディアナカウンター」が地球帰還作戦を開始。自警団「ミリシャ」との間で戦いが行なわれる最中、成人式の儀式の神像である「ホワイトドール」が起動する。「ホワイトドール」こそは人類の黒歴史の遺産「∀ガンダム」であった。
1999年から2000年にかけて放送されたSFロボットアニメ。総監督として「富野由悠季」が就任し、宇宙世紀の歴史を含めた「ガンダム」シリーズの総決算的な作品とされる。〝髭″が特徴的な「ガンダム」のデザインは、「ブレードランナー」のデザインで有名な世界的工業デザイナー「シド・ミード」が担当した。「ワルシャワ・フィル管弦楽団」を起用した音楽は重厚かつ雄大なオーケストラの音を惜しみなく生かし、勇猛な曲調を始めとしたジャンルレスの音楽が、『∀ガンダム』の壮大な世界観へ我々を誘ってくれる。
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西暦2030年、脳で直接ネットに接続できる技術「電脳化」が一般化した社会。高度情報化によって複雑化する犯罪に対応する為、内務省直轄の独立攻性部隊として公安9課通称「攻殻機動隊」が設立された。公安9課のメンバーは、実質的なリーダーである少佐こと「草薙素子」を中心に、サイバー犯罪やテロの背後に隠された事件の真相に迫る。
2002年に放送された『攻殻機動隊攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、2004年『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』、2006年『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』による三部作の傑作シリーズ作品。三部作全ての音楽を「菅野よう子」が担当し、ジャズ、テクノ、ロックなど様々なジャンルを取り入れながらも『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』のサイバーパンクな世界観に深みと広がりを与えている。どれも名曲揃いだが、三部作のOP曲は全てロシア人歌手「Origa」が担当し、彼女の持つ透明で伸びやかな歌声が「菅野よう子」の楽曲と合体し、その世界観を代表する曲となっている。
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かつて人類と「堕天翅(だてんし)族」との間で行われた大戦から一万二千年後の未来。地球再生機構「ディーバ」は一万二千年前の大戦の英雄・「アポロニアス」の生まれ変わりを探していた。「堕天翅(だてんし)族」の「収穫獣」を前にして機械天使「アクエリオン」は合体を破られるが、偶然居合わせた野生児「アポロ」の「創聖合体! Go! アクエリオン!」の叫びに呼応し、新たに合体、「ソーラーアクエリオン」となって「収穫獣」を撃破する。そうして「アポロ」は、人類と「堕天翅(だてんし)族」の戦いに身を投じることとなる。
2005年に放送された大人気SFロボットアニメ。「菅野よう子」と「保刈久明」がタッグを組んで音楽を担当した作品で、特に「菅野よう子」の作曲したオープニング曲『創聖のアクエリオン』は美しく壮大なメロディラインもさることながら、「一万年と二千年前から愛してる」という強烈なインパクトの歌詞も相まって大人気となった。さらに本編終了後パチンコ化された時のCMがきっかけでオリコン入りを果たし、2008年「JASRAC賞」で銀賞を受賞した。劇中には挿入歌が多く登場し、サントラにはロックやバラード調の曲もあるが、作品の内容に合わせて神話を想起させる壮大な曲が多く、その世界観に魅了されることだろう。
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10年前、突如として東京に現れた謎の異空間「地獄門(ヘルズゲート)」は、世界から本当の星空を奪い、代わりに空は偽りの星を映す様になった。それと同時期に現れ始めた、感情や「対価」と呼ばれる代償を引き換えに超能力を操る「契約者」と呼ばれる人々。「契約者」の一人「黒(ヘイ)」は、エージェントとして「銀(イン)」、「猫(マオ)」、「黄(ホアン)」らと共に「組織」から下される任務を遂行する――。
2007年に放送された架空の設定の東京を舞台にしたSFアクション作品。ワイヤーと電撃の能力を駆使して戦うスタイリッシュなアクションと、「黒」の仲間達と敵対する契約者、それにまつわる人々を描く大人のヒューマンドラマである。「菅野よう子」の楽曲は、アクションシーンの疾走感や爽快感を演出する共に、多くを語らず淡々と、しかしそこにいる人々の心をドラマティックに描く本作を情緒豊かに彩っている。
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