でちゃう!（漫画）- マンガペディア

あらすじ

第1巻

周囲から清純派と思われている遥は、好意を寄せるクラスメイトの桐島とまともに会話できない事に悩んでいた。また、下ネタ話が嫌いと思われている事もなんとかしたいと考えており、下校中に出会った少女メイから「悩みを治してやる」と言われて強引に薬局に連れて行かれる。そして、薬局の店主コトブキから悩みを解決するクスリとして、時間を止められる時計を処方されるのだった。(第1話「不思議なクスリ屋」。ほか、6エピソード収録。)

第2巻

緊張すると服から垂れるほどの汗をかいてしまう事に悩む秦野美智佳は、アルバイト先の塾講師・相田徹央に好意を寄せているが、この体質のせいでアプローチできずにいた。ある日、普段何もない場所に薬局・誠資堂があるのに気づいた秦野は、強力な制汗剤がないかと店内に入り、店主のコトブキからよく効く制汗スプレーを渡される。その制汗スプレーはコトブキの言葉通り発汗を抑えてくれたが、男性を引き寄せる効果もあった。(第8話「かぐわしき制汗スプレー」。ほか、7エピソード収録。)

登場人物・キャラクター

コトブキ

悩みを抱える人の前にだけに現れる、不思議な薬局・誠資堂の女性店主。メイが見つけてきた悩みを抱える人に、使うと寿命が減るが悩み解消に役立つさまざまなクスリを処方する。処方するクスリは、時間を止められる時計だったり、運命の人とつながる事ができるペアリングだったりと、対象となる人によって異なる。

メイ

人の悩みがきしんだ歯車の音として聞こえる少女。悩んでいる人を見つけると、コトブキの薬局に連れて行く役目を担っている。初対面の人に単刀直入に「悩みを治してやるからいっしょに来い」と言うため、多くの人間から警戒されるが、毎回強引に連れて行く。

遥 (はるか)

好意を寄せるクラスメイトの桐島の前だとまともにしゃべれない事や、周囲から清純派と思われている事に悩む少女。桐島と普通に話したり、友達の下ネタ話にも参加したいと思っていた時にメイと出会い、コトブキの薬局まで連れて行かれる。そこで悩みを治せるという不思議な時計を処方される。最初、遥は半信半疑だったが、この時計を使えば時間が止められる事を知る。

浩史 (ひろし)

早漏なために、付き合って半年の彼女・美希と仲を進展できない事を悩む男性。メイから声を掛けられて、コトブキの薬局で時間を止められる腕時計を処方される。メイやコトブキの言う事に半信半疑だったが、街中で偶然に美希を見かけて時計のスイッチを押す。

ヨシアキ

妻の裕子とエッチができない事に悩む男性。夫婦のスキンシップを口実に毎夜誘うが、会社の先輩でもある裕子からは共働きを理由に毎回断わられている。漫画喫茶で一人性欲を解消していたところ、謎の腕時計を入手。帰宅後、時計で時間が止められる事を知ると、今までの鬱憤を裕子にぶつける。

美菜 (みな)

会社の同僚である二階堂に好意を寄せる女性。二階堂への誕生日プレゼントを探している時にメイから声を掛けられて、コトブキから運命の人とつながる事ができるペアリングを処方される。その後、二階堂にペアリングを渡すと、後日自分と二階堂の感覚がつながっている事を彼から知らされる。

まゆ

登下校の電車内で頻繁に痴漢される事に悩む少女。痴漢が怖くて大声を出せず、毎回触られ続けている。降りる駅に着いたところでメイから声を掛けられて、コトブキから痴漢が怖くなくなるリップクリームを処方される。リップクリームを塗ると痴漢されなくなったが、ある時、体の一部が変化している事に気づく。

美佐 (みさ)

自分の結婚相手を探している女性。病床の祖母の「死ぬ前に美佐の旦那を見たい」という願いを叶えるために、合コンに参加している心優しい性格。合コン後、一人で帰っている時にメイから声を掛けられて、コトブキからタイプの男性が目の前に出現し、さらに自分の事を好きになってくれるスマートフォンのアプリケーションを処方される。使えるのは今夜限りなため、急いで理想の男性を見つけようとするが、現れる男性は全員理想とはほど遠いものだった。

根室 (ねむろ)

宝くじが当たった事でお金に困らなくなったが、食べる事以外は無気力となった男性。自堕落な食生活を送った結果、急激に太ってしまい、今は食生活改善のために入院中。病室に入って来たコトブキからネックレスをつけられると、急に性欲が復活する。

秦野美智佳 (はたのみちか)

緊張すると服から垂れるほど汗をかいてしまう体質に悩む女子大学生。アルバイト先の学習塾講師である相田徹央に好意を寄せているが、体質の事で嫌われるのを危惧してアプローチできずにいる。偶然発見した薬局・誠資堂でコトブキから制汗スプレーを受け取り使用すると、汗は出なくなったが、多くの男性から迫られてしまう。

井上剛史 (いのうえつよし)

結婚を考えていた奈緒から1か月前に別れを告げられた男性。今でも気持ちの整理がつかず、一人公園で愚痴っていた。そこでメイから声を掛けられて、コトブキから他人の思考が見える目薬を処方される。他人の本音が見えるようになって公私共に充実していくが、結婚式場のタキシードとウェディングドレスを見て、自分の本当の気持ちに気づく。

奈緒 (なお)

自分達の事を本気で考えていない井上剛史に別れを告げた女性。新しい恋人を見つけるための合コンで、トイレから戻る時に部屋を間違え、中にいたメイとコトブキから他人の思考が見える目薬を処方される。口にする言葉と、心で思う本音の差を見せつけられた事で精神的に疲れた時に、職場の結婚式場で井上と再会する。

横谷 (よこや)

となりに住む人妻・矢崎香純に好意を寄せる、一人暮らしの男子学生。買い物をする時に賞味期限を確認したり、洗濯する時に柔軟剤を使うなどしっかりとした性格。偶然出会った香純の夫の傲慢さに憤慨していた時に、コトブキから心を柔らかくする柔軟剤をもらい、その柔軟剤を使い始めて数日後、香純から自宅に招かれて相談を受ける。

中年男性

コトブキの薬局に入って来た中年の男性。寝不足なためアイマスクを試着したところ身体が透明になり、コトブキやメイにイタズラしたあと、街中で欲望のままに好き放題する。

紀央 (のりお)

大学の学費を稼ぐためにファミレスでアルバイトする男性。気弱な性格で、同僚の梨紗と真希から理不尽な事でいじめられている。コトブキから気持ちを反転させる反転ガムを処方されると、周囲の態度がいつもと正反対となって困惑する。

吉岡麻緒 (よしおかまお)

福富商事で受付嬢として働く女性。年齢は30歳。人付き合いが苦手でゲームや漫画にはまっていたが、30歳になってから急に一人でいる事に危機感を覚える。ゲームや漫画でいっぱいの自分の部屋にも息苦しさを感じようになり、逃げるようにマンションの屋上に向かう。そこでコトブキから見たいものを見せてくれるバーチャルリアリティゲームをもらう。そのゲームの世界や登場人物が自分の望んだものだったため、次第にはまっていく。

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EC

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