概要・あらすじ
前作『ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編』の世界で運命を打ち破ることに成功したと思っていた古手梨花は、気が付くと何もない世界で目を覚ます。自分の別人格でもあるフレデリカ・ベルンカステルに話しかけられた彼女は、直前の世界でもやはり自身の死の運命は変えられなかったことを知らされると共に、すべての世界に共通する3つのルールの存在を聞かされる。
次の世界でも運命に抗うことはできないと諦めかけていた梨花だったが、前原圭一はいとも簡単に梨花の予言した未来を変えてみせる。希望を取り戻した彼女は、再び運命と戦う意志を強めていくのだった。
登場人物・キャラクター
古手 梨花 (ふるで りか)
雛見沢で起こる悲劇を何度も繰り返してきた『ひぐらしのなく頃に』シリーズにおける裏の主人公でもある女性。普段の可愛らしい言葉遣いは自身を外見年齢相応に見せるためのカモフラージュで、実際は100年以上も生きており、性格もひねくれている。運命に抗うことを諦めかけているが、前原圭一の未来を変えてしまう力によって強い意志を取り戻していく。
前原 圭一 (まえばら けいいち)
『ひぐらしのなく頃に』シリーズのメイン主人公である、熱血で仲間思いの少年。幾度となく繰り返されてきた運命をいとも簡単に変えてしまう不思議な力を持っている。頭の回転が速く弁が立つため、口先の魔術師の異名を持つ。
園崎 魅音 (そのざき みおん)
部活メンバーの部長を務める園崎詩音の双子の姉。活発でいつもノリが良い。仲間内でリーダー的な役割を担っており、部活で行うゲームのルールも彼女が決めている。雛見沢を実質的に支配する権力者である園崎家の次期頭首。
竜宮 レナ (りゅうぐう れな)
部活メンバーで前原圭一の同級生。普段はおっとりしているが、問題を解決する時は打って変わって抜群の洞察力と推理力を発揮する。また「かぁいい」獲物を見つけた時のスピードは人間離れしていて、手に入れるまで誰にも止めることができない。口癖は「はぅー」。
北條 沙都子 (ほうじょう さとこ)
前原圭一の下級生で古手梨花と同学年。トラップを仕掛けるのが趣味の女の子。一人称は「わたくし」で、語尾に「ですわ」を付けるなどお嬢様風の口調で話す。園崎魅音を実の姉のように慕っている。
園崎 詩音 (そのざき しおん)
園崎魅音の双子の妹。雛見沢の麓の町である興宮のファミレス「エンジェルモート」でウェイトレスのアルバイトをしている。姉の魅音とは違って女の子らしく、ですます調の丁寧な言葉遣いをする。前原圭一たちの学校によく遊びに来ている。
鷹野 三四 (たかの みよ)
雛見沢の入江診療所の看護師で、「オヤシロさまの祟り」について調べて回っているオカルトマニアの女性。すべての世界に共通する、綿流しの晩に殺されてしまうルールの犠牲者の一人。また強力な組織の後ろ盾があり、古手梨花に助けを求められる。
大石 蔵人 (おおいし くらうど)
興宮警察署の刑事。『ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編』までは前原圭一たちの周りを嗅ぎまわる不気味な存在として描かれてきたが、『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編』では味方になっており、心強く男気にあふれた面を見せている。
富竹 ジロウ (とみたけ じろう)
毎年綿流しの季節になると村にやってくるフリーのカメラマン。鷹野三四の恋人で一緒に行動していることが多い。鷹野と同様、毎回綿流しの晩に死んでしまうという運命を持つ。
入江 京介 (いりえ きょうすけ)
雛見沢症候群について研究している入江診療所の所長。古手梨花に研究の協力を求めていて、その代わりに何かと力になってくれる。正義感が強く子供好きで、野球チーム「雛見沢ファイターズ」の監督も務めている。
北条 鉄平 (ほうじょう てっぺい)
北條沙都子の叔父で両親を亡くした沙都子の養父となっている。見るからに堅気ではない男で、沙都子に繰り返し暴力を振るう。普段は興宮で沙都子と離れて暮らしている。
園崎 お魎 (そのざき おりょう)
園崎魅音、園崎詩音の祖母で雛見沢を実質的に支配する園崎家の現当主。雛見沢では彼女が黒といったものは黒になる。ダム建設に反対していた時に、賛成派であった北條沙都子の両親を村八分にするように仕向け、時が経った現在でもその号令は解かれていない。
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