いぬまるだしっ

いぬまるだしっ

常に下半身丸出しの幼稚園児いぬまるくんが、またたび幼稚園を舞台に先生や園児らを巻き込んで騒動を起こす。その様子を描くドタバタギャグ漫画。下ネタやパロディが多いのが特徴。

正式名称
いぬまるだしっ
ふりがな
いぬまるだしっ
作者
ジャンル
パロディ
 
下ネタ
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あらすじ

第1巻

またたび幼稚園に勤務する事になった保育士の山田たまこは、ズボンどころかパンツも穿かずに下半身丸出しの園児、いぬまるくんが所属する、すみれ組の担任になる。奇怪な言動のいぬまるくんに対し、たまこは思わずツッコミを入れたくなるものの、まだ子供だからと遠慮を試みる。(エピソード「いぬまるくんVSパンツ」)

またたび幼稚園では身体検査と予防接種が行われた。予防接種で泣きだす子供が続出する中、いぬまるくんだけは医師に対しておならをかけるなどして、何とか予防接種を逃れようとする。たまこは、抵抗し続けるいぬまるくんに何とか予防接種を受けさせようと奮闘する。(エピソード「いぬまるくんとしんたいけんさ」)

朝、たまこが幼稚園バスで子供達を迎えに行こうと準備をしていると、朝5時から徒歩で通園して来たいぬまるくんが現われる。彼を一人にするわけにもいかず、たまこはいぬまるくんといっしょに子供達を迎えに行く事にするが、バスの中で二重飛びをするなど、テンションの高いいぬまるくんに悪戦苦闘する。(エピソード「みんなをおむかえに行こう」)

いつも下半身丸だしのいぬまるくんに対し、たまこは将来を心配する。そこでたまこは、いぬまるくんにパンツを穿かせようと、さまざまなアイディアを試みる。(エピソード「いぬまるくんVSパンツ」)

いぬまるくんはたまこにいたずらをしようと、スカートがめくれる独自の装置を作る。いぬまるくんはたかしくんに、いっしょにいたずらをしようと声をかけるが、こんな装置はうまくいくはずがないと否定される。しかし、その装置に奇しくもたまこではなく園長が引っかかってしまう。(エピソード「いたずらっ子のいぬまるくん」)

たまこが受け持つすみれ組で、影絵遊びをする事になった。いぬまるくんが影絵を作り、子供達がそれが何かを当てるゲームを開始する。しかしいぬまるくんは、芸能人のモノマネなど従来の影絵の趣旨とはまったく異なるものを連発する。(エピソード「いぬまるくん影絵に挑戦!!」)

またたび幼稚園に、伊藤みちひろが、幼稚園紹介を兼ねた幼児向け番組のロケでやって来る事になった。テンションの上がったいぬまるくんは、撮影中にもかかわらず、みちひろに積極的に絡んでいき、みちひろのお尻は丸出しにされてしまう。(エピソード「たいそうのお兄さんがやってきた!!」)

いぬまるくんは、すみれ組の友達とままごと遊びをする事になった。しかしいぬまるくんが提案する設定は、浮気を疑うヒステリーな妻と気の弱い夫など特殊なものばかりで、友達は困惑する。(エピソード「いぬまるくんとおままごと」)

いぬまるくんは幼稚園で高熱を出してしまう。原因は明らかに下半身丸出しである事だと理解したたまこは、何とかいぬまるくんに服を着させようと奮闘する。いぬまろくんのぬいぐるみパジャマを着せる事に成功するが、今度は寝ていたはずの保健室のベッドからいぬまるくんがいなくなる。(エピソード「いぬまるくんカゼひいちゃった!」)

使い捨てコンタクトレンズの予備が切れたため、たまこは眼鏡をかけて勤務する事となった。しかし、たまこの予想通り、眼鏡は子供達のおもちゃにされて破壊され、予備の眼鏡もなくなってしまう。そんな中、いぬまるくんはたまこに特別な眼鏡を渡す。(エピソード「たまこ先生のメガネ」)

不意の事故から、たまこはいぬまるくんが大切にしているいぬまろくんのぬいぐるみを傷つけてしまう。その責任を取ろうと「チョコドッグ」を食べ、ぬいぐるみプレゼントに応募し続けるたまこだったが、まさかの一等賞・ハワイ旅行が当選してしまう。(エピソード「いぬまるくんといぬまろくん」)

日曜日、いぬまるくんはりゅういちくんと共に、けんたくんの家に遊びに行く計画を立てた。りゅういちくんの家に迎えに行った下半身丸出しのいぬまるくんを見た両親は、不安に襲われながらもりゅういちくんを送り出す。けんたくんの家に向かう二人だったが、途中でたまこらしき女性が男性と親しげに歩いている姿を目撃する。一方、本物のたまこはファミリーレストランで兄の山田琥太郎と会っていた。(エピソード「いぬまるくんの日曜日」「たまこ先生の日曜日」)

下半身丸出しのいぬまるくんの影響を受け、パンツを穿かない子供が出現。危機感を覚えたたまこは、どうにかしていぬまるくんにパンツを穿かせようと奮闘する。(エピソード「いぬまるくんはお兄ちゃん」)

勤務中、たまこは突然出版社の女性から声をかけられ、雑誌でモデルをする事になる。緊張するたまこだったが、何とか撮影を終え、掲載誌の発売日がやってくる。(エピソード「たまこ先生モデルデビュー」)

すみれ組では「好きなもの」をテーマにねんど工作を行う事になった。いぬまるくんはセクシーな女性像を作るが、その夜に大きな地震が起きて作品が壊れてしまう。すると複数の子供達の作品がくっつき、奇妙な物体ができあがっていた。(エピソード「すみれ組のねんど工作」)

いぬまるくんはゆり組の鳥居くんから、足を引っ掛けられるなど嫌がらせを受けていた。なぜそんな事をするのかとたまこが質問をすると、鳥居はこれまでの不幸な生い立ちを語り始める。そんな中、いぬまるくんは不幸話にいちいち関係のないツッコミを入れ始める。(エピソード「鳥居くんの不幸話」)

またたび幼稚園ではカードゲームが流行し、園内にカードを持ち込む子供が続出した。閉園後、いぬまるくんとけんたくんらは、近所のスーパーにあるカードを使ったアーケードゲーム機で遊ぶ事にする。ほかのみんなは強いカードを手に入れる中、いぬまるくんだけは見た事もない弱そうなカードしか出てこない。(エピソード「死闘!!ヤマタノオロチ」)

休日、たまこは街にあるデパートで買い物をしていた。ふらりと訪れた屋上でヒーローショーが行われており、三人しかいない観客の一人がいぬまるくんだった。途中で珍妙な掛け声を入れるいぬまるくんだけでなく、ヒーローショーのお粗末な内容に対してもたまこは驚愕する。(エピソード「正義の味方いぬまるくん!!」)

たまこは同僚のみなみ先生から食事に誘われる。何も疑わずに待ち合わせ場所に行くと、そこは合コンの場だった。30分で帰る予定だったたまこだが、なぜかいぬまるくんも合コンに参加する。(エピソード「合コンGoGoいぬまるくん」)

またたび幼稚園で働くために引っ越して来たたまこは、どんな街かを知るために展望台へとやって来た。30秒100円の望遠鏡で街を見ると、そこにはいぬまるくんがいた。さまざまなピンチに見舞われるいぬまるくんを見届けようと、たまこは100円を投入し続ける。(エピソード「わたくしの町のいぬまるくん」)

幼稚園が終わったあと、いぬまるくんはけんたくんひろくんモッちゃんといっしょにゲーム『ポケットモンスター』をプレイしようと約束をした。それぞれゲームソフトを持ち寄るが、いぬまるくんだけは「パチッとモンスター」という偽物のゲームソフトを持って現れる。(エピソード「ゲットだぜ!!いぬまるくん」)

久々にまたたび幼稚園を訪れた理事長は、職員や子供達がたるんでいると喝を入れる。もっと厳しく子供達と向き合うべきだと発言する理事長に対し、たまこは「幼稚園は面白いと感じる場所であるべきだ」と反論。園と教育方針が合わないと感じた理事長は、たまこを解雇しようとする。(エピソード「理事長先生の教育主義」)

第2巻

恋にあこがれるすずめちゃんは、山田たまこに相談をする。たまこはすみれ組の中で恋人を探したらいいと提案するが、すずめちゃんはバカばかりだからと拒絶する。特にいぬまるくんが一番バカだと発言し、二人は喧嘩に発展。園長はその場を収めようと、いぬまるくんVSすずめちゃんでクイズ大会を開催する。(エピソード「男と女の仁義なき戦い」)

いぬまるくんに好意を抱いたすずめちゃんは、休日に二人で動物園デートをする事になる。心配なたまこは二人のあとをこっそりつけていく。たまこはあまりにも自由な二人の言動にツッコミを入れたくなる気持ちを抑えつつ、尾行を続ける。(エピソード「いぬまるくんのドキドキデート」)

またたび幼稚園ではクリスマスイベントとして、園長がサンタクロースに扮し、冬休みの宿題を配布する事になる。一方、子供達はおもちゃなど楽しいプレゼントを期待しており、たまこと園長は夢を壊さないよう、手持ちのもので何とかしようと奮闘する。(エピソード「クリスマス七変化」)

いぬまるくんの通うまたたび幼稚園では日々、たまこがツッコミきれないほどの出来事が起こる。子供だけでなく、みなみ先生もメール友達の男性に、もはや別人レベルの加工を施した写真を送ってしまうなど、たまこの周囲の大人達にも振り回されていた。(エピソード「小ネタまるだしっ」)

新年、たまこの家に届いた年賀はがきは5通。しかもそのうち4通は、眼鏡店や歯医者といったお得意様用の年賀状で、残り1通はいぬまるくんからの年賀状だった。そしてその内容は新年とまったく関係のないものだった。(エピソード「たまこ先生の年賀状」)

いぬまるくん、けんたくん、ひろくん、モッちゃんは街で遊んでいた。そんな時、「週刊少年ジャンプ」のロゴに描かれている髭の男性にそっくりな人物と出会う。ジャンプの人だと確信したいぬまるくん達は、その男性を尾行する。(エピソード「アレに似ているおじさん」)

