概要・あらすじ
市村みかこの隣に赤ペンではなく赤えんぴつを使い、髪は伸びすぎて表情がまったくわからない少し変な奴・緑川が席替えでやってきた。この出会いをきっかけに市村みかこを取り巻く周りの環境がめまぐるしく変わっていく。高校生活最後の1年間が始まる。
登場人物・キャラクター
市村 みかこ (いちむら みかこ)
17歳で高校3年生。あまり多くを語らない無口な性格。何をすればいいかわからず進路に悩む。読書と音楽が好き。リロンというバンドのファン。
緑川 ワタル (みどりか わわたる)
市村みかこのクラスメイトの男の子。美大を目指して日々絵を描いている。美大予備校に通っている。無口で何を考えているかわからない。リロンというバンドの大ファン。
ナオコ
市村みかこのクラスメイトで親友の女の子。おしゃべりが大好きで明るく優しい性格。表情豊かで喜怒哀楽がわかりやすい。保育士を目指している。
加藤 誠一 (かとう せいいち)
市村みかこに好意を抱いている同級生の男の子。冷静沈着で頭がよく運動神経もいい。親がクリニックを開業しており、自身も医者を目指すべく医大を志望している。
みかこの母 (みかこのはは)
市村みかこの継母。市村みかこの本当の母親は幼少のころに亡くなっている。優しくいつも市村みかこを本当の娘のように見守っている。若くて美人な女性。
詩絵さん (しぇさん)
緑川が通う美大予備校の先生。人と同じものを嫌い人とは違うものを求める。緑川に絵についての感性や表情などを生かすよう教える。同性愛者。
陽子さん (ようこさん)
ナオの継母。3度の離婚を経てナオの母親になった。小川ようこ名義で小説を書いている。ツンとしているが面倒見のいい優しい女性。
レナ
高校2年生の後輩。カトーくんに告白するが断られてしまう。めげずに何度もカトーくんにアタックをかける。負けず嫌いな性格だがどこか余裕も持ち合わせている。
場所
東京 (とうきょう)
詳しい地名の記載はないが作中では下北沢や御茶ノ水が描かれている。