概要・あらすじ
漫画家の森繁拓真が、集英社の編集Mからグルメレポート風のエッセイマンガの執筆依頼を受ける。実はその依頼は、実姉である漫画家東村アキコのあっせんによるもので、幼少のころより姉に逆らえなかった森繁拓真はしぶしぶながら執筆を引き受ける。連載が開始してからも取材する店舗は姉東村アキコが強引に決定し、森繁拓真はそのいいなりになる。
連載開始当初、東村アキコの勧める店はホルモン系の店が中心だったが、しだいに東村アキコ以外のマンガ家などもゲストとして登場するようになり、取材店舗も寿司や中華料理など、多彩なジャンルに広がっていく。
登場人物・キャラクター
森繁 拓真 (もりしげ たくま)
『となりの関くん』『アイホシモドキ』などの著作を持つ漫画家。実在人物森繁拓真がモデルとなっている。漫画家の東村アキコの実弟。東村アキコから推薦を受けた編集Mからの以来で、グルメレポート風のエッセイ漫画の新連載を依頼される。エッセイ漫画は不得手なので断ろうとするも、押し切られて連載を開始することになる。 グルメにはまったく詳しくないが、東村アキコに強引に勧められた店舗を中心に取材し、グルメレポート漫画を執筆していく。好物は豚肉。九州出身ということもあり、甘い味付けの食物を好む。結婚2年めの妻がおり、ときおり取材に同行させている。
東村 アキコ (ひがしむら あきこ)
『ママはテンパリスト』『海月姫』などの著作を持つ漫画家。実在人物東村アキコがモデルとなっている。森繁拓真の2歳年上の実姉で、彼女が集英社の編集Mに話を持ちかけたことできっかけで『いいなりゴハン』の連載がスタートした。強引な性格で、子供時代から弟の森繁拓真には何かと指図をするのが常。 『いいなりゴハン』でも彼女の命令によって取材店舗が決まることが多い。好物は牛肉。とくにホルモンを愛好する。森繁拓真に取材先として勧める店舗もホルモン焼肉店が多い。韓国旅行好きで、作中でも森繁拓真を韓国食べ歩きに連れて行く。
編集M (へんしゅうえむ)
集英社の漫画雑誌ジャンプ改の編集者。打ち合わせのさいに、漫画家の東村アキコから紹介を受けて森繁拓真にグルメレポート風のエッセイ漫画の執筆を依頼する。森繁拓真の取材にも高い頻度で同行し、二次会の店の手配をソツなく行うなど高い行動力の持ち主。2013年10月に『いいなりゴハン』の担当を離れ、新担当Mを森繁拓真に紹介する。
新担当M (しんたんとうえむ)
集英社の漫画雑誌ジャンプ改の編集者。担当になる前から『いいなりゴハン』を愛読していた。連載担当を引き継いださいに、取材店舗として森繁拓真を新宿のうなぎ専門の串焼き店に連れていく。年齢は34歳で、学生時代にバスケットボール部に所属していたころは、焼いた肉をおやつにするほどの大食いだった。