ばらかもん

五島列島へ送り込まれた世間知らずの若き書道家半田清舟が、島で出会った個性豊かな住民たちとの交流を経て、人として少しずつ成長していく物語。ヨシノサツキの出身地が舞台となっており、各話のサブタイトルは五島弁で表されている。

あらすじ

第1巻

書道家である半田清舟は、入賞した自分の作品を館長にこき下ろされてしまった事に逆上し、館長を殴ってしまう。清舟の父親である半田清明は、彼にその事を反省させるため、しばらくのあいだ五島列島にある小さな村、七ツ岳郷で暮らす事を命じる。清舟が七ツ岳郷に着くと、自分が住む予定の家に見知らぬ子供の琴石なるがいた。(エピソード「ばらかこどん」)

清舟の新居に引っ越しの荷物が届き、清舟は偶然居合わせたなると共に片付けようとするが、なかなかはかどらない。途方に暮れる清舟の前に、ほかの村民が手伝いに現われる。(エピソード「やなわっ」)

清舟は、木戸裕次郎に誘われて七ツ岳郷分校を見に行く事にした。彼はそこで、村の子供達や教頭の坂本一行と知り合う。(エピソード「どんくどん」)

なるが友達の山村美和新井珠子を連れて清舟の家にやって来た。三人は清舟をからかい、翻弄する。(エピソード「おんなんこどん」)

清舟は、1学期の終業式を終えたなると久保田陽菜に、通知表を見せてもらっていた。するとそこへ、裕次郎の奥さんである木戸朋子が現れ、清舟のために毎日食事を作って、息子の木戸浩志に届けさせると申し出る。しかし清舟は、浩志が不良だと知って怯えてしまう。(エピソード「しゃ」)

浩志はつねに自分の努力が認められていない事に不満を抱いていた。また、書道家として活躍する清舟の才能を羨んでいたが、清舟の書道に対する努力を目の当たりにし、考えを改める。(エピソード「よそんもん」)

清舟は気合を入れて挑んだ書展で2位の結果になってしまったうえ、1位が自分より年下の人物だと聞いてさらに落ち込んでしまう。そこでなるは清舟に元気を出してもらおうと、餅拾いへ誘う。(エピソード「ひとんもち」)

第2巻

半田清舟は村での防犯意識が自分の常識とはまったく違う事にとまどっていた。しかし小さな村であるために住民のコミュニケーションが多くあり、人とのつながりが強い事を認識させられる。(エピソード「もよっ」)

ある日清舟は、琴石耕作からこのもんを大量にもらう。食べきれないと言いつつもその美味しさに結局食べ尽くしてしまい、すっかりやみつきになってしまうのだった。(エピソード「このもん」)

清舟は幼い頃、両親から動物に近寄らせてもらえなかった。しかし猫好きであるため、近所にある猫が集まる家に行く事にした。そこで猫を譲ってもらう事になったのだが、自身が猫アレルギーである事が判明する。(エピソード「ちぇっ!!」)

琴石なるは夏休み後に習うはずのカタカナを、早くも覚えた事を周囲に自慢していたが、山村美和にからかわれてしまう。(エピソード「かな」)

清舟は墨汁を買いに木下商店へ訪れる。店内はこぢんまりとしているものの、充実した品揃えに清舟は感動していたが、そこに野村ヤスが現れ、店長の木下フミと方言だけの会話が繰り広げられる。方言がまるで理解できない清舟は、大いに困惑する。(エピソード「みせや」)

清舟は買い物の途中で新井珠子に会い、彼女が漫画家を目指している事を知る。そして珠子は、清舟に自分の描いた漫画を読んでほしいと言い出す。(エピソード「めがねばかけたこ」)

清舟に漫画家志望である事を告白したのを後悔した珠子は、急いで口止めする事にした。清舟の家に着くとそこには縁側で抱き合う清舟と木戸浩志がおり、珠子は困惑してしまう。(エピソード「ねまっちょる」)

なると久保田陽菜は自分達がいつも遊んでいる場所は、自分達の両親や近所の老人達も同じく遊んでいた事を野村ヤスから聞かされ、感動を覚える。(エピソード「けんげらもん」)

清舟は体調不良により一晩入院する事になった。心配したなる達がお見舞いに来たが、夜になると帰ってしまう。一人で心細くなっていた清舟は一人の老人と出会う。(エピソード「ちゅうのわるか」)

美和と珠子は、夏休みの宿題である習字を清舟のもとへ習いに来ていた。しかし二人は、書道よりも清舟の色恋沙汰に興味を向ける。(エピソード「おそわっ」)

子供達が海へ行くため、その監視を任された清舟だったが、自由奔放に海遊びをする子供達に肝を冷やす。(エピソード「うんにおえぎぃ」)

第3巻

琴石なるが木下商店の前で貝を売る遊びをしていると、見なれない若い男性二人と出会う。二人は半田清舟の家に行きたいと言うが、怪しむなるはすぐに場所を教えず、貝を買わせようとする。(エピソード「みなとごな」)

村に現れた二人は清舟の友人である川藤鷹生と、その知り合い神崎康介だった。康介は以前清舟が2位になってしまった書展で1位を取った若手の書道家だった。(エピソード「ゆめし」)

