概要・あらすじ
男子高校生の井口正奈は、ある朝学校へ出かけようと家を出ると、目の前に黒い球体が浮かんでいるのを目にする。球体は「出題テーマ、生命のQ」と言葉を発し、以来ずっと正奈についてきた。正奈以外には見えないし、触れない球体だったが、やがてその性質が判明した。車にぶつかって腕にケガをしたとき、「なぜ車にぶつかるとケガをする」という球体の問題に、正奈は「腕が車の金属より弱いから」と答えた。
すると球体は「大正解」といって正奈のケガを治した。球体の問題に正解すると、報酬として再生能力が得られるのだ。ある日、学校に殺人鬼が侵入した。殺人鬼の名は十彈一静。正奈と同じように、球体を頭上に浮かべていた。十彈の球体のテーマは「死のQ」。「なぜ人は死ぬのか」という答えを探して、無差別殺人を繰り返す人物だった。
他の生徒を助けるために、正奈は十彈と戦うが、簡単に破れてしまう。しかし、十彈は正奈にとどめを刺さずに立ち去る。再生能力で生き返った正奈は、「正義のQ」の球体を持つ警視庁捜査一課の女性、星龍院茉莉花と出会う。彼女は十彈と因縁があり、その目的は十彈を抹殺する事だった。
正奈は、十彈の無差別殺人を止めるため、茉莉花とタッグを組む事を決意した。