知らない人から肉まんをもらったいぬまるくんの頭の中では、善と悪が戦っている状態だった。善と悪の戦いはやがて天界と魔界の確執へと変わり、神と暗黒魔王を巡る壮大なストーリーが始まる。(エピソード「善と悪」)

またたび幼稚園では、すみれ組VSゆり組のカルタ大会が行われていた。いぬまるくんをはじめ子供達は楽しく遊んでいたが、ゆり組のいろはちゃんだけが参加せずに暗い顔をしていた。みなみ先生が参加をするようにうながすと、いろはちゃんは圧倒的なスピードとパワーで周りを圧巻する。(エピソード「熱血!!カルタ大会」)

園長はよりよい幼稚園にするため、ボタンを押すと、押した人数だけが表示される装置を導入し、子供達に匿名で不満はないかを聞く。しかし子供達にはまったく不満がなく、この試みは終了するかと思われたが、なぜか「幽霊はいるのか?」「宇宙人はいるのか?」といったディベート大会が始まる。(エピソード「激論!!幼稚園の明日はどっちだ!!」)

いぬまるくん、けんたくん、ひろくん、モッちゃんはまたたび幼稚園の近くに秘密基地を作って遊んでいた。いぬまるくんはたまこの前で、秘密基地に入るための合言葉が書かれた紙を落としてしまう。(エピソード「ぼくたちのひみつきち」)

ある日、たまこはいぬまるくんから麻雀をしないかと誘われる。たまこ、いぬまるくん、すずめちゃん、いろはちゃんの四人で卓を囲むが、プレイするのは麻雀ではなく、「まあそうなっちまったもんはしょうがないじゃん」という牌を使った、まったく別のゲームだった。(エピソード「勝負師伝説いぬまるくん」)

雪が積もり、またたび幼稚園の園庭では雪合戦が行われていた。下半身丸出しのいぬまるくんは股間を強打したり、いろはちゃんが高速の雪玉をたかしくんに投げつけるなど、ハプニングが続出する。(エピソード「雪が積もったよ!!」)

バレンタインデー当日、男の子達は落ち着かずにいた。すずめちゃんはいぬまるくんに本命チョコを渡しつつ、ほかの男の子に義理チョコがほしい人はいないかと問う。男の子達のあいだで、己のプライドを賭けた微妙な駆け引きが始まる。(エピソード「漢たちのバレンタイン」)

またたび幼稚園に通う子供達のあいだで、正義のヒーロー「ツートンマン」が流行していた。いぬまるくん、けんたくん、ひろくん、モッちゃんはツートンマンのフィギュアを手に入れるべく、ゲームセンターでクレーンゲームに挑戦する。もう一息で獲得といったところまでは動くものの偶然が重なり、クレーンの爪が服やマスクをはぎ取って、ツートンマンの正体が明らかになる。(エピソード「クレーンゲームでツートンマンをゲットせよ!!」)

ある日、たかしくんがたいがくんとカードゲームで対戦し、大敗して戻って来る。かたき討ちをしようとやって来たいぬまるくん、けんたくん、ひろくん、モッちゃんに対し、たいがくんは最新ゲーム機を用いたカードゲームで決着をつけようと持ち掛ける。しかし、いぬまるくんがゲーム機におならをかけた事で、ゲームの内容にバグが起こってしまう。(エピソード「決闘者いぬまるくん」)

またたび幼稚園のすみれ組は、他園との交流を兼ねて、田舎にあるあかべこ幼稚園を訪れた。あかべこ幼稚園には三名の子供しかおらず、大作清美はすみれ組の子供達と打ち解けたものの、太助だけは距離が縮まらない。そんな中、牛の乳搾りを体験する事になり、なぜかいぬまるくんと太助が戦う事となる。(エピソード「秘境!あかべこ幼稚園」「絶対強者!!轟牛ホルタックス」)

いなご先生は男の子達からはそれなりに人気があるが、女の子達からは見た目が気持ち悪いと不人気だった。その状況を哀れに感じたたまこは、みなみ先生に協力を依頼して、いなご先生の外見を改造する。(エピソード「露出を着こなすいぬまるくん」)

青春時代をもう一度過ごしたいと嘆く園長に対し、みなみ先生は無料MMO学園シミュレーション「セカンドユースフル」という、仮想空間で遊ぶオンラインゲームを紹介する。たまこもプレイしてみるが、そこには男漁りをするみなみ先生らしき人物や、下半身丸出しのいぬまるくんらしき人物が青春を謳歌していた。(エピソード「いぬまるくんのヴァーチャル青春」)

第3巻

またたび幼稚園すみれ組では演劇の出し物をするため、山田たまこは昔ばなしの「桃太郎」を朗読する。しかし、いぬまるくんすずめちゃんを始め、クラスの子供達は設定が非現実的すぎると抗議する。そこで子供達は自分らが納得できる「桃太郎」を披露し始めた。(エピソード「熱演!!いぬまるくん」)

以前伊藤みちひろの番組収録で、またたび幼稚園を訪れたテレビプロデューサーが、園児が初めておつかいに行く番組を制作したいと園に持ちかける。そこで選ばれたいぬまるくんだったが、収録中にもかかわらず、いつもの通り奇怪な言動を繰り返す。(エピソード「はじめてのおつかい」)

お弁当の時間、いぬまるくんは家から持参した、4年前に賞味期限が切れている、なめたけを食べてしまう。するといぬまるくんの目から光がなくなり、大半の記憶を失ってしまった。たまこをはじめすみれ組の子供達は、いぬまるくんの記憶を呼び戻そうと奮闘する。(エピソード「いぬまるくんの記憶の扉」)

たまことみなみ先生は、園長の誕生日を祝おうとサプライズの計画を立てていた。プレゼントしようとしていたものを園長が既に購入した事もあり、いぬまるくんやすずめちゃん、鳥居くん、いろはちゃんも協力し、園長が一番喜びそうなものをリサーチし始める。(エピソード「アゲアゲエブリディいぬまるくん」)

またたび幼稚園の園庭に子猫が迷い込み、いぬまるくんはそのままにしておく事ができず、たまこら先生方にばれないよう、いぬまろくんぬいぐるみの中に隠す。さらに文鳥とお笑い芸人の声がする玩具も迷い込み、その二つもいぬまろくんぬいぐるみの中に仕込む。まるで生きているかのように動き、言葉を話すいぬまろくんぬいぐるみを目撃したたまこは恐怖を覚える。(エピソード「いぬまるくんの出会いと別れ」)

時は戦国時代。たまこが城で就寝していると、秘密の文書を狙うために、忍者・いぬまるくんがやって来る。いぬまるくんの使う忍術は雑な分身の術だったり、下半身だけ丸出しの隠れ身の術だったりとクオリティが低く、たまこはツッコまずにはいられない。(エピソード「忍者いぬ丸くん」)

警察は殺人事件の犯人を追っていたが、捜査は難航していた。そんな時、名探偵と名高いいぬまるくんが現われる。いぬまるくんは奇抜な発想で、事件の真相と犯人を突き止めていく。(エピソード「名探偵まるだし」)

ビジュアル系バンドメンバーに扮したいぬまるくん、すずめちゃん、たかしくんは音楽番組にゲスト出演する。本番中にもかかわらず、いぬまるくんは空気を読まず、おならをし続ける。(エピソード「ビジュアル系バンドMARU-DASH」)

またたび幼稚園すみれ組に竹千代くんが転園して来る。いぬまるくんをはじめすみれ組の子供達は竹千代くんを歓迎すべく、「箱の中身は何だろう」や豪華景品をかけたクイズ大会を開催する。(エピソード「ぼっちゃまがやってきた!!」)

竹千代くんと友達になったいぬまるくん、けんたくん、ひろくん、モッちゃんは早速家に遊びにいく。五人は広大な土地と屋敷を利用してかくれんぼを開始するが、屋敷の秘密や竹千代くんの父親のエッチな趣味など、隠されていた事実が次々と明らかになっていく。(エピソード「ゴージャスかくれんぼ」)

またたび幼稚園では通信教育が流行し、いぬまるくんは一日で身体がムキムキになるなど過剰な効果が出ていた。さらには園長まで通信教育でグラマラスな美女になるなど、収拾のつかない状態になっていく。(エピソード「それぞれの通信教育!!」)

休日、たまこは著名な教育者の講演会を聞くために、電車の女性専用車両に乗っていた。するといぬまるくんが乗車し、下半身丸出しながらも女性として振る舞おうとする。たまこは助けに入るべきか悩みつつ、いぬまるくんの行動を観察するのだった。(エピソード「いぬまるくんのぶらり旅」)

いぬまるくんが竹千代くんらと公園で遊んでいたところ、ブランコで落ち込んでいる元力士の逆乃風と出会う。逆乃風の身の上話を聞き、いぬまるくんらは何とかして逆乃風の力になろうと奮闘する。(エピソード「はっけよい!!いぬまるくん」)

たまこは突然、RPG風の世界に入り込んでしまう。その世界にはいぬまるくん風のスライムがいたり、すずめちゃんの賢者がいたりと、現実世界と共通する部分も多い。たまこは魔王のたかしくんを倒すべく冒険を開始する。(エピソード「丸出しの守り人」「導かれし丸出し」)

いじめっ子のたかしくんだが、今日はいつにも増してすみれ組の子供達に嫌がらせを繰り返していた。たまこが理由を聞くと、たかしくんは北海道に引っ越す事になり、寂しさから情緒不安定になっていたのだ。いぬまるくんらすみれ組の子供達は、急遽たかしくんのお別れ会を開く。(エピソード「さよならたかしくん」「恐怖!!真夏の怪談」)

またたび幼稚園ではプール開きが行われ、すみれ組はプールを楽しんでいた。そんな中、ゆきちゃんは水が苦手なため、たまこといぬまるくんはサポートをする。そんな中、たまこは水中で足を釣って溺れかけてしまう。(エピソード「ドキッ真夏のプール開き!ポロリもあるよ」)

いぬまるくん、けんたくん、ひろくん、モッちゃんは、偶然会った鳥居くんと共に川で釣りをする事になった。いぬまるくんは長靴をはじめ、魚ではないものばかりが次々釣れてしまう。(エピソード「爆釣!いぬまるくん」)

