おじさんとようじょとマシュマロ

おじさんとようじょとマシュマロ

マシュマロ好きの父親、日下幅広と、同じくマシュマロ好きな幼い娘の日下ましろの、マシュマロを中心とした日常を描いたほのぼのマシュマロコメディ。全編フルカラーの作品で、コミックス刊行にあたり描き下ろしエピソードも多数収録されている。

正式名称
おじさんとようじょとマシュマロ
ふりがな
おじさんとようじょとましゅまろ
作者
ジャンル
家族
 
ギャグ・コメディ
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あらすじ

第1巻

ある日、日下幅広は娘の日下ましろに、唐突にましろとマシュマロのどちらが好きかと尋ねられた。幅広は一瞬の動揺を見せながらも、即座にましろだと答えるが、その答えに対しましろは、とうちゃんのマシュマロ愛はその程度なのかと厳しく糾弾。そんなましろに幅広は、大好きなママ(日下伊織)やましろといっしょに、大好きなマシュマロを食べることができるから、パパは幸せだと返す。その言葉を、特に興味もなさそうに聞き流したましろは、しばらく考え込んでから、食べられるマシュマロは幸せなのだろうかと、哲学的な問いを幅広に投げかける。(エピソード「7」。ほか、25エピソード収録)

登場人物・キャラクター

日下 幅広 (ひげ はばひろ)

日下ましろの父親。会社勤めをしている。サイドを刈り上げた角刈りで立派な口ひげをはやしており、まるまると太った大柄な体型の中年男性。毎日マシュマロを食べないと気が済まない、大のマシュマロ好き。また、娘のましろのことはそれ以上に大好きで、どうしても対応が甘くなり、彼女のわがままに振り回されがち。

日下 ましろ (ひげ ましろ)

日下幅広の娘。年齢は5歳。小さなポニーテールの髪型で、大きなリボンを付けている。毎日マシュマロを食べないと気が済まない、幅広譲りのマシュマロ好きで、マシュマロを前にすると周囲のことが目に入らなくなってしまう。また、放っておくと際限なく食べてしまうので、母親の日下伊織にはマシュマロは1日5個までと厳しく制限されている。この数は身長が伸びると増えるため、どうにかして背を高く見せようと日々いろいろな手を考えている。ちなみに「ましろ」という名前は幅広の命名によるもので、対外的には「純白」を意味する名とされているが、実際はマシュマロをもじって付けたものである。また、マシュマロは食べるだけでなくその感触も大好きで、赤ちゃんの頃は、マシュマロを握らせておくとあっという間に眠りについた。今でも、マシュマロと似た感触の幅広のお腹や、MIO5の胸に抱き着くのが好き。

日下 伊織 (ひげ いおり)

日下幅広の妻。ポニーテールの髪型をしたクールな印象の美人で、夫の幅広とはかなり年が離れているためまだ若い。少々ぶっきらぼうな口調で、誰に対しても語尾に「~っす」と付ける癖がある。あまり感情を表に出さないが、幅広のことが大好きで、マシュマロを口にくわえて口移しで幅広にあげることを好む。非常に身のこなしが素早く、この際、幅広が手でマシュマロを取ろうとしても、日下伊織の体に触れることすらかなわない。しつけには厳しく、日下ましろが約束を破った時などは怒りを抑えて静かに諭すが、同時にましろが号泣し、幅広が怯えるほどの迫力を醸し出す。在宅勤務しているため、家ではマイク付きのヘッドセットをかぶってパソコンの前にいることが多い。旧姓は「若林」で、会社の同僚のMIO5には、いまだに旧姓で呼ばれている。

MIO5 (みおこ)

日下伊織の会社の同僚の女性。社内イラストレーターを務めている。黒髪ロングヘアを縦ロールにし、胸が大きい。明るい性格で、少々お調子者なところがある。語尾に「~でがす」と付ける癖があり、伊織には「デガスさん」と呼ばれている。デジタルのイラストレーターということもあって、業務内容的に在宅勤務が許されており、伊織にも勧められているものの、ずっと家にいると自堕落になると、出社勤務を続けている。一方で、プロとして仕事には誇りを持っており、自分の描いたイラストを褒められるのが大好き。

若林 勇

日下伊織の7歳年下の弟。金髪ショートヘアの少々軽く見える青年だが、明るい性格で子供好き。子供に対しては屈託なく同じ目線で接し、姪の日下ましろのこともかわいがっているが、彼女からはなぜか嫌われており、寂しい思いをしている。

工場の人

製菓メーカー「元気田堂」の工場で働く女性。黒髪を後ろで一つに縛り、まるまると太った大柄な体型をしている。口調は少々そっけないが優しい性格で、工場見学に来て迷子になった日下ましろを保護し、以降、彼女に「工場の人」と呼ばれるようになった。ちなみに日下幅広のことは、彼が工場見学の常連客であることから、「髭を生やした太ましい男」としてその存在を認知していた。幅広やましろに匹敵するマシュマロ好きで、周囲1キロ以内のマシュマロ好きを匂いで引き寄せることが可能なお香「マシュ香」を自ら開発し、つねに持ち歩いている。ちなみに、幅広やましろがいつも食べているマシュマロは、彼女の工場で作られた「食べっこマシュマロ」である。

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