概要・あらすじ
林家の壁がスプレーでラクガキされるという事件が起こった。3丁目に住む加納の息子・翼が犯人だが、ラクガキ被害を受けた住人たちの抗議にもかかわらず、加納は頑として息子の非を認めようとしなかった。抗議ののちも翼のラクガキは続き、林のイライラは募る。ある日の会社帰り、林は、息子の真彦らしき人物が、盛り場で働いている姿を目撃する
登場人物・キャラクター
林
7年間の単身赴任を終えて家に戻ってきたサラリーマン。単身赴任の間に成長した高校1年生の息子・真彦としっくりいかなくなり、イライラを募らせている。
真彦
高校1年生になる林家の息子。第一志望の高校受験に失敗して以来、無口になった。
加納 (かのう)
林家近所の3丁目に暮らす主婦。子供の翼がしたラクガキについて、隠し撮りした写真という証拠を突きつけられても、絶対に非を認めようとしなかった。息子の言葉を盲目的に信じる。
翼 (つばさ)
加納家の子供である中学生。もともとイタズラっ子だったが、近所の家の塀にスプレーでラクガキをして回る、喫煙をするなど、不良への道を歩み始めている。