ある日の早朝、たまこは家に勝手に入り込んだいぬまるくんに起こされる。カブトムシを採りに行くといういぬまるくんに対し、虫が苦手なたまこは拒否するが、無理矢理同行させられる事になってしまう。先に到着していたけんたくん、ひろくん、モッちゃんと共にカブトムシ採りがスタートする。(エピソード「昆虫キングいぬまるくん」)

第4巻

髪型を変えたいすずめちゃんは、山田たまこに相談をしていた。その時に偶然いぬまるくんが通りかかり、自分も髪の毛を切りたいから、休みの日にいっしょに美容院に行こうと約束をする。いぬまるくんとすずめちゃんの二人では何かが起こる、と危惧したたまこも共に美容院に行く事にした。(エピソード「髪切った?いぬまるくん」)

いぬまるくんは少女漫画誌に出張掲載された事を受け、少女漫画風の絵柄にチェンジする。さらに絵柄だけでなく、登場人物が次々と少女漫画的な発言を繰り返すようになっていく。そして突然、いろはちゃんと鳥居くんのラブコメディがスタートしてしまう。(エピソード「別のとこでもマるだしっ!」)

休日、たまこは中学校時代の同窓会に出席する。するとなぜかいぬまるくんも現われ、共に参加する事となった。同窓会ではたまこの知られざる痛い過去が明らかになっていく。(エピソード「たまこ先生の同窓会」)

夏休みが終わったまたたび幼稚園すみれ組では、たまこが夏休みの宿題だった絵日記のチェックをしていた。ブログを印刷して持って来たすずめちゃんや、明らかに自分で描いていない竹千代くんなどツッコミどころが満載だが、いぬまるくんはウォシュレットの絵を描いていた。(エピソード「夏休みの思い出」)

ある日、またたび幼稚園の園庭におばあちゃんが入って来る。とりあえず世間話をするたまこだったが、一体誰のおばあちゃんなのか謎が深まっていく。(エピソード「おばあちゃんの思い出」)

職を失った鳥居くんのお父さんがラーメン店を開店させたと聞き、いぬまるくんやたまこらは食べにいく。しかし、そのラーメンは驚くほどの不味さで、二人は体調を崩してしまうほどだった。すぐにラーメン店は閉店したが、次は流しそうめん店を開店させ、再びいぬまるくんやたまこらに食べに来ないかと、鳥居くんから声がかかる。(エピソード「ラーメンバカ一代!!」)

けんたくん、ひろくんがゲームに夢中になっている時、ゲームを持っていないいぬまるくんは暇を持て余していた。そこでいぬまるくんは鳥居くんに会いにいくと、高級マンション近くのゴミ捨て場にまだ使える玩具が多数捨てられているという情報が手に入り、二人は現場へと向かう。(エピソード「トレジャーハンターいぬまるくん」)

たまこはいぬまるくんに振り回されたり、バスの運転手の年齢が気になったりと騒がしくも楽しい日々を送り、ひたすらツッコミ続けるのだった。(エピソード「4コマるだしっ」)

たまこといぬまるくんはゲームセンターで遊ぶ事になった。しかし、そのゲームセンターにあったのは、アームの力が強すぎるクレーンゲームや、ストーリー性があり過ぎて敵を撃ちづらいゾンビシューティングゲームなど、奇怪なものばかりだった。(エピソード「ゲームセンター木枯らし」)

絵本作家になりたい山田琥太郎は、自身のオリジナルキャラクター「アフロッコリーくん」が活躍するストーリーを出版社に持ち込む。琥太郎の熱意とは裏腹に、アフロッコリーくんの気持ちの悪い造形のほか、大人の下ネタ混じりの内容に、何度もNGが出てしまう。(エピソード「ガッカリ!アフロッコリー」)

給与が支給されたたまこに対し、園長は回転寿司に行こうと誘う。いざ回転寿司店に着くといぬまるくんもおり、同席する事となる。そしてたまこと園長が互いにダジャレを言い合い、いぬまるくんから合格判定が出たら、好きな皿一枚を相手の支払いにできるというゲームが始まる。(エピソード「運命の闘い!!ダジャレ寿司!!」)

ある日、職員室にあったみなみ先生の下着がなくなり、年少組の謎の園児が持っている事が判明する。何も気にしていない謎の園児の様子を見て、玩具として遊んでいたのだとたまこもみなみ先生も納得するが、いぬまるくんだけは邪心があると見抜く。そして彼がいかがわしい心の持ち主だと、たまことみなみ先生に訴えるが、謎の園児の策略によりなかなかうまく伝わらない。(エピソード「いぬまるくんVS謎の園児 孤独な戦い」)

またたび幼稚園ではハロウィンイベントが開催され、仮装をしながら近所の民家にお菓子をもらいにいく事になった。妖精姿のたまこ、魔女姿のみなみ先生、露出度の高いミニスカ警察姿の園長、そして全裸におたふくのお面だけを被ったいぬまるくんらは、行く先々で事件を起こす。(エピソード「トリックオアまるだし!!いぬまるくん」)

朝からまたたび幼稚園の園庭に、読者の考えた新しい子供達が次々登場する。そして午後にはいぬまるくんら既存のキャラクターと新キャラクターの戦いが起こり、負けた者は登場人物から外されてしまう。そんな中、いぬまるくんはすずめちゃんと共に早々に負ける。(エピソード「新園児募集企画大発表会・午前の部」「新園児募集企画大発表会・午後の部」)

いぬまるくんは風邪をひき、くしゃみが止まらない。そんな中、けんたくんらはいぬまるくんがくしゃみをしたあとに別人格が現われる事を発見する。(エピソード「風邪と共に去りぬ」)

みなみ先生が突然結婚をすると言い出し、相手は売り出し中の新人芸人だと判明する。みなみ先生を心配したたまこ、いぬまるくん、すずめちゃん、たかしくんは結婚相手に会いに行くが、想像以上に寒いネタばかりを披露される。(エピソード「笑いを極めるいぬまるくん!」)

いつもは元気ないぬまるくんだが、今日は様子がおかしい事に気づいたたまこが問いただすと、虫歯になっている事実が判明する。歯医者を嫌がるいぬまるくんに治療を受けさせようと、たまこは奮闘するのだった。(エピソード「決闘!!虫歯菌」)

またたび幼稚園では園内にゲームを持ち込む子供達が増え、園長はついに禁止令を出す。しかしゲームを続けたい子供達は、園長から逃げながらもゲームをプレイし続ける。(エピソード「ヒゲオヤジのジレンマ」)

第5巻

大晦日、山田たまこは実家へ帰省した。そこでたまこは両親、そして兄の山田琥太郎へのツッコミが止まらず、何度も窓ガラスを割ってとなりの家に侵入してしまう。(エピソード「たまこ先生の大晦日」)

またたび幼稚園では、いつも下半身丸出しのいぬまるくんが童話「裸の王様」の主役として登場したり、竹千代くんが高価なお土産物を持ち込んだりと騒がしい日々が続いており、たまこはツッコミが追い付かない。(エピソード「小ネタまるだしっ」)

またたび幼稚園すみれ組では廃材を使って工作を行うが、いぬまるくんは亀の甲羅が落ちていたと持って来る。たまこと子供達はまさかそんなものが落ちているわけがないとツッコミ、その場は収まる。しかし、その亀の甲羅は新番組としてスタートする特撮ヒーロードラマ「超戦士タートルソルジャー」の主役の下半身パーツだった事が判明。結局パーツのないまま番組は放送され、下半身丸出しの特撮ヒーローが放送ギリギリの姿で現れる。(エピソード「超戦士タートルソルジャー」)

またたび幼稚園では、園のイベントや子供達の様子を掲載した「またたびだより」を発行していた。しかし保護者からの評判が悪く、たまこと園長はリニューアルをしようと、さまざまな案を出し合う。その現場に偶然居合わせたいぬまるくんの意見も踏まえ、話が詰められていく。(エピソード「またたびだよりをリニューアル」)

またたび幼稚園に教育実習生として、女子大生のチョーコちゃんフゥ子ちゃんがやって来る。性格は異なるものの、互いに強烈な個性を持つチョーコちゃんとフゥ子ちゃんに対し、たまことみなみ先生は悪戦苦闘する。そんな中、互いに反発し合いながらもチョーコちゃんとフゥ子ちゃんは次第に保育士としての自覚を持ち、子供達と馴染んでいく。(エピソード「波乱の教育実習生1」「波乱の教育実習生2」)

大金持ちで小遣いも使いきれないほど持っている竹千代くんは、たまこや友達に何かものをあげようとするが、断られてしまう。そこで有り余るお金を無意味な事に使おうと、いぬまるくん、けんたくん、ひろくん、モッちゃんはさまざまな案を出し合い、実行していく。(エピソード「お金を大切に!!」)

朝、たまこがすみれ組の教室に入ろうとしていると、中でいぬまるくんやすずめちゃんらがたまこに対し、ドッキリを仕掛けようと計画している話を耳にしてしまう。たまこは子供達を傷つけないよう、ドッキリにひっかかるふりをしようと努力する。(エピソード「ドッキリ大作戦!」)

またたび幼稚園の廊下でたまこは、いぬまるくんがりゅういちくんに対し、「平和すぎる世界を目指す会」のイベントに参加しないかと勧誘している場面に遭遇する。怪しい集会に行くのではないかと危機感を覚えたたまこは、いぬまるくんとりゅういちくんに同行すると申し出るのだった。(エピソード「まるだしすぎる園児」)

園長から早朝に呼び出されたたまこは、強制的に人気映画俳優の浅野犬壱のロケに付き合わされる。園長をはじめ周りのファン達は大興奮するが、ロケの最中に突如起こったハプニングにより、たまこは浅野と共に映画に出演する事になってしまう。(エピソード「いぬまるくんの大物釣り」)

たまこは知り合いから突然、親と子が気兼ねなく飲食できる「親子カフェ」のアルバイトを頼まれる。いざ働き出すと、なぜかいぬまるくんが一人で来店していた。そして子供が遊ぶスペースではかなでちゃんが幅を利かせており、乱暴な行為を繰り返す。(エピソード「奮闘!親子カフェ」)

たまこは突然、メイドカフェのアルバイトを頼まれる。メイドの仕事にまったく慣れないたまこのもとに、いぬまるくんとたかしくんが客として来店。ピンチに陥るたまこだったが、さらに追い打ちをかけるように、兄の琥太郎まで慣れた様子で入店して来る。(エピソード「激闘!もえもえにゃんにゃん」)