突然訪問した康介は清舟を尊敬しており、都会で共に活動するためいっしょに東京へ帰るように誘う。しかし清舟は、書道や自分の進むべき道に対して深く思い悩んでいた。(エピソード「やかましか」)

清舟と川藤と康介の三人は山村美和達に連れられて海へ釣りに来た。都会暮らしの三人はなれない釣りに手間取っているが、徐々に釣果を上げていく。同行していた木戸浩志は「ひさんいを」を釣ると言う。「ひさんいを」の正体がタイだと知ると、三人は応援を始める。(エピソード「ひさんいを」)

川藤と康介が東京に帰る日になった。清舟と子供達は空港まで見送りに向かい、再会を約束する。(エピソード「またこんかな」)

なるは夏休みのラジオ体操をするため、七ツ岳郷分校へ来たが、朝から元気にはしゃいでいた。そんな子供達に教頭の坂本一行は翻弄される。(エピソード「プチもどし」)

村に台風が上陸し、清舟の自宅も被害を受け始めた。初めての事で途方にくれていると、なるとその祖父である琴石耕作が助けに来てくれる。家は無事だったものの、落雷により仕事で使うパソコンが壊れてしまう。さらに携帯電話も壊れており、通信手段がなくなってしまう。(エピソード「おかぜんくっぞ」)

第4巻

半田清舟は新しいパソコンを注文してもらうため、川藤鷹生に連絡を取ろうと木下商店で電話を借りる事にする。木下商店には店主である木下フミではなく、新井珠子の弟である新井明彦が店番をしており、初めて言葉を交わす事になる。(エピソード「みせんばん」)

白川に新鮮なメジナをもらった清舟だったが、さばく事ができずに怯えていた。そこに学校帰りの木戸浩志が現れ、さばき方を教えてくれる事になった。(エピソード「くれいを」)

琴石なるが夏休みの宿題である自由研究のため、トンボを捕まえようと清舟を誘う。清舟は虫取りをなるに教えてもらうが、なかなかうまくいかないのだった。(エピソード「えんば」)

清舟は毎日勝手に自宅へ入って来る、なるやほかの村民達に耐えかねていた。戸締まりを強化したり、バリケードを張ったりと対抗するが、それでも村民は自宅へ勝手に入り込む。たまりかねた清舟はどうやって侵入しているのか尋ねると、実は合鍵が複数あるという事実を聞かされる。(エピソード「かぎゃ…?」)

なるは、道の真ん中で泣く河本あいこに遭遇する。なるはあいこを助けるために力を尽くすが、あいこのわがままにより失敗する。(エピソード「とほうしのた」)

清舟の家で習字を教わっていた山村美和と珠子、なるの三人は早々に飽きてしまう。それを見かねた清舟は、気分転換に習字を利用した遊びを提案する。(エピソード「ゆちかすつ」)

清舟は次の書展に出す作品の制作に難航していた。そんな時、美和の父親である山村巌に遭遇し、突如巌の船に名前を書く事を命じられる。清舟はスランプの最中、なれない環境での作業に挑む。(エピソード「めのは」)

清舟は巌から、船に字を書いてもらったお礼にと、大量のわかめをもらったが、一人では食べきれないため、いつもお世話になっている村の住民へ配る事にする。(エピソード「もってまわっ」)

漫画家志望の珠子は漫画雑誌への投稿作品を完成させ、いよいよ出版社へ送ろうとしていた。しかし、投函するポストの周囲には子供達がおり、漫画家志望を他人へ知られたくない珠子は、それを回避しようとする。(エピソード「おくっ」)

お盆の時期になり、七ツ岳郷の墓地ではなぜかにぎやかな雰囲気が漂っていた。清舟は自分の知っている通常のお盆との大きな違いにとまどいながらも、充実したお盆を過ごす。(エピソード「オンデ」)

第5巻

久保田陽菜の髪の毛に草の実が付いてしまい、取れなくなってしまった。琴石なる半田清舟に助けてもらおうと家に向かう。(エピソード「ぎっぱかかっじゃ」)

清舟の自宅の湯沸かし器が壊れてしまい、入浴ができなくなってしまった。木戸裕次郎に相談すると、薪を燃やして風呂を沸かす事を提案する。(エピソード「びゃら」)

清舟が納得する作品ができずに煮詰まっているところ、子供達から裏山に遊びに行こうと誘われる。しかし、清舟は山の斜面で足を踏みはずしてケガを負い、そのまま夜になってしまう。不安になる清舟だったが、しばらくすると冷静になり、周囲の自然に作品へのインスピレーションが湧き上がる。(エピソード「おけがまくっちした」)

清舟の家の庭で、なるは泥遊びに興じていた。それを見た清舟も共に遊ぶ事にする。(エピソード「どろたっぺなっちょって」)

なる達が清舟の家へやって来て、となり村の子供達が七ツ岳郷分校のグラウンドを占領しているため、助けてほしいとお願いする。そのお願いを聞いた清舟と、その場に居合わせた木戸浩志は大人として注意するつもりが、つい熱くなってしまう。(エピソード「あぶるんな」)

