こどものじかん

小学校に赴任してきた新任教師青木大介は、担任のクラスのおませな女の子九重りんの猛アタックを受ける。禁断の恋愛と二人の成長を描いたラブコメディ漫画。

正式名称
こどものじかん
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
アクション・コミックス(双葉社)
巻数
全1巻
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あらすじ

第1巻

双ツ橋小学校の3年1組に、まじめな新任教師・青木大介が赴任して来た。おませな問題児の九重りん鏡黒により、生徒の前で恥をかかされ散々な初日を迎えた青木は、そこでりんと黒の友人である宇佐美々が、しばらく学校に来ていない事を知る。実は、美々の不登校には前担任だった教師・中村がかかわっており、彼がノイローゼになって辞職に追い込まれたのは、りん達が原因であった。そしてりんはこの一件で、教師という存在を心から信用できなくなっていたのである。それを知った青木は、放課後に宇佐家を訪れる。そして、美々と直接面会して励まし、以降、美々は学校に顔を出すようになるのだった。こうして美々の問題は解決したものの、3年1組の担任を続けるうちに、青木はりんをはじめとするクラスの生徒達の抱える問題や境遇を徐々に知っていく。

第2巻

青木大介は夏休み中も続く仕事や猫の世話で、忙しい毎日を送っていた。そんな中、九重りん鏡黒宇佐美々を自宅に招き、勉強会を兼ねたお泊まり会を開催。そこで美々は、りんの保護者である九重レイジに一目ぼれする。しかし、りんからレイジには好きな女性がいる事を聞き、その日のうちに失恋してしまう。後日、レイジはニュースを見ながら自分の過去、そしてりんの母親・九重秋との出会いや別れを思い出していた。そして秋とりんへの特別な愛情を再確認したレイジは、三者面談で青木と対面する。

第3巻

2学期が始まり、双ツ橋小学校の3年生は遠足に行く事になった。行きの電車の中から、目的地に到着したあとも、九重りん達に振り回されて散々な目に遭った青木大介は、たまった疲労でそのまま倒れてしまう。その後、何とか遠足は無事終了するものの、青木はりんをはじめとした女子生徒とのスキンシップについて白井紗江から指摘されてしまう。以来、青木は過剰にかまってくるりんを極力避けるようになるが、これに不満を抱いたりんは、鏡黒宇佐美々の協力を得て男子生徒に変装し、接触を試みる。青木がその正体に気づいた事でりんの策は実らなかったが、彼女のように親がいない子供とどうかかわるべきか、青木は頭を悩ませる。

第4巻

波乱の1年が終る頃、青木大介は教師を続けていく自信をなくしつつあったが、宝院京子の助言を受けて教師を続けていく事を決意する。九重りん達は4年生に進級し、青木は引き続きりん達の4年1組の担任となった。新たなクラス委員を決める中で、りんは自ら学級委員長に立候補し、副委員長となった宇佐美々と共にクラスを引っ張っていく事になる。意外にもりんは委員長としての仕事を順調にこなし、青木は4年1組に平穏な日々が続いている事に安堵する。しかし、それでも鏡黒だけは、相変わらず青木に対して反抗的な姿勢を見せていた。そんな中、黒は密かにあこがれを抱いていた白井紗江に懐くようになる。

第5巻

九重りんのトラウマが克服されていない事を知った鏡黒は、りんをこれまで以上に気にかけるようになる。そんな中、りん達は神社の祭りに行き、パトロールをしていた青木大介に遭遇する。りんが青木に片思いしている事を気にする黒は、りん達と離れて青木のもとへ行き、教師の立場に縛られる青木では、りんを救えないと指摘する。その頃、りんと二人きりになった宇佐美々は、九重レイジに片思いしている事をりんに告げ、レイジを好きでいさせてほしいと訴えるのだった。後日、黒に指摘された事を思い出していた青木は、教師の不祥事のニュースやアダルトサイトに振り回される生徒達を見て、りん達には無垢な子供でいてほしいと願う。そして青木は、自分がりんに向ける感情が父性によるものだと自覚する。そんな中、誕生日を迎えるりんと黒、美々が遊園地に行く事になり、青木は保護者代理として同行する事になる。