ある日、たまこがギャグで魚に関するなぞなぞを出題したところ、本気で考えたいぬまるくんとすずめちゃんは困惑する。そして答えを探しに、いぬまるくんとすずめちゃんは水族館へ行く事になった。そこでかなでちゃんと再会し、何やら親密そうな雰囲気のいぬまるくんとかなでちゃんに対し、すずめちゃんは嫉妬。水族館内ですずめちゃんとかなでちゃんの、いぬまるくんを巡る静かなバトルが始まる。(エピソード「なぞなぞ水族館 前編」「なぞなぞ水族館 後編」)

またたび幼稚園の園庭では桜が満開になり、たまこ、園長、みなみ先生、いなご先生はお花見を開催する。今日は無礼講という名の下に、それぞれが立場を忘れて楽しむ中、酒に弱いたまこは誤って飲酒し、泣きながら胸に秘めていた熱き思いを語り出す。(エピソード「ハイテンション!!涙と怒りのお花見大会」)

第6巻

またたび幼稚園では予防接種が行われる事になる。どうしても注射を避けたいいぬまるくんたかしくんは協定を結び、山田たまこを欺く計画を立て、実行する。(エピソード「二兎を追う狩人」)

朝、またたび幼稚園に出勤して来たみなみ先生は、二つの合コンの誘いから一つを選んだが、大失敗してしまう。人生にはさまざまな二択があるという例を示すため、今回のストーリーでは、たかしくんを軸に二択の両方の結果を追う試みがなされる。(エピソード「人生は2択」)

残念な性格の山田琥太郎は金欠のため、たまこの家で昼食を取っていた。そしてお金がないながらも休日を楽しもうと、途中で合流したいぬまるくんと共に行動を起こす。(エピソード「コタロー3本勝負」)

またたび幼稚園では「開運!ラッキーゴッドチョコ」のおまけシールが流行。さまざまな場所にシールを貼り付ける子供達に対して注意をするたまこだったが、実は子供達が自分の運気を上げようと貼ってくれていたものだと知って感動する。(エピソード「開運!シール収集!!」)

園長がお気に入りのストリートポエマー、諭詩の詩が気に入らないすずめちゃんは、いぬまるくんと共に諭詩のもとを訪れる。そして諭詩に対し、訪れた客に対してお互いに即興のポエムを制作し、どちらが優れているか客に選んでもらおうと勝負を挑む。(エピソード「すずめちゃんのドS魂!!」)

またたび幼稚園でドッジボール大会が開催される事になり、たかしくんはパワーリフトを身につけるなど準備万端。しかし試合が始まったところで大雨が降り出し、運悪く中止となる。そのまま天候は激しい雷雨となり、園内は停電してしまった。たまこは時々雷の光によって子供達や園長、理事長が見えるが、その度にみんなが違ったツッコミどころ満載の扮装をしている事に気づく。(エピソード「激戦!!ドッジボール大会」「暗闇パニック!!」)

いぬまるくんは全自動お掃除ロボット「ルンタ」を拾って来る。いぬまるくんはルンタを飼うと言い出し、ルンタと友情を育んでいく。(エピソード「さよならルンタ」)

またたび幼稚園すみれ組は、老人ホームで交流会を行う事になる。入居している高齢者達はハイテク機器をあやつっていたり、車を軽々持ち上げるほどの力持ちだったりと個性派揃いだった。たまこやいぬまるくん、すずめちゃんは相手のペースに呑まれつつも、何とか向き合っていく。(エピソード「年の差なんて!」)

またたび幼稚園では、すみれ組対かえで組のサッカー対決が行われ、赤羽アリスが大活躍していた。サッカーが抜群にうまいうえに美少女のアリスに対し、いぬまるくんを除くすみれ組の男の子は色めき立つ。(エピソード「アリス・イン・ジェンダーランド」)

休日、たまこが朝寝坊をしていると、まな板の上で何かを切る音で目を覚ます。なぜかキッチンにいぬまるくんがおり、料理をしていた。自分の誕生日を祝おうとしてくれているのではないかと期待したたまこは、そのまま観察を続ける。(エピソード「突撃!まるだしクッキング」)

たまこは恰幅のいい園長の立ち振る舞いが、ファーストフード店のキャラクターに見えてしまうが言い出せずにいた。また、いなご先生は同僚であるはずのたまこにもみなみ先生にもまだ認知されていないなど、今日も騒がしくも平和な日常が過ぎていく。(エピソード「4コマまるだしっ2」)

またたび幼稚園すみれ組の玩具達は乱暴に扱われ、不満が募っていた。お互いが最近遭った出来事の愚痴を言い合っていたところ、いぬまるくんが行方不明だった人形を探し当て、そっと玩具箱に戻す。(エピソード「おもちゃは大切にしよう」)

またたび幼稚園すみれ組にゴキブリが出た事で、たまこと子供達はパニックに陥る。そんな時、偶然アリスが通りかかる。(エピソード「Gの悲劇!!」)

すずめちゃんは雑誌のストリートスナップのコーナーに掲載される。たまこや子供達が、すごいと騒いでいると、実はいぬまるくんも同じ雑誌に掲載されていると言い出す。そこは読者投稿コーナーで、いぬまるくんが投稿したシュールなイラストや写真が採用されていた。(エピソード「ライバル心の悲劇!!」)

夏に入り、いきなり暑さはピークを迎えた。たまこや園長だけでなく、いぬまるくん、たかしくんなど子供達が暑さのあまり奇行を繰り返してしまう。(エピソード「またたび幼稚園の悲劇!!」)

朝から釣りに行った園長は、たまこの家にタコを持って訪ねて来る。さらにいぬまるくんとみなみ先生も現われ、四人でたこ焼きパーティーをする事になる。準備のあいだ、いぬまるくんはタコと遊び出すが、実はこのタコは未来を予言したり、物事に対して的確な判断を下す能力を秘めていた。(エピソード「タコと夏休み」)

休日、朝食を食べようとするたまこの前にいぬまるくんが現われる。それはいつもの事なのでさほど気にしないたまこだったが、今日はいぬまるくんに加えてゴリラがいた。動物園から脱走したとニュースになっており、即警察に連絡を入れようとするたまこに対し、いぬまるくんはなぜ脱走したのか、ゴリラに理由を聞こうと提案する。(エピソード「花子の大脱走」)

たかしくんは他園の不良達に対し、自分はまたたび幼稚園伝説の番長だと噓をつく。河原で噓話をしていると、近くで野球をしていた他園の幼稚園児達とトラブルに発展する。自分の威厳を保つため、たかしくんはいぬまるくんなど友達に声をかける。結果的に野球経験者のいないチームができあがり、たかしくんは不安を抱えながらも試合開始となる。(エピソード「噓と不良と野球」)

たまこは手の痛みを覚え、病院へと向かう。腱鞘炎と診断されたたまこは、帰ろうとしたところで、尻に奇妙な人の顔が浮かび上がってきたため通院していたいぬまるくんと会う。そんな二人の前に、入院中にもかかわらず休載を許されない、悲壮感漂う漫画家の姿があった。(エピソード「作者急病により」)

第7巻

夏休みが終了し、またたび幼稚園すみれ組では夏休みの自由研究の発表が行われていた。いぬまるくんすずめちゃん、けんたくん、ゆきちゃん、竹千代くん、たかしくんは二つのあさがおの鉢を栽培し、片方には美しい言葉と音楽を聴かせ、もう一方には汚い言葉とデスメタルを聴かせ続けて、違いを観察する研究をして、成果を発表し始める。(エピソード「あさがおの善と悪」)

山田たまこ園長の昔の写真を見て、いぬまるくんと竹千代くんは今を写真に残そうと、カメラを持って園内を走り回る。すると竹千代君が持っているカメラが、ダイヤルを回す事で、対象物の過去や未来を映せる機能がついているのではないかと騒動になる。(エピソード「不思議なカメラ」)

またたび幼稚園にこぎつね幼稚園の園長、近藤がやって来る。学生時代から知り合いの園長と会話が弾み、表向きはなかよくしているように見える二人だったが、遠回しな発言で互いの過去の傷をえぐり合う仁義なきバトルが勃発する。(エピソード「MEMORY OF PAIN THE REVENGERS」)

絵本作家になりたい山田琥太郎は、画力を上げるために人気漫画家の鬼瓦毒三郎のアシスタントになる事を決意する。早速雇われた琥太郎はいぬまるくんと共に毒三郎の原稿を手伝うが、琥太郎はまったく戦力にならない。一方のいぬまるくんは美術センスが開花し、毒三郎に気に入られる。(エピソード「お兄ちゃんのアシ修行」)

園長は今後の事も考え、またたび幼稚園のプロモーションビデオの撮影を開始する。またたび幼稚園を最大限よく見せるため、もはやフィクションの域に達するほどの素晴らしい映像が完成していく。(エピソード「PV撮影会!!」)

休日、たまこはデパートで行われる猫のイベントに参加する事にした。エレベーターで会場まで向かっている途中、怪しい変装をした浅野犬壱と乗り合わせる。たまこに好意を寄せる犬壱は的外れなアプローチを続け、たまこは拒絶するものの、なかなか真意が伝わらない。(エピソード「犬壱とニャンニャン」)

たまこ、園長、みなみ先生は休日を利用して温泉旅行へとやって来た。そこに無断でやって来たいぬまるくんも加わり賑やかに過ごしていると、近藤らこぎつね幼稚園の全員48歳で同じ年の教諭達とも行き先が同じである事が判明。温泉では園長や近藤らの、誰も望まないセクシーなハプニングが続出する。(エピソード「ドキドキ!!温泉パニック!!ポロリもあるよ」)

学習塾でトップの成績を誇るマサムネくんだが、2位のりゅういちくんが気になっていた。さらに3位のかなでちゃんが、またたび幼稚園の子供達と交流を持つようになってから性格が丸くなったと感じたマサムネくんは、またたび幼稚園に何か秘密があるのではないかと忍び込む。(エピソード「頭いいないぬまるくん」)

園長はくだらない理由で頭から出血し、入院する事となる。偶然隣のベッドではいなご先生が入院しており、またたび幼稚園からさまざまな人物がお見舞いへとやって来る。しかしはた迷惑なお見舞いばかりで、園長といなご先生の入院期間は延びていく。(エピソード「みんなでお見舞い」)