なるの誕生日パーティーを清舟の家で開催する事になった。清舟はなるへの誕生日プレゼントを考えるが特に思いつかず、最終的に「なんでも言う事を聞く券」を渡す。(エピソード「よろこばすでの」)

清舟は書展に出す作品が完成し、清舟のマネジメントを請け負う川藤鷹生に連絡をする。一方、川藤のもとには、清舟が七ツ岳郷に来るきっかけとなった館長が訪問していた。(エピソード「いしこづん」)

清舟はなる達に誘われて町の祭りに参加する。祭りではさまざまな催し物が行われ、夏の思い出を作る。その翌日、なるが清舟の家に行くと、そこに清舟はいなかった。(エピソード「だっちいこで」)

第6巻

半田清舟が突如七ツ岳郷を去ってしまい、村の子供達は寂しさを募らせていた。山村美和が中心となり、東京へ清舟を連れ戻しに行こうとするが、木戸浩志により、来週には帰って来るという事を知る。(エピソード「はなしあいばすっ」)

清舟は以前自分が殴ってしまった館長と会う事になった。その際に書展に、提出する作品も見てもらう事になったのだが、清舟は極度の緊張により突発的に作品を自分で破壊してしまう。しかし館長は清舟の成長を認め、殴った事を許すと言う。(エピソード「東京にいます」)

清舟は実家に引きこもり、だめにしてしまった作品の代わりを制作するため、思い悩んでいた。なかなかインスピレーションがわかず煮詰まっていたが、川藤鷹生の思いつきで七ツ岳郷へ電話をする。村民の声を聞いた清舟は、ようやくインスピレーションが湧き上がる。(エピソード「家から」)

七ツ岳郷では、美和と新井珠子が、夏休みの課題として提出した書道の入賞発表を目前にしていた。二人は清舟に習字の特訓してもらったので、上位を狙えるものになっていると自負していた。その結果は珠子が金賞、美和が銀賞であり、その結果に美和は悔しがる。(エピソード「くやしか」)

清舟は川藤と神崎康介を連れて、村に帰る前に必要な生活用品を買いにデパートに出かける。川藤と康介は、清舟が選ぶ日用品が一般的ではない事に驚く。(エピソード「買い物に行く」)

清舟が村へ帰る事を母親の半田えみは大反対していた。そこで父親の半田清明と川藤を交えて、話し合いの場を設ける事になる。話し合いの中で清舟は、清明が若い頃七ツ岳郷に住んでいた事を知る。(エピソード「言う事を聞きなさい」)

清舟が帰って来る事がわかった村の子供達は、清舟が留守のあいだ勝手に入り込み散らかした清舟の自宅を片付ける。しかし掃除ははかどらず、それを見た浩志から叱られてしまう。数時間後、子供達は片付ける事ができたが、飛行機トラブルにより、清舟が今日中に帰らない事を知って落胆する。(エピソード「かえってくっとちよ」)

ようやく村に帰る事ができた清舟だったが、迎えに来るはずの裕次郎がおらず困っていた。琴石耕作に助けてもらい、家へ到着すると手厚い歓迎を受ける。(エピソード「かえってきてうりしか」)

第7巻

半田清舟の自宅に東京から送った荷物が届き、琴石なると共に片付けを始めたが、途中で挫折してしまう。夕方になり、ようやく決起するが、二人は慌てるあまり設置してもらったガラス戸を割ってしまう。(エピソード「がらしど」)

なる達が学芸会で発表する劇の練習を頼まれた清舟だったが、清舟よりも、その場に居合わせた木戸朋子が熱くなってしまった。朋子の熱の入った指導に子供達の演技が変化していく。(エピソード「よたたしかぶ」)

清舟は停止していた書画の仕事を再開していたが、それでも自分の才能について思い悩んでいた。そんな中、偶然見つけたゴムボールにインスピレーションを受けようと画策していると、それを見ていた木戸浩志は、清舟が常人ではない事を実感する。(エピソード「よかごて」)

清舟が自宅に美和が潜んでいるのを発見する。理由を聞くと、父親の山村巌が酒を飲んで暴れたからだと言う。清舟はさらに美和の体に無数の傷跡があるのを見つけると、家庭内暴力を疑い、美和を助けるため巌のもとへ向かう。しかし双方の話をよく聞くと、単なる事故であった事が判明する。(エピソード「たくもんわる」)

ある日の夜、七ツ岳郷ではいもまんが行われ、子供達に誘われた清舟もお菓子をもらいに近所の家を回っていた。最後の家であるキヨバの家に行くと、キヨバは寝たきりの状態ではあるが、優しく迎えてくれる。(エピソード「まんだかな」)

浩志は自分の進路が決定しない事を悩み、清舟に相談する事にした。清舟が書道家になったいきさつを聞いたあと、自分が料理人の道を歩みたい気持ちを明かすと、清舟から背中を押され、真剣に料理人になるための決意を固める。(エピソード「うけくろ」)

