購入、引っ越し、解体などなど「家」が題材のオススメ漫画5選60 Pt.

主人公の沼越は、自分の城を求めて物件探しを続けている25歳の独身女性。やや厳しい夢にも思われるが、きちんとマイホーム購入資金を貯め、身の丈にあった家を真剣に探している姿に勇気付けられる。受付嬢の要も、自分の目標に向かって正直に生きる沼越に勇気付けられた1人だ。彼女の家探しに対する強い気持ちを知るうちに、心から応援するようになる。登場する独身女性たちそれぞれが、家について考え、たどり着く結末を見届けてほしい。

本作の舞台となるのは、怪獣映画の中で破壊される家のモデルに選ばれた福田家だ。怪獣映画「ガルル対メカガルシャ」を製作中だった有名映画監督・油谷は、イメージに合う家を探していた。油谷の熱意に押され、福田が使用を承諾したことから、美術班がロケハンに訪れるようになる。これをきっかけに、福田家には怪獣ファンと女優という2人の美女が押しかけ、3人の奇妙な同居生活が始まる。実は、女優の由希は、福田の妹の元同級生。由希と小雨には、福田への恋心が芽生えるが、妹も含めた家族を過去の事故で失っている彼は、誰かを好きになることができない。怪獣が繋いだ男女の恋の行方に注目だ。

本作の舞台となるのは、主人公・アストラが購入した夢のマイホーム。聖騎士団を35歳の若さで早期退職した元・隊長のアストラは、昔からマイホームに憧れており、築500年と年季の入った家を購入する。最果ての断崖にあるなど立地条件は良くないが、喧噪とは無縁の穏やかなスローライフに期待が高まるばかりだった。結果的には、アストラを邪神と勘違いして押しかけてきたノアのおかげでにぎやかな生活となるが、家族と暮らす温かさを知る。優秀すぎるが故に友人を失った過去を持つアストラと、魔法が下手すぎて仲間内で疎まれていたノアは、共に孤独を知る者同士だ。しかし、2人が出会ったのは運命の悪戯で、物語は、500年前の邪神と大魔女の物語へと繋がっていく。

主人公のレティは、ドラゴンらしい大きな体に合ったマイホームを探している。家探しの助っ人に選んだのは、不動産と建築に詳しいというエルフのディアリアだ。しかし、魔王が本職の彼は基本的にドSな性格。幽霊屋敷やトラップ屋敷など、レティが求めている穏やかなマイホームからはかけ離れた物件ばかりを紹介する。そのため、一切妥協することなく最適な物件を探す旅は、前途多難な様相に。途中でさまざまな仲間との繋がりができていく内に明らかになるディアリアの過去も見どころだ。自分に最適なマイホーム探しは、幸せな暮らしの実現に直結する大事な選択と言えるだろう。

本作の舞台となるのは、主人公・真魚の幼馴染である基の家だ。もともとは、基と両親、弟と妹が住み、真魚も頻繁に遊びに来ていた賑やかで温かな家だった。しかし、彼の両親の死をきっかけに家族は離れ離れに。基は、いつかまた離散した弟や妹と同じ屋根の下で暮らす日を夢見て、1人で家を守っていた。そんな家で同居することになったのが、高校生に成長した真魚だ。両親の離婚、父親の再婚により家庭内に居場所がなくなったため、基の家に住まわせてもらうことになる。2人は、お互いに特別な想いを抱くようになるが、周囲の人たちの想いも交錯することで、恋愛模様が複雑に。同時に、家族の再生に向けて、各々が新しい一歩を踏み出していく。