魔法とテクノロジーを融合させ、新たな魔法少女像を創り上げた人気アニメ「魔法少女リリカルなのは」シリーズ。2018年10月19日に映画「魔法少女リリカルなのは Detonation」が公開。今回は、様々な魔法少女漫画を紹介しよう。
映画「魔法少女リリカルなのは Detonation」10月19日公開!
出典:KADOKAWA
魔法とテクノロジーを融合させ、新たな魔法少女像を創り上げた人気アニメ「魔法少女リリカルなのは」シリーズ。2018年10月19日に映画「魔法少女リリカルなのは Detonation」が公開。今回は、様々な魔法少女漫画を紹介しよう。
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2017年に公開されたアニメ映画「魔法少女リリカルなのは Reflection」のコミカライズ作品。滅亡の危機に瀕した惑星エルトリアに暮らしていたフロールイアン一家は、故郷を救うための方法を探っていた。フローリアン家の次女・キリエは、救いを求め、遠い異世界にある「地球」に旅立つ。そこでキリアが出会ったのは、高町なのは、ファイト・T・ハラオウンらの魔法少女たちだった。
美少女ゲームのスピンオフ作品としてスタートし、圧倒的な人気を獲得した「魔法少女リリカルなのは」シリーズは、魔法少女作品の代表格の1つだ。惑星エルトリアを侵す「死触」という病に必死に抗うフローリアン一家の奮戦ぶりや、大事な家族と故郷を救うため、地球に旅立つことを決意したフローリアン一家の次女・キリエの想いが描かれる。キリエが異世界・地球で出会うのは、「魔法少女リリカルなのは」シリーズのメインキャラクターである魔法少女・高町なのはや、ファイト・T・ハラオウンたち。高町なのはは小学5年生で、フェレットの姿をしているユーノ・スクライアにある日突然出会い、魔法使いとしての素質を見込まれて魔法少女になった女の子。本作では、キリエと高町なのはたちの出会いにより、2つの世界の運命を賭けたドラマティック・アクションが展開される。
出典:マンガペディア
魔法少女漫画の原点と言える作品。1966年から3度に渡りテレビアニメ化されたほか、アニメ映画化、実写映画化など様々なメディア化がされた。後の魔法少女漫画に、多大な影響を与えた作品だ。赤塚不二夫が描いた本作と、3度に渡るテレビアニメ版では、それぞれ設定が細かく異なる。本作では、変身するために化粧で使うような大きめの鏡を使用しているが、テレビアニメ版でのアッコはコンパクトを使って変身する。
シンデレラを夢見る少女・鏡厚子(通称・アッコ)は、ある日、勢いよく飛んできた野球のボールに、大切にしていた鏡を壊されてしまう。途方に暮れるアッコの前に鏡の国の使いが現れ、これまで鏡を大事に使ってくれたお礼として、アッコの壊れた鏡を魔法の鏡と交換してくれることとなる。それは、なりたいものになれる魔法の鏡。その日から、アッコは鏡の力で様々な姿に変身できる魔法少女となり、人助けをしていくこととなる。魔法少女になりたいという女の子の願望を描き出した本作は、形を変えて幅広い世代に親しまれた。
出典:小学館
中学生の女の子・桃の祖母が魔法少女に変身して戦うという、斬新な設定のファンタジー漫画。魔人に狙われた地球を救うため、アモル星からやってきた使者・レオ。彼は、魔人を倒せる魔法少女に適した少女を探し、契約を結ぶことが急務だった。ところが、めぼしい少女は一向に見つからない。「災厄の日」が迫る中、ようやく契約を結べたのは、なんと孫と2人で暮らす88歳の女性・紅林梅。愛する孫娘・桃と、自らが暮らす天野川町を守るため、紅林梅は「88歳の魔法少女」として活躍していく。
斬新な設定の魔法少女漫画だが、主人公・紅林梅の活躍ぶりは、魔法少女ものの王道をいっている。88歳の紅林梅がひとたび魔法少女に変身すると、10代半ばの可憐な姿になる。魔法少女・紅林梅は、魔人と対決する際に暴力的な手段を用いない。豊かな人生経験に裏打ちされた包容力により、負の感情にこり固まった魔人の心を優しく解きほぐすのだ。深い愛情と癒しによって、魔人を浄化していく魔法少女・紅林梅の姿は、聖母の風格さえ感じさせる。ところが、そんな紅林梅の前に、別の魔法少女たちが現れる。魔法少女たちは、愛情により魔人の心を癒す紅林梅の姿勢を「甘い」と批判し、強引な手段で魔人の感情そのものを奪い取っていく。
出典:マンガペディア
男子高校生・柴木耕太が、偶然見つけた魔術書の力で魔女・るるもの召喚に成功し、これまでの生活が一変する様子を描いた、ファンタジーギャグコメディ。るるもは300歳を超えているが見た目は「魔法少女」だ。第2部にあたる『まじもじるるも 魔界編』や、第3部の『まじもじるるも 放課後の魔法中学生』も刊行されている。2014年にテレビアニメ化された。
本作に登場する魔女・るるもは魔界の住人で、年齢はなんと300歳以上。少しばかり年をとっているが、人間の中学生くらいの姿なので、見た目はまさに「魔法少女」だ。るるもは、魔術書を手にした主人公・柴木耕太に召喚され、人間界に現われた。自分を召喚した代償として、柴木耕太に「残りの寿命をすべて渡せ」と要求。そして柴木耕太を、生きたまま鳥に喰わせる「鳥葬」にしようとするなど、とんでもない行動をとる。もっとも、るるもに悪意はない。ただ魔界のしきたりに従っているだけである。柴木耕太がピンチに陥った際、罰を受けることを承知で彼を助けようするなど、むしろ魔界の住人としては純真さに溢れているタイプなのだ。罰として修行魔に格下げされたるるもは、人間界で暮らすこととなる。柴木耕太と不器用な魔法少女(?)・るるもの波乱に満ちた生活は、見どころ満載だ。
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変身するとマッチョな男子の姿になってしまう魔法少女の活躍を描いた、ファンタジーラブコメディ。主人公・卯野さきは、親友・御翔桜世(みかげ さくよ)と「マジカルツイン」というユニットを組んでいる、売れないアイドルだ。卯野さきは、ある日、母・さよりが最近まで魔法少女として町を守っていたことを知り、さらに母の後継者に指名され戸惑う。しかし、恋する相手・御翔桃拾(みかげ もひろ)が妖魔に攫われたことで、魔法少女になることを決意する。2018年にテレビアニメ化された。
本作は、魔法少女の常識を根底から覆す異色作だ。15歳の卯野さきが「魔法少女」に変身すると、マッチョな男子の姿になる。それにも関わらず、変身時に纏うコスチュームは、ミニスカートに大きなリボンという正統派魔法少女スタイル。魔法少女ものの定番であるマスコットキャラは、柄の悪い中年男性。しかも、変身するためには、恋する相手の名前を大声で叫ぶ。魔法少女・卯野さきの戦い方は、ハートを模したかわいいデザインのステッキで妖魔を殴ったり、苺を模したデザインの手榴弾を投げ込んだりといった、とても物理的なもの。何から何まで、魔法少女ものの定番から外れているところが、本作のおもしろさだ。卯野さきは、恋する相手・御翔桃拾にだけは絶対に正体を知られたくないと願いながら、アイドルと魔法少女という2つの活動を続けていく。
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