アズの連載デビュー作にして代表作。種無(たねなし)高校の廃部寸前の奇術部を舞台に、手品が大好きだが極度のアガリ症のため失敗率100%という致命的な弱点を持つ女子、先輩と、彼女に付き合わされる男子、助手の日常を描いた物語。先輩は、たまたま奇術部に訪れた一人の男子を強引に手品の助手にして、数々のマジックに挑戦していく。しかし、アガリ症のため毎回のように手品を大失敗してしまい、助手は先輩にツッコミを入れたり放置したりする展開が繰り返される。その後、大道芸姉弟の咲ちゃんと「まーくん」こと正志、化学部の斑さんといったキャラクターも登場し、物語はさらに混沌としたドタバタ劇へと発展していく。本作は、文化部を舞台にした学園ショートコメディ。手品をテーマにしており、アガリ症のため本来成功することが前提の演目を必ず失敗するという逆説的な定番の流れと、先輩のかわいくてドジなキャラクター設定や、過激すぎないセクシー要素を含んだ萌え展開が本作の魅力となっている。本作は、1話が1~3ページ程度の短編で構成されており、それを複数話まとめることで一つのエピソードが形成されている。講談社「週刊ヤングマガジン」2015年9号、10号に掲載の前後編の読み切り版を経て、同誌2016年13号から2021年12号まで連載。テレビアニメ化され、2019年7月から放送された。