作者が募集した大喜利ネタに対し、たまこやいぬまるくんらが突っ込みやコメントを入れ続ける。また、いぬまるくんは読者の大喜利ネタを利用してさらにボケはじめ、収拾のつかない状態になっていく。(エピソード「ギリギリ!大喜利対決-前半戦-」「ギリギリ!大喜利対決-後半戦-」)

たまこに男の影がない事を心配したいぬまるくんとすずめちゃんは、竹千代くんの家で働いているマッドサイエンティストから惚れ薬をもらう。飲んだ後すぐに見た相手を好きになる薬を、いぬまるくんらが無差別に飲ませてしまった事で、またたび幼稚園内はパニックに陥る。(エピソード「LOVEパニック!」)

園長は八百屋での買い物帰り、ひったくり被害に遭う。しかし幼稚園児くらいの背丈をした謎のヒーローにより、無事犯人は確保される。その後もピンチになると謎のヒーローが現われるが、ヒーローの下半身はつねに丸出し。たまこはあえて口にはしないものの、いぬまるくんがヒーローなのではないかと確信していた。(エピソード「内緒のヒ-ロー」)

またたび幼稚園では父兄参観が行われる事になった。個性的な子供達の親もさらに個性的で、たまこはフォローに追われる。そんな中、いぬまるくんの保護者だけは姿を現さなかった。(エピソード「先生といっしょに」)

またたび幼稚園すみれ組の教室では、突如「地球外生命体に関する発表」が行われる事になり、怪しげな外国人といぬまるくんがスタンバイしていた。たまこは何かまた変な事が起こるに違いないと頭を抱えつつ、教室に入っていく。(エピソード「ゆく年くる年」)

お正月、たまこといぬまるくんは園長にお年玉をもらいに行く。一方の園長は機転を利かせ、お年玉を渡す前に今回の話を終わらせるため、漫画のページ数を早く進行させようと仕向ける。(エピソード「お年玉GET大作戦-序章-」)

第8巻

お年玉を渡す事にならないように細工をした園長だったが、結局はいぬまるくんら子供達をはじめ、山田たまこにまで渡さなくてはいけない雰囲気になる。そこで園長は福笑い勝負を持ち掛け、一番園長に似ている顔を完成させた者にお年玉を渡すと約束をする。しかし、園長は自分の顔ができあがらないパーツばかりを用意していた。(エピソード「お年玉GET大作戦!」)

またたび幼稚園の近くにある「ゆるかわ商店街」では、ゆるキャラのグランプリを決める大会が開催されていた。不気味なキャラクターや、見かけはゆるいがヘビーな事情を抱えたキャラクターなどがエントリーし、いぬまるくんも下半身をモチーフにしたゆるキャラとして参加する。(エピソード「マスコットキャラ決定戦」)

たまこは最近太った事を気にしており、ダイエットを決意。そんな中、いぬまるくんは2日のあいだに激太りした姿で登園する。こうしてたまこといぬまるくんのダイエット作戦がスタートした。(エピソード「丸まるだしっ」)

またたび幼稚園では豆まきが行われたが、いぬまるくん、たかしくん、たいがくんはまじめに参加していなかった。この事が園長の逆鱗に触れ、密室に閉じ込められてしまう。三人は力を合わせて密室から脱出しようと、さまざまな謎を解いていく。(エピソード「密室からの脱出」)

すみれ組ではたまこが小学生の時に埋めたタイムカプセルが話題になり、いぬまるくん、けんたくん、ひろくん、たかしくんの四人は自分達も未来の自分宛ての手紙を埋めに行く。地面を掘っていると、いぬまるくん以外の父親達が学生時代に埋めた手紙や紀元前に埋められたタイムカプセルが次々と発掘される。(エピソード「人類の歴史」)

山田琥太郎には、勤務する会社の社長令嬢、覇王子とのお見合い話が持ちかけられていた。乗り気ではない琥太郎だが、社長の手前断る事もできない。そこでたまこやいぬまるくんらの力を借り、自分から断るのではなく嫌われるように仕向ける事にした。(エピソード「残念な兄!!クビへの片道切符を用意しろ!!」)

たまこはいぬまるくんが提出した絵日記をチェックしていた。するとたかしくんの家に遊びに行く途中、何度も謎の初老の男性に助けられるエピソードが綴られており、たまこは困惑する。(エピソード「いぬまるくんの絵日記」)

最近たまこはツッコミに覇気がないと園長から指摘され、実際にボケたいぬまるくんが残念そうに帰っていく姿を目撃。たまこは気合いを入れ、子供達に対していつも以上に激しいツッコミを入れ始める。(エピソード「初心忘れるべからず」)

ある日、たまこのもとに、けんたくんとひろくん、たかしくんが、いぬまるくんが竹に引っかかっていると助けを求めてやって来る。実際に現場へと向かうと、竹の成長を甘く見ていたいぬまるくんが竹の先端に引っかかっていた。たまこらはいぬまるくんを助けようと奮闘する。(エピソード「甘く見てたシリーズ」)

花粉症のたまこはくしゃみが止まらない。そんなたまこのくしゃみを聞いたいぬまるくんは、「たまこのくしゃみアレルギー」になっておならが止まらず、それを受けたたかしくんは「いぬまるくんのおならアレルギー」になり、変な動きが止まらない。こうして複数の園児に奇怪なアレルギー反応が連鎖していく。(エピソード「花粉が飛べば破壊が起こる」)

またたび幼稚園でいぬまるくんは下の乳歯が抜け、園長やたまこから丈夫な歯が生えるように屋根の上に投げるように言われる。力いっぱい屋根に投げたいぬまるくんだったが、コントロールが狂って落ちてしまい、通りかかった猫が持ち去ってしまう。いぬまるくんは乳歯を取り返すべく、猫を追跡していく。(エピソード「下の歯大追跡!!」)

理事長は園長とみなみ先生、たまこを誘って職員同士の親睦を深めるために焼肉屋へと誘う。全員が教育について熱く語りつつも、水面下では肉の取り合いが行われていた。(エピソード「中尾彬のように!!」)

またたび幼稚園すみれ組では、子供にしか見えない森の妖精、ポポロの話が大人気。子供達がポポロに会いたいと願っていると、いぬまるくんが会ったと話し始めた。いぬまるくんに続くように、すみれ組の子供達は次々とポポロと遭遇していく。しかし、ポポロは梱包材のプチプチを潰しているなど様子がおかしい。(エピソード「子どもにしか見えないポポロ」)

またたび幼稚園では園児の「ふたばくん」が二人いるのではないか、と奇妙な噂が囁かれていた。実際には一卵性双生児だと判明し、いぬまるくんはふたばくん達を並べて間違い探しを始めるなど絡み出す。(エピソード「ふたばくんのひみつ」)

たいがくんは新商品のゲーム機をいぬまるくん、けんたくん、ひろくんと共にプレイする。今回のゲーム機はAR機能で実世界にモンスターが登場したように見えるため、四人は無断でたまこの家に入り込むなどゲームに没頭していく。(エピソード「ARリアルRPG」)

近年、怪盗ドッグ・アイと名乗る、いぬまるくん扮する謎の人物が暗躍していた。今日もまたたび美術館に盗みに入ると予告がされたため、刑事のたまこと琥太郎は警備を強化し、ドッグ・アイを待ち受ける。(エピソード「特別編THE MOVIE 怪盗DOG EYEを逮捕せよ!!」)

第9巻

みなみ先生はまたたび幼稚園の職員室で山田たまこ園長いぬまるくんを相手に手相占いをしていた。結婚線がまったくない園長は焦り、プロの占い師に鑑定してもらおうと外出するが、待ち受けていた占い師達は、いずれも胡散臭い人物ばかりだった。(エピソード「占い師軍団」)

またたび幼稚園では園内対抗野球大会の開催が決定する。いぬまるくんらはいつもの通り野球をネタにボケるが、たまこはツッコミに気合いが入らない。もしかして五月病ではないかと疑ったたまこは、気合いを入れようと野球に関する本を読み出す。(エピソード「たまこ先生と五月病」)

またたび幼稚園すみれ組では、子供達のあいだでより速く走れるようになる靴がブームになる。最初はただのスニーカーだったが、次第にまるでロボットのようにブーストを起こすタイプなど過激なものになっていく。(エピソード「ウサギと神」)

またたび幼稚園に、警察署から交通安全課の警官達が安全指導にやって来た。警官らはどうにかして子供達の心を摑もうとするが、その甲斐なくスベり続ける。ただでさえ苦しい状況の中、いぬまるくんからはさらに上級者のボケを要求され、警官達は答えようと奮闘する。(エピソード「ムチャぶり教室」)

最近たまこが自分の部屋にいると、妙な視線を感じるようになる。幽霊ではないかと心配したたまこがみなみ先生に相談をすると、巫女的な力を持った女性を紹介される。たまこの部屋にやって来たうさんくさい女性は適当に除霊を行い、課金次第でさらに除霊する人数を増やすと持ちかける。(エピソード「例のアレの視線」)

いぬまるくんは平日に行われるイベント「ドキッアイドル大相撲大会」を観戦したいが、たまこからストップがかかる。どうしてもあきらめきれないいぬまるくんは、自分の身代わりを幼稚園へ送り込んでいく。(エピソード「ゴルフ作戦」)

タイピングが苦手なたまこは、園長からスパルタ指導を受ける。しかし、タイピングソフトだけでは上達しないと睨んだ園長は、たまこに対して実世界で迫り来る危機に対するワードをタイピングし、できなければ辛いお仕置きが待つ特訓を開始した。(エピソード「地獄のタイピング」)

またたび幼稚園の職員室で、園長が居眠りをしていた。かわいらしいいたずらをして起こそうとするたまこといぬまるくんだったが、何をしても園長は起きない。調子に乗ったいぬまるくんは毒蛇を放つなど、ハードないたずらを仕掛けていく。(エピソード「スリーピングビューティー」)

ある日、たまこはまたたび幼稚園の保育士が少ないのではないかと疑問を抱く。園長やみなみ先生が誰かいたような気がすると思い出していると、うすみちゃんが、私もいると声をかける。あまりにも存在感のないうすみちゃんに対し、たまことみなみ先生はもっと自分をアピールしていこうと行動を改めさせていく。(エピソード「はじめまして、さようなら」)

