ちびまる子ちゃん 大野君と杉山君

親友同士である大野けんいちと杉山さとしにスポットを当てて、二人の少年の別れと友情を描く。同名のアニメーション映画の原作で、放映後にさくらももこが書き下ろした作品。

正式名称
ちびまる子ちゃん 大野君と杉山君
ふりがな
ちびまるこちゃん おおのくんとすぎやまくん
作者
ジャンル
青春
レーベル
りぼんマスコットコミックス(集英社)
巻数
全1巻完結
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概要・あらすじ

さくらももこのクラスにいる大野けんいち杉山さとしは親友同士。二人とも乱暴だがしっかりものであるため、恐れられつつも敬われていた。二人はある授業で一緒に船乗りになる夢を語り、運動会や合唱コンクールなどを通じてクラスメイトからの信頼を揺るぎないものにしていく。しかし3年生の終わりに、大野君が父親の転勤で東京に引っ越すことが決まってしまう。

登場人物・キャラクター

さくら ももこ

マイペースで好奇心旺盛な性格の小学三年生。おかっぱ頭と赤い頬が特徴である。その性格からか、同じ班になってしまった大野君と杉山君にはよく叱責を受けていたが、運動会での頑張りが認められ、次第に彼らと仲良くなっていく。また、その運動会では応援のための旗を自作したのだが、友蔵の勘違いによって「日本ガンバレ」と記載されてしまい、クラスメイトの笑いを誘ってしまった。

大野 けんいち (おおの けんいち)

まる子のクラスメイト。スポーツ万能で活動的な一方、乱暴者と恐れられており、まる子も同じ班になったときは恐怖を覚えた。クラスメイトに辛辣な言葉をかけることも少なくないが、努力する人のことは誰であろうときちんと認めている。 また、歌唱力がとても高く、合唱コンクールではソロパートを任された。 杉山君との絆はとても強く、引っ越しがきっかけとなり疎遠になりかけた時は、まる子やブー太郎を始め、多くのクラスメイトが寂しさを覚えていた。

杉山 さとし (すぎやま さとし)

まる子のクラスメイト。スポーツができ乱暴者であるなど、大野君との類似点が多く、それゆえに仲もいい。二人のコンビは常に息がぴったりで、良くも悪くもクラスに深い印象を与えている。3学期のある日、大野君が東京へ引っ越すことを聞き、互いに言葉を尽くせず疎遠になりかけてしまう。 しかしお別れ会で、「二人で船乗りになる」という夢を思い出させる出し物を披露し、友情を取り戻す。別れ際には、互いを忘れないことを誓い合った。

さくら ヒロシ

まる子の父。友蔵の息子でもあり、父親に劣らぬ迂闊さと親しみやすさを持つ。運動会ではお母さんと共にまる子たち姉妹の応援に向かうが、居合わせた丸尾君に、突然「次の学級委員選挙で自分に投票するよう娘を説得してほしい」と告げられ、ドン引きした。また、面倒くさがりでもあり、まる子が初詣に行こうと誘いかけても適当な理由をつけきっぱり断ってしまう。

さくら すみれ

まる子の母。しっかりもので、実質的にさくら家の中心的存在。まる子やヒロシ、友蔵の迂闊さに悩まされる苦労人的な一面も見せる。寝坊の多いまる子には厳しい言葉をかけることが多かったが、運動会のダンスで使う服の衣装縫いを求められたときは快く応じ、見事な出来栄えのものを完成させた。

さくら さきこ

まる子の姉。おかあさん譲りのしっかり者で、まる子には小言をよく言うが、基本的に仲がいい。運動会では綱引きとリレーに参加。リレー出走時は、まる子のみならずたまちゃんやはまじからも熱い声援を受け、恥ずかしさを胸に走り切った。

さくら 友蔵 (さくら ともぞう)

まる子の祖父。優しく親しみやすい一方で迂闊な言動が目立ち、そのたびに家族に生暖かい目で見られている。まる子が学内の運動会で応援するための旗を作る際に、オリンピックの応援と勘違いしてしまい、無断で「ガンバレ日本」と書き記してしまう。これによってまる子の怒りを買い追及を受けたが、ごまかしてしまったため家族からも注意を受ける羽目になった。

穂波 たまえ (ほなみ たまえ)

まる子の親友で、基本的には大人しく心優しい女の子。大野君と杉山君の乱暴っぷりを懸念しており、2学期の班分けの際に同じ班になってしまったまる子に同情の意志を示した。ブー太郎が自らのロマンについて語ったときは、本人の前ではないとはいえ「(ロマンが)一応あるんだね」と、さりげなく毒のあるコメントをまる子に聞かせた。

花輪 和彦 (はなわ かずひこ)

まる子のクラスメイト。お金持ちかつ知識が深く、若干ナルシストの面がある。合唱コンクールで、ピアノの伴奏を買って出る。その際にイギリス人のギルバート先生にレッスンを受けていることを明かしたが、クラスメイトからはギルバート先生を不審人物扱いされ、羨ましがられるどころか同情されてしまった。

丸尾 末男 (まるお すえお)

まる子のクラスメイト。眼鏡と「ズバリ」という口癖が特徴的な優等生。豊富な知識を持ち、それを活かした意見の提示を度々行うが、大野君と杉山君には勢いで押し切られてしまっている。それでも、合唱コンクールでは指揮を、大野君のお別れ会の時は司会進行を務めるなど、二人とは別の意味でクラスの中心的役割を担うことが多い。

浜崎 憲孝 (はまざき のりたか)

まる子のクラスメイト。強面だが気のいい少年で、ローラースルーGOGOを所持しているのが自慢。まる子と同様、2学期の班分けで大野君、杉山君と同じ班になってしまうが、まる子がよく失敗をするので、結果的に二人の叱責を受けることはあまりない。国語の授業で「自分の夢」を語る課題では、将来の夢ではなく昨夜見た夢の内容を発表。 クラスを爆笑の渦に包みこんだ。

みぎわ 花子 (みぎわ はなこ)

まる子のクラスメイト。花輪君を慕っており、国語の授業で「自分の夢」を語る課題では、クラスメイトの前で「花輪君のお嫁さんになること」と発表し、クラスメイトに冷やかされるが、当の花輪君には苦手意識を持たれており、大いに引かせてしまう。

富田 太郎 (とみた たろう)

まる子のクラスメイト。発言するとき、語尾に「ブー」とつくのが特徴である。大野君と杉山君のコンビに憧れており、二人の弟子になるよう志願。初めは鬱陶しがられていたが、まる子やたまちゃんの後押しもあり、認められる。大野君と杉山君が疎遠になってしまったときは仲を取り持とうと奮闘するなど、心底信頼する様子を幾度も見せた。

戸川 秀之 (とがわ ひでゆき)

まる子のクラスの担任。温和な性格と容姿で、人気を集めている。生徒たちのエキセントリックな言動にもほぼ動じず、そのうえ難しくても必ずフォローを入れる。そのため、天然ボケともいえる反応を返すこともあった。

書誌情報

ちびまる子ちゃん 全1巻 集英社〈りぼんマスコットコミックス〉 完結

第1巻 大野君と杉山君

(1997年6月発行、 978-4088560236)

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