亜人ちゃんは語りたい

「亜人」と呼ばれる特別な性質の人間に興味を持っていた高橋鉄男。彼が教諭となった学校には、数少ないはずの亜人が4人もいた。亜人であることに軋轢のない社会になったとはいえ、鉄男は亜人たちの生態と、バリアフリーの度合いを真剣に考えるようになる。作者の初連載作。

正式名称
亜人ちゃんは語りたい
作者
ジャンル
青春
レーベル
ヤンマガKC(講談社)
巻数
既刊5巻
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概要・あらすじ

高橋鉄男は、「亜人」と呼ばれる特別な性質の人間に興味を持っていた。しかし亜人は絶対数が少なく、なかなか出会えない。教諭となって赴任した学校には、ヴァンパイアの小鳥遊ひかり、デュラハンの町京子、雪女の日下部雪、サキュバスの佐藤早紀絵と、数多くの亜人がいた。彼の中の好奇心が目覚め、彼女らにアプローチをとるようになる。

この世界では亜人は生活保障制度の対象になっており、学校生活や日常生活で不利がないように保護されている。彼女たちとコミュニケーションをとるうちに、それぞれ嬉しいことや悩み事など、亜人ならではの、また思春期の普通の少女としての言いたいことを抱えているのがわかった。好奇心の下心もありつつ、彼女たちとの会話を繰り返しながら、鉄男は心のケアに励む。

登場人物・キャラクター

高橋 鉄男

三白眼の、筋肉質の男性。大学時代に生理学を研究し、亜人についての研究で卒業論文を書こうとしたものの、認められず、興味だけが残り続けて、柴崎高等学校の生物教師になった。亜人が何を考え、どう人と接するのかなど純粋な「会いたい」気持ちが強かった彼は、学校に4人もの亜人がいたことに驚愕する。 特にフランクなヴァンパイアの小鳥遊ひかりと親しくなり、彼女たちがどのような生活を送っているかなどの話を親身になって聞く。好奇心が強く、亜人たちに積極的にコミュニケーションを取ろうとするが、年頃の女の子に大人としての節度をどう守るかは、常に考えている。非常に純朴でゆっくりと相手の話を聞く性格のため、亜人たちも次第に、ささいな悩みなど亜人ならではのことを彼に話すようになる。 この悩みが意外と多いことに気づいた彼は、同じ学校のサキュバスの教師・佐藤早紀絵と共に、相談の場を増やそうと提案した。極めてまっすぐな性格で、裏表がないため、本人には自覚がないが天然のタラシ。

小鳥遊 ひかり

ヴァンパイアの少女。色素の薄い髪の毛を、いつもお団子状に結っている。極めて明るい性格で、ボディタッチなどのコミュニケーションを頻繁に行う。学校に赴任してきたばかりの高橋鉄男に一番最初に話しかけた。「亜人(あじん)」という呼び方に古めかしさを感じており、「デミ」という名称を彼にすすめる。 がさつな性格だが、クラスメイトには気を使っており、迷惑がかからないよう鉄男のいる理科準備室に入り浸ることが多い。純朴な鉄男との相性がよく、彼に真っ先に下の名前「ひかり」で呼ばれるようになった。他の亜人とも仲がよく、特に町京子が鉄男のことを好きだと知ってからは、ちょっかいをだすようになる。 一方で気が弱い日下部雪を擁護するため、クラスメイトに食って掛かったことがある。エッチな話題を振って鉄男を困惑させるのが好きだが、生々しい性の話になるとめっぽう弱い。普段は吸血欲求はなく、国から支給される血液パックを摂取することで問題なく生活できている。好物はレバー。血は吸わないものの、首元を甘噛するのが好き。

町 京子

デュラハンの少女。首は常に取れており、手に抱えて運んでいる。胴体側の首元からは、もやのようなものが出ており、触ることはできないが、彼女は神経をいじられるような感覚に襲われる。小鳥遊ひかりととても仲がよく、共に行動することが多い。また胴体と頭が、彼女によって別行動させられることもある。 高橋鉄男のことが大好きで、彼に頭を抱きしめてもらうのをとても心地よく感じている。髪の毛は首が取れてしまう関係上常にショートカットで、鉄男に「おそろいだ」と言われてからは全く気にしなくなった。おとなしいが、日下部雪とコミュニケーションを取りたいと望むなど、積極的な性格の持ち主。胸が大きく、男子からは注目されている。