第6巻

九重りんの本当の父親・神原縁が、りんと九重レイジと家で対面する事になり、青木大介はその場への立ち合いを求められた。話し合いの末、りんは神原のもとへは行かず、レイジのもとに残る事になる。青木はレイジがりんに向ける感情を危惧し、彼女の今後を心配するが、教師の立場ではどうしようもない事に悩むようになる。青木がりんの事で悩み続ける中、りんはレイジが何もかも犠牲にして自分を養っている事を改めて悟り、レイジのためにある決意をする。そして、りんは早朝の公園に青木を呼び出し、レイジの望みどおり、16歳になったらレイジと結婚する事を告げる。りんの本音や苦しみを知る青木は必死に彼女を諭すが、りんは耳を貸さずにそのまま家に帰ってしまう。

第7巻

九重りん達が5年生に進級するにあたり、先生達はクラス替え会議をしていた。議論の末、りん、鏡黒宇佐美々の三人娘は同じ5年2組に、青木大介は引き続きりん達のクラスの担任をする事になる。青木と距離を置こうとしていたりんは、再び彼が担任になった事に戸惑い、激しく反発するようになる。それでも青木への思いを捨てられないりんは、同時に九重レイジにも反抗的な態度を取り始める。そして、心にも体にも大きな成長を見せ始めたりんは、次第に性的な事にも興味を持つようになっていく。そんな中、いじめにあっているという小学生が自殺予告する事件が発生し、社会問題となる。自分達の学校でそんな問題が起こっていないかといじめの有無を問う青木に対し、りんは変わらず反抗的に振る舞うが、校内はいつも通りの平和な雰囲気だった。青木達は事態の収束に尽力するが、ほかの学校でも自殺予告した生徒を見つけ出せず、生徒達のあいだでは、軽い気持ちで自殺予告する事が流行ってしまう。

第8巻

九重りんに自宅に招かれた青木大介は、九重レイジと共に食事をする中で、彼の性格を把握していく。そして、りんを救うため、レイジを少しずつ変えていこうと決意。一方、宇佐美々は、りんを通してレイジの思い人が九重秋だった事を知る。そんな中、美々は初潮を迎え、りんも体の成長に伴い、胸が服から透けて見えるようになっていた。青木は鏡黒のアドバイスを受け、何とかりんに下着をつけさせる事に成功するが、身体の変化で男子にからかわれる女子を見た宝院京子は、生徒達を心配して男女共同での性教育合同授業を提案するのだった。この合同授業は成功し、生徒達はようやく落ち着きを取り戻すが、そんな中、青木の携帯電話に知らない女性からの間違いメールが届く。その女性がかつての自分のような新米教師だと知った青木は、浮かれたように彼女にメールでアドバイスを始める。

第9巻

九重レイジのパソコンでアダルト動画をこっそり見ていた九重りんは、レイジに見つかり叱られてしまう。悩んだりんは青木大介に相談するが、青木としてはりんの行為を認める事も、闇雲に叱る事もできなかった。そんな中、りんはレイジの服からセクシーパブの名刺を発見。自分を叱っておきながら、仕事の付き合いとはいえいかがわしい店に行っていた事に激怒し、りんはそのままレイジとケンカしてしまう。次の日もりんの反発心は続いており、りんはレイジに縛られずに生きると宣言。りん達を心配して家を訪れた青木は、そこで意気消沈し、りんになにも言えずにいたレイジの姿を目撃する。それぞれの願いがすれ違っているにもかかわらず、互いを縛ろうとするりんとレイジを見て、変わるべきはレイジだけではないと悟った青木は、二人の関係性を変えるために、九重家で同居する事を申し出るのだった。一方、双ツ橋小学校では、放課後の待機児童の面倒を見る教師への負担が強まり、複雑な問題となっていた。

第10巻

ケンカをしていた九重りん九重レイジの関係は少しずつ改善されていき、青木大介は同居を解消する。そして、進級し6年生となったりんは、レイジに対する葛藤を解決した事で、自分の将来について改めて考え始めていた。そんな中、宇佐美々は塾帰りに痴漢の被害に遭うようになる。服装を変えて対策した美々だったが、路上でファッション雑誌モデルのスカウトを受ける。母親に内緒でファッションモデルの撮影を受ける事にした美々は、保護者代理として同行する事を青木に依頼する。一度は断ろうとしたものの積極的な美々の意思に負けた青木は、彼女の兄として撮影に同行する事になる。一方、小矢島剣太に告白され少しずつ交際を始めた白井紗江は、自身が抱えるトラウマを乗り越えるには両親との関係改善が欠かせないと考え、再び悩み始めていた。

