寒い冬の時期を終え、雪が解け、温かい季節になってくると別れの時期として「卒業式」が行われる。アニメでも「卒業式」演出のあるアニメはたくさん存在している。今回はそんな「卒業式」演出のあるアニメを厳選してご紹介していく。感動の嵐だけではない様々な卒業式演出を味わってほしい。
少しずつ春が近づくとやってくるイベントの一つが「卒業式」である。今回は卒業式演出のあるアニメ作品をまとめてご紹介していく。
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寒い冬の時期を終え、雪が解け、温かい季節になってくると別れの時期として「卒業式」が行われる。アニメでも「卒業式」演出のあるアニメはたくさん存在している。今回はそんな「卒業式」演出のあるアニメを厳選してご紹介していく。感動の嵐だけではない様々な卒業式演出を味わってほしい。
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「私立桜が丘女子高等学校」において廃部が危ぶまれていた「軽音部」。そこに集った「平沢唯」を始めとする5人の女の子たちがバンドを結成し、楽器演奏を通じて、やりがいを見出し、時にはほっこりしたティータイムを楽しむ。そんな青春を謳歌する学校での生活をコミカルに描いたアニメである。作品の総まとめとなる『映画 けいおん!』にて卒業式演出が存在する。映画のメインは突然の卒業旅行を計画し、音楽の聖地のひとつであるロンドンでの珍道中と後輩への贈り物がメインテーマとして描かれている。卒業までの時間の流れが濃厚に描かれており、精一杯楽しんできた青春の面影、そしてこれからも続く軽音部の未来を信じて描かれる卒業式後の展開はまさに青春である。その内容が濃ければ濃いほどにそのストーリーが際立つということがよくわかる。巣立つ者と次を受け継ぐ者の心情を見事に描き切った名演出であった。
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とある春のことである。桜が咲き乱れる坂で高校生「安芸 倫也」はある女の子と運命的な出会いを果たす。オタクの彼はこの出会いのインスピレーションから同人ゲームを作ることを決意。幼馴染で同人界で人気急上昇のイラストレータ「澤村・スペンサー・英梨々」と学校の先輩でライトノベル作家として売り出し中の「霞ヶ丘詩羽」、そしてヒロインである「加藤恵」と時には対立しながらも、ゲーム開発の夢を目指す物語。第二期となる『冴えない彼女の育てかた♭』では卒業式演出が展開される。それは3年である「霞ヶ丘詩羽」の卒業である。そんなには卒業演出は濃く描かれていない。卒業式の内容は特には描かれず、卒業式後の内容でストーリーが展開していく形である。しかし、この卒業イベントが引き金になって「倫也」と「英梨々」、「詩羽」の関係性が大きく変化する重要な内容となっている。ある意味一つの筋道として卒業式を使うという方法もあることを提示してくれた作品である。
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神奈川県横須賀市の汐入に住む「沢渡楓」。父が突然亡くなったことと高校進学の時期が重なり、これを機に疎遠になっていた広島県竹原市へと移り住むことを決断する。そこでよく遊んだ「塙かおる」と再会、「岡崎のりえ」、「桜田麻音」が集まり、「竹原南高校」へと入学するのであった。それぞれに秘めた夢見る思いを形にしていく少女たちの物語。「ODS」と呼ばれる非映画コンテンツとして公開された『たまゆら〜卒業写真〜』の「第4部 朝(あした)」にて卒業式演出が登場する。主要キャラクターの4人が駆け抜ける卒業までの道筋を4部に分けて描き、そして迎える卒業式。今までの思いを胸に、それが別れになろうとも決して心が離れることではないということを示したものに仕上がっている。友情や夢を追いかける姿を卒業というフィルターに通したストーリーには感動せずにはいられない。
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「巡ヶ丘学院高等学校」に通う「丈槍由紀」「恵飛須沢胡桃」「若狭悠里」「直樹 美紀」の四人は「学園生活部」という部活動で朝から活動している。しかしいつもの朝のような学校の姿の中になぜか異様な雰囲気がある。実はそこには彼女たち4人しかしない。何らかの理由でゾンビがはびこる世界へと変貌を遂げ、友を失った彼女たちが小さな望みを信じ、生き延びようとする姿を描いた物語。最終話である第12話「そつぎょう」で卒業式イベントが展開される。絶望の生活の中で新たなステージへと足を踏み入れようと決意した四人。そのために今ある生活からの「そつぎょう」が大切と判断するのであった。まったく見えない未来に希望があるという姿が感動を呼ぶ素晴らしい演出に仕上がっている。いま少し心が落ち込んでる人のエールになるようなストーリーでもあると考える。
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「水明芸術大学附属高校」に通う高校生の「神田空太」。入学当初から学生寮での生活をしていたが秘密で猫を飼っていた。しかしそのことが学校側に知られてしまい、猫か寮の生活の二者択一を迫られる。その彼が下した決断は猫を守ること。この結果、寮から追い出され、「さくら荘」へと生活の場を変えるのであった。そして新たな春。学校に編入してきた世界的天才画家「椎名ましろ」によって彼の生活が一変するのであった。このアニメでは第23話の「卒業式」が対象回となる。卒業を迎えた「空太」たちの姿を描いた内容だが、まさに青春群像劇といえる演出となっている。規律を守り、厳格に行われる卒業式がこんなにも面白い展開になるのはある意味気持ちが良い。普通の卒業式を経験したものであればこんな面白展開の形になったら卒業式も別の意味で思い出深く、楽しかっただろうと思う人も少なくはないであろう。
