不倫。ダメ、絶対!

不倫。ダメ、絶対!

妻子持ちのヘタレ非モテ中年漫画家であるカラスヤサトシが、担当編集者のY作から、実際に不倫をしてその体験を漫画にするように命じられ、合コンや出会い系の店で悪戦苦闘する姿を描いた体験談漫画。「ヤングマガジンサード」2018年第5号から2019年第3号にかけて掲載された作品。

正式名称
不倫。ダメ、絶対!
ふりがな
ふりんだめぜったい
作者
ジャンル
日記・体験談
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あらすじ

第1巻

中年漫画家のカラスヤサトシが、次の企画として不倫をテーマにした漫画を提案したところ、担当編集者のY作から、実際に自分で不倫を体験してレポート漫画にするように命じられてしまう。カラスヤは不倫相手を探すためにガールズバーに行くが、初対面の女性とうまく話すことができなかった。そのことを編集部に報告し、妻子持ちの自分がガールズバーに行っただけでも不倫は成立していると主張するカラスヤだったが、Y作は不倫とはSEXをしなければ成立しないとの自論を基にカラスヤの主張を認めず、次は相席居酒屋へ行くように命じるのだった。(第1話「風雲! ガールズバー」。ほか、10エピソード収録)

登場人物・キャラクター

カラスヤ サトシ

男性漫画家で、年齢は44歳。34歳の妻と6歳になる娘がいる。昨今、絶対悪としてやたらと叩かれる「不倫」だが、はたして本当にそうなのか、不倫でハッピーになった人もいるのではと、実際に不倫している人たちにインタビューをして、アカデミックかつ挑戦的なテーマの漫画を描くつもりだった。しかし、取材可能な不倫経験者が見つからず、担当編集者のY作から、実際に不倫をしてその体験を漫画にするように命じられる。カラスヤサトシ自身は不倫は悪だと考えつつも、世間の不倫への拒否反応が強すぎることを疑問に感じている。自分の家庭を壊すつもりはないが、仕事のために合コンや出会い系の店に出入りして不倫相手を探そうと奮闘。しかし、イケメンでもなくコミュニケーション能力も低い中年ということもあり、なかなか不倫相手となる女性を見つけることができない。実在の人物、カラスヤサトシがモデル。

Y作

カラスヤサトシの担当編集者の男性で、年齢は49歳。スキンヘッドでサングラスを掛けた、ヤクザのような外見をしている。T大学卒のインテリだが、カラスヤへの暴言も多く、カラスヤからはインテリヤクザ呼ばわりされている鬼編集者。カラスヤよりも女性の扱いに慣れており、カラスヤにさまざまなアドバイスを送る。実際にカラスヤとコンビを組んで相席居酒屋や、ガールズバーに行ってカラスヤの不倫相手探しに協力することもある。

ツージー

カラスヤサトシの担当編集者の男性で、年齢は29歳。Y作の手下となり、共にカラスヤの不倫体験漫画の制作に協力する。Y作とは対照的に頭でっかちの妄想系男子のため、主にデータ調査などで作品作りに貢献している。

T田

月刊漫画誌「アフタヌーン」の名物編集者の男性。カラスヤサトシとは、彼のデビュー時からの腐れ縁。Y作から頼まれ、カラスヤが不倫相手を探すことに同行し、協力する。メンタルが非常に強く、女性から相手にされなくても前向きに解釈し、まったくメゲることのない超ポジティブな性格をしており、お見合いパブでも積極的に発言する。

サトゥー

新人編集者の男性で、年齢は25歳。合コン慣れしており、カラスヤサトシの不倫体験漫画に協力するため、カラスヤ、ツージーと共に合コンに参加する。文科系の爽やかイケメンながら面食いで、ブスは目を見て話すことができないと公言する。

師匠

編集部きってのイケメン編集者の男性。カラスヤサトシのナンパを成功させるためにY作が連れてきた人物で、カラスヤが外国人とまちがえたほど、顔の彫りが深い。ナンパの達人で、カラスヤからは「師匠」と呼ばれる。ナンパの聖地とされる銀座コリドー街でナンパをしてみせ、カラスヤにナンパのノウハウを教える。

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