はぴどじ! ～桑名江がんばる～（漫画）- マンガペディア

あらすじ

第1巻

銘治(めいじ)時代を生きる巫剣の少女である桑名江は、幸運と不幸が交互に訪れるという稀有な体質の持ち主だった。そのため、優しく温和な性格をした本人の意思とは裏腹に、桑名江の周囲は問題ばかり起こっていた。行く先々でトラブルを巻き起こし、慕っている主様の前でも恋心が空回りして、騒動を引き起こしていた。そんなある日、巫剣たちの暮らす館に禍憑が襲来。禍憑は無事に倒せたものの、戦いの余波で牛王吉光、城和泉正宗の自室は火事になってしまうのだった。部屋が使えなくなった二人は、角部屋でほかの部屋よりも広い桑名江の部屋を相部屋として使うこととなる。こうして桑名江たちのかしましくも、楽しげな日々が始まる。

メディアミックス

スマートフォン向けゲーム

『天華百剣』プロジェクトの一環として、スマートフォン向けゲーム『天華百剣 -斬-』が2017年4月20日より配信されている。内容は主人公が御華見衆の隊長となって、巫剣たちと共に禍憑と戦う美少女剣撃アクションRPGで、本作『はぴどじ! ～桑名江がんばる～』にも登場する牛王吉光、城和泉正宗、桑名江の三人がメインヒロインとしての立場を担っている。

登場人物・キャラクター

桑名江 (くわなごう)

大和撫子然とした巫剣の少女で、優しい性格をしている。幸福と不幸が交互にやってくるという極端な運勢の持ち主で、桑名江自身の意思とは無関係に騒動を巻き起こすトラブルメーカー。主様を慕っているが、彼が絡んだ際のトラブルでは、セクシーな姿をさらすことが多い。自室でコノハズクのコノハさんを飼っており、彼に愚痴を吐き出している。禍憑の襲来で部屋が燃えた城和泉正宗、牛王吉光と相部屋となり、いっしょの生活を送るようになる。不運に出くわすことが多いため、開運グッズを集めており、いつしかそれが趣味に転じて、彼女の生活スペースにはさまざまな開運グッズがコレクションされている。

主様 (あるじさま)

御華見衆上野支部を率いる巫剣使いの青年。黒の軍帽と軍服を身につけ、眼鏡を掛けた出で立ちが特徴。冷静沈着な性格で、口数が少ないのもあって静謐(せいひつ)な雰囲気を漂わせている。一方で、誠実で思いやりにあふれており、巫剣たちを温かく見守っているため、彼女たちからも慕われている。行動派な人物で、自ら潜伏調査に赴くこともある。

城和泉正宗 (じょういずみまさむね)

巫剣の少女で、実直な明るい性格をしている。根が常識人であるため、問題児だらけの巫剣の中では必然的にツッコミ役に回ることが多い苦労人。自分のスレンダーな体型にコンプレックスを抱いており、胸が大きい女性が餅巾着を食べているのを見て、自分も胸が大きくなる願掛けをして餅巾着を進んで食べるようになった。そのため、周囲からは餅巾着が好物に思われているが、城和泉正宗自身は食べ過ぎて夢でうなされる状況に陥っている。ツッコミ気質で胸に関するコンプレックスから、牛王吉光に毎度の如くからかわれており、彼女の作った薬で何度もひどい目に遭っている。禍憑の襲来で自室が燃えたため、桑名江、牛王吉光と相部屋となり、いっしょの生活を送るようになる。津軽で生活していたため、リンゴが好物。

牛王吉光 (ごおうよしみつ)

巫剣の少女で、薬と医療には非常に詳しい。思わせぶりな態度でなかなか本心を見せない用心深い性格で、桑名江をそそのかしたり、城和泉正宗をからかったりと、マイペースに過ごしている。禍憑の襲来で自室が燃えたため、桑名江、城和泉正宗と相部屋となり、いっしょの生活を送るようになる。ふだんは工房で薬の研究を行っているが、工房は共同スペースであるため、個人で使う薬の研究や調合は自室で行っていた。相部屋となって以降、彼女の生活スペースには用途不明の怪しげな薬が置かれているほか、正宗がたびたびその被害に遭っている。

北谷菜切 (ちゃたんなきり)

巫剣の少女で、主様をつけ回している。金髪をセミショートに整え、白を基調とした衣装を身にまとっているのが特徴。御華見衆に所属していない無所属の巫剣で、ヘビ型の禍憑であるハブをペットとして飼っている。主様を「お兄様」と呼び慕い、彼を手に入れるためにストーキングするほか、主様をさらうことを目的に、ハブを使って御華見衆の偵察を行ったり、偶然発生した禍憑の起こした騒動を利用したりしている。ただし禍憑の直接的な召喚は行っておらず、御華見の活躍もあって大きな被害はもたらしていない。沖縄出身で、「琉球三宝刀」に数えられる実力者。資金稼ぎのためにお祭りではサーターアンダギーの屋台を出して、大盛況をおさめている。根は優しい部分があり、お金を持っていない子供にサーターアンダギーを無料であげたりしている。

コノハさん

桑名江が自室で飼っているコノハズク。白い毛並みを持ち、黒い肩掛けを身につけている。非常におとなしい性格で、鳴き声も上げず、静かに過ごしている。桑名江にかわいがられているとともに、彼女の愚痴を聞かされており、根気強く毎回彼女の愚痴に付き合っている。彼女の言葉をある程度は理解しているらしく、相槌をしたり、さり気なく彼女を元気づけたりと、彼女のよき友人として振る舞う。しかし、部屋を通りかかった者は、桑名江が延々一人で話し続けているようにしか聞こえなかったため、一時期は幽霊か何かと思われていた。城和泉正宗、牛王吉光が桑名江と相部屋となって以降は彼女たちにもかわいがられているが、当初は彼女たちに慣れておらず、怯えていた。コノハズクには怯えると体が細くなる習性があり、コノハさんも驚くと木の枝のように細い姿となる。

クレジット

原作: 天華百剣プロジェクト

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EC

はぴどじ! ～桑名江がんばる～