概要・あらすじ
主人公庄太郎は、転校生の吉川由香里と恋に落ちる。しかし、由香里が病気で入院することになり、2人は離ればなれになる。その8年後、謎の巨大物体「ゆりかごの樹」がある公園で再開した2人だったが、一週間後、再び由香里は姿を消す。それには由香里の出生に隠された秘密が関係していた。
登場人物・キャラクター
庄太郎 (しょうたろう)
1978年生まれ。14歳の頃に、転校してきた吉川由香里と恋に落ちる。15歳で由香里の入院を期に離別し、8年後再開。再び姿を消した由香里の秘密を知り、「ゆりかごの樹」に変態した由香里を守るための活動を始める。
吉川 由香里 (よしかわ ゆかり)
謎の巨大物体「ゆりかごの樹」に捨てられていた女性。庄太郎と恋に落ちる。実は「ゆりかごの樹」から生まれた、人間そっくりの生物。国の研究機関に収容され、繁殖実験を受けそうになるが、庄太郎と再開するために研究者を説得する。
ゆりかごの樹 (ゆりかごのき)
『まちあわせ』に登場する生物。庄太郎の住む町に突如現れた巨大物体で、その周辺は公園になっている。正体は、日本のある島で発見された新種の生物が、人間の精細胞を使って産み落とした生物。幼いころは人間そっくりの姿をしており、研究施設で育っていたが、一人の研究員と恋に落ち、施設を脱走。その後、研究員の子どもを妊娠して変態した姿。 外部の環境が、子育てに最適になって初めて出産するという性質を持つ。
佐智江 (さちえ)
「ゆりかごの樹」に捨てられていた女性で、吉川由香里と同じ施設で育つ。由香里と同じく「ゆりかごの樹」から生まれており、引き取られた先で、養父の弟の長男と恋愛関係になり、妊娠。変態を始めるが、原因不明の奇病と見なされ、研究施設に収容される。