ちゃんと描いてますからっ!

原稿から逃げ回り、作画を子供に丸投げしてしまう漫画家の父親と、父親の原稿を必死に完成させようとする姉妹の奮闘ぶりを描いたハートフル・ファミリーコメディ。「月刊COMICリュウ」2010年4月号から2013年6月号にかけて連載された作品。

正式名称
ちゃんと描いてますからっ!
ふりがな
ちゃんとかいてますからっ
作者
ジャンル
家族
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概要・あらすじ

平原歩未は絵を描くのが得意なごく普通の女子中学生。だが、父親である漫画家の平原大地が〆切前に逃亡するようになり、父親の代わりに原稿を描き続けていた。父親が失踪するたび、歩未が父親の描いた下描きやネームを基にペン入れをし、父親のアシスタントの藤谷あかねが背景などを手伝い、まだ小学生の妹の平原空がパソコンで仕上げるというのが作業の基本的な流れである。

そんな日々を過ごすなか、歩未は密かに憧れている陸上部の先輩、堤直希から大地のサインをもらってきて欲しいと頼まれる。父親の作品が出来上がる過程を知ってしまったら直希が幻滅してしまうだろうと思い、歩未はその事実を必死に隠すのだった。

登場人物・キャラクター

平原 歩未 (ひらはら あゆみ)

中学2年生の少女。しっかり者の平原家の長女で、母親のいない家庭のなか、母親代わりに家のことをこなしている。中学1年生の頃は陸上部に所属し、ひとつ年上の先輩である堤直希にほのかな恋心を抱いていた。子供の頃から絵を描いており、父親の絵も真似ていた。子供の頃は漫画の手伝いの対価として小遣いをもらう程度だったが、父親の平原大地が〆切前に逃亡するようになると、生活のために自身が父親の代わりに漫画を描くようになる。 自分が代わりに原稿を描いていることが世間にバレたら、仕事がなくなって生活できなくなるのではとおびえており、必死に父親の絵柄に似せている。父親が〆切前に逃亡するようになってからは忙しくなり、陸上部を休部している。直希が大地の大ファンだと知り、複雑な思いを抱えている。

平原 大地 (ひらはら だいち)

平原歩未と平原空の父親。「コミックハンマー」という雑誌で「だびんちゲーム」という漫画を描いている。逃亡癖があり、〆切前に原稿を放り出して逃げてしまう。打ち合わせの後の飲み会を楽しみにしており、飲み会に行くために編集者との打ち合わせ中にその場でネームを全部仕上げてしまう。〆切に間に合わず切羽詰っていた時、緊急措置として歩未がペン入れを手伝ったのだが、その出来が良く読者にもバレなかったことから、少しずつ歩未を頼るようになり、ついにはネーム以外描かなくなった。 歩未が自分よりも上手く描けると悔しがる。サボっているせいで上手く描けなくなっていることに気づき、このままサボり続けたら描けなくなるかも知れないと危機感を抱いている。

平原 空 (ひらはら そら)

平原大地の娘で、平原歩未の妹。小学校4年生。小さな頃から物の仕組みに興味を示す子供で、ボタンがいっぱい付いた機械が好きだった。幼稚園生の頃、誕生日のプレゼントでパソコンと「コミックスタジオ」をもらい、以降、そのパソコンを使って原稿にトーンを貼るようになる。父親が逃亡し、姉と原稿を描く際は、歩未やアシスタントの藤谷あかねが手描きした原稿をパソコンで修正したり、トーンを貼ったりして仕上げを担当している他、タブレットを使用して背景を描くこともある。 歩未のペン入れを待っている間に宿題を済ますなど、年の割にしっかりしている。あかねが父親と結婚すればいいのにと思っている。運動が苦手で、運動会の前には憂鬱になっていた。

堤 直希 (つつみ なおき)

平原歩未が所属していた陸上部の先輩。平原大地の大ファンで、歩未に大地のサインを頼んだり、大地が原稿を描いている姿が見たいと頼んだ。兄弟は多く、兄と弟、小学校2年生の妹がいる。歩未と一緒に妹の誕生日プレゼントを買いに行き、デートのようになると、歩未を意識して緊張していた。期末テストの時、歩未に勉強を教えて以来、時々歩未に勉強を教えてくれるようになる。

藤谷 あかね (ふじたに あかね)

平原大地のアシスタント。漫画以外にも料理や洗濯も得意で、アシスタント作業の合間に平原家の家事も手伝っており、平原歩未、平原空姉妹に信頼されている。大地に密かに好意を抱いており、空からはよく「お父さんと結婚すれば?」と言われている。メインは大地のアシスタントだが、それ以外にも友人の漫画家である花丸風子のアシスタントに入ることもある。

佐々木 (ささき)

平原大地の担当編集者。ネームの打ち合わせの後、大地とよく飲みに行っている。大地の原稿の進みが悪いと家に訪ねてくるのだが、多くの場合、大地は逃亡しており不在である。そんな時は藤谷あかねができている分の原稿を持って玄関へ行き、玄関先で原稿を渡してごまかしている。原稿の進み具合さえ確認できれば、大地がいなくても満足して帰っていくため、担当編集者でありながら、平原歩未が平原大地の代わりに原稿を描いていることに気づいていない。 大地が手に怪我をした際、ネームの打ち合わせに歩未を同席させ代わりに描かせたのだが、その際、佐々木は歩未の絵の上手さに目を留め、「緊急の時は先生の代わりに描いてもらおうかなぁ」などと冗談を飛ばしていたが、事実、彼の言葉は冗談ではなく現実である。

花丸 風子 (はなまる ふうこ)

藤谷あかねの友達の漫画家で、「吹雪いて風」という漫画を描いている。メインのアシスタントが風邪でダウンした際、あかねを呼んだ。その時、一緒にアシスタントに来た平原歩未にも、子供扱いせず厳しく指導した。迷惑をかけたからとアシスタント代を辞退しようとした歩未に、働いた分の対価は受け取りなさいと規定の料金を渡すなど、プロ意識の強い人物。

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