夏休み、たまこは親戚のおじさんが経営する海の家を臨時で手伝っていた。そんな時、宅配便の荷物の中からいぬまるくんが登場する。いぬまるくんの行動を監視しつつ働くため、たまこはミスを連発。手伝うどころか損失ばかりを出していく。(エピソード「海のyeah」)

夏休み、暇を持て余したいぬまるくんは不良になってみた。たかしくんは空き地でリサイタルを行ったりと、それぞれが思いのままに過ごす中、山田琥太郎は絵本作家ではなく4コマ漫画家になるとたまこに宣言する。(エピソード「夏の特別編!!地獄の4コマ祭り」)

ビジュアル系バンド「塚MOSE(つかもーぜ)」はオーディションに向かう途中、メンバーの一人がケガを負ってしまう。たまたまその場に居合わせたたまこといぬまるくんが強制的に参加させられ、「塚MOSE WITH CHIN-TAMA」という最低なバンド名でオーディションを受ける事となる。(エピソード「美音楽家ですね」)

とある地下闘技場では4年に一度、下半身が晒されたら負けというルールのもとで戦う「ちんぽこファイト」が開催されていた。今回のちんぽこファイトも最初から丸出しの規格外男、いぬまるくんのほか、腕に覚えのある男性達が集り、死闘を繰り返す。(エピソード「いぬまるだしっ外伝 ちんぽこファイト」)

今年もまたたび幼稚園すみれ組では、夏休みの宿題として出された自由研究発表会が行われていた。いぬまるくん、すずめちゃん、たかしくんは発表の場でフリップを多用するが、結局は研究対象だったあさがおを枯らしてしまったという残念なものだった。続いて働きアリについての研究結果も発表するが、なぜか琥太郎も研究メンバーとして参加していた。(エピソード「恒例!自由研究発表会」)

いぬまるくんは一押しの芸人のネタを真似するが、たまこを始め周囲の認知度は低い。そこでいぬまるくんは芸人を独自の感性でプロデュースし、一気にスターにする事に成功する。しかし、人気はそう長くは続かなかった。(エピソード「いぬまるくんプロデュース大作戦!!」)

今回は作者の原稿が間に合わなかったため、急遽いぬまるくんが描いた漫画が掲載される。草食系男子のシャイな原始人の暮らしや合コン、理想の女性との出会いが、言葉ではなくイラストだけでコミカルに描かれていく。(エピソード「代原?草食系原始人 山下くん」)

またたび幼稚園では遠足が行われる事となり、お菓子は200円までと定められていた。どうにかして持ち込むお菓子を増やそうと駄菓子屋のクジに挑戦したり、うまくお菓子を身につけて誤魔化そうとする子供が続出。そして肝心の遠足はダイジェストであっさり終了してしまう。(エピソード「法の網」「遠足後編」)

休日、突然たまこの家にいぬまるくん、たいがくん、竹千代くん、見知らぬおじさんがやって来る。見知らぬおじさんは小さなゲーム会社の社長で、たまこらに新作ゲームをプレイしてもらい、感想を聞きたいと申し出る。たまこは仕方なくプレイするが、新作ゲームはツッコミどころ満載だった。(エピソード「究極のゲームを作ろう」)

第10巻

これまで問題のある幼稚園や子供達を更生させてきた天童久美子が、またたび幼稚園にやって来た。いぬまるくんすずめちゃん、竹千代くんに問題があるのではないかと睨んだ久美子はすみれ組を受け持つと宣言し、山田たまこを追い出す。最初は横暴な久美子に対して敵対心を抱いていた子供達だったが、あっさり久美子と打ち解けていき、たまこは寂しい思いをする。(エピソード「新生すみれ組」)

読者から「カツラ」「エプロン」「メガネ」のデザインを募った企画で、優秀賞に輝いたデザインのものを実際にいぬまるくん、たまこ、園長が身につけつつ、ハンドメイド品にまつわるストーリーを進めようとしていく。しかし、読者から寄せられたデザインは奇抜なものばかりで、話がなかなか前に進まない。(エピソード「ありがとう」)

みなみ先生は恋人ができても浮気されてばかりだった。そこで園長が夢中になっているゲームアプリ「ポケカレ」を、たまこから勧められる。画面内に現われた男性キャラクターと交際をするゲームで、所詮アプリだろうと甘くみていたみなみ先生だったが、次第にのめり込んでいく。(エピソード「みなみさんの恋人」)

ある日、いぬまるくんは河童が入っているという箱を持って来る。箱の中の河童はお菓子やアイドルCDなどを所望し、次第にたまこと子供達は、いぬまるくんがほしいものを言っているだけで、本当は河童などいないのではと疑問を抱く。(エピソード「カッパの証明」)

夜、たまこがドラマを観ていると、浅野犬壱の経歴詐称疑惑に関する緊急生記者会見放送へと切り替わってしまう。そのまま視聴を続けたたまこは、浅野が実はバツイチだった事や、学生時代はけん玉クラブだった事など、どうでもいい事実を次々と知る。(エピソード「浅野犬壱キー局一斉緊急生会見」)

りゅういちくんは塾のテストで1位を取った。またたび幼稚園に負けたと感じた近藤は、こきづね幼稚園と合同運動会を開き、どちらの幼稚園が優れているのか対決しようと申し込む。以前からライバル関係のある近藤からの挑戦に園長は応じ、「不正をするならばバレないようにやれ」という信念のもと、運動会はスタート。またたび幼稚園にはいぬまるくんやすずめちゃんといった個性豊かな子供達がいるが、こきづね幼稚園も負けず劣らず個性的なメンバーを招集していた。(エピソード「勝ち組はどっちだ」)

山田琥太郎は以前勤務していた会社を解雇されて以来、転職先が見つからずにいた。だからといって当人は焦る事もなく、たまこに食事をたかりつつ楽しく暮らしていた。面接で落とされてしまうと訴える琥太郎に対し、いぬまるくんは面接会場に同行すると言い出す。(エピソード「面接必勝法」)

ある日、いなご先生がレンタルショップで18禁コーナーからAVを手に取って出て来たところ、偶然にもたまことみなみ先生と顔を合わせてしまう。みなみ先生がそのエピソードをうっかりいぬまるくんら子供達の前で話してしまい、いなご先生は女の子達からますます避けられてしまう。みなみ先生は罪悪感を覚え、いなご先生に夕食をご馳走すると提案。実際に食事を開始すると、みなみ先生はいなご先生の常識のなさと話のつまらなさに驚愕する。(エピソード「大穴」)

園長のセーターから毛糸が出ている事に気づいたいぬまるくんは引き抜き、その糸ですずめちゃんと共にあやとりをスタート。最初は川など定番のモチーフを作っていたが、次第にできあがるモチーフが大人の男女の恋物語へと発展していく。(エピソード「破壊と再生の輪舞曲」)

ローカル女性アイドルグループ「ゆでたまっ娘。」は、熱心すぎるファンのいぬまるくん、琥太郎、尾崎☆リア☆充を気持ち悪く感じていた。しかし次第に三人は「ゆでたまっ娘。」の励みになっていき、ついに日本武道館でのライブを成功させる。(エピソード「ローカルアイドル最前線」)

またたび幼稚園では、いぬまるくん達の1歳年上のかえで組の卒園式が行われていた。たいがくん、赤羽アリスは小学校へと進級する事になり、子供達は涙で見送る。そんな中、いぬまるくんは手羽先先輩などこれまで見かけなかった子供に対しても号泣しつつ、別れの挨拶をする。(エピソード「かえで組卒園式」)

第11巻

ファミリーレストランで食事をしていた山田たまこ園長は、窓から乙女すみれを見掛けて、中に招き入れる。そこで、たまこがまたたび幼稚園に就業する前、すみれがすみれ組の担任だった事が判明。園長とすみれはなぜまたたび幼稚園を退職したのかを語り始めた。(エピソード「究極のボケ殺し」)

理事長はたまこと園長をバーに呼び出す。そこで理事長はまたたび幼稚園の創立に関する秘密を明かすと言い出すが、なぜか過去にプロレスラーとして活動していたエピソードが始まってしまう。(エピソード「またたび幼稚園創立秘話」)

ホワイトデー当日、バレンタインデーにすずめちゃんからのチョコレートをもらっていた天童久美子は呼び出され、車の運転をさせられる。行く先はすずめちゃんがチョコレートを渡した相手の家であり、すずめちゃんは着々とお返しを回収していく。その姿に久美子は日本の未来を憂う。(エピソード「ホワイトハーヴェスト」)

またたび幼稚園では新入生を迎えていた。その中にたかしくんの弟、きよしくんがいた。以前からたかしくんは弟に対して、またたび幼稚園を牛耳っているなど盛大な噓をついており、その噓がばれる事に危機感を覚えたたかしくんは、いぬまるくんやたまこらに相談。兄の威厳を保つため、いぬまるくんらはたかしくんの噓を事実に変えていく。(エピソード「兄無双」)

ひろくんの家では言葉を話すインコのせいで両親がケンカをし、家庭内がギクシャクしていた。いぬまるくん、たまこ、すずめちゃん、たかしくん、けんたくんは逆におしゃべりで言葉を覚える能力の高いインコを利用し、ひろくんの両親を仲直りさせる計画を立てる。(エピソード「おしどり夫婦」)

いぬまるくんに思いを寄せるすずめちゃんは、彼をデートに誘おうとしていた。しかしたまこと親密そうにしていたり、奇行に及んでいたりするいぬまるくんに声をかけるタイミングがつかめず、すずめちゃんは落ち込む。(エピソード「よくある誤解」)

いぬまるくんは今年も平日に行われるイベント「ドキッアイドル大相撲大会」の観戦に行こうと計画を立てていたが、去年たまこを欺いて参加した事もあり、今回は完全にマークされてしまう。そんな中、またたび幼稚園ではかっこいいイタリア語が止まらない奇妙なインフルエンザウイルスが流行し始める。(エピソード「インフル園児」)

たまこが牛丼店で夕食を済ませていると、となりの席に浅野犬壱が現われる。そしてこれから自宅に遊びに来ないかという浅野の誘いを断りつづけるたまこだったが、かわいいうさぎがいると聞いて心が揺らいでしまう。そしてたまこが実際に訪問をすると、室内にあるものから浅野はいぬまるくんの父親だと気づく。(エピソード「かわいいウサギもいますよ」「ハイテンションいぬまるくん」)

