あらすじ
白羽高等学校の国語教師・國立国彦は、ひょんなことから3人の生徒・一宮数美、栗原理穂、榎本英子らから好意を寄せられるようになってしまった。それぞれが個性的で"めんどくさい"性格をした生徒らからのアプローチに、国彦は日々悩まされることになる。
登場人物・キャラクター
國立 国彦 (くにたち くにひこ)
白羽高等学校1年C組の担任教師。教科は国語。誠実かつ親しみやすい性格で、生徒からの人気が高い男性。ひょんなことから生徒の一宮数美、栗原理穂、榎本英子らから思いを寄せられるようになり、教師としての立場と、一男性としての感情の間で揺れ動くようになる。同僚の古峰小雪に淡い思いを抱くなど、年下趣味というわけではなく、3人のこともあくまで一生徒として見ている。 しかし、女性への免疫が薄いため、果敢なアプローチに赤面してしまうことも。
一宮 数美 (かずみや かずみ)
白羽高等学校1年C組の女子生徒。眼鏡に三つ編み、制服の上から白衣を着ている。ナイーブで感情の起伏が激しく、ちょっとのことで赤面して泣いてしまう。成績優秀だが、それゆえに他人を見下す傾向があり、人とコミュニケーションを取るのが苦手。担任の國立国彦を勝手に「友達」認定し、国語科教員室に入り浸るようになる。自分同様に国彦に思いを寄せる栗原理穂、榎本英子らには嫉妬心を抱いている。 一歩抜きんでるため、国彦に大胆なアピールを試みることも。趣味は携帯ゲーム。
栗原 理穂 (くりはら りほ)
白羽高等学校1年C組の女子生徒。ウェーブのかかった桃色の髪と、高校生離れした豊満な肉体が特徴。物腰柔らかくおっとりしているが、その実、意志が強く、目的のためなら手段を択ばない一面も。「先生」と恋愛をすることにひどく執着しており、学校中の男性教師を恋愛対象にしている。担任の國立国彦も勝手に恋人候補に認定し、国語科教員室に入り浸るようになる。 特技の料理やセクシーアピールで、果敢に国彦を籠絡しようとし、いつも袖にされている。そんな状況も、楽しんでいる様子。
榎本 英子 (えのもと えいこ)
白羽高等学校1年C組の女子生徒。側頭部を編み込んだロングヘアと、長袖のカーディガンが特徴。清潔感のあるスレンダーな美人。実家が武道の道場をやっており、自身もかなりの実力者。性格はいたって真面目で、クラスでは学級委員長を務めている。担任の國立国彦に恋心を抱いており、一宮数美、栗原理穂らと共に、国語科教員室に入り浸るようになる。 奥手な性格と強い倫理観が邪魔をし、なかなか国彦にアプローチできずにいることが悩み。姉の榎本史織には、憧れとコンプレックスの混じった複雑な感情を抱いている。
榎本 史織 (えのもと しおり)
白羽高等学校の2年生。榎本英子の姉。ウェーブのかかった金色の長髪とメガネが特徴。美人だが性格に難ありで、自分勝手に他人を振り回す自己中心的な性格。一方で面倒見のよいところもあり、妹の英子の恋を応援している。普段は強気だが、暗所や幽霊が苦手という怖がりな一面も。妹や一宮数美、栗原理穂らと共に国語科教員室に入り浸るようになるが、彼女らと違い、國立国彦に対して特別な感情は抱いていない様子。
古峰 小雪 (こみね こゆき)
白羽高等学校の教員で教科は古典。目深にかかる前髪と眼鏡、豊かなプロポーションが特徴の女性。美人で優しい性格のため、生徒からは男女問わず人気がある。國立国彦に密かな思いを寄せられており、本人もまんざらではない様子。趣味は食べることと飲むこと。久川響は姪。
久川 響 (ひさかわ ひびき)
古峰小雪の姪で、中学3年生。ボブカットの黒髪が特徴。おとなしく、引っ込み思案な性格。学校見学で白羽高等学校を訪れ、迷子になっていたところを國立国彦に助けられ、彼に好意を抱くようになる。それを切っ掛けに、白羽高等学校の受験を決意した。
場所
白羽高等学校 (しらはねこうとうがっこう)
國立国彦、古峰小雪らが勤務する共学の高校。1年C組の一宮数美、栗原理穂、榎本英子、2年生の榎本史織らが生徒として通っている。