運転シーンが絵になる男性キャラ10選173 Pt.

車の運転に命を懸けている男たちの生き様を知ってみたい!! そんな衝動・願望から運転シーンが魅力的な男性キャラを10人選んでその横顔を確認してみよう!!

作成日時:2018-03-16 12:00 執筆者:マンガペディア公式

運転シーンが絵になる男性キャラ10選

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概要

マシンとスピードを操る運転技量に長けた存在に惹かれる者も多いハズ。そんな運転シーンが絵になる男性キャラを10人選択し、その技能や生き様を知り、人生の糧にしよう!!

『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』より「シズ」

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この作品の主人公は「キノ」であり、見た目は男性っぽいが実は女性。そんな「キノ」と時に行動を共にし、時に遠くから見守り、頼もしい存在がこの「シズ」で、常に命の危険が付きまとう長旅の中でちゃんと生き残って準主役の位置に居るのが立派であるとしか言えない。黒くて長い髪と細身の身体が特徴的で主人公とは逆に女性っぽさも感じさせる。移動はバイクも乗れるが、車を運転する事が多い。護身用に日本刀を帯刀していて、その腕も確かなものがある。生まれはある王国の王子であったが、暴君となった父の下を去り、後に復讐を遂げ、そのまま王位に就くこともなく、また旅に出ると言う風来坊ぶりが面白い存在でもある。そんな捉え所のない生き方が、実はこの世界では長生きの秘訣なのかもしれない。主人公「キノ」の旅が主題・本流ではあるが、この「シズ」の旅もサイドストーリーもしくは群像劇として十分楽しめる。今後も危険な旅は多いであろうが、何とか長く生き延びて欲しい。

『超速変形ジャイロゼッター』より「轟駆流」

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この作品の主人公で小学5年生。人工知能で走る車「エーアイカー」が当たり前になった時代に悪の組織「XENON」と戦うために「選ばれしドライバー」として最初に選ばれる存在。小学生が車を運転できるのもAIのお陰であり、そのAIとドライバーとの相性が重要になっている。車はロボットにも変形し、ヒーロー物として楽しさと格好良さを両立させている。主人公もヒーローに憧れる熱血少年で王道展開ながらもチーム内でのドライビング対決や敵組織の構成員との交流や人間ドラマも盛り込まれていて、単純な勧善懲悪ものではない創意工夫が見受けられる。現実の世界でも人工知能に寄る自動運転化が実現しようとしているが、その先駆けとも言える作品でもあり、その発想と着眼点は見事としか言えない。そして人工知能同士の戦いとそこに熱き人間の心が入り込む余地があるのも嬉しい展開で、近未来を予見しているアニメ作品かもしれない。

『カウンタック』 より 「空山舜」

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この作品の主人公で34歳のサラリーマン。子供の頃の夢だったスーパーカー「カウンタック」を自分は買う事になると過去から来た手紙を受け取り、一念発起してカウンタックを手に入れ、新たな夢のような人生を送ることになる物語。とにかく主人公のカウンタックへの憧れの気持ちがストレートに伝わってくるのが嬉しくもあり、童心に返る気持ちにもなる。マンガとしては、サービス精神もあり、一例として車のウンチクも色々と盛り込まれているが、そんな小ネタよりは、純粋にスーパーカーが紙面で走り回り、主人公が興奮して運転しているシーンが描かれているだけでも十分楽しめる。やはりスーパーカーは走っていてこそ絵になる。車は移動手段ではなく、運転して自分の意のままに操るマシンである事が再認識できる。そんな当たり前をちゃんと作品にしている点でも賞賛に値する。昔のスーパーカーブームを知る世代や夢を忘れた大人には、ぜひ読んでもらいたい作品と言える。

『ころがし涼太』 より 「高尾涼太」

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この作品の主人公で元暴走族であるが、今は民間バス会社の運転手となり、破天荒なドライバー生活を送る物語。珍しいバス運転手の日常を描く作品であるが、主人公は破天荒で酒・女・ギャンブル好きで素行も悪く、明らかに問題の多いバス運転手であるが、人情味溢れ、正義感も強く、どこか憎めない所がある。何を考えているのか判らない所もあるが、これはやはり何も考えていないのであろう。自分の本能・欲望のままに行動している点で少し羨ましく思う点もあるが、この主人公と同じ事をしたら……警察のお世話になってしまうので主人公の真似は厳禁である。物語は段々とドライバー物語から主人公の人生ドラマにシフトして行くが、それでも問題なく読み進められるので、主人公の生き様を素直に見届けるのが正しい読者像であろう。単行本は全29巻と長編作品になっているのも、この作品の人気、つまりは主人公の人気の現れと言える。

『ミッドナイト』 より 「三戸真也」

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この作品の主人公で主に深夜に流すタクシードライバー。本名で呼ばれる事は稀で通称「ミッドナイト」で通している。そんな主人公が街を流し、乗車してくるお客達の人間ドラマを描く物語で、その独創的な着眼点やドラマ性の高さが、作者「手塚治虫」の天賦の才能を再認識させられる。全般的に物語は暗い方向に向いているが、最後には安堵し、納得できる質の高い作品であり、『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』などを「白い手塚作品」と呼ぶのに対して、この作品は「黒い手塚作品」と呼ぶ部類に属する。しかし「黒い手塚作品」の方がリアリティがあり、深みがあり、味わい深いと言う読者も多い。そして物語はお客の人間ドラマだけでなく、主人公がタクシードライバーになった経緯や自身の過去が明かされて行き、カーアクションもあり、意外な終着点を迎える。そのラストには手塚作品を代表する「ブラック・ジャック」が登場するが、これはファンサービスと考えるのが良いか、未完として終わるこの作品へのアンチテーゼと考えるのかは読者次第である。