またたび幼稚園ではおゆうぎ会が催され、それぞれの組が劇などを披露していた。そして毎年恒例のスペシャルゲスト、ゲッソリ・スペクターが登場し、園内は乾いた笑いに包まれていく。(エピソード「おゆうぎ会」)

たまこは誕生日当日を迎え、お祝いをされるのではないかと落ち着かない。しかし朝から山田琥太郎が朝食をねだりに来たり、幼稚園でも話題にも上がらないまま一日が終わりそうになったりと散々。しかし、いぬまるくんら子供達はしっかりとサプライズの準備をしていた。(エピソード「サプライズサプライズ」)

浅野はまたたび幼稚園の前で、自分はいぬまるくんにとってろくでもない親だと落ち込んでいた。そこに理事長が現われ、浅野は過去に一度会ったような不思議な感覚に包まれる。(エピソード「大事なことに気付いた」)

またたび幼稚園すみれ組では「いちねんせいになったら」のテーマで作文を書く事になった。小学1年生のイメージを摑みきれない子供達に対し、たまこはバリアの張り方など実践的な事を教え込む。(エピソード「いちねんせいになったら」)

たまこはもうすぐ卒園をするいぬまるくんに対し、今後のためにやはりパンツを穿かせるべきだという結論に至る。そこで園長やみなみ先生と協力し、完璧な計画を立てる。しかしすずめちゃんやたかしくん、けんたくんらはいぬまるくんの意思を尊重したいと逃げ道を確保していく。(エピソード「最後のはかない戦い」)

ついにすみれ組とゆり組の卒園式が行われ、たまこは涙が止まらない。そんな状況とは裏腹に、いぬまるくんら子供達は先生方に贈る言葉を述べ始める。しかし肝心の内容は感動的なものではなく、どうでもいい事ばかりだった。(エピソード「すみれ組、ゆり組卒園式」)

いぬまるくん達は無事卒園していった。またたび幼稚園には以前教育実習でやって来たチョーコちゃんが正規雇用され、新しい園児を迎える用意が着々と進んでいく。しかし、たまこはまだ卒業の悲しみを引きずっていた。たまこは気持ちを切り替えるべく幼稚園バスで最初の子供を迎えにいく。(エピソード「おしまいだけど、おしまわない園児」)

登場人物・キャラクター

いぬまるくん

またたび幼稚園のすみれ組に通う4歳の男の子。ふわふわとしているピンク色の髪が特徴の、いつも元気いっぱいな男の子。ただ、何故かいつも下半身に何も履いておらず、常に丸出しで生活している。そのため、すみれ組の担任である山田たまこはことあるごとにパンツやズボンを履かせようとするも、失敗に終わってしまう。 幼稚園児とは思えない下ネタや時事ネタなどの発言で、いつも周囲を困惑させている。

山田 たまこ (やまだ たまこ)

またたび幼稚園すみれ組の担任を務めている新米教諭。黒髪のショートヘアで見るからに優しそうな先生だが、ボケを連発する園児には容赦なくツッコミを入れる。特にいぬまるくんには休日も関係なく振り回され、鋭いツッコミを更に磨いていく。しかし、基本的には常識人で誰にでも優しく接する。いぬまるくんと意気投合する残念な兄、山田琥太郎を持っている。 休日は趣味のゲームをして過ごしていることが多い。

すずめちゃん

またたび幼稚園すみれ組に通うオシャレな女の子。スモック以外の私服は非常に派手なファッション。いぬまるくんに好意を持っており、休みの日には積極的にデートへ誘っている。時折、山田たまこをはじめとする大人の虚を突く発言をする一面があり、それにたじろぐ大人は数知れない。

たかしくん

またたび幼稚園すみれ組に通う男の子。ぽっちゃりとした太めの体型の、典型的ないじめっ子だが、いぬまるくんの仕掛けた落とし穴にはまるなど、仕返しをされている。自分をよく見せるために噓をつく事も多い。本名の「たかし」では呼ばれず、体型を揶揄するかのように、子供はもちろん先生達からも「ふとしくん」と呼ばれている。弟にきよしくんがおり、のちにまたたび幼稚園に入園する。

みなみ先生 (みなみせんせい)

またたび幼稚園ゆり組の担任教諭。普段は園児や他の教諭に優しく接するふんわりした雰囲気の女性。しかし合コンになるとメイクや服装で年齢を巧みに誤魔化し、男を手に入れようとする女豹でもある。山田たまこを一度合コンに誘うも、いぬまるくんの乱入により滅茶苦茶にされた過去を持つ。

いなご先生 (いなごせんせい)

またたび幼稚園かえで組の担任教諭。個性がないためか、影が極度に薄く、中々名前を覚えてもらえない。作中には度々登場しているらしいが、画面から見きれていたり写っていなかったりで、周囲から存在を認知してもらえていない残念な人物。初登場後は、それなりに出番が増えるが、扱いは決して良くない。

天童 久美子 (てんどう くみこ)

またたび幼稚園つつじ組の担任教諭。初登場時は竹刀に猫耳で登場したインパクトの強い教諭。普段は眼鏡をかけていてジャージ姿で園児たちと接する。当初はすみれ組の園児達を更生させるために奮闘していたが、いぬまるくんの前に膝を屈することになってしまう。実は着痩せするタイプの巨乳。

山田 琥太郎 (やまだ こたろう)

山田たまこの兄にあたる人物。会社員をしており、ルックスはそこそこ良いため、初対面の女性からは割と好感を持たれることが多い。しかし残念な性格なため、話せば話すほどに女性はドン引きし、最終的にはいなくなってしまう。ゲーム好きな一面は妹の山田たまこと似ているものの、年甲斐なく場をわきまえずにゲームネタの発言をしているため、周囲からはガッカリされることが多い。

園長 (えんちょう)

またたび幼稚園の園長を務める中年の独身女性。表面上は常識人だが、園児たちのボケに便乗することが多々あり、その度に山田たまこを初めとするツッコミ役を困らせている。小太りで残念な体型ながらもコスプレ姿を度々披露し、園児や先生たちのテンションをこぞってそぎ落としていく。面喰いでもある。

理事長 (りじちょう)

またたび幼稚園の理事長。端正に整えたひげがトレードマークの紳士的な初老の男性。基本的に、誰に対しても厳しい性格で、規律と秩序を守ろうとしている。そのせいか、教育方針と合わなかった山田たまこをクビにしようとするも、園児たちの活躍によって改心する。表面上は厳かな人物だが、その実カツラであることやブラジャーを着用していることを隠しているなど、変態である。

りゅういちくん

またたび幼稚園すみれ組に通う男の子。本当はみんなとなかよくしたいものの、素直になれないいわゆるツンデレな性格の持ち主。しかし、いぬまるくんのおかげでみんなの輪に入れるようになった。母親は教育熱心で、さまざまな習い事をさせられている。

けんたくん

またたび幼稚園すみれ組に通う男の子。お金持ちで運動神経抜群で、個性派の多いすみれ組の中では常識的なタイプ。そのため、いぬまるくんの奇行に圧倒される場面も多いが、家に招待するなどなかよくしている。

ひろくん

またたび幼稚園すみれ組に通う男の子。ゲームが好きで詳しい。いぬまるくんとはなかよしでいっしょにゲームをする事も多い。

モッちゃん

またたび幼稚園すみれ組に通う食いしん坊な男の子。いぬまるくんとは、いっしょにゲームをするなど仲がいい。

竹千代くん (たけちよくん)

またたび幼稚園すみれ組に転園して来た男の子で、園内でも執事のじいと共に行動する。家は大金持ちでほしいものは何でも買い与えられてきたが、本当にほしいものは友達。いぬまるくんらすみれ組の子供達とすぐになかよくなる。基本的にポーカーフェイスで、感情が表に出ないタイプ。

ゆきちゃん

またたび幼稚園すみれ組に通う女の子。元気がよく、ボーイッシュな雰囲気の持ち主。いぬまるくんやけんたくんなど男の子に混ざって遊ぶ事も多い。水泳が苦手。

鳥居くん (とりいくん)

またたび幼稚園ゆり組に通う男の子。とにかく生まれてから不運続きで、4歳ながらも人生を悲観している。平和そうに遊んでいるいぬまるくんを見て嫌がらせをするが、のちに和解。友達にはなったものの、いぬまるくんからは嫌がらせを根に持たれている節がある。

いろはちゃん

またたび幼稚園ゆり組に通う女の子。黒髪で眼鏡をかけた地味でおとなしい容姿をしているが、実はカルタの達人。素早い動きと爆発的なパワーを持っているため、親から友達同士でカルタをする事が禁じられている。カルタをする時だけ、身体能力が常人の12.5倍になる。

赤羽 アリス (あかばね ありす)

またたび幼稚園かえで組に通う男の子で、いぬまるくんより年上。女の子向けの服装を好み、髪型も黒髪ロングをリボンでサイドアップにしている。見た目は完璧な美少女で、けんたくん、ひろくん、モッちゃんの初恋の相手となる。サッカーが好きで運動神経抜群。明るくさっぱりした性格の持ち主。アリスの名はバンド「アリス」のメンバーのように男らしく育ってほしい事から名付けられた。

たいがくん

またたび幼稚園かえで組に通う男の子で、いぬまるくんより年上。実家は玩具店「ゲーム&ホビーショップ虎の門」を経営しており、レアなカードやゲームを入手できる事から「七光りのタイガー」といった異名を持つ。カードゲームに関しては幼稚園で一番強い。幼稚園生ながらも実家の経営状態を気にしている。「乱」という必殺技を使う事でWi-Fiのない環境でもネット接続ができるようになるが、体力を激しく消耗する。

手羽先先輩 (てばさきせんぱい)

またたび幼稚園かえで組に通う男の子で、いぬまるくんより年上。筋肉質な身体つきをしており、腕を曲げるとまるで手羽先のように見える特技を持っており、いぬまるくんのあこがれだった。

きよしくん

またたび幼稚園に通う男の子で、いぬまるくんより年下。たかしくんの弟で容姿は似ているものの、性格は素直。たかしくんがまたたび幼稚園を牛耳っているという話を熱心に聞いていたが、嘘だと気づいていた。

チョーコちゃん

またたび幼稚園すみれ組に教育実習生としてやって来た女子大学生で、教育係は山田たまこ。黒い肌に派手な髪色、露出が激しくキラキラしたファッションを好むギャル。言葉づかいもギャルそのもので、たまこを始め園長も理解できない事も多い。いぬまるくんを含む子供達からも噛まないか確認されるなど珍獣扱いされているが、実際は子供好きで保育士になりたい志は高い。

フゥ子ちゃん (ふぅこちゃん)

またたび幼稚園ゆり組に教育実習生としてやって来た女子大学生で、教育係はみなみ先生が務めた。いつも自己紹介では「フゥコリンと呼んでください」と発言する。かわいらしい見た目と巨乳の持ち主で、ふわふわとした優しい雰囲気を漂わせる。しかし実際は腹黒く打算的な性格をしており、幼稚園教諭になる目的も男性にモテるため。人がいないところで勝手にタバコを吸うなど問題行動も多い。 ただし外面は非常にいいため、子供達からは好かれている。

うすみちゃん

またたび幼稚園つつじ組の担任を務めている女性。極端に存在感がなく、先生方にも存在を知られていない。特技はマリリン・モンローの顔マネだが、クオリティは可もなく不可もないので反応しづらい。存在をアピールを続けていき、山田たまことみなみ先生から認識されるようになったものの、すぐに寿退社していった。

乙女 すみれ (おとめ すみれ)

以前またたび幼稚園に勤務していた保育士で、山田たまこが採用される前にすみれ組を受け持っていた。有名大学出身で品行方正、まじめで保育士として理想的な人物だったものの、純粋すぎてツッコミの概念が欠落している。すみれ組ではいぬまるくんら個性的な子供が多かったためにそりが合わず、早々に退職してしまった。

藤咲 未来翔 (ふじさき らいと)

あかべこ幼稚園の園長を務める高齢の男性。まるでまたぎのような恰好をしており、実際にいのしし狩りなどを行う。

花代 (はなよ)

あかべこ幼稚園で保育士をしている若い女性。巨乳であり、走ると揺れるだけでなくボタンがはじけ飛ぶ。迫力のある揺れ方に、花代の巨乳を前にするといぬまるくんも山田たまこも黙ってしまう。

大作 (だいさく)

あかべこ幼稚園に通う男の子で、いつも鼻水を垂らしている。清美とは両思いで、下半身丸出しでやって来たいぬまるくんを怖がる清美に対し、身を挺して守ろうとした。しかしその後、すずめちゃんやゆきちゃんを見て都会の子はかわいいと心変わりしそうになる。

清美 (きよみ)

あかべこ幼稚園に通う女の子。初対面から下半身丸出しのいぬまるくんを怖がっていた。大作とは両想いだが、またたび幼稚園に通う男の子達を見て、もっと世の中を知ってから結婚相手を選んでも遅くないと考えるようになる。

太助 (たすけ)

あかべこ幼稚園に通う男の子。やんちゃな性格の持ち主で、木登りなど身体を動かす事が得意。乳搾りの達人でもある。初対面時はいぬまるくんをはじめ、都会からやって来たまたたび幼稚園の子供達が気に入らず、距離を取っていた。しかし行動を共にするうちに打ち解け、最終的には友達になった。

かなでちゃん

こぎつね幼稚園に通う女の子。山田たまこが急遽アルバイトに入った親子カフェのオーナーの娘で、まるで女王様のように振る舞っていた。ワガママで自己中心的な性格をしているが、自分の言う事に従わないいぬまるくんと出会い、興味を抱く。いぬまるくんらまたたび幼稚園の子供達とかかわるうちに以前より素直で子供らしくなる。

ヨシエ

こぎつね幼稚園に通う女の子で、かなでちゃんの親が経営する親子カフェの常連。かなでちゃんと遊ぶが、まるで家来のような不遇な扱いを受けており、楽しいとは感じていなかった。親子カフェにやって来たいぬまるくんと意気投合し、笑顔を見せるようになる。その後はかなでちゃんからも態度も改善され、楽しく過ごすようになった。下ネタが大好き。

マサムネくん

こぎつね幼稚園に通う男の子。学習塾でもトップの成績を収めるエリートで、近隣の幼稚園児の中では一番頭がいい。まじめな性格の持ち主だが、やや思い込みが激しく極端な一面がある。

じい

竹千代くんの執事をしている男性で、年齢はアラウンド90。つねにモーニングスーツで正装をしている。またたび幼稚園へは竹千代くんの送り迎えだけでなく、授業もいっしょに受けている。言葉数は少ないものの落ち着いた性格というわけでもなく、子供達のクイズ大会に出場して優勝するなど、やや大人げない部分を持つ。

近藤

こぎつね幼稚園の園長を務める女性。園長とは学生時代から知り合いで、「コンちゃん」と呼ばれる。園長とは表向きはなかよく接しているものの、内心ではライバル心を抱いている。そのため、またたび幼稚園に何かと勝負を仕掛けてくる。

浅野 犬壱 (あさの けんいち)

人気映画俳優で30歳の男性。ワイルドなルックスを意味深な言動で人気を博しており、園長も大ファン。2009年度まったくいかがわしい噂を聞かない俳優NO.1を獲得している。しかし実際は中身がなく、ファン以外からは見抜かれている。ロケを見学に来た山田たまこと知り合い好意を抱くが、たまこには相手にされていないどころか近寄らないでほしいと思われている。 映画だけでなく、チョコレート菓子「チョコドッグ」のCMに出演。のちに知り合いの女優からバツイチである事や、けん玉クラブに所属していた事まで暴露されしまい、記者会見で大筋を認めた。また、前回の結婚で生まれた子供がいぬまるくんで、親権は浅野犬壱が持つ。

伊藤 みちひろ (いとう みちひろ)

超定番教育番組「おかあさんとこの前いっしょにいたこの前の男の人はパパにはないしょ!!」で、体操のお兄さんとして活躍している男性。番組内では「みちひろお兄さん」の名で呼ばれている。子供向け番組ではあるものの、爽やかで整ったルックスの持ち主である事から、主婦層にも人気がある。

逆乃風 (さかのかぜ)

元力士の男性。プロ入りを果たすもすぐに薄毛になり、まげが結えなくなり引退を余儀なくされた。彼女にもふられ、ダイエットをしてモデルデビューを計画していたところでいぬまるくんらと出会う。竹千代くんの実家の協力もあり、強力な育毛剤の効果で角界に復帰を果たした。

諭詩 (さとし)

路上で客にあった即興ポエムを作るストリートポエマーの男性。人気は高く、園長もファン。きれい事ばかりの内容がすずめちゃんの逆鱗に触れ、いぬまるくんとすずめちゃんにポエム勝負を挑まれる。結果、ドSなすずめちゃんが勝利し、諭詩は負けてしまった。

鬼瓦 毒三郎 (おにがわら どくさぶろう)

青年漫画誌で活躍する女性漫画家。作風は非常に男らしくタッチは劇画調なため、イメージを崩さないために男性の名義で活動している。実際は細身でスタイル抜群のセクシー美女で、仕事をする時には眼鏡をかける。山田琥太郎を漫画アシスタントとして雇った。

覇王子 (はおこ)

山田琥太郎が勤務する会社の社長令嬢。まるで世紀末を生き抜いたかのような劇画調の容姿をしており、服の袖が千切れているなどワイルドな出で立ち。会社で働いていた琥太郎の事を守ってあげたいと気に入り、父親に相談して見合いの席を用意してもらった。見た目とは裏腹で内面は優しく、人間ができている。しかし父親に対して失礼な態度を取った琥太郎に幻滅し、見合いは破談となった。

尾崎☆リア☆充 (おざきりあみつる)

山田琥太郎の友達でアイドルオタクの男性。センター分けの長髪に小太りの体型と、典型的なオタクの容姿をしている。いぬまるくん、琥太郎と共にローカル女性アイドルグループ「ゆでたまっ娘。」を過剰に追いかけていたが、すぐに飽きてしまった。

ゲッソリ・スペクター (げっそりすぺくたー)

またたび幼稚園のおゆうぎ会に毎年ゲストとして登場しているお笑い芸人の男性。英語を交えてボケ続けるスタイルで毎回スベり続けているが、なぜか毎年呼ばれている。

ふたばくん

またたび幼稚園に通う一卵性双生児の男の子達。兄はふたばれふと、弟はゆり組所属のふたばらいと。れふとは4月1日23時59分生まれで、らいとは4月2日0時00分生まれのため、学年が一つ異なる。父親が生真面目で頑固者のため、1分の違いを理由に二人を同じ学年にしなかった経緯がある。見た目はもちろん、性格や癖、行動のすべてが同じで、らいとの担任のみなみ先生も区別がつかない。

いぬまろくん

子供達に人気のチョコレート菓子「チョコドッグ」のイメージキャラクター。商品購入後、応募をすると抽選でいぬまろくんのぬいぐるみがもらえる。いぬまるくんはいぬまろくんの大ファンで、つねにぬいぐるみを小脇に抱えているほど。ちなみに「チョコドッグ」のテレビCMには浅野犬壱が出演している。

集団・組織

ゆでたまっ娘。 (ゆでたまっこ)

全国区を目指す三人組のローカル女性アイドルグループ。メンバーは「永遠の17歳・みゆゆ」「不思議ちゃん・さとぴょん」「ヤンキー系・かおりん」でみんな20代半ば。当初は知名度がない自分達を過剰に追いかけて来るいぬまるくん、山田琥太郎、尾崎☆リア☆充らを気持ち悪く感じていたものの、次第に彼らの存在が励みになっていき、最終的には日本武道館でコンサートを開催するまでにアイドルグループとして大成する事となった。 そのためいぬまるくん、琥太郎、尾崎らに感謝していたが、この時点で三人はすでに別のローカル女性アイドルグループに夢中だった。

アニメ

いぬまるだしっ

いつも元気な幼稚園児のいぬまるくんは、なぜか下半身が丸出し。またたび幼稚園にやってきた新米教師のたまこ先生は、そんないぬまるくんが巻き起こすボケの数々に数限りない突っ込みを行う。 そんな、またたび幼稚... 関連ページ:いぬまるだしっ

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