なにわ友あれ

なにわ友あれ

南勝久の代表作『ナニワトモアレ』の続編。1990年代の大阪と大阪環状線を舞台に、「環状族」と呼ばれる不良集団たちが暴走を繰り返し、抗争に明け暮れる姿を描いたヤンキー漫画。全編関西弁でつづられた青春群像劇で、喧嘩(けんか)やカーチェイスがリアリティあふれるタッチで楽しめる。また、前作の主人公であるグッさんやマーボ、テツヤの先輩、ハマダなど多くの環状族チームの重要人物が引き続き登場する。講談社「週刊ヤングマガジン」2007年14号から2014年30号まで連載。

正式名称
なにわ友あれ
ふりがな
なにわともあれ
作者
ジャンル
不良・ヤンキー
 
レーベル
ヤンマガKCスペシャル(講談社)
巻数
全31巻完結
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

テツヤ

高校を中退した不良の青年。赤髪をオールバックにしている。相棒のパンダや恋人のナツから「テツ」と呼ばれている。喧嘩ではメリケンサックを使用する。豪胆な性格ながら、面倒くさがり屋なうえに口より先に手が出るタイプで、余計なトラブルに巻き込まれることが多い。女性にも見境がないが、ナツに対しては頭が上がらず、キスもしたことがない。そんな中、環状族「フリング」とトラブルになり、メンバーの一人をケガさせたことで本格的に目を付けられる。その後、フリングのメンバーにパンダがさらわれ、ナツも拉致されそうになる。だが、ナツはテツヤの先輩、ハマダに助けられ、彼らが結成した環状族「スパーキーレーシング」の尽力もあり、フリングとは強引な話し合いによって和解する。その後、助けてもらった見返りとして、スパーキーレーシングに加入する。のちにグッさんやマーボと共に土建会社で働き始める。

パンダ

テツヤの中学時代からの友人の男性。テツヤとは、いつも言い争いしながらも、なんだかんだで仲がいい。シンナーを売って小銭を稼いでいる小悪党。臆病かつ狡猾(こうかつ)な性格ながら、喧嘩が強く肝が据わっている。テツヤがフリングとトラブルになったことを知り、報復にやって来るのではないかと危惧していた。その後、フリングのメンバーに捕まり暴行を受けるも、テツヤの先輩のハマダに助けられ、強引な話し合いによってテツヤとフリングの敵対関係が解除されたことで解放された。テツヤの恋人、ナツの巨乳に妄想を抱いているが、彼女からはそっけない態度を取られている。

前作

ナニワトモアレ

長期連載となった南勝久のデビュー作。90年代初頭の大阪を舞台に、環状線を暴走する「環状族」の若者たちの日常や抗争を描いた作品。作者自身も元環状族ということもあり、登場する改造車や、環状族たちの会話、行... 関連ページ:ナニワトモアレ

書誌情報

なにわ友あれ 全31巻 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉

第1巻

(2007-08-06発行、 978-4063615838)

第31巻

(2014-09-05発行、 978-4063825107)

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