概要・あらすじ
防波亭手寅をはじめとした5人の女性落語家たちが楽屋で他愛のない会話をする日常系ギャグ漫画。落語家が題材の作品ではあるが、実際に落語をしている姿はほとんど登場しない。「おあとがよろしいようで」とあいさつをして高座から楽屋に戻る姿は描かれている、という程度である。彼女たちは楽屋でも高座名で呼び合い、本名は不明である。そんな落語家である彼女たちだが、描かれているのは彼女たちがおしゃべりやイベントに興じる姿だ。時には楽屋でクリスマスパーティやプール遊びをしようとすることも。
注意書きに「この漫画は女の子のかわいさをお楽しみいただくため邪魔にならない程度のさし障りのない会話をお楽しみいただく漫画です」と書かれている。また原作と作画が分かれていることから、本来は5人の中のひとりが変装しているという設定だったはずのキャラが、別キャラとしても登場しているという事案も発生している。
登場人物・キャラクター
防波亭 手寅 (ぼうはてい てとら)
『じょしらく』の主人公の女子落語家。髪型は茶髪でポニーテール、髪留めを二つつけている。周囲の人物がトラブルに巻き込まれていても、なぜか1人だけ難を逃れる危機回避能力の持ち主。どれだけ食べても太らない体質で、蕪羅亭魔梨威から妬まれている。落語家になる前は、水商売のをしていた。
蕪羅亭 魔梨威 (ぶらてい まりい)
赤髪のロングヘアーが特徴。赤い羽織を着ているが、作中では頻繁に脱がされてしまう。男勝りで威勢がよく、姉御肌な性格。この性格もあって、女性にモテやすい。喋り方は江戸っ子口調で、「つまんねー事聞くなよ!」が口癖。周りの意見に流されやすい一面も持つ。
波浪浮亭 木胡桃 (はろうきてい きぐるみ)
髪や瞳の色は黄色で、着物はピンク。身長が低く体型も幼さが残る。明るい性格で周囲の人物から愛されているが、心の底では腹黒いことを考える。女子落語家仲間の5人の中では一番の年下で、唯一の未成年である。
空琉美遊亭 丸京 (くうるびゆうてい がんきょう)
緑髪と角眼鏡が特徴。落ち着いた性格で、サバサバとした発言が目立つ。一方で周囲の盛り上がりに乗りやすい面もある。また、腕力も相当なもので、簡単に人を殴ってしまう。女子落語家の中でももっとも背が高く、体型も大人びている。ゴスロリ趣味があり、プライベートではゴスロリ衣装をよく着ている。
暗落亭 苦来 (あんらくてい くくる)
腰まで伸びた黒髪が特徴。非常に暗い性格で、ネガティブな発言をよくする。また、思い込みが激しく、時には想像妊娠をしてしまうほど。精神が安定してるときは5人の中でも常識人で、突っ込み役に回る。特技はイラストを描くことで、彫刻などの創作活動も度々行っている。
マスクの人 (ますくのひと)
女子落語家たちの中に自然と紛れ込み、物語の中で様々な役割を果たす黒子的存在。本名などの詳細は一切不明。
三浦 (みうら)
突然楽屋にやって来ては、女子落語家の5人を巻き込んだ様々な企画を編み出す。天然パーマのような髪型が特徴。
宇座亭 ウザンヌ (うざってい うざんぬ)
一日入楽という形で楽屋にやってきた。人に迷惑をかけることが得意なウザい性格。
師匠のウサギ (ししょうのうさぎ)
女子落語家の師匠の飼っているというペットのウサギ。人間よりも遥かに大きな体と、真っ黒な毛が特徴。怒ると攻撃してくるなど危険な性格で、蕪羅亭魔梨威からは「ウサ様」と呼ばれている。
犬 (いぬ)
ある日楽屋に迷い込んだ、白い毛並みの犬。名前は付けられていないが、女子落語家の5人と一緒にクリスマスパーティをするなど愛されている。
マネージャー
防波亭手寅ら女子落語家のまねーじゃー。メガネを掛けた男性で、スーツ姿だがワイシャツは胸元を開けている。
クレジット
- 原作