概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
百草 みのり (もぐさ みのり)
片久里高校1年A組に在籍する女子。華奢な体型で、茶髪をボブヘアにしている。周囲からは控えめな性格で地味な女子と認識されている。実はそのイメージからは想像できないほど食べることに執着しており、食い意地が張っている。表向きには少食を装っているが、男性でも食べきれないほどのボリュームの定食をぺろりと平らげるほどの大食い。財布にはつねに駄菓子を忍ばせ、かばんには必ずチョコ棒を常備している。また、辞書の中身が大きな弁当箱だったり、授業中はペンに見せかけてプレッツェルを食べたりしている。そんな自分自身が恥ずかしく、周囲には全力でその事実を隠している。空腹時はおなかの音が大きく鳴り、食欲が暴走すると抑えきれない量のよだれが口から滴り落ちてしまう。ある日、近所の小口食堂で大ボリュームの定食を食べていた際に、クラスメートの小口虎雄と出会い、食い意地が張っていることを知られてしまう。それ以来、小口とは何かとかかわりを持つことが増えていく。小学生の妹・うみと仲がいい。
小口 虎雄 (こぐち とらお)
片久里高校1年A組に在籍する男子で、百草みのりのクラスメート。優しい性格で自己主張が苦手な草食系男子。実家は「小口食堂」を営んでおり、よく店を手伝っている。ある日、百草が実家の食堂で男性でも食べきれないほどの定食を注文し、おいしそうに食べる様子を目撃。そこで百草に対して持っていた控えめでおとなしい印象は覆され、百草が想像以上に食い意地が張っていることを知る。しかし、そんな百草の意外な一面を知ったことで彼女に思いを寄せるようになり、百草の秘密を共有する者として何かとかかわりを持つようになる。百草の食べる様子を見ることに幸せを感じ、ついつい彼女に何かを食べさせたくなってしまう。
続編
もぐささんは食欲と闘う (もぐささんはしょくよくとたたかう)
大竹利朋の『もぐささん』の続編。前作から約1年半後、百草みのりは大学進学のため上京し、一人暮らしをスタートさせる。食の誘惑に満ち溢れた東京で、襲い来る食欲と戦う姿を描いた物語。集英社「週刊ヤングジャン... 関連ページ:もぐささんは食欲と闘う