じんべえ

じんべえ

高梨陣平と妻の連れ子の美久。血の繋がらない父娘の親子愛、そして父親をひとりの男性として愛してしまった少女のせつない恋愛を描いた作品。

正式名称
じんべえ
ふりがな
じんべえ
作者
ジャンル
ラブコメ
 
恋愛
レーベル
コミック文庫(青年)(小学館)
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概要・あらすじ

じんべえこと高梨陣平は妻の連れ子の美久と2人暮らし。17歳になり、すっかり大人びた美久に振り回されつつも、実の子と変わらぬ愛情をそそいでいた。一方、美久はそんなじんべえを「父親」としてではなく、ひとりの「男」として愛するようになっていた。そんなある日、美久の実の父親である宮下が、美久を引き取りたいと言いだした。

登場人物・キャラクター

高梨 陣平 (たかなし じんぺい)

39歳。水族館で働いている。学生時代はサッカー部に所属し、名ゴールキーパーとして知られていた。職場の仲間からはじんべえのあだ名で呼ばれている。亡き妻の連れ子の美久を、目の中に入れても痛くないほど可愛がっている。

高梨 美久 (たかなし みく)

17歳。泉台高校に通う高校生。趣味はカメラ。12歳の時に、母の理加子が高梨陣平と再婚。母が死んでからは、父娘2人で暮らしている。義父の高梨陣平をひとりの「男」として愛している。

高梨 理加子 (たかなし りかこ)

高梨陣平の妻。宮下と結婚し、一人娘の美久を生むが、美久が8歳のときに離婚。その4年後に高梨陣平と再婚した。若くして他界し、高梨陣平との結婚生活はわずか1年2か月だった。作中には直接登場はしない。

寺西 (てらにし)

主人公高梨陣平の娘・高梨美久が通う泉台高校の生徒。サッカー部のエースで、女子に人気がある。高梨美久のことが好きで、果敢にアタックする。

宮下 (みやした)

高梨陣平の妻・高梨理加子の元夫で、高梨美久の実の父親。高梨陣平とは学生時代からの知り合いで、同じサッカー部に所属していた。高梨美久を自分のもとに引き取りたいと考えている。

マリ子 (まりこ)

水族館の職員で、高梨陣平の同僚。秘かに高梨陣平のことを想っている。高梨美久が高梨甚平のことを異性として愛していることにも気づいているふしがある。

小野寺 (おのでら)

高梨陣平が水族館に就職したときの館長で、高梨陣平の生き方や考え方に多大な影響を与えた。館長を辞めてからは、南の島の研究所で魚の研究をしている。

春日 スミ子 (かすが すみこ)

高梨陣平の恩師、小野寺の婚約者。看護師をしていたが、オバサン呼ばわりした院長を殴って病院を辞め、小野寺と2人、南の島で暮らすことを決める。

富沢 伊佐夫 (とみざわ いさお)

高梨美久が卒業旅行で訪れたスキー場で知り合った。職業は小説家。2年前に離婚し、一人息子の純と暮らしている。売れない小説家の自分と暮らすより、経済力のある元妻と暮らすほうが純にとっては良いことなのではないかと悩んでいる。

(じゅん)

高梨美久が卒業旅行で訪れたスキー場で知り合った少年。2年前に両親が離婚し、父親の富沢伊佐夫と2人で暮らしている。

高山 (たかやま)

高梨陣平の親戚。縁談を持ちかけるのが好きな、いわゆる「お見合いおばさん」。これまでに19組の縁談を成功させたのが自慢。高梨陣平にしきりに見合い話を持ってくる。

大柴 千里 (おおしば ちさと)

母親が高梨陣平の後輩である大柴と再婚。両親が新婚旅行に行っている間、高梨家で暮らすことに。実の父親を2歳のときに亡くし、さびしい思いをしてきた。父親に叱られることに憧れている。

貞子 (さだこ)

高梨陣平の妻、高梨理加子の母親。田舎で夫と母親の3人で暮らしている。

(けん)

水族館の職員で、高梨陣平の同僚。3歳になる子供がいる。

書誌情報

じんべえ 小学館〈コミック文庫(青年)〉

(2007-09-15発行、 978-4091961112)

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