『ガンダム』好きになろ？女性向けオススメ『ガンダム』はこれ!!3,437 Pt.

ガンダムオタクのキャリアウーマンを題材にした漫画『ガンオタの女』が出版されるなど、戦争ドラマといわれる本作は、徐々に女性層からの支持を得る様になってきている。また、平成になって公開されたガンダムは、個々のキャラクターが魅力的になり、女性層でもガンダムの世界観に入りやすくなっている。

今回は、キャラクターに「イケメンが多い」や「世界観設定が綺麗」などをテーマに、女性でも受け入れやすい『ガンダム』作品を紹介する。

「コーディネーター」と呼ばれる遺伝子操作をされた新人類が爆発的に増えていった世界。中立であるコロニーで静かに暮らしていた主人公「キラ・ヤマト」。だが、軍がコロニー内で5機のガンダムと戦艦を極秘裏に開発していたことから、ザフトのクルーゼ隊に強襲されてしまう。キラは逃げ惑う内にモビルスーツ工場へと辿り着き、そこで幼馴染の「アスラン・ザラ」と運命的な出会いを果たすが、ザフト側であるアスランは、「イージスガンダム」を奪取。キラは艦長である「マリュー・ラミアス」に導かれ、「ストライクガンダム」に乗ることとなる。驚異的な機体性能と操作技術により見事ザフトを追い返すことに成功。だが、人殺し（戦争）に対して苦悩しながら戦っていくこととなる。



平成ガンダムを代表する作品の一つがこの本作である。ガンダムとキャラクターのカッコよさ、戦うことに苦悩していたキラが徐々に成長していく姿などが、平成の新規ファンの心を掴んだ。歴代ガンダムの中で最も視聴率が高かったことから、人気の作品であることが分かる。


コロニーが開発され、人々は宇宙への移民が始まった。地上で紛争が起きたことにより、移民政策はますます加速、地球側とコロニー側が対立する構図ができてしまった。力によって蹂躙してきた地球側に対して、コロニー側の地下組織は「オペレーションメテオ」を発令。5機のガンダムにより、地球の軍事施設は次々と破壊されていく。

本作の主人公は1人ではなく、地球に降りたガンダムのパイロット5人が主人公となっている。各国（日本、西洋、中東、アメリカ、中国）の特色を活かしたガンダムとパイロットは、ジャニーズ風ガンダムと称されながらも、女性だけではなく男性からも高い支持を得ている。
OVA版『新機動戦記ガンダムW　EndlessWaltz』では、鳥の翼のような装甲が4枚付いた「ウイングガンダムゼロカスタム」が存在する。洗礼されたそのデザインは、“最も美しいガンダム”としても有名である。

月の民（ムーンレイス）である主人公「ロラン・セアック」は、地球先行潜入員 として地球に潜入。川で溺れた所を助けられてから、ハイム家の下で働くようになった。2年後、成人式のお祭りにより祝福されるロランと「ソシエ・ハイム」であったが、突如、月の女王の軍ディアナ・カウンターに襲撃される。ディアナ・カウンターのビーム兵器により、地元民よりホワイトドールと呼ばれる「∀ガンダム」が勝手に動き出す。ロランは起動し始めた「∀ガンダム」に乗り込み戦闘に巻き込まれる。結果として、初戦において、「ディアナ・カウンター」を退けることに成功する。戦争を無くし、美しい地球を守るため、ロランは戦っていくこととなる。

本作は、一度地球の文明が滅び、19世紀前後の産業革命前の生活水準にまで戻った地球が舞台である。『機動戦士ガンダム』『ガンダムSEED』や『ガンダムW』はそれぞれ違うパラレルワールドの話であるが、“全ての世界が最終的に辿り着く終着点”が『∀ガンダム』となっている。
どの世界でも、人類は戦争を無くすことができず、「∀ガンダム」によって一度文明が滅ぼされた為、モビルスーツは作るのではなく、化石のように発掘されたものを流用している。モビルスーツ以外は、19世紀の背景のため、「∀ガンダム」が牛を運ぶ手伝いをしたり、汚れた衣類を洗濯したりと、戦争の道具としてではなく、日常の道具として使われるシーンが度々見られる。
また、ガンダムとしては異例のフォルムになっており、髭のようなものが顔に付いている。これは、ガンダムシリーズで唯一、海外のデザイナーにデザインを発注したところ、このような前衛的なガンダムとなった。作中では「不細工だ」と言われてしまうことも……
19世紀とガンダムによる新たな世界観とストーリー、これまでの主人公とは一味違うロランの存在などが女性ファンだけではなく、多くの男性ファンから熱烈な支持を受けた作品となっている。