概要・あらすじ
メイドの里からやってきたチェコは二頭身の不思議なメイド。ある日から、女子高生のま○○○と一緒に過ごすこととなり、イカのナチ子や雪女のミゾレなど個性豊かな友達と知り合いになっていく。そんななか、とうとうこの3人がま○○○の高校に転校することになり、ま○○○の日常はどんどんシュールなものになっていく。
登場人物・キャラクター
チェコ
ボランティアでメイドをしている謎の生物。顔に胴体が付いているが、背丈は低く赤ちゃんくらいのサイズで、服も着ていない奇妙な風貌。この外見は、本人曰く「人類が進化の果てにたどりついた最終形態」。体は柔らかく、ゲル状になることもでき、何をされても動じない丈夫さを持っている。
ま〇〇〇
普通の女子高生。主にツッコミ役として、チェコやその周りの友達にツッコんでいる。チェコたちに自分の名前を言っていないことに気づき、なんとか名前を教えようとするがそのたびにことごとく邪魔が入ったり逃げられたりして名前を言う機会を逃している。ひとまず、名前が「ま」から始まることだけは確定している。将来の夢はケーキ屋さん。
ナチ子 (なちこ)
チェコの幼なじみで、昔からどちらが本当のメイドなのかを競い合っていた自称チェコのライバル。イカに女の子の顔が貼り付けているが、その顔はフェイクで本体はイカそのもの。イカなのにイカソーメンやイカリングが大好物。また、足がたくさんある生物をリスペクトしておりムカデには頭があがらない。
アニキ
チェコにプロポーズをしたり、チェコのくしゃみをしたウイルスを採取して自ら取り込んだりと、チェコのことが病的に好きなヤクザの組長。何かとチェコの動向を気にしており、見守っている。見守るだけでなく何故か一緒にいることも多く、その時はいつも子分のサブと一緒にはしゃいでいる。
サブ
チェコのことが好きなヤクザで、スキンヘッドにスーツを着用している。アニキの部下にあたり、いつも一緒にチェコを追いかけまわしてはしゃいでいる。また、アニキの娘であるレオの世話係も務めていて、朝ご飯から着替え、レオの手に張りついている銃の弾の補充なども行っている。
ミゾレ
チェコの友達。風貌は人間だが職業は雪女。気が弱く、チェコからはシロップをかけて食べられ、ナチ子からはよくイジメを受けていた。雪女なのに寒さに弱く、雪を降らせる力も弱いうえ制御もできないが、何故か隕石を降らせることはできる。機械系全般が苦手でパソコンをいじれば自爆してしまい、自動販売機にいたってはその存在すら知らなかった。
ミゾレブラック
ミゾレがコーラを飲んで変身した姿。いつもの気の弱いミゾレとは違い、破壊の限りを尽くす言葉使いの悪い凶悪な雪女となる。雪は使わずに雪玉の代わりにウニを投げつけて人に危害を加える。ゲップをすると元の姿に戻る。
カナト
ま〇〇〇の高校に転校してきた女子高生。転校初日の挨拶時から早弁をするなど筋金入りのヤンキーで、以前通っていた学校では番長を務めていた。セーラー服の襟の裏にはカミソリ、背中には釘バットの「粉砕バット」を常に忍ばせている。意外とかわいいものが好きで隙があればチェコのことを抱きしめたりしている。武器の中では「粉砕バット」が特にお気に入りで、人気がないところで舐めまわしている。
ガブリヨル
メイドの里に居たという犬で、チェコが連れてきた。見た目は普通の犬だが「メイド犬」という犬種らしく、メイドが大好物でチェコも例外ではなく頭から食べられていた。鳴き声は「ワン」ではなく「スン」で常に眉毛が困ったように下がっている。
保険医 (ほけんい)
ま〇〇〇の高校の保健室にいる先生。名前は不明で生徒からは「保険医」と呼ばれている。筋金入りの変態で、カナトの胸に指を入れて熱を測ったり、自分の脇に挟んだ体温計をま○○○にくわえさせようとしたり、チェコの胴体に的を描いて注射針を投げたりする。また、酒も好きでよく保健室で酒を飲んでいる。初キスは小学5年生の時だったらしい。
レオ
ま〇〇〇の高校に転校してきた女子高生。アニキの娘で、子供の頃から常に銃を持ち歩いていたため、両手に銃がくっついてしまっている。自分の父親をたぶらかすチェコを恨んでおり、授業中に殺そうとしているがいつも失敗に終わっている。
西村 (にしむら)
ま○○○の高校に居るチェコの顔をした人物。ま○○○とレオにとってはお気に入りの存在で、よく2人で取りあっている。正体は学ランを着た人間サイズのチェコなのだが、何故かま○○○とレオだけは西村をチェコとして認識しておらず、完全に違う人物だと思っている。
カエデ
神に仕える巫女。普段は巫女の仕事として看板を持ち歩き、妖怪退治を依頼してくる人間を探している。邪悪な妖怪を倒すことが自分の役割だと考えており、チェコの異様な風体を見て妖怪だと思い込み退治しようとした。
ユニ
神に仕える褐色の巫女。カエデと一緒に行動しているが、このご時世に妖怪退治を依頼する人間がいるとは考えていない常識人で、カエデの行動には呆れている。チェコに対してお祓いを試みたがまったく効かなかった。
ヒサメ
ミゾレのもとに遊びに来たミゾレの弟。雪男だが、ま○○○のイメージしていた毛むくじゃらでごつい雪男とは違い、見た目は完全に少女。メイドに憧れ、チェコのことを「師匠」と呼び慕っている。
???