日下部 雪

雪女の少女。セミロングで、非常に気が弱い。自分が亜人であることにうまく折り合いがつけられず、クラスのみんなに嫌われている、と苦しんでいた。小鳥遊ひかりが彼女を救うべく、クラスメイトに思いをぶつけた時、亜人には亜人の悩みがあることをクラスメイトも知り、和解した。自分の持つ体質がなんなのかわからず、他人を避け続けていたが、高橋鉄男によって科学的に彼女の体質が解明されたことで、ネガティブな性格は薄まり、他の亜人仲間と仲良くなった。

佐藤 早紀絵

サキュバス。高橋鉄男が赴任した柴崎高等学校の数学教師。普段はメガネをかけ、ジャージをきて、髪をひっつめにしているという、極めて地味な格好をしている。相手を催淫させる力が強く、周囲の人間に迷惑をかけないようにするため、常に自制を働かせ続けている。睡眠時は自制が働かず、催淫効果が漏れてしまうため、四方八方を緑で覆われた町外れの借家に一人で住んでいる。 心の羽を伸ばせずに悩んでいた彼女に対し、高橋鉄男がごく自然に接してくれたことで、彼女は鉄男に強い好意をもつようになる。今まで彼氏がいたことがなく、恋愛をしたいと切に願っているが、性欲と恋愛の区別がわからないため、苦しみ続けていた。 生徒からは好かれ、もっとおしゃれな格好をすればいいのにと思われており、美人であると認識されている。

小鳥遊 ひまり

小鳥遊ひかりの双子の妹。小鳥遊ひかりがヴァンパイアなのに対し、彼女は人間。ガサツで大雑把な姉と異なり、しっかり者で真面目。勉強もできる。元気すぎて、話も普段からちゃらんぽらんのひかりに対しては厳しい態度をとり、家ではいつもケンカしている。亜人に興味津々の高橋鉄男のことはあまり信頼していなかったが、「亜人の性質」と「人間性」どちらも考える必要があると諭されて、彼を信用するようになる。 ひかりの髪の色が薄いのを気にして、こっそりと髪を染めている。

クルツ

ブロンド髪の美少年風の刑事。ドイツ系で、転校生のふりをして柴崎高等学校にまぎれこんでいた。右目が常に前髪で隠れている。サキュバスの佐藤早紀絵に触れても催淫されない。格闘技に長けており、関節技が得意。

宇垣

刑事。柴崎高等学校で捜査していたところ、不審者と間違えられた。美少年のドイツ系の刑事クルツと組んでいる。

佐竹

柴崎高等学校に通う少年。前髪を逆立てており、女の子に声をかけるのが好き。町京子や日下部雪など、亜人の少女たちにも分け隔てなく接し、できれば彼女たちと仲良くなりたいと考えているも、ほとんど相手にされていない。

小鳥遊 浩二

ヴァンパイアの小鳥遊ひかりの父親。娘達のことをとても大切に思っており、子供との仲がいい。母親が仕事に出ており、彼が家事全般を行っている。家族の中で亜人になったのは小鳥遊ひかりだけで、髪の毛の色が明るくなっているひかりが浮かないように、彼も髪の毛の色を明るめに抜いている。

八千草 妙子

高橋鉄男の勤める柴崎高等学校の保健室の先生。普段は冷静だが、亜人の生徒が保健室に運ばれてくると驚いてしまう。

書誌情報

亜人ちゃんは語りたい 既刊5巻 講談社〈ヤンマガKC〉 連載中

第1巻

(2015年3月発行、 978-4063825787)

第2巻

(2015年9月発行、 978-4063826692)

第3巻

(2016年3月18日発行、 978-4063827576)

第4巻

(2016年9月20日発行、 978-4063828528)

第5巻

(2017年4月20日発行、 978-4063829426)

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