概要・あらすじ
フランス人貴族で伯爵のジュデェス・ド・グラッセと双子の妹のジュディス・ド・グラッセは、居候でスリのクリーム・アラモード、元殺し屋のパイ・エトワールと共に優雅な生活を送るが、事件に巻き込まれると絶妙なチームワークと行動力で世界征服をたくらむパラノイアや悪の組織と対決する。
登場人物・キャラクター
ジュデェス・ド・グラッセ (じゅでぇすどぐらっせ)
『こいきな奴ら PART2』の主人公で、顔がそっくりな双子の妹ジュディ、居候でスリのプリン・アラモードと元殺し屋のパイ・エトワールと共に暮らしている。両親の事故死で爵位と莫大な財産を相続した。ナイフ投げが得意で、天才的なカンを備え持つ。ESP(エスパー)の才能があり、他人に暗示をかけることができる。 ジュディを愛するシスター・コンプレックスでマダムキラー。プライドが高い。
ジュディス・ド・グラッセ (じゅでぃすどぐらっせ)
ジュデェの双子の妹で、武芸の達人。ジュデェを愛するブラザー・コンプレックス。
クリーム・アラモード (くりーむあらもーど)
ジュデェの仲間で、グラッセ[伯爵邸]に居候しているスリでコソドロ。『パラノイア・パーティ』ではジェンメールの書斎の隠し金庫から核爆弾を盗み出す。
パイ・エトワール (ぱいえとわーる)
ジュデェの仲間で、グラッセ[伯爵邸]に居候している元殺し屋。確かな銃の腕を持ち、武器に精通している。チェスで負け出すと眠くなる。
エクレール男爵 (えくれーるだんしゃく)
『こいきな奴ら PART2』の『パラノイア・パーティ』に登場する人物。ジュデェとジュディの父親の友人。破産し落ちぶれたが、ナチの残党マンフレート・メレンゲに協力することで後ろ盾を得る。表向きはブラジルで成功して、美術品や絵の取引きをして成功したことになっている。メレンゲの手先となって、自分の船上パーティに有力者を招待し、洗脳していく。
シフォンヌ
『こいきな奴ら PART2』の『パラノイア・パーティ』に登場する人物。エクレール男爵の娘。ジュデェに想いを寄せる。外出時はドイツ人のボディーガードがつく。
メンフレード・メレンゲ (めんふれーどめれんげ)
『こいきな奴ら PART2』の『パラノイア・パーティ』に登場する人物。エクレール男爵のバックについているナチス残党。第2次世界大戦中に強制収容所の所長だった。何十万人ものユダヤ人がメレンゲのせいで殺され、所長の地位を利用して残虐な生体実験をくり返した。40年経っても世界征服をもくろみ、有力者を次々と洗脳して操ろうとするパラノイア(妄想狂)。 血も涙もない冷酷な性格で、義手の右手には銃が仕込まれている。エクレール男爵の船上パーティに来たジュデェが異変に感ずいた様子を察知し、ジュデェたちを消そうとする。
ジャンメール
『こいきな奴ら PART2』の『パラノイア・パーティ』に登場する人物。電機会社を経営している。メレンゲに洗脳され、自社の工場で超小型軽量の核爆弾を作っている。書斎の隠し金庫にしまっておいた核爆弾をクリームに盗まれる。妻のジャンヌは子供がいないためジュデェとジュディを可愛がっている。
イワノフ博士 (いわのふはかせ)
『こいきな奴ら』の登場人物で、『こいきな奴ら PART2』の『デッド・ゾーン』に再登場する人物。ロシア人でESP(エスパー)の専門家。イギリスに亡命する前に、ロシアでKGB(世界最大の情報機関で、ソ連国家保安委員会)がイリヤ・レオーノフを軍事利用するために洗脳するのを反対した。
イリヤ・レオーノフ (いりやれおーのふ)
『こいきな奴ら PART2』の『デッド・ゾーン』に登場する人物。記憶喪失のため、ジュディがミーシャと仮の名前をつけた。巨大な力を持つESP(エスパー)だが、力をコントロールできない。ジュデェはミーシャのESPウェーブ(超能力波)をキャッチしてミーシャが寝ている間の夢のイメージを見てしまう。 KGB(ソ連国家保安委員会)に追われている。
ロゴスキー大佐 (ろごすきーたいさ)
『こいきな奴ら PART2』の『デッド・ゾーン』に登場する人物。KGB(ソ連国家保安委員会)のESP研究所所長。かつてイリヤ・レオーノフを軍事利用するために洗脳しようとした。研究所から逃亡したイリヤを追いつづけてきた。人質にした姉のナターシャを使ってイリヤをかくまっているジュデェと取引しようとする。
ナターシャ・レオーノフ (なたーしゃれおーのふ)
『こいきな奴ら PART2』の『デッド・ゾーン』に登場する人物。イリヤの姉。イリヤを研究所から逃亡させるため、両親と共にロシアから逃げて転々とした後、フランスに落ち着いた。両親はポーランド国境近くでKGB(ソ連国家保安委員会) に殺され、ナターシャもフランスで撃たれロゴスキー大佐の人質になってしまう。
集団・組織
モサド
『こいきな奴ら PART2』の『パラノイア・パーティ』に登場する組織。メレンゲを見つけだし、殺害しようとするイスラエル情報部で、構成員はユダヤ人。ジュディらを誘拐し、ジュデェにメレンゲの居場所をつきとめ、洗脳された人物のリストを盗み出すよう、協力を依頼する。
場所
モンテカルロ
『こいきな奴ら PART2』の『パラノイア・パーティ』で舞台となった場所。ジュデェ一行はクルーザーで訪れるが、そのクルーザーは何者かによって爆破されてしまう。
その他キーワード
パスポート
パイの提案でイリヤがKGB(ソ連国家保安委員会)に追われないように、死んだように見せかけて新しい名前で作る。ジュデェたちが警察を買収して実現させる。