七ツ岳分校の学習発表会が開催され、清舟も招待された。子供達は自由研究の発表や体操、劇などを一生懸命行い、清舟も親になった気持ちで見守っていた。発表会の帰り道、清舟はなるの両親の存在について考えるが、深く追求する事をやめる。(エピソード「とんだるうとたるおどったる」)

第8巻

半田清舟山村美和新井珠子琴石なるは、ケーキ作りをしてみる事にした。しかしレシピに書いているとおりにはいかず、結局失敗作が完成してしまう。(エピソード「あまかもんばこっじゃゆっ」)

美和と珠子が修学旅行に出発し、村では山村巌が修学旅行生の無事を知らせる村内放送をしていた。清舟も巌に誘われ、放送をする事になったのだが、初めての事で緊張してしまい、声が震えてしまう。なるにその事をからかわれた清舟は、思わず七ツ岳郷の方言でどなってしまうが、放送マイクがオンになっており、村中に清舟の七ツ岳弁が響き渡ってしまった。(エピソード「おらう」)

木戸浩志の面接練習のため、清舟は面接官になりきり、さまざまな場面を想定して質問を投げかけるが、これまで一度も面接を受けた事がないため、実のないものになってしまう。一方、修学旅行中の美和は熱を出して倒れてしまう。(エピソード「うかるごて」)

修学旅行中にカゼを引いてしまった美和だったが、それでも修学旅行を楽しみたいと宿泊地で大騒ぎしていた。しかし担任教師に見つかり、怒られるのであった。(エピソード「修学旅行」)

修学旅行から帰って来た美和と珠子は、清舟の家におみやげを渡しに行った。清舟のところにはなるもおり、なるは自分のおみやげはないのかと心待ちにしていたが、渡されたのは普通の石だった。(エピソード「きちくるっ」)

清舟はキヨバが亡くなった事を知らされ、お悔やみに行く事になった。七ツ岳郷では葬式の方法なども独特であり、清舟はその手伝いを頼まれる。(エピソード「くやみ」)

キヨバの葬儀が始まり、清舟は自分の知っている葬儀とはまったく違う風習にとまどいつつも、村民がお互いを思いやる気持ちを知り、自分も村人の一員である事を自覚する。(エピソード「おおきんじゃったね」)

第9巻

七ツ岳郷では今度開かれる町民体育祭に向けての選手決めを行っていた。今年は半田清舟がいるという事で、毎年争っているとなり村に勝つ事ができるとはりきっていた。リレー選手に選ばれた清舟はそれを了承し、村民は体育祭に向けてはりきるのだった。(エピソード「おんつぁん会議」)

木戸浩志は就職面接のために、一人で長崎市へと向かった。村とは違って都会的な市内にとまどい、自分の乗る電車がわからずにいると、清舟から助言をもらい、無事に目的地に到着する事ができたのだった。(エピソード「ぎばれヒロシ」)

浩志は就職を志望する料亭の面接に向かった。面接会場では自分よりもハイスペックな志望者ばかりで、自分は場違いなのではと思い始める。(エピソード「もどろか」)

漫画家志望の新井珠子は、自分が応募した漫画賞の結果発表を見る。そこに自分の名前はなく、落選している事を知ると、海へ走り出してしまう。海岸では清舟が父親との格差に悩んで座り込んでおり、二人は悩みを打ち明け合う。(エピソード「ぶんなぐる」)

清舟が体育祭のリレーに出場する事を知った子供達は、清舟の足の速さを懸念する。そこで川藤鷹生に電話で尋ねてみると、清舟は俊足であるのだが、中学生の時俊足で有名な同級生を負かしてしまった事がトラウマになっていると教えてもらう。(エピソード「こどん会議」)

ついに体育祭が始まり、七ツ岳郷はとなり村の六ノ崎郷との熾烈な戦いを始める。清舟は最後に行われたリレーで、六ノ崎郷代表の東野一真と出会う。東野は清舟の事を知っているらしく、敵対する言葉を投げかける。清舟はその言葉を聞いて奮起するが、アンカーのミスによって勝利を逃してしまう。(エピソード「かけくろ」)

第10巻

七ツ岳郷も寒くなりつつあるため、半田清舟木戸裕次郎のもとへストーブをもらいに行く。ストーブの試運転をしながら、清舟は父親である半田清明の若い頃の話を聞く。(エピソード「さぶなった」)

東京では清舟の父親である半田清明と、川藤鷹生の父親である川藤桐恵が口論していた。清明は大きな仕事を前に、長期間留守にして清舟のいる村へ行くと言う。村でその事を聞いた清舟は、両親の訪問に緊張を隠しきれずにいた。(エピソード「おやどが!?」)

木戸浩志はクラスメイトの田島リナに放課後呼び出されるが、断ってしまう。リナはその日のうちに浩志に告白しようとしていたのだが、言い出す事ができずじまいであった。(エピソード「ヒロシ」)

清舟の両親と川藤親子が村へやって来た。清舟の両親を一目見ようと村民達は集まるが、各人の個性の強さにたじろいでしまう。(エピソード「来たちかな」)

清舟の家では半田家と川藤家、そして琴石なるが朝食を共にしていた。朝から騒がしくしていると、となりの部屋で眠っていた清明が寝ぼけて出てくるのを目撃する。ふだんの清明からは想像もできない姿に一同が困惑していると、突然七ツ岳分校の教頭である坂本一行が訪れ、清明に頼み事があると言い出す。(エピソード「あさめし」)