ミゾレの頭に付いている、丸型の謎の生物。ミゾレはこの存在のことを「非常食」と説明していた。普段は手足がないが、ミゾレのもとを離れると手足が現れて移動もできるようになる。最初は「なかいまさひろ」、続いて「ダンディ坂野」と名乗っていたが実際の名前は不明。かなりの重量があり、頭の高さから落とすと地面にめり込むほど。
サイン女 (さいんおんな)
ま○○○の高校に通う女子高生。なぜか登場人物たちにサインをねだり、カナトやレオ、チェコのサインを所持している。ヒサメからサインをもらおうとした際には、臭いで男であることをかぎ分けるなど妙な特技を持つ。
ドリル神 (どりるしん)
ドリルの神様で、レオの手にドリルを生やしたのは彼。カナトからは「穴を掘れという啓示なんじゃないか」と言われていたレオのドリルだったが、実際はいつも拳銃など飛び道具を使うレオを見かねたドリル神がドリルを授けただけだった。しかしレオからは気に入られず、ドリルを発射されて攻撃されていた。
カナトの母 (かなとのはは)
カナトの母親。常にタバコを口にくわえている。かなりワイルドな性格でカナトのお昼ご飯と称して学校に生きたニワトリを持って来たり、落ちている石をバリバリ食べて晩飯にしたりしている。「殺す」という言葉が最高の愛情表現。
エスペル・キングメイダーZ (えすぺるきんぐめいだーぜっと)
汎用自立式ご奉仕メイド型ヒューマノイド。見た目は完全に人間の女の子で、基本的に線の短いコンセントで電力を供給しているが、リチウム電池でも動くことができる。「キングメイダーシリーズ」の6号で、兄姉機体にあたる1号から5号が存在するが、とても適当な仕上がりになっており、6号のクオリティとは悪い意味でかけ離れている。
場所
メイドの里 (めいどのさと)
チェコの故郷。メイドがたくさんいる場所らしく、皆が綺麗好きな性格で掃除をしすぎてしまい、家やモノまでもなくしてしまったせいでその里は消滅したという。ま○○○の住んでいる場所にも、チェコの他にこのメイドの里出身のメイドが何人か確認されている。
イベント・出来事
メイド集会 (めいどしゅうかい)
チェコが全国のメイドを集めて行った集会。集会ではメイド強化のために鉄のほうきを持って行う「掃除訓練」や、おぼんとお茶を持ち一本橋を渡る「お茶くみ訓練」、怪獣のようなものと戦う「襲いくる脅威に立ち向かう訓練」などが行われた。
その他キーワード
スキャン
エスペル・キングメイダーZが使う技で、対象の物体の能力をコピーすることができる。ま○○○のアホ毛や、ミゾレの巨乳など身体的な特徴を自分の物にすることも可能。しかし、ヒサメの下半身については、女であるエスペルの中にデータがないのでコピーすることができない。
ギョー
カナトが発案したジャンケンの型のひとつ。薬指と中指を手のひらにつけ、他の指はすべて手のひらにつかないまでも折り曲げる。グー、チョキ、パーすべての出し手に対して互角の力を持つとされ、この手を出していると永遠にジャンケンが終わらない。