特選! 外国が舞台のアニメ作品!293 Pt.

舞台は日本だけじゃない! 外国を舞台に物語を繰り広げる主人公たちもいることをお忘れではないだろうか? 古今東西、見慣れない景色を背景に展開していく物語の魅力を、簡単なあらすじを交えながら、紹介する。

特選! 外国が舞台のアニメ作品!

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概要

あなたが普段よく見るアニメは日常系? 恋愛系? それとも異世界ファンタジーだろうか。見慣れた風景、身近に感じる「あるある」にうなずきながら鑑賞するアニメも素晴らしい。しかし、たまには外国の風景に囲まれながら進んでいく物語に浸ってみてはどうだろう。そこで、外国を舞台にした作品を8つご紹介。見慣れぬ風景、異文化の中で展開していく物語をこの機会に知って頂きたい。

『BACCANO! -バッカーノ-』

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1930年代、舞台は禁酒法時代のアメリカ。裏社会の人々を描いたこの作品は、多くの個性際立つ登場人物たちが織りなす、まさに「ばか騒ぎ(バッカーノ)」である。物語は、シカゴ発大陸横断鉄道「フライング・プッシーフット号」事件を主軸として展開する。お気楽街道まっしぐらの仮装強盗カップルの「アイザック」と「ミリア」。気弱な不良グループのリーダー「ジャグジー」。頭のネジが吹っ飛んだ殺し屋集団の頭の「ラッド」、彼に尽くす薄幸の美女「ルーア」。あからさまに怪しさを放つ黒服の楽団。そんな個性の塊である登場人物たちが押し込まれた鉄道が、予定通りに運行するはずもなく――!? 作品自体は、時代背景をよく理解していなくても楽しめる内容となっている。流血表現等が少しきついが、次のシーンでは、笑わせられている、といった目まぐるしい展開に、息つく暇がない。とりあえず、ハチャメチャなものを見てみたい。そんな人にもピッタリな作品。

『ARIA the ANIMATION』 イタリア

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そうだ、ヴェネツィアに行こう――。物語を見終えて、こう心に浮かんだ人間は一人や二人ではないはず。少なくとも、筆者は視聴後にすぐヴェネツィアへの旅費を見積もって絶望したクチである。あいにく、舞台は現実世界における外国ではない。「アクア」という「テラ・フォーミング(惑星改造)」された火星における地球のヴェネツィアを模して作られた街「ネオ・ヴェネツィア」が舞台となっている。水の惑星となった「アクア」は「ネオ・ヴェネツィア」。観光都市であるこの街では、「ウンディーネ」と呼ばれる水先案内人が花形職業となっていた。主人公の「水無灯里」は、一人前の「ウンディーネ」になる為に、単身で地球から「アクア」へと渡り、そこで出会った人々と心温まる交流、時には奇想天外な体験を繰り返しながら成長していく。日常の「素敵」を発見する名人である「灯里」。彼女の視点で映し出される美しい水の都の風景は、どのシーンを切り取っても一枚の絵として鑑賞できるハイレベルな風景画のようだ。優しい風景と音楽に包まれながら、心温まるちょっぴり切ないヒーリングアニメとして、日常の疲れから切り離してくれる作品。

『BLACK LAGOON』 タイ

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日本の商社に勤めていた「岡島緑郎」は、会社の機密事項が入ったディスクを、イリーガルの運び屋によって奪われてしまう。「ラグーン商会」と名乗った彼らに巻き込まれた岡島は、自分の会社に見捨てられたりと紆余曲折を経てから、「ロック」と名を変えて、裏社会の人間たちと関わっていく――。タイの架空都市である「ロアナプラ」を舞台に裏社会の組織の抗争、頻繁に行われる激しい銃撃戦が描かれた犯罪アクションアニメは、非日常の感覚を与えてくれる。ヒロインである「レヴィ」は「トゥーハンズ」の異名をもつ二丁拳銃の使い手。超短気な性格から、「ロック」と衝突を繰り返すこともしばしばあるのだが、ごく稀に「ロック」に見せるセンチメンタルな感情や、少しずつ変化していく「ロック」との関係性も、ただの銃撃アクションで終わらない物語の見どころの一つだ。裏社会の人間たちの非常識かつ、ぶっ飛び加減もさることながら、しっかりとそれぞれの登場人物たちの背景も匂わせながら、複雑な人間模様も楽しめる。火薬の匂いとハードボイルドを味わいたい人にもおすすめ。

『黒執事』 イギリス

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時は19世紀のイギリス。女王の統治するイギリスには、代々、裏社会のトラブルを解決してきた貴族が存在した。「女王の番犬」。そう呼ばれる「ファントムハイヴ」家の現当主はわずか12歳の少年「シエル」。その少年の傍らには、常に一人の執事の姿があった。執事「セバスチャン・ミカエリス」の決め台詞は「あくまで、執事ですから」。彼の正体は、「シエル」と契約を結んだ悪魔であり、契約が果たされるまでは、「シエル」の執事としてそばにいることになっている、まさしく「悪魔で、執事」なのだ。裏社会という危険にあふれた世界で、次々と訪れるトラブルを悪魔の力と共に解決していく話なのだが、「魂を代価にする」という危険な契約で結ばれた主従の関係性は、ストーリーの中でも注目すべき点だ。「セバスチャン」と「シエル」の間には、時折ぴりっとした緊張感があるのだが、一定の信頼関係も見え隠れすることもあるので、この辺りも注目したいところ。そんな不思議な関係性の二人を取り巻く登場人物たちも曲者ぞろい。まともに料理ができない料理人。怪力の為、庭師でありながら庭を破壊する庭師。ドジっ娘メイドに、常にデフォルメ姿の家令。などと、ファントムハイヴの屋敷の面々も個性豊かな面々も物語の魅力の一つだ。設定や登場人物は特殊ではあるが、内容としては様々な事件を解決していくミステリー・サスペンスの趣をもったアクション作品。