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父親似の鋭い目つきからヤンキーと勘違いされている高校生「高須竜児」。高校2年への進級を無事に果たした「竜児」は好意を寄せている「櫛枝実乃梨」と同じクラスになることに心ときめかせていた。しかしまたもやヤンキーであるという言いがかり問題に頭を悩ませることに……そんな中で出会った「実乃梨」の親友「手乗りタイガー」こと「逢坂大河」との出会いにより、彼の学校生活は大きく変化していくのであった。このアニメの25話である「とらドラ!」の回で卒業式イベントが発動される。「竜児」と「大河」の思いの結論がついに描かれる大切なストーリーとなっている。卒業式といえばやはりその中には甘酸っぱい思い出をもっている人も多いであろう。まさにその感情を思い出すことができるまさにストレートな恋愛ストーリー展開がこの物語の締めくくりを飾っている。これもまた卒業式演出によるマジックといえるであろう。
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東京の神田・秋葉原にアクセスしやすい位置にある「国立音ノ木坂学院」。この場所では伝統校として知られている学校に「高坂 穂乃果」が通っていた。しかし学院の入学志望が減り、存続に赤信号が灯った。学校の入学希望者の増員を図るためにアイドル活動で広報活動を行い、スクールアイドルの甲子園である「Love Live!(ラブライブ!)」を目指す9人の少女たち「μ's(ミューズ)」が学校の存続を願い、立ち上がる。最終話である 「叶え!みんなの夢――」で卒業式演出が描かれている。歌と笑顔に彩られたアニメであったため、当然卒業式でもそのルーティーンを崩されずに描かれている。卒業式でこれだけ歌に彩られた内容は普通はないと感じるとても明るく前向きに進める卒業式演出と感じる。これからの先の学園の明るい未来とスクールアイドルの夢の続きを予期させるよいストーリーが展開されていく。
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主人公である「岡崎朋也」は夢をかけていたバスケットボールを怪我で断念することになり、そのやるせなさから不良への道をたどっていた。そんなある日、学園前の坂道で女子生徒「古河渚」と出会う。演劇部の復活を目指している彼女の姿に吸い寄せられた主人公や主人公の友人である「春原陽平」、その他の仲間によって演劇部の再建の道へと向かわせていく。第一期の原作である「学園編」でゲーム内容に含まれているサブキャラクターのルートやおまけシナリオ、渚ルートの結末などを大きく踏まえて作成された第2期の『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』である第13話の 「卒業」で卒業式イベントが描かれる。様々な思いを交錯させてきた「朋也」と「渚」の姿の結末が描かれている。人の思いというものはここまで強くなれるものなのかということを感じ取ることのできるストーリーには心が温まる。
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主人公である「沢村 栄純」は高校野球の名門「青道高校」に入学する。名門だからこそ存在する苦悩や努力、レギュラーの座争いなどのなかで成長し、野球の頂点を目指す少年たちの熱い戦いを描いた作品。第二期にあたる今作品の第51話「Seek Diamonds」に卒業式演出が登場する。とある大会の内容から始まり、その結果と3年生の卒業の内容が主の内容として描かれている。スポーツ系のアニメでの卒業式演出は今までのラブコメや青春群像劇的なアニメとはまた一つ違い、熱い思いを一つにして戦った仲間との別れと次の世代への思いが交錯するところに醍醐味が存在する。苦楽を共にしたものにしかわからないこの感情はやはり格別である。道具の受け渡しなどといった演出は部活動に青春をかけた人々にとっては心にグッとくるものがあるだろう。この内容だけで他のアニメとは違う感動の波を感じ取ることができる。
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「白浜坂高校」の声楽部所属の「宮本来夏」は、「歌を歌いたい」と思いから今の自分の処遇を変えるべく、声楽部を退部し、合唱部の発足を決める。親友「沖田紗羽」と弟の「誠」、元音楽科の「坂井和奏」の協力のもと奮起、そこに廃部目前のバドミントン部である「田中大智」と「前田敦博」と部活の存続という目的で思いが一致し、「合唱時々バドミントン部」が成立。ついに5人の夢が動き出す。最終話である「晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり」にて卒業式演出が登場する。目標としていたイベントの内容ががメインで描かれており、その後の彼らのストーリーとして卒業式の内容が登場する。すべてを出し切る青春というのはやはりすがすがしい気持ちになる。その後もそれぞれの夢に向かう姿を描くには一つの区切りを描くことで感情に訴えかけるものも違ってくることがよくわかる。
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