第11巻

母親の顔を思い出せなくなったと苦しむ九重りんを見て、以前から「もしもりんが大人だったら」と心の奥で考えていた青木大介は、彼女を女性として思っている事に気づく。しかし教師という立場から、青木は自分の気持ちを押し殺し続け、りんを無意識に避けるようになる。そして学校はそのまま夏休みに突入する事となった。りんとはほとんど会えず悩み続ける中、青木は宝院京子に誘われ、宝院ユウキが講師をしている塾の見学に行く事になる。そこに、りんが宇佐美々鏡黒と共に体験入学に来ていた事に気づいた青木は、教室の外から授業を見学していた。しかし、講義中のユウキの主張に反発した青木は思わず教室の中に入ってしまい、久しぶりにりんとも再会を果たす事となる。夏休み中、メールも電話も無視されていたりんは機嫌を損ねており、怒りのままに青木を問い詰めるのだった。

第12巻

双ツ橋小学校の6年生は林間学校に向かったが、青木大介九重りんへの思いに悩み続けていた。そんな青木の心情は知らずに、りんは彼に猛烈にアプローチして来る。一方で、白井紗江は自分に自信が持てず、小矢島剣太のプロポーズを受けるか悩んでいた。そして迎えた林間学校最後の夜、青木は宝院京子に告白されるが、「好きな娘がいる」と断ってしまう。相手は誰なのかと尋ねる宝院に、りんだとを告げる事もできず、とっさに青木は生徒の母親と答える。これにより青木は宝院に厳しく叱責され、以来、彼女とは気まずい雰囲気になるのだった。そんな二人の逢引きを見てしまったりんは、大人同士の恋愛と割り切りながらも、子供の自分では青木の恋人にはなれない現実に胸を痛める。

第13巻

九重りん鏡黒宇佐美々の三人は私立中学校受験を控え、勉強に励んでいた。そんな中、青木大介は来年度から転任する事が決まり、忙しい日々を送りながらも、生徒達との別れが近づいている事に寂しさを感じていた。そして受験に合格し、同じ私立中学校への入学が決まったりん達は、卒業を控える中で新たなバシ小掲示板に、悩みを抱えた女子生徒からの書き込みがあった事を知る。その書き込みは校長から痴漢被害に遭ったという内容で、校長には不穏な疑惑が浮上する。しかし、以前のいたずらの件もあって、ほかの生徒達はあまり書き込み内容を信じておらず、りんは青木に相談するものの信憑性の低さから信じてもらえずにいた。そんな中、痴漢被害に遭った女子生徒に同情し憤っていた美々の机に、書き込みの主と思われる生徒から、感謝のメッセージが入れられる。これにより、書き込みが虚偽ではないと確信したりん達は、残される在校生達のためにも、真偽を確かめるようと行動を開始。一方の青木は、半信半疑ながらもりん達を心配し、一人で調査を進めていたが、なかなか証拠を掴めずにいた。

登場人物・キャラクター

青木 大介 (あおき だいすけ)

双ツ橋小学校に赴任して来た、新人の男性教師。まじめな性格の熱血漢で、メガネをかけている。九重りん達のクラスの担任となり、りん達が進級後も引き続き担任と体育主任を務める事となる。新米教師なため少々頼りないところがあり、指導がうまくいかず悩む事も多く、りんを中心とした問題児達に振り回される日々を送っている。しかし、教育熱心で正義感の強いところは変わらず、生徒達と共に経験を重ねながら成長していく。りんに気に入られ、事あるごとにアタックされているが、本気で相手にはせずあしらっていたものの、彼女のませた言動にはよく悩まされている。また交際経験や女性経験がないため、それを知ったりんや鏡黒からはしばしばからかわれている。同僚の宝院京子から思いを寄せられているがまったく気づいていないなど、奥手で鈍感なところがあり、少々空気が読めないところもある。りんの境遇を知るうちに九重レイジがりんを女性として見ている事実を知り、教師という立場を超えてりんの家庭の事情に少しずつ踏み込むようになる。りんがレイジとケンカした際は、りんとレイジの互いを縛るような依存関係を改善すべく、一時的に九重家で同居するようになる。

九重 りん (ここのえ りん)

