概要・あらすじ
ロック喫茶ツェッペリンのウエイトレスと常連客として知り合った青木海と榊ひかる。意気投合したふたりは、榊ひかるが居候をしていた先輩宅から追い出された事をきっかけに同棲を開始する。恋愛開始当初の楽しい生活や、親バレ、倦怠期、浮気、妊娠などの騒動をコメディタッチで描く。
登場人物・キャラクター
榊 ひかる (さかき ひかる)
宮城県仙台市出身。明光学院大学経済学部に通う男性。東京の高円寺のアパートで生活しながら大学に通う。青木海がバイトするロック喫茶ツェッペリンの常連として海と知り合う。鼻をほじる癖がある。妹がいる。
青木 海 (あおき うみ)
神田女子大に通う女子大生。島根県出雲市本町出身。東京の高円寺のアパートで生活しながら大学に通う。都会の生活に憧れ、東京に出てきたが、現実とのギャップに落胆していたところ、バイト先のロック喫茶ツェッペリンの常連として知り合った榊ひかると同棲することになる。 Gパンのサイズは27インチ。弟がひとりいる。
喜久造 (きくぞう)
トラック運転手の男性。31歳。かけおちで結婚した妻と、6人の子供がいる。財布を落し、帰りの電車賃がなくなったためヒッチハイクをしていた榊ひかると青木海をトラックに乗せる。
エッコ
青木海の友人の女性。海と同郷で、高校の頃からの付き合い。恋愛に関して何かと海の相談を受けている。さばさばした性格で、海よりも考え方がかなり大人。妻子のいる男性と付き合っている。過去、堕胎をしたことがある。
美香 (みか)
榊ひかるの元恋人の女性。宮城県仙台市出身。受験期につきあっていたため、なんとなく別れてしまったところ、東京で再開する。藤沢に住んでおり、横浜の大学に通っている。
早坂 (はやさか)
榊ひかるの友人の男性。アパートで一人暮らしをしている。ひかるの恋人であることを知りながらも青木海のことが好きになり、告白をしてくる。
だんだんのマスター
サングラスをかけた男性。島根県出雲市中川町出身。一人暮らしをはじめた青木海がたまたま入った喫茶店のマスター。同郷出身だったため話がはずみ、バイトすることになる。妻がいたが不倫の末、子供をおいて家出しており、やもめ状態。
阪口 亀鶴
青木海、榊ひかるが同棲する部屋の隣に引っ越してきた売れない小説家。眼鏡をかけたの男性。妻子あり。文春賞佳作を受賞している。子供の名前は一其(いっき)。妻は山口県萩市出身で、子供が生まれるまでは籍を入れておらず、同棲状態だった。
ひかるの先輩 (ひかるのせんぱい)
榊ひかるの元同居人。眼鏡をかけた男性。ひかると学年は同じなのだが、浪人をしており、年齢が1つ年上なため先輩と呼ばれている。何かとひかるの相談を受けている。
もずく
『あるまいとせんめんき』に登場する猫。捨て猫だったところ、青木海と榊ひかるが拾い、育てる。名前の由来はもずくが好きだったことから。
海の母 (うみのはは)
青木海の母。榊ひかると海の同棲を聞きつけ上京。同棲には反対していたが、ふたりの様子や海の両親と話をし、受け入れる。あまり都会的ではないが優しく懐深い母。
海の父 (うみの父)
青木海の父。榊ひかると海の同棲を聞きつけ上京。同棲には反対していたが、ふたりの様子や海の両親と話をし受け入れる。
榊 茂 (さかき しげる)
榊ひかるの父。ひかると青木海の同棲を聞きつけ上京。同棲には反対していたが、ふたりの様子や海の両親と話をし受け入れた後は出張等の際に顔を出している。禿げている。
ひかるの母 (ひかるのはは)
榊ひかるの父。ひかると青木海の同棲を聞きつけ上京。同棲には反対していたが、ふたりの様子や海の両親と話をし受け入れる。ひかるとは面影が似ている。