ないものねだりの恋たちは

ないものねだりの恋たちは

恋愛経験がなく、恋に夢見がちで奥手な19歳女子大生の春瀬羽美が、見ているだけで声もかけられなかったあこがれの先輩の観月と急接近。それは血のつながらない弟の春瀬璃久にすべて仕組まれたものだった。姉を愛するあまり、初恋の相手を査定し、付き合うように仕向ける偏愛者の璃久と何も知らない天真爛漫な姉の羽美。そしてまじめで優しい王子様の観月との三角関係を描いたラブストーリー。小学館「プレミアCheese!」2020年6月号から連載。

正式名称
ないものねだりの恋たちは
ふりがな
ないものねだりのこいたちは
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
フラワーコミックス(小学館)
巻数
既刊6巻
関連商品
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概要・あらすじ

19歳の女子大生の春瀬羽美は、少女漫画のような恋愛を夢見ていたが、まだ誰とも付き合ったことがない。20歳までに彼氏をつくるぞと意気込んで、モテアイテムのゆれるピアスを買ってみた。家に帰ると弟の春瀬璃久が部屋に女の子を連れ込み、エッチをしていた。仕方なく外で時間を潰して家に帰ると、璃久は羽美の好きなロールキャベツを作って待っていた。違う女の子を連れ込んでいたことを注意しようとしていた羽美だったが、璃久の無邪気な笑顔と自分の好物を出され、軽めの注意にとどまる。羽美の父親と璃久の母親が子連れで再婚し、5年前に姉弟になった二人。心を閉ざしていた璃久に声をかけ続けたのは羽美だった。羽美と同じ大学に入学した璃久は、羽美があこがれている観月先輩のいるテニスサークルに入ろうかなと羽美をからかう。羽美は先輩によけいなことを言わないでと釘を刺したのに、放課後「いま観月先輩と一緒だ」と璃久からLINEが。羽美は慌ててテニスコートに向かうがそこには誰もいなかった。脱力してしゃがんでいた羽美に観月が声をかける。羽美のことを璃久から聞いていた観月は、羽美を家まで送ってくれた。璃久から「チャンスを逃すなよ」と焚き付けられていた羽美は思いきって「一緒にレモネードを飲みにいきませんか?」と観月をデートに誘う。これらはすべて璃久の思惑どおりだった。璃久は真っすぐな羽美が最初の男に自分を選ばないことを知っていた。爽やかでカッコいいが、優等生すぎて付き合うと退屈。璃久は観月の元カノたちと寝て、観月がどんな男かを聞き出し、羽美の最初の男に選んだのだ。しかし観月とデートに行くと言う嬉しそうな羽美を見て、切なく複雑な思いを抱える璃久だった。

登場人物・キャラクター

春瀬 羽美 (はるせ うみ)

19歳の大学2年生。未だ恋愛経験はなく、恋に夢見がちな女の子。父の再婚により、5年ほど前に家族が増え、新しいお母さんと弟の春瀬璃久と共に暮らしている。テニスサークルの観月先輩にあこがれている。髪型は肩までの長さのストレート。性格は素直で明るく、裏表のない正直者。ロールキャベツが好物。

春瀬 璃久 (はるせ りく)

大学1年生の男の子。母の再婚により、春瀬羽美の弟になる。母が離婚再婚を繰り返したため、人間不信に陥っていたが、羽美があきらめずに声をかけ続け、彼女に心を許す。色気のあるイケメンで、羽美と同じ大学の医学部に通う。羽美に対する愛情が強く、姉ではなく異性として見ている。羽美の初めての男を査定し、二人が付き合えるように誘導していく。

観月 (みづき)

春瀬羽美の大学の先輩。テニスサークルに所属している王子様のような黒髪のイケメンで、優しくまじめな優等生。ルックスが良いので、美女たちが放っておかないが、いざ付き合ってみるとまじめすぎてつまらないと捨てられてしまう。

書誌情報

ないものねだりの恋たちは 6巻 小学館〈フラワーコミックス〉

第1巻

(2021-04-26発行、 978-4098713172)

第2巻

(2021-10-26発行、 978-4098715121)

第3巻

(2022-03-25発行、 978-4098715749)

第4巻

(2022-04-26発行、 978-4098716395)

第5巻

(2022-10-26発行、 978-4098718405)

第6巻

(2023-05-25発行、 978-4098721405)

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