概要・あらすじ
同僚の栖佑日菜子に想いを寄せている会社員の八日堂俊介は、ふとしたきっかけから日菜子と妙な雰囲気になり、浮気寸前のところまで行ってしまう。遠距離恋愛中の恋人のことを気にかける日菜子に対し、俊介は「一線は越えない」ことを条件として、恋人の代用品としての奇妙で危うい関係を続けていくこととなる。
登場人物・キャラクター
八日堂 俊介 (ようかどう しゅんすけ)
会社員。同僚の栖佑日菜子に好意を抱いている。遠距離恋愛中の恋人がいる日菜子と、ふとしたきっかけから「一線は越えない」ことを条件とした「恋人の代用品」という奇妙な関係になる。当初は「いつでも終われる」と考えていたが、それに反して、次第に日菜子との関係から抜け出せなくなってしまう。 日菜子の恋人、大桑和樹のことを「名古屋」と呼んで敵視している。
栖佑 日菜子 (せいゆう ひなこ)
八日堂俊介の同僚。大学時代から交際している大桑和樹と遠距離恋愛中。大桑とうまくいっていないこともあり、ふとしたきっかけで八日堂と恋人未満友人以上の関係になってしまう。気が弱く流されやすい性格。
丸悦 実生 (まるえつ みお)
八日堂俊介の同僚。仕事はできるが恋愛には疎い。栖佑日菜子の動向を探るために接触してきた八日堂に好意を抱いてしまう。その後、八日堂と日菜子の危うい関係を知ることになるが、八日堂への想いを捨てられずにいる。
大栄 知代 (だいえい ともよ)
八日堂俊介の同僚。栖佑日菜子とも友人で、日菜子の携帯電話を見てしまったことから八日堂と日菜子の関係を知る。それ以降、八日堂に対して協力的になり、日菜子と八日堂の仲を取り持とうとする。
大桑 和樹 (おおくわ かずき)
栖佑日菜子の恋人。大学卒業後、就職を機に名古屋に住むようになり、東京に暮らす日菜子とは遠距離恋愛になる。その後、会社の移転に伴って東京に戻るが、八日堂俊介と日菜子の関係を知り、八日堂と対立する。
猪狩 舞 (いかり まい)
栖佑日菜子の友人で、大桑和樹の幼なじみ。大学時代に日菜子と大桑の仲を取り持つが、以前から大桑には好意を抱いており、大桑と強引に関係を持ち、その後も日菜子に隠れながら関係を続けようとする。
松矢 (まつや)
八日堂俊介の同僚で友人。栖佑日菜子に好意を抱いており、アタックをかけているが、八日堂の妨害もあって上手くかわされている。八日堂と日菜子の関係については知らない。
井瀬 愛美 (いせ まなみ)
八日堂俊介の同僚。栖佑日菜子、大栄知代とも仲がいい。幼い外見だが、交際中の恋人との関係を赤裸々に語って丸悦実生を困惑させたことがある。恋人と長続きしないことが悩み。
大和田 若芽 (おおわだ わかめ)
八日堂俊介の課に配属された新入社員。先輩社員である八日堂に好意を寄せているが、八日堂が栖佑日菜子への想いを引きずっていることを察してしまう。