双ツ橋小学校に通う女子で、初登場時は3年生。ボリュームのある朱鷺色のロングヘアをツインテールにまとめ、大きな鈴のようなヘアゴムを付けている。新任教師として赴任した担任の青木大介を気に入り、次第に恋心を寄せるようになる。見た目は普通の小学生だが、言動が年齢の割にかなりませており、青木をからかったり誘惑しようとしたりするなど、つねに彼の気を引こうとしては振り回している。大人っぽく振る舞っているが年相応の子供っぽさも持っており、寂しい気持ちや大人に甘えたい気持ちをつねに抱いている。明るい性格だが中村を辞職に追いやるなど、残忍性も秘めている。親友の鏡黒と宇佐美々とは大のなかよしで、休みの日もいっしょに遊んでいる。4年生に進級した際には学級委員を務め、リーダーシップを発揮した。母親の九重秋を幼少期に亡くし、そのショックから1年生の頃まで声が出せなくなっていた。現在は秋が亡くなる前からいっしょに住んでいた秋のいとこの九重レイジと二人で暮らしている。保護者であり家族であるレイジの事は父親のように思い懐いているが、レイジが自分と秋を重ねている事に気づき、複雑な感情を抱くようになる。

鏡 黒 (かがみ くろ)

双ツ橋小学校に通う女子で、初登場時は3年生。九重りんと宇佐美々とは1年生の頃からの親友で、休みの日もいっしょに遊んでいる。小柄な体型で、黒髪のロングヘアに、ヘッドドレスや猫耳を付けている事が多い。りんと同様にませており、青木大介の事は「童貞」とからかっている。また男嫌いな事もあって青木への反発心が強く、一方的に反抗する事もあればツンデレのような態度で接する事もある。おしゃれが大好きで、エプロンドレスなど派手なロリータファッションを好む。両親は離婚しており、現在は黒の母と二人暮らしだが、母親は仕事で忙しくほとんど家にはいない。自分を放置しがちな母親への反発心から、クレジットカードで浪費している。寂しいと思いつつ、母親の仕事の邪魔にはなりたくないという複雑な気持ちに悩み、母親が自分ではなく仕事を取る事を恐れ、本音を打ち明けられずにいる。りんに対しては友人以上の特別な感情を抱くと同時に、りんが青木に片思いしている事を心配しており、二人の仲を邪魔する事もある。白井紗江を気に入っており、当初はあしらわれていたものの、次第に仲のいい友人のような関係になる。

宇佐 美々 (うさ みみ)

双ツ橋小学校に通う女子で、初登場時は3年生。丸いメガネをかけており、茶髪のロングヘアを大きな三つ編みでまとめている。九重りんと鏡黒とは1年生の頃からの親友で、休日もいっしょに遊んでいる。かなり内気で純粋な性格だが、体の発育がよく胸も大きい。ませているりんや黒とは逆に性知識には疎く、天然な面がある。また、同年代よりも体や胸が大きい事を気にしている。当初は中村に傷つけられた事から登校拒否をしていたが、青木大介に励まされて元気を取り戻し、学校に通うようになる。家族は母親と兄との三人暮らしだが、慕っている父親は単身赴任中。母親が兄を贔屓気味なためなかなか褒めてもらえず、心細い思いをしている。運動は苦手だが勉強は得意で、放課後は塾に通っている。りんの家で出会った九重レイジに一目惚れし、レイジが九重秋を思っていると知ったあとも、片思いを続ける。成長と共に内気な性格が変わっていき、コンプレックスだった巨乳も、レイジにアプローチするための武器としてプラスに考えるようになる。青木の事は父親や兄弟のようにも思っており仲がいいが、まれに反抗的な態度を見せる事もある。

宝院 京子 (ほういん きょうこ)

双ツ橋小学校の女性教師で、青木大介のとなりのクラスの担任をしている。豊満なバストを誇るが、ウエストがやや太りやすい事に悩んでいる。生徒からはあだ名の「ボイン先生」で呼ばれる事もある。青木の先輩教師として面倒を見るうちに、彼に恋心を寄せるようになっていく。以降、青木にさりげなくアプローチを繰り返しては、鈍感な彼にまったく気づかれず空回りしている。惚れっぽい性格で、男性にふられるたびに仲のいい弟の宝院ユウキに絡み、振り回している。また酒癖が悪く、酔っ払うと相手にキスをしたり胸を揉むなど「エロ上戸」になる。新任の頃は普通の服装だったが、生徒に引っ張られて脱げてしまう事から、現在はほとんどジャージやTシャツ姿で勤務している。同僚で先輩でもある白井紗江の事が苦手で、互いに対立したり避ける事もあったが、同性同士で仕事や恋愛の相談をお互いにするうちに、打ち解けていく。