『茄子 アンダルシアの夏』 スペイン

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プロのロードレーサーである「ペペ」は、解雇寸前の危機の中、自身の生まれ故郷であるスペインの自転車ロードレース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」に挑むことになった。かつての恋人「カルメン」を兄の「アンヘル」に奪われてしまった「ペペ」。それ以来、地元には戻らずにプロのレーサーとして世界を回っていた「ペペ」だったが、何の巡り合わせか、レース当日は「カルメン」と「アンヘル」の結婚式当日であった。地元アンダルシアの街を駆け抜ける今大会。レースの最中に頭をよぎる故郷の思い出。遠い過去の面影がレース最中の「ペペ」の脳裏に何度も蘇る。47分と短い時間の中に、様々な登場人物たちの想いや葛藤を見事に描いた作品。自転車の疾走感さながら、中だるみすることなく、スピード感を保ちながら物語が終盤に向けてあっという間に収束していく様は、見ていて爽快感を与えてくれる。作中では、普段目にすることのないスペインの地方の荒涼とした大地が頻繁に描かれており、それがまた作品にエキゾチックな雰囲気をもたらしているので、是非とも味わって欲しい。

『キングダム』 中国

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紀元前、中国。時は、春秋戦国時代のこと。秦国で戦災孤児として暮らしていた「信」は、親友でライバルの「漂」と共に日々鍛錬を積んで、二人はいつか大将軍になろうと誓い合った仲であった。「漂」が王宮より召し上げられたのを見送った矢先のこと、勢力争いから命からがら逃げのびた「漂」より、今際に託された地図を頼りに訪れた村で、「信」は「漂」とそっくりの少年「政」に出会う。その少年こそが「秦王」。後の始皇帝であった。「政」との出会いによって、乱世へと身を投じることになった「信」。「政」の影武者として果てた親友の想いを知り、自らの道を求め、数多の戦いに立ち向かうのであった。「熱い。熱いぞォ!! 」 と一度見始めたら終着まで一直線にノンストップ急行である。戦乱を描く作品のため、戦場の描写はCGがふんだんに使われており、まさに迫力に満ち溢れている。様々な困難や強敵を退けながら、とにかく駆け上っていく「信の」姿に胸が熱くなるはずだ。成り上がり、戦乱の物語。この2つのキーワードに反応した者は、この作品に溺れよう。

「アルプスの少女ハイジ」 スイス

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世に知られた名作の一つ。アルプスの少女「ハイジ」は、スイスの作家「ヨハンナ・スピリ」の原作をアニメーション化したものである。タイトルも登場人物の名前も知っているが、意外に実際の作品内容については知らないという人が多いのではないだろうか。幼いころに両親を亡くした「ハイジ」は、5歳まで叔母である「デーテ」に育てられていた。「デーテ」が働きに出ることになり、一時的に「アルムの山」に住んでいる父方の祖父である「おじいさん」のもとに預けられることになった。アルプスの大自然の中で、出会う様々な人々や動植物、時には小さな冒険や失敗を通じて少女「ハイジ」が成長していく物語である。すでに見たことがある方も、今一度見直してみてはいかがだろうか。これは、ただ「ハイジ」が成長していく物語ではない。「ハイジ」と関わることで、実は「ハイジ」の周りの人間も影響が受けていることが分かる。子供の頃に見た時とは、また別の視点で物語が見えるはず。「おじいさん」の葛藤、「データ叔母」さんは、本当はどんな想いをもった人間だったのだろうか。今更――。などと、なかなか過去の名作を別の視点から見直すことは中々ないと思うが、この機会におすすめしたい作品である。

『純潔のマリア』 フランス

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舞台は中世ヨーロッパ。イギリスとフランスの間で続く百年戦争の中、戦場に現れた魔女の物語。強大な魔力を持つ魔女「マリア」。「聖母マリア」と同じ名前の彼女は、魔女であり、処女であった。大の戦嫌いの「マリア」は、まるで戦争を止めない教会を「サキュバス」によって惑わしたり、時には近隣で激しくぶつかり合うフランス軍とイギリス軍の戦場に、こっそりと介入しては、戦の結果を曖昧にしたりしていた。その行いは、やがて「人の世に魔力をもって、直接介入すべきではない」とする天界の方針に触れ、「大天使ミカエル」によって、「マリア」は条件付きで魔力を失うという枷をはめられてしまう。その枷とは「純潔を失った時、その魔力の全てを失う」というもの。枷と監視をつけられたマリアだったが、監視の目をくぐりながらも、戦争に介入し続ける。心優しい魔女の周りには、使い魔である「サキュバス」や、彼女を慕う人々が寄り添う。逆境に負けず、己の信念を曲げず、戦場を駆け抜ける「マリア」は、こうして天使と教会と巨大な戦争に真っ向からケンカを売るのであった。その壮大な物語とヨーロッパの世界観をぜひ味わって欲しい作品。

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