教頭の頼みとは、分校で清明と清舟が習字の授業をしてほしいという事だった。それを快諾した二人は、さっそく騒ぐ子供達に習字を教えるが、なるが「どちらがうまいのか」と問いかけたのをきっかけに、二人は勝負をする事になる。そこで清明との大きな差を見せつけられた清舟は、今まで清明に隠していた本音を吐露してしまう。(エピソード「ととと」)

第11巻

半田清舟の両親が七ツ岳郷に訪れたのは、清舟にお見合いの話をするためでもあった。相手は書道界の重鎮の孫娘で、悪い話ではないと言う。しかし清舟は、自分のやりたい事がまだ残っているため、その話を断る。(エピソード「かおみしる」)

半田清明達が東京へ帰る日になった。七ツ岳郷に来た事で、清舟と清明のあいだにあった溝は埋まりつつあり、笑顔で見送る事ができた。清舟はこれまで感じてきた父親との確執は自分の勘違いである事を自覚し、親の愛情を知る。(エピソード「ぬっか」)

木戸浩志は受験していた料亭の面接に落ちてしまい、自暴自棄になって周囲の人間に暴力を振るう。ひとしきり暴れたあとに正気に戻る事ができたのだが、新しい進路は東京の専門学校に決まってしまう。東京とは縁のない世界で暮らしてきた浩志は、これまでにない不安を抱える。(エピソード「あぶるっ」)

ある日、清舟の自宅の裏から轟音が響いた。その正体は東野一真がトラクターを運転する音で、聞けばそこで畑を作る事になったと言う。東野と清舟が話をしていると、言葉の綾から清舟も畑で野菜を作る事になってしまう。さらに、もし野菜を作る事ができなかったり、出荷規格外の野菜になってしまった場合は、東野の言う事を一つ聞く、という約束を取り付けられてしまう。(エピソード「やしゃつくる」)

清舟が現在住んでいる家は、もともと東野が住むはずだったという事を、清舟は木戸裕次郎から聞かされる。そこで清舟は、野菜を作れなかった代償は、家の明け渡しではないのかと勘ぐる。しかし、すでに家に愛着を持っている清舟は出ていく事を嫌がり、野菜づくりに執念を燃やす。(エピソード「でこ」)

深夜、清舟は琴石耕作となるに連れられてタコ漁へ行く事になった。海に着くと、耕作は一人で漁に行き、清舟はなると二人でタコを獲りながら夜の磯辺を散策する。すると持っていたランプが次第に光を失ってしまうが、ちょうど夜明けになり、美しい朝日を目の当たりにする。(エピソード「タ事る」)

第12巻

琴石なる久保田陽菜は、学校で自分の事は「わたし」と呼ぶように注意される。そこで半田清舟のもとへ行き、なると陽菜は「わたし」、清舟は「ぼく」と言えなかった回数を数える勝負をする事になった。(エピソード「ふとなれよ」)

山村美和新井珠子はクラスメイトの吉田心に話を聞いて、東野一真は清舟が学生時代に足の速さを競っていた相手ではない事を知る。一方、清舟はせっかく育てた大根が1本枯れているのを発見して、落胆するが、東野達の助力で危機を乗り越える。(エピソード「くっばい」)

クリスマスの夜、なるは清舟の家に泊まる事になった。深夜になり、清舟はなるへのクリスマスプレゼントを置こうとしていると、庭に怪しい人影を発見する。その人影はなるの父親である琴石優一郎であった。(エピソード「12/24」)

優一郎の事を知るために尾行していた清舟だったが、すぐにバレてしまう。清舟は改めて優一郎になるの事を聞くが、他人扱いをされ怒ってしまう。そのまま話を続けようとしていると、なるがやって来たが、なるは優一郎が父親だと知らない様子だった。清舟は思わずなるに、優一郎が父親だとほのめかしてしまう。(エピソード「25日」)

優一郎が帰ってしまう日、清舟となるはバス停に見送りに来た。なるは父親を前にして、いつもとは違って引っ込み思案になっていた。しかし、清舟の助けもあって、優一郎が父親である事をしっかりと認識し、再会する事を約束する。(エピソード「26日」)

いつも誰かが訪れている清舟の家も、大晦日の夜には誰も来ず、清舟は一人で寂しくしていた。そこになるが訪れ、いっしょに初詣に行こうと誘う。(エピソード「年の晩」)

第13巻

半田清舟の里帰りに着いていく事となった琴石なるは、初めての東京に期待を寄せていた。空港に着くと、なぜか神崎康介がおり、家出して来たと言う。飛行機の時間も迫っているため、清舟は康介が自宅に泊まる事を許して東京へと出発する。(エピソード「東京に行くよ!」)

東京に着いた清舟は、川藤桐恵の会社の手伝いをする事になった。そこで出会ったのは、以前断ったお見合い相手の舘永嬢だった。(エピソード「手伝い」)

