概要・あらすじ
2005年春。2年間の浪人生活の末、大学受験に失敗した山本さんは、毎日何をするでもなく、ただ食って寝てゲームをするという、自堕落な生活を送っていた。そんな生活の中、ある夜突然、山本さんは不安と焦りで眠れなくなってしまう。数か月後、彼女は神戸に引っ越し、一人暮らしを始めた。誰も自分を知らない街で、失敗してしまった人生のリセットボタンを押したかったのだ。どんな状況でもギャグをぶっ込んでくる医者や、高校生とヤクザの言い争いなど、毎日何かしら起こるハプニングを楽しむ山本さんだったが、友達がいない状況に寂しさを感じ始めた。そこで、ゲームやDVDを取り扱うお店でのアルバイトを決意。バイトを通じて友達を作り、人生を謳歌しようとする。しかし、このアルバイトが地獄の始まりだった。同僚、上司、お客さんたちとのトラブルやすれ違いが、山本さんの神経を、どんどん衰弱させていくのであった。
登場人物・キャラクター
山本さん (やまもとさん)
19歳の女性。周りに変わり者や変質者などが多く、変なことによく巻き込まれることから「変態磁石」のあだ名を持つ。2年間の浪人生活の後、大学を受験するも失敗。自堕落な生活を打破すべく、神戸で一人暮らしを始める。コミュニティへの参加、友達づくりを目的に、近所のゲーム・DVDショップでアルバイトする。作者である、山本さほをモデルにしている。