小矢島 剣太 (おやじま けんた)

双ツ橋小学校の男性教師。糸目に太い眉、大柄で筋肉質な体型をしている。ジャージやTシャツなどラフな服を着ている事が多い体育会系。見た目は厳ついが穏やかで優しい性格で、生徒達からも人気がある。青木大介や宝院京子にとっても頼れる先輩で、よく指導に関しての相談にも乗っている。また同僚で後輩でもある白井紗江に片思いしており、なにかと周囲の反感を買いやすい彼女をフォローする事が多い。白井の新人時代を知っており、彼女の両親が教育委員会である事も知っていた。子供の頃から料理が得意で、将来は料理人を目指していたが、両親に公務員を希望され教師となる。料理の腕前は女性にうらやましがられるほどに高く、調理法にもこだわっている。教師となった現在でも料理の趣味は残っており、手作りのお菓子や軽食などを同僚に振る舞う事が多く、宝院がなかなかダイエットできない原因にもなっている。恋愛に疎い白井には好意を気づかれずにいたが告白し、ぎこちないながらも交際を始め、のちにプロポーズする。

白井 紗江 (しらい さえ)

双ツ橋小学校の女性教師。宝院京子のクラスの副担任を務めているが、のちに1年生のクラスの担任を務めるようになる。あだ名は「白ちゃん」。メガネをかけ、黒髪のロングヘアをポニーテールの髪型にしていたが、低学年の担任をするようになってからはボブカットに変えている。合理的な考え方の持ち主で、教師の枠を超えて生徒達と熱心に接する青木大介とは折り合いが悪い。そのため、青木に厳しくあたる一方で、天然で空気が読めない彼に振り回される事も多い。実は子供が苦手で、生徒との深い交流は極力避けており、一部生徒からも怖がられているが、鏡黒には懐かれている。当初は黒に冷たく接していたものの、交流を重ねるうちに仲のいい友人のような関係になっていく。また、白井紗江自身も黒が抱える寂しい気持ちを見抜き、彼女の心の支えになろうとするなど、大切に思っている。両親が教育委員会に所属している事を理由に校長にひいきされる事が多いが、学生時代には窮屈な思いをした事もあったため、両親との仲はあまりよくない。交際経験や男性経験がなく、恋愛や性に関しては天然な面がある。

九重 レイジ (ここのえ れいじ)

九重りんの保護者の男性で、りんと二人暮らしをしながら会計士事務所に勤務している。落ち着いた雰囲気を漂わせ、りんの事を溺愛しており、複雑な家庭事情に介入して来るようになった青木大介の事を敵視している。幼少期は暴力的な父親と気弱な母親のもとで育ち、かばってくれる母親を唯一の拠り所としていた。しかし、母親が九重レイジのためというより、自分自身のために父親にすがりついていた事に絶望し、母親の事も憎むようになった。高校生の頃に両親が事故死して以降は、いとこの九重秋の家に引っ越し、りんと秋の三人で暮らして来た。当初は秋を信用していなかったが、彼女の境遇やりんを大切にする様子、自分を気遣ってくれる優しさに惹かれ、恋心を寄せるようになる。のちに秋とは恋人関係になり、将来的には結婚するつもりでいたが、秋が不治の病にかかったため叶わぬ願いとなる。秋の死後は身を削りながら一人でりんを育てており、自分の服や趣味にはほとんど金を使わず、収入をりんの養育費にあてている。成長と共に秋に似ていくりんを、秋と同一視するようになり、りんが16歳になった頃には結婚するつもりでいる。

神原 縁 (かみはら えにし)

落ち着いた紳士。九重りんの実父。企業の代表取締役をつとめている。かつて九重りんの母九重秋と愛し合ったが、九重秋が妊娠したのちに別れた。現在は別の女性と結婚している。のちに九重レイジと九重りんが暮らす家を訪問する。

青木 千夏 (あおき ちか)

長い黒髪をポニーテールにまとめた女性。青木大介の妹。快活で行動的、ややブラコン気味で、都会に出ている兄青木大介を悪い女性に騙されないかと心配し、青木大介の同僚宝院京子に対して当初は警戒的な態度を取っていた。

野木田 (のぎた)

