概要・あらすじ
主人公の女子高生加賀見七生子は、クラスメイトの盾縫まどかが教育実習で来ている交野真澄と恋愛関係であることを知る。そのことをおくびにも出さないまどかに興味を引かれ、横顔を思わずスケッチしてしまう。美術教師であり、七生子の恋人でもある荘村類は、そのスケッチに凄みのようなものをみつけ、まどかをモデルに絵を描いてはどうかと提案する。
断られると思っていたもののまどかは申し出を快諾し、七生子はまどかの絵を描き始める。描く間にかわされる会話や、まどかに感じたものを理解しようという努力から、ふたりはどんどん近づいていく。予定外の日に家に来たまどかから七生子は彼女の抱える秘密を告白される。
登場人物・キャラクター
加賀見 七生子 (かがみ なおこ)
桐門高校に通う高校生。クラスでは委員長を務める優等生。美術教師である荘村類と、恋愛と呼ぶにはやや浅い付き合いをしている。過去、絵を描く事以外のすべてをおろそかにしてしまったことから絵を描くことを禁じられていたが、父との和解により、再度筆を持つことを許される。
荘村 類 (しょうむら るい)
加賀見七生子の通う桐門高校に勤務する美術教師。七生子のことを愛しているが、現在のところその関係をはっきりと深めようとはしていない。
盾縫 まどか (たてぬい まどか)
七生子のクラスメイトの女子高生。希に見る美貌の持ち主で、男子生徒のあこがれの的となっており、密かにマドンナと呼ばれている。父は病院を経営する医院長で、一人娘のため箱入りで育てられている。
交野 真澄 (かたの ますみ)
七生子の通う高校にやってきた教育実習生。その美貌で女子生徒たちの注目を集める。盾縫まどかと付き合っており、共にいるところを荘村類に見られている。真面目で優しい性格の好青年だが、まどかとの付き合いに関しては悲愴的な感情を持つ。
盾縫 健三 (たてぬい けんぞう)
盾縫まどかの父。盾縫医院の経営者であり医師でもある。まどかにとって厳格で尊敬できる父親であったが、過去付き合っていた看護婦との間にできた子供を中絶するよう強要していた事実から、今は憎しみの対象となっている。
場所
桐門高校 (とうもんこうこう)
加賀見七生子と盾縫まどかが通う高校。県内でも名門で知られる。
関連
七生子シリーズ (なおこしりーず)
主人公である女子高生が出会う様々な形の愛を通じ、思春期から大人への成長を描いた漫画。 関連ページ：七生子シリーズ
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