宇宙規模の子づくり計画が始動
宇宙人・ルネの故郷であるスポポポン星は、雄の生殖本能が薄れて少子高齢化が進み、絶滅の危機に瀕していた。スポポポン星人の研究の結果、性欲旺盛で地球人同士の性交渉経験のない男子であれば繁殖が可能で、子供は非常に強い生殖本能を持って生まれることが判明する。そのために種族滅亡を防ぐべく、ルネは性欲旺盛で童貞の佐倉義武に接触を図る。義武は性行為に積極的ながら、肝心のルネは極度にシャイな性格で、いい雰囲気になると感情が乱れて本来の異形の姿に戻ってしまう。そんな中、一刻も早くルネの恥ずかしがり屋を克服させようと奮闘する義武の前に、魅力的な女性たちが次々と登場する。義武が美女たちの誘惑を振り切り、ルネと子づくりの任務完遂を目指す姿がセクシー描写を交えて展開される。
宇宙人はシャイな巨乳美少女
スポポポン星人のルネは、地球ではスタイル抜群の巨乳美少女の姿をしている。超恥ずかしがり屋なルネは、職務を全うするために義武を一生懸命に誘惑をするものの、ほとんどが返り討ちに遭い、恥ずかしい格好をさせられてしまう。義武にはシャイな性格を克服するためだと言いくるめられ、下着を身につけずにショッピングモールに連れ出されたり、ベランダで裸の状態で体を触られて声を出さないように我慢させられたりと弄ばれる。しかしルネはマゾっ気があるのか、義武からの命令を拒否することなく受け入れている。また、義武といっしょに暮らすようになって本格的に性に目覚め、彼の不在時にこっそり自慰行為に耽ることもある。ルネの従順で素直なところが、彼女の魅力となっている。
艶かしいヒロインたちとの寸止め生活
童貞の義武はルネをはじめ、多くの女性から好意を寄せられている一方で、会社の後輩である由井園遥と付き合っている。遥は一途に彼を愛しており、義武とのセックスを望んでいるが、ルネの妨害や処女であることが理由でなかなかうまくいかない。ほかにも会社の同僚で元恋人の君島美嘉や幼なじみの曽我咲耶、スポポポン星人でルネをライバル視しているおバカ巨乳娘のリマ、ルネの妹でしっかり者のレヴェラネなど、魅惑的なヒロインたちを前にしながら、義武は寸止め生活を強いられている。
登場人物・キャラクター
佐倉 義武 (さくら よしたけ)
食品メーカーに勤務するの独身男性。年齢は25歳。童貞ながら性欲旺盛で、自慰行為を一日50回することもある。種族滅亡を防ぐため、地球にやって来たスポポポン星人のルネに目を付けられ、性行為を求められる。周囲にはルネのことをアメリカ帰りの妹だと説明し、共同生活を送っている。ふだんのルネはスタイル抜群で巨乳美少女の姿をしているため、すぐにでも性行為をしようとするが、恥ずかしくなると彼女が異形の姿に戻ることから、もどかしい日々を過ごしている。いつか訪れるであろう童貞卒業のために体を鍛えている。見た目はいいが欲望に忠実でデリカシーに欠ける一面を持つ。ただし、豪快さと繊細さを持ち合わせているため、由井園遥をはじめとする親しい女性からは好意を寄せられ、決してモテないわけではない。ルネと子づくりする条件として「童貞であること」があげられているが、ほかの女性から誘惑されるとすぐに応じてしまう軽薄なところがある。
ルネ
地球から遠く離れたスポポポン星からやって来た宇宙人の雌。地球ではスタイル抜群の巨乳美少女の姿に変身して生活しているものの、本来は凶暴なエイリアンを思わせる異形の姿をしている。スポポポン星は少子高齢化で絶滅の危険性があるため、性欲が極めて強い地球人の男性と交尾をして子供を宿し、スポポポン星に戻ることを目的にやって来た。「聖母職」と呼ばれる立場にあり、上司から佐倉義武を誘惑するように命じられている。しかし極度の恥ずかしがり屋で、義武といい雰囲気になると感情が乱れ、本来の異形の姿に戻ってしまう。そのため、義武に恥ずかしさを克服する練習だと説明され、過激な衣装を強制的に身につけさせられたり、屋外での露出プレイを求められたりしている。当初は義武に対して、種族滅亡を防ぐための子づくりパートナーという認識だったが、彼との共同生活をとおして心惹かれるようになる。
書誌情報
すんどめ!!ミルキーウェイ 全10巻 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉
第1巻
(2017-07-19発行、 978-4088906362)
第9巻
(2020-02-19発行、 978-4088914855)
第10巻
(2021-02-19発行、 978-4088917894)