そばかす顔に眼鏡をかけた女性。九重りんと親友の鏡黒・宇佐美々達が1、2年生の時の教員。九重りんは良い先生だったと回想する。結婚を気に教員を辞めていたが、九重りん達が6年生の時に非常勤の派遣教師として復帰した。

のりこ

登場時は小学校1年生の女子。九重りん達の学年を担当していた教員白井紗江が、のちに担任となったクラスの児童。舌足らずなしゃべり方をする。わがままで、中・高学年の児童と勝手が違い白井紗江は手を焼いている。

九重 秋 (ここのえ あき)

髪が長くはかなげな印象の女性。九重りんの母親。シングルマザーとなり女手一つで九重りんを育てていたが、親戚内では冷たい扱いを受けていた。同じく親戚一同から厄介払いされた九重レイジを引き取り、愛し合うようなる。九重レイジより13歳年上。

宝院 ユウキ (ほういん ゆうき)

青木大介の同僚教師宝院京子の弟。宇佐美々達が通う進学塾双葉ゼミナールの講師。イケメンで、周囲からはチャラいと評判を取る。小学校や学校制度に批判的で青木大介と対立する。

野木田 (のぎた)

双ツ橋小学校の女性教師。かつて九重りん達のクラスである1年1組と2年1組の担任をしていた。顔にはそばかすがあり、メガネをかけている。穏やかで優しい性格で、愛称は「ノビタ先生」。結婚を機に教員を辞めていたが、りん達が6年生になった頃に、派遣教師として再び双ツ橋小学校にやって来た。当時、母親を亡くしてショックを受けていたりんの担任だった事もあり、辞職後もりんと九重レイジの事を心配していた。

中村 (なかむら)

青木大介が赴任して来る前に、双ツ橋小学校3年1組の担任をしていた男性教師。無神経な性格で問題のある教師で、しばしば宇佐美々をはじめとした生徒を傷つけるような発言をし、この件が美々の不登校につながっていた。それを知った九重りんから激しい嫌がらせを受けるようになり、無断欠勤を繰り返したあとに自ら辞職した。

校長 (こうちょう)

双ツ橋小学校の校長を務める男性。両親が教育委員会に所属している白井紗江には頭が上がらない。バシ小掲示板の事件の臨時集会の際には、生徒のプライバシーを侵害しかけるなど、教師としての行動にはしばしば問題が見られる。また女子生徒に痴漢行為をしている疑惑が、新しい掲示板への書き込みをきっかけに浮上するようになる。

黒の母 (くろのはは)

鏡黒の母親。夫とは離婚し、娘の黒と二人暮らし。仕事で多忙なため家にはほとんど帰っていないが、黒にはクレジットカードを持たせて自由に服を買わせるなど甘やかしている。黒の寂しい気持ちには気づいていなかったが、白井紗江を通して黒の本音を知り、いっしょに過ごす時間を増やすようになる。

場所

双ツ橋小学校 (ふたつばししょうがっこう)

九重りん達が通っている小学校。中流以上の家庭が多い学区にあり、少子化だけでなく生徒が私立校へ流れている影響で、生徒数は年々減っている。

その他キーワード

バシ小掲示板 (ばししょうけいじばん)

双ツ橋小学校高学年の生徒達が利用している裏サイト(ネット掲示板)。もとは生徒同士の情報交換などに活用されていたが、男子と性行為をしたという女子生徒の書き込みをきっかけに、学校全体と教師を巻き込むほどのトラブルに発展する。このトラブルにより一度は閉鎖されるが、九重りん達が卒業を控えた頃には復活していた。

ママメロン

宝院京子がバシ小掲示板に書き込む際に使用するハンドルネーム。掲示板を見ている生徒達に正しい性知識を教えるために、生徒達の質問回答やアドバイスをしていた。普段の宝院とは口調などが一転し、ネット用語を多用する。のちに宝院が私的な相談掲示板を設けるようになり、年齢を問わない悩み相談を受けている。

アニメ

こどものじかん

新人教師の青木大介は、年度途中から双ツ橋小学校へと赴任し、担任が退職してしまった3年1組を担任することになった。「お兄さんのような」頼れる教師を目指す大介であったが、初日から女子生徒の着替えを覗いてし... 関連ページ:こどものじかん

書誌情報

こどものじかん :ほうかご 全1巻 双葉社〈アクション・コミックス〉 完結

第1巻

(2013年6月発行、 978-4575842470)

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