清舟はなると嬢を連れて動物園に行く事にした。動物園を楽しみながら、なるは嬢が清舟のお見合い相手である事に気づき、清舟と結婚するのではないかと嬢に問いかける。しかし、嬢はそんなつもりはないとはっきり言い、なるは安心するのだった。(エピソード「動物園」)

清舟と入れ違いで村に来てしまった康介は、毎日やる事がなく、暇を持て余していた。村民は警戒するばかりで康介は受け入れてもらえず、時間の潰し方を探っていると、畑で作業をする東野一真に出会う。東野の助言で、清舟が大根を育てている畝の整備をするが、そのまま大根を収穫してしまう。(エピソード「康介はひまそんしちょっ」)

半田清明の仕事の件で、マネージャーの桐恵とクライアントが清明の自宅を訪れた。父親の仕事の様子を見るために、清舟もその場に同席したが、父親は自分とは違う視点で書道の仕事に取り組んでいる事を知り、自分の未熟さを自覚する。(エピソード「父の仕事を見る」)

村に帰る前日、清舟は父親から東京に戻って自分の手伝いをしてほしいと誘われる。書道家にとってまたとないチャンスの話ではあるが、清舟はその返事をできずにいた。悩んだ末、清舟は書道家をやめるという選択肢を選ぶ。(エピソード「帰る?」)

書道家をやめて村で書道教室を開く事にした清舟だったが、これまでサポートしてくれた川藤鷹生から反感を買ってしまい、そのままケンカ別れをしてしまう。しかし清舟は、川藤が自分の気持ちを理解してくれると信じて七ツ岳郷へと帰るのであった。(エピソード「こるかる」)

第14巻

七ツ岳郷に帰って来た半田清舟は近所にお土産を配りながら、書道教室の立ち上げに向けて動いていた。しかし、清舟の脳内では、未だに現実味のあるプランは立っていない様子だった。(エピソード「いえのうちきた」)

清舟は大根を収穫し、いよいよ東野一真との勝負を決する事にした。しかし、神崎康介が以前抜いてしまったため、清舟以外は大根がきれいに育っている事がわかっていた。だが康介が抜いていない最後の1本だけは、出荷規格外になっており、東野との勝負には敗れてしまう。(エピソード「でこんとっ」)

東野との勝負に負けてしまい、自宅を取られるのではないかと恐れた清舟は村を逃げ回っていた。結局捕まってしまうが、東野の頼みとは農業に関する書類の代筆であり、家を渡す事ではなかった。(エピソード「おっかけくろ」)

清舟は収穫した大根を使ってこのもんを作り、近所の人に配ろうと考えていた。そこで料理が得意な木戸浩志に作り方を教わりに行く事にする。(エピソード「ヒロシがいで」)

七ツ岳郷では、大寒波により近年にないほどの積雪を記録した。清舟達は身動きが取れず、自宅でおとしくしていると、清舟は康介の悩みを聞いてアドバイスする。助言により康介は立ち直り、東京に帰る事を決心する。(エピソード「さぶして」)

山村美和の父親である山村巌は、経営する「山村酒店」をたたむ事を決意した。それを聞いた清舟は、自分の書で看板をプレゼントする。その看板を見た美和は、将来山村酒店を復活させる事を目標にする。(エピソード「美和がい」)

東京に帰る康介を見送り、村に戻った清舟は、神社で行われる縁起物「ししこま」を見に行く。清舟は獅子舞の演舞を見て、これからの成功を祈願するのだった。(エピソード「ししこま」)

第15巻

半田清舟は自分が育てた大根で作ったこのもんを、近所の人に配っていた。すっかり七ツ岳郷にもなれ、順風満帆かと思いきや、独り立ちのため両親からの仕送りや、家賃の支払いがされなくなる事を知る。(エピソード「ちっとかこのもん」)

清舟はこれまで父親の恩恵を授かって生きてきた事に気づきながらも、これからどうするべきなのかをぼんやりと思い悩んでいた。そんな中、東野一真が現れ、書道教室に入ってもいいと言い出す。記念すべき一人目の生徒を獲得して喜ぶ清舟のもとに、ケンカ別れをしてしまった川藤鷹生が訪れる。(エピソード「ぬっか」)

突然現れた川藤を前に清舟はぎくしゃくしていたが、書道教室の事を聞かれて答えると、その無計画さに川藤が激怒する。そこでこれまでどおり書道家として働く事を薦めるが、もともと面倒見のいい川藤は、怒りながらも書道教室を開く助言をする事になる。(エピソード「さうか」)

清舟が着々と書道教室の準備を進める中、川藤は未だに書道家をやめるという事実を受け入れる事ができていなかった。しかし、これまで川藤は清舟の事を商品扱いしている節があり、さらには自分の成功のため利用しようとまで考えていた事に気づく。そしてこれからは普通の友人として清舟と付き合っていく事を決める。(エピソード「ちちこいよ」)

書道教室の準備もほぼ完了すると、子供達が遊びにやって来た。そこで清舟は子供達を生徒にし、教室のリハーサルをする事にしたが、子供相手に教える大変さを身を持って知る事となる。(エピソード「こどみゃいっししちょらん」)

