概要・あらすじ
シュールというわけでもなく、ナンセンスというほどでもない、まさしく変な笑いに満ちた作品。なお、発表年代によっては4〜5ページ構成のものもある。
登場人物・キャラクター
中崎 タツヤ (なかざき たつや)
『じみへん』第308話に登場する。漫画家で『じみへん』の作者。現実のリアリティと漫画のリアリティをごっちゃにしていたのではと悩み、編集者に相談する。そしてわかりやすさこそが漫画だとして、自分も含めた登場キャラを、顔に棒の手足がついただけのデフォルメ絵にするも、編集者に内容について突っ込まれ、再び悩む。
白木 稔男 (しらき としお)
『じみへん』第314話に登場する。平野市役所苦情処理課勤務。謝り続けて30年のベテランで、謝り方のコツをレクチャーしてくれる。いわく、相手の期待より多めに謝罪することが効果的で、頭を下げる時はより深く、そして頭を下げて欲しいと思っている人には土下座をすればOK。さらには50人の課の職員全員で土下座をすれば、職員の税金の使い込みや市長の放火も、許す気になってしまうと語る。
集団・組織
大練食品 (だいねりしょくひん)
『じみへん』第96話に登場する社員50人の小さな食品会社。乳製品を作っている。新製品が完成すると、社員全員で賞味期限のテストを行っている。1日前にできたものから50日前にできたものまで50個を用意し、くじ引きでそれぞれ食べる人を決める。10日前までは普通に食べられるが、それを過ぎると怪しくなってくる。25日前になるとギリギリ、40日前になると、辺りはもう嘔吐の海となる。 かように社員は体を張って製品を送り出しているが、消費者にとっては気休めの一言で片付けられている。
全国アメ玉普及会 (ぜんこくあめだまふきゅうかい)
『じみへん』第267話に登場する団体。アメ玉を口に入れながら喋るのが決まりになっている。新しく南関東代表委員になった泉真市氏が挨拶するも「いるみひんいり」としか聞こえないのでなかなか会議が進まない。さらに会議が白熱すると、男性会員と女性会員の口喧嘩となり、お互い口汚く罵り合う。しかし、アメ玉が口に入っているため、下品な言葉なのかどうかよくわからず、とりあえず安堵する会長であった。