あの頃。男子かしまし物語

あの頃。男子かしまし物語

2000年代初頭、劔樹人が住んでいた大阪市阿倍野区を舞台に、アイドルヲタク活動を通じて知り合った友達と楽しく過ごす毎日や、さまざまなことを経験して大人になっていく姿を描いた自伝コミックエッセイ。「EYESCREAM.JP」で2013年7月から2013年12月にかけて配信された作品。2021年2月実写映画化。

正式名称
あの頃。男子かしまし物語
ふりがな
あのころだんしかしましものがたり
作者
ジャンル
エッセイ
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あらすじ

大学院受験に失敗した劔樹人は、アルバイトをしながらバンド活動を続けていた。しかしバンドはまったく人気がなく、練習中も大学の先輩であるリーダーに叱責され、気持ちは沈みっぱなしだった。ある日、アルバイトから帰って来ると、ポストに大学時代の同級生であるSくんから1枚のCD-Rが届いていた。CD-Rの中にはモーニング娘。や鈴木あみ、ボンボンブランコなどのアイドルのプロモーションビデオのデータが入っていて、劔は松浦亜弥の映像に釘付けとなる。当時15歳の松浦はほかのアイドルとは別格の輝きを放っており、自分があまりにも小さなことで日々悩んでいることに気づいた劔は、人生観を180度変える。そして松浦をきっかけにハロー!プロジェクトにハマり、アイドル好きな友達を探すためにアイドルヲタクが集まるトークイベントへと向かうのだった。(エピソード「物語のはじまり?ドッキドキ!CD-R」)

メディアミックス

実写映画

2021年2月から、本作『あの頃。男子かしまし物語』の実写映画版『あの頃。』が公開された。キャストは、劔樹人を松坂桃李、イトウをコカドケンタロウ、ロビ前田を山中崇が演じている。

登場人物・キャラクター

劔 樹人 (つるぎ みきと)

仲間といっしょにアイドルヲタク活動をしている男性。年齢は20代半ば。大学時代の同級生であるSくんからもらったCD-Rに入っていた松浦亜弥の元気一杯な映像を見たことをきっかけにアイドルにハマり、同時に自分が小さなことに思い悩んでいたことを気づかされた。これ以降、ネガティブ思考で暗い性格だったのが、ポジティブ思考で明るい性格に変貌を遂げる。のちに、アイドルショップで見かけたアイドルヲタクが集まるトークイベントに足を運び、そこでイトウやロビ前田と知り合う。それからはイトウたちとアイドルの映像を見たり、ライブに行くなど充実した日々を送るようになる。実在の人物、劔樹人がモデル。

イトウ

劔樹人の友人の男性。年齢は20代後半で、劔といっしょにアイドルヲタク活動をしている。イトウの部屋がアイドル仲間のたまり場となっており、誰かが話題を振ると必ず面白い形で返してくるムードーメーカー的な存在。大学の先輩のロビ前田には、よくいじられている。本能的に行動することから、仲間たちを驚かすことが多い。

ロビ前田

劔樹人の友人の男性。年齢は30代前半で、劔といっしょにアイドルヲタク活動をしている。大学の後輩であるイトウのことをよくからかっている。石川梨華の大ファン。

コツリン

劔樹人の友人の男性。年齢は30代前半で、劔といっしょにアイドルヲタク活動をしている。アイドルとAV、昭和のプロ野球をこよなく愛している。誰が相手でも1円単位で割り勘するほど金に細かいが、仲間の西野のおごりで風俗を体験してからは風俗にだけは散財するようになる。

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