節分を迎え、七ツ岳郷でも豆まきをしていた。清舟は子供達が砂利で豆まきのように遊んでいるのを目撃すると、避難のため木戸家へと向かう。木戸家でしばらく過ごして帰宅すると、子供達が潜んで待機していた。(エピソード「おにんおらんうち」)

バレンタインデーの日、村内でもチョコレートが行き交っていた。吉田心は東野あてのチョコレートを大量に預かり、木戸浩志はもらったチョコレートでケーキを作っていた。一方、清舟は自宅に固定電話を設置しているところに、宅配便で母親からチョコレートが届く。清舟は一番に母親へお礼の電話を掛けるのだった。(エピソード「チョコば」)

第16巻

木戸浩志の卒業式の日、田島リナは浩志に告白しようと意気込んでいた。しかし浩志はなかなか一人にならず、タイミングをつかみそこねていた。あきらめていた時に偶然浩志と二人きりになる事ができるが、浩志にはふられてしまう。(エピソード「ヒロシ卒業」)

琴石なるは学校で行われたマラソン大会で転んでしまい、結果を出せなかった事に落ち込んでいた。そこで半田清舟はなるを励ましてあげる事にする。(エピソード「とれたえた」)

清舟は木下商店の前で書道教室の勧誘を行っていた。ひとまず店に訪れた小学生を口説いてみるが、手応えは感じられなかった。(エピソード「こまくろしか」)

書道教室にも徐々に人が集まるようになり、少し落ち着きを見せていた清舟だったが、父親である半田清明の新作を見て、書道家としての血が騒ぎ始める。ひとまず父親と同じ技法を使って書いてみるが、うまくいかない。しかし清舟は、自分だけの方法を導き出す。(エピソード「ととどん」)

清舟はなるの父親の琴石優一郎と文通を続けていたが、優一郎からの返事はいつもなるには関係のない一言ばかりだった。清舟はその事に悩み、どうにかしてなるを喜ばせられるような返事を書かせようと苦心する。(エピソード「やったっとったっ」)

浩志は進学のため村を出ていく前に、清舟となるを連れてドライブに出かける。行き先は浩志が子供の頃両親に連れて行ってもらった場所だった。そこで浩志は両親との思い出や村での思い出を思い返しつつも、新しい生活に向けて決意を固める。(エピソード「うんにおらぶ」)

浩志が旅立つ日、船乗り場には多くの見送りがいた。清舟達も参加して大勢で浩志を見送り、成功を願って笑顔で別れるのであった。(エピソード「いてこいヒロシ」)

第17巻

木戸浩志が東京へ旅立ってから、浩志の母親である木戸朋子は寂しさから落胆していた。それを見た半田清舟は、自分の髪を浩志と同じ金髪にして励まそうとする。(エピソード「せわでせわで」)

清舟の家の冷蔵庫が何者かに荒らされていた。その犯人を見つけるべく調査していると、犯人は野良猫だと判明する。(エピソード「あてすっ」)

東京から謎の男女がカメラを回しながら七ツ岳郷へやって来た。聞けば二人はタレントとプロデューサーの卵で、田舎に突撃訪問をして泊めてもらおうとしているらしい。しかし村民達は、見知らぬ男女に警戒するばかりで誰も協力しない。見かねた清舟は自宅へ招く事にした。(エピソード「ばんべ」)

東京から来た男女を泊める事になった清舟は、二人からインタビューを受け、自分が村に住むようになった事で得たものについて語る。話を聞いて感動した二人は、自分達も努力して有名な芸能人になる事を決意し、東京へと帰っていくのだった。(エピソード「しゃべるかくる」)

木戸裕次郎に誘われてイカ釣りに出掛けた清舟だったが、二人共釣れずにいた。そこに生き餌を使う山村巌や、高性能の道具を使う坂本一行が現れるが、誰もイカを釣り上げる事はできない。(エピソード「いかばつろごちゃっ」)

村内の大掃除の日、清舟も手伝いに参加した。清舟は子供達といっしょにゴミ拾いをしながら、旅立った浩志の事を思い出していた。そんな中、桜の花が開花しているのを発見し、春の訪れを知る。(エピソード「桜ん花んせじょる」)

登場人物・キャラクター

主人公

書道の大家を父に持つ、23歳の若きイケメン書道家。半田清舟は雅号で、本名は半田 清。プライドが高く気難しい性格をしているが、好奇心旺盛でどこか抜けている一面も。生まれも育ちも都会のため五島列島での田舎... 関連ページ:半田 清舟

『ばらかもん』に出てくる小学一年生の女の子。髪の一部をサイドテールでまとめており、左手にはミサンガを着けている。当初は子どもが苦手な半田清舟に邪険に扱われていたが、今では書道を教えてもらうほど仲の良い... 関連ページ:琴石 なる

山村 美和

『ばらかもん』に出てくる、五島列島に住む中学二年生。自称ソフトボール部のエースピッチャー。実家は酒屋を営んでいる。半田清舟が借りた空き家を、琴石なるや新井珠子とともに隠れ家にして遊んでいた。ボーイッシュで勝気な性格をしており、島の子どもたちの中ではリーダー的存在な女の子。