『クマトラ クレイジートラックストーリー』より「クマトラ五郎」

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この作品の主人公で、乗るものを狂気させ最後には死に追いやると言われる、謎の大型トラック「モビィ・ディック」に父親が乗り、その噂通り、父親は死に至り、いずれは仇を打つと考えて苦難の道を進む物語。トラック対人間と言う特殊な環境を描く作品でもあり、この「モディ・ディック」をラスボスと考えるとRPGでもあり、狂気の存在と考えるとホラー作品と言っても過言ではない。作者・六田登らしい熱さと泥臭さと人間性が包み隠さず、まっすぐに表現されている所が圧巻で読者へのアピール度は高い。トラックレースを扱った作品としても稀有な存在でそのレースシーンも見事に描かれていて、リアリティがある。作者の過去のレースマンガ『F』『TWIN』などからも更に進化したレース作品としてももっと評価されて良い作品と言える。そしてラストの展開も見事で、可能ならアニメではなくハリウッド映画で見てみたい作品でもある。

『SS』より「大佛」

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主人公は自動車整備工として働いているが、元ラリーレーサーであった。生活面からレーサーの道を捨てるが、何気なく見たTVに映るラリーレースシーンに触発されて再びラリーレースの世界へ戻るべく夢に突き進む物語。若者が最初からレースを目指すのではなく、中年男性が過去の栄光を再びと再挑戦する展開が大人の哀愁を感じさせつつ、リアルさとドラマ性を高めている。これは東本昌平作品の王道であり、真骨頂であると言える。登場する車も往年の名車が多く登場するが、ラリーカーゆえにやや一般的ではない車種が選択されている点は通好みであり、マニアの心を上手に掴んでいる。また登場する各キャラも個性的でどこかで見たようなリアルさを感じさせる。そしてそんな個性と癖の強い登場人物の中に居て、朴訥で無個性にすら感じる主人公の存在が逆に新鮮かつ斬新に映る。レースシーンも楽しめるが、それに至る人間ドラマが十二分に楽しめる大人のマンガとしてお薦めしたい。

『ガタピシ車でいこう!!』より「山本」

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主人公「山本」が実際に乗車、試乗、レストア、確認した事がある旧車について語るエッセイ風のマンガで実質的主役は毎回登場する旧車たちと言える。車の歴史が感じられる旧車紹介マンガでもあり、今では見かける事がほぼ不可能な車も多く登場し、希少価値もある。運転シーンが絵になると言うよりは、車そのものが絵になる作品であるが、この旧車を運転するのは、ある意味、高級車やレーシングカーを運転するより貴重かつ困難で恐れ多い事かもしれない。運転するなどおこがましく、むしろ拝み、崇拝するのが正しい姿なのかもしれない。しかし恐れる必要はなく、気楽に読める作品であり、主人公の苦労話は素直に笑って読むのが正しい姿勢と言える。今時のメンテナンスフリーとなった車では面白味が感じられない、まさに「生きた機械」を感じさせてくれる旧車の魅力を知るには最適のマンガであり、本棚に並べておきたいマンガ作品とも言える。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』より「本田速人」

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主人公「両津勘吉」と時折行動を共にする白バイ警官で、普段は細身で大人しく、気弱で乙女心すら持つ純情人間であるが、いざバイクに跨り、エンジンをかけると、人格が豹変し、凶暴さをむき出しにして、公道レーサーや暴走族も真っ青になる超絶運転テクニックで敗北の文字を知らない存在になる。いわゆる、ハンドルを握ると人格が変わるタイプの典型例で、その極端さや二面性がこのキャラの人気になっている。しかし、少年誌での表現の限界として、破天荒さは問題もあり、作品の後半ではバイクでの活躍シーンが激減し、乙女チックキャラとしての立ち位置で存在感をアピールする存在へとシフトして行く。これを時代の流れとして素直に受け止めるのも悪くないが、やはり豹変した「本田」ももっと見たいのは人情でもある。それでもバイクに乗らない「本田」が描かれ続けたのは、本人の人間性による所が大きい。登場人物が多い作品の中で消えずに生き残った世渡り上手な点は見習うべき点があると考える。

『ルパン三世』より「ルパン三世」

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怪盗ルパンの三代目として世界を股にかけて活躍する大泥棒であり、世に登場してから遂に半世紀が経つ。運転シーンは決して多くないが、旧車で欧州の石畳の道路を駆る姿は、この人物が一番似合う。特に映画版『カリオストロの城』では序盤のカーチェイスは名シーンになっている。他にも仲間の「次元大介」がハンドルを握るシーンや「峰不二子」がバイクを駆るシーンも多いが、とにかく「ルパン」グループが運転するシーンは絵になる。そして何度もリメイクされるアニメ作品の中でオープニングやエンディングやアイキャッチャーでも車が登場するシーンは多く盛り込まれていて、「ルパン三世」には切っても切れない必須アイテムとも言える物になっている。マンガでは、それほど重要視されていないが、カラーの扉絵などで採用されていて、格好良さを増している。今後もリメイク作品は登場するであろうが、どんな車がチョイスされるかも楽しみであり、格好良いシーンを見せてもらいたい。

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