日本のフィギュア産業、その萌芽は1970年代に見ることができます。
「ウルトラマン」シリーズが人気を博し、「仮面ライダー」の放送が始まった1970年代当初は、ヒーローや怪獣たちをかたどったソフビ人形が誕生し流行しました。これが現在のフィギュアの元祖であると言われています。
ただ、この頃は一部のマニアによるガレージキッドの制作などはあったものの、まだまだ子どもたちを主としたブームでした。
昨今のアニメ産業の広がりを考える上で、フィギュアの存在は外せないものになっています。
今やサブカルチャーというくくりで収まらないほど、日本のみならず世界中で拡大を続けているフィギュア産業ですが、その始まりはいつまでさかのぼるのかご存知でしょうか。
ここでは日本のフィギュアの歴史と進化を、2回に分けてご紹介します。
日本のフィギュア産業、その萌芽は1970年代に見ることができます。
「ウルトラマン」シリーズが人気を博し、「仮面ライダー」の放送が始まった1970年代当初は、ヒーローや怪獣たちをかたどったソフビ人形が誕生し流行しました。これが現在のフィギュアの元祖であると言われています。
ただ、この頃は一部のマニアによるガレージキッドの制作などはあったものの、まだまだ子どもたちを主としたブームでした。
しかし、1980年代に入ると「機動戦士ガンダム」や「超時空要塞マクロス」などのロボットアニメが空前のヒットを飛ばし、その様相は一気に変容を遂げます。
それまでにあったソフビ人形のほか鉛でできたものなども生まれ、中でも自身で組み立てて完成させるプラモデルは「機動戦士ガンダム」の人気と併せて爆発的人気を博し、確固たる地位を築き上げました。
この頃からグッズの販売も子どものみならず、大人を対象とした高価なものや作製に技術や知識を要するものが増えてきます。
そして、現在のフィギュアブームにおいて最も強く影響を与えているのが1990年代に隆盛した美少女フィギュアの存在でしょう。
戦闘系美少女漫画の先駆けにして金字塔である「美少女戦士セーラームーン」や、今なお世界中でカルト的な人気を誇る「新世紀エヴァンゲリオン」の連載・放送が開始されたこの年代は、まさに革命の時代でした。
1995年、IT業界ではマイクロソフト社から「Windows 95」が販売されインターネットが急速に普及し、ファン同士のコミュニティが容易に作れるようになったことで、それまでのアニメなどの楽しみ方が変わったことも大きな変革でした。
いかがでしたか、次回は90年代以降のフィギュアについて取り上げたいと思います。
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