新井 珠子

『ばらかもん』に出てくる、五島列島に住む中学二年生の女の子。三つ編みで眼鏡をかけている。山村美和とは同級生であり親友。自身は否定しているが、半田清舟と木戸浩志の親しい関係を見てよからぬことを考えてしまう隠れ腐女子。自称文学少女で漫画家を目指しており、すでに漫画雑誌へ漫画を投稿している。

木戸 浩志

『ばらかもん』に出てくる、五島列島に住む高校三年生。郷長の息子で、昔から何をしても平凡であることに悩む受験生。誰も自分の努力を理解してくれないとやさぐれていたが、半田清舟の書道に対する姿勢を見ることで本当に足りなかったものを自覚する。また、半田清舟の助言により料理人になることを決意した。

久保田 陽菜

『ばらかもん』に出てくる、五島列島に住む小学一年生の女の子。琴石なるの親友でいつも一緒に遊んでいる。黒髪ロングヘアーで左側に着けた髪飾りがチャームポイント。人見知りが激しく泣き癖があり、嬉しい時も悲しい時も泣いてしまう。しかし、たまに涙を武器として使う計算高い一面を見せる。

新井 明彦

『ばらかもん』に出てくる、五島列島に住む小学六年生。新井珠子の弟で、彼女の漫画家になる夢を真剣に応援している。普通の少年に見えるが、頭脳、身体能力、人格、すべてに秀でたしっかり者で半田清舟よりも人望は厚い。姉となじく眼鏡を着用している。

木戸 裕次郎

『ばらかもん』に出てくる、五島列島の村の代表を務める男性。木戸浩志の父親。いつも笑顔で細かいことは気にしないおおらかな性格をしている。半田清舟が住む借家の管理人で、田舎暮らしに不慣れな彼の面倒を見る。半田清舟の父親である半田清明とは旧友。

川藤 鷹生

『ばらかもん』に出てくる、半田清舟の唯一の友人。短い金髪と両肩に彫られたタトゥーから物物しい印象を受けるが、気難しい半田清舟のよき理解者で、一人島へ送られた彼をからかいながらもサポートしていた。東京で画商を営み、半田清舟のマネージメントをしている。

神崎 康介

『ばらかもん』に出てくる、18歳の高校生書道家。中学生の時に半田清舟の書を見て感銘を受け、書道の道へ進む。書風も半田清舟をリスペクトした書で、お手本にしていた半田清舟が島にきて書風が変わった際はスランプに陥ってしまった。わがままなで腹黒な性格からか友人は少ない。

半田 清明

『ばらかもん』に出てくる、半田清舟の父親。著名な書道家で、半田清舟の良き父で師でもありライバルでもある。半田清舟を五島列島へと送った張本人で、自身も五島列島で暮らしていた過去を持つ。その際に現郷長の木戸裕次郎と知り合う。

半田 えみ

『ばらかもん』に出てくる、半田清舟の母親。童顔でいつも和服を着ている。穏やかそうな見た目に反して感情の起伏が激しく、独り身の息子を心配してお見合い話を持ってくる過保護な面も。息子を溺愛しており、夫の半田清明をダーちゃんと呼んでいる。

その他キーワード

このもん

『ばらかもん』に出てくる、半田清舟の好物。五島列島の方言で香の物(漬け物)を表している大根を使った漬け物。琴石なるの祖父である琴石耕作から袋いっぱいに分けてもらったこのもんを食べきれないと考えていた半田清舟だったが、翌日には完食してしまうほど病みつきになる。

餅拾い

『ばらかもん』に出てくる、五島列島の風習。通常は上棟式を終えた後、建設中の住宅の屋根などから餅をまくが、本作では新品の船を海に下ろす際に船から餅まきをしていた。書展で大賞を逃し自暴自棄になっていた半田清舟は、その行事を通して書道の新しい価値観を見出した。

アニメ

ばらかもん

自分の作品を酷評した書道館館長を、パーティー会場で殴るという騒動を起こした若き書道家・半田清舟は、先輩書道家でもある父の命令で長崎県の五島へと送り込まれてしまう。都会育ちの半田には過酷な島の環境、個性... 関連ページ:ばらかもん

書誌情報

ばらかもん 既刊15巻 〈ガンガン コミックス オンライン〉 連載中

第1巻

(2009年8月発行、 978-4757526167)

第2巻

(2010年2月発行、 978-4757527966)

第3巻

(2010年10月発行、 978-4757530270)

第4巻

(2011年5月発行、 978-4757532298)

第5巻

(2011年12月発行、 978-4757534438)

第6巻

(2012年7月発行、 978-4757536678)

第7巻

(2013年3月発行、 978-4757537156)

第8巻

(2013年9月発行、 978-4757539587)

第9巻

(2014年6月発行、 978-4757543331)

第10巻

(2014年9月発行、 978-4757544130)

第11巻

(2015年5月12日発行、 978-4757546363)

第12巻

(2015年9月12日発行、 978-4757547322)

第13巻

(2016年3月12日発行、 978-4757549050)

第14巻

(2016年12月12日発行、 978-4757551794)

第15巻

(2017年6月12日発行、 978-4757552418)

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