あらすじ
第1巻
女子中学生のひろみは、勉強でわからないことがあると、アパートの隣室に住んでいる青年のなごむのもとに足を運び、勉強を教えてもらうという日々を送っていた。母子家庭なうえ、母親が留守がちな家庭で育ったひろみは、母親が外泊する日にはなごむの部屋に泊まり、募る寂しさをまぎらわせていた。そんな暮らしを続けるうちになごむに恋愛感情を抱いたひろみは、さりげないアプローチを繰り返し、なごむをとまどわせるようになる。(1話目。ほか、5エピソード収録)
登場人物・キャラクター
ひろみ
中学2年生の女子。顔立ちに幼さが残る黒髪の少女で、家を留守にしがちな母親とアパートで二人暮らしをしている。勉強でわからないところがあるとアパートの隣人であるなごむの部屋に上がり込み、勉強を教えてもらう日々を送っている。母親が外泊するときは、なごむの部屋に布団を持ち込んでそこで就寝している。なごむに恋心を抱いており、彼の部屋に泊まった時に、さりげなくアプローチをすることもあった。
なごむ
ひろみの住んでいるアパートのとなりの部屋に住んでいる青年。背が高く長髪に無精ひげを生やしており、現在休職中。ひろみが部屋の鍵を忘れた際に、一時的に自分の部屋に入れたことがきっかけとなって親しくなり、頻繁に勉強を教える仲となった。前職はふつうの会社員だったが、残業代が不払いだったために退職している。ひろみにアプローチをされており、なごむ自身も彼女に好意を抱いているが、